「ネイリストとしてスキルを磨きたい」

「サロンワークで通用する技術・知識を身につけたい」

ネイリストの次のステップとして目指すのが、ネイリスト技能検定試験2級。ネイリスト技能検定試験3級に合格した人のみが受験可能です。

ネイリスト技能検定試験2級の累計合格率は40%前後となっています。そして、合格の鍵を握るのが筆記試験です。

本コラムでは、ネイリスト技能検定試験2級筆記試験の内容や合格するためのポイントについて解説します。

ネイリスト技能検定2級筆記試験の合格ラインは80点以上

ネイリスト技能検定試験2級の筆記試験は、マークシート形式で行われます。100点満点のうち80点で合格。制限時間35分で80問以上の問題を解かなければなりません。

筆記試験はペース配分が重要となるため、試験ではどんな内容が出題されるのかきちんと把握しておきましょう。

※関連コラム：ネイリスト技能検定試験2級は独学でも合格できる？モチベーション維持が鍵

筆記試験の問題は、すべて公式問題集から出題。公式問題集は、試験を主催する公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが発行しています。

筆記試験で問われる知識

ネイリスト技能検定試験2級の筆記試験は、3級に比べると範囲が広くなります。すでに3級で基本的な知識が備わっているとはいえ、準備なしで合格するのは難しいかもしれません。

ネイリスト技能検定試験2級の筆記試験で出題される主な内容は、下記の通りです。特に基礎知識である「爪の構造」は毎年出題されているため、重点的に勉強しましょう。

• ネイルの歴史
• 衛星と消毒
• 爪の構造
• 爪の病気とトラブル
• ネイルケアの手順
• リペアとチップ&ラップに関する知識
• プロフェッショナリズムについて

ネイリスト技能検定試験2級の合格率

公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター（JNEC）が発表したデータを見てみましょう。

ネイリスト技能検定試験2級の実施回数は、冬期・春期・夏期・秋期の年4回。2023年秋期までのネイリスト技能検定試験2級の累計合格率は、43.04%となっています。10人が受験して4〜5人が合格できるという計算です。

ネイリスト技能検定試験3級の合格率が84.98%であるのに比べると、難易度は高い傾向にあります。

ちなみに、2023年秋期までの累計合格率は下記の通りです。

2023年秋期までの累計	受験者数	合格者数	合格率
1級	157,428人	61,751人	39.22%
2級	342,785人	147,532人	43.04%
3級	490,335人	416,710人	84.98%
TOTAL	990,548人	625,993人	63.20%

ネイリスト技能検定2級筆記試験の対策に過去問での学習が不可欠

先ほどもお話しましたが、ネイリスト技能検定2級筆記試験の問題は公式問題集から出題されます。筆記試験の出題傾向が大きく変わる可能性は低いと考えて良いでしょう。

過去問を繰り返し解くことによって、「時間をかけてゆっくり解く問題」「すぐに回答できそうな問題」を把握できるようになります。そのためにも、余裕をもった勉強スケジュールを立て試験対策を万全にしましょう。