【2024年夏期】ネイリスト技能検定試験2級の合格率は?独学で合格できる可能性は?
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サロンワークで通用する、プロとしての知識・技術を証明するネイリスト技能検定試験2級。
多くのネイルサロンにおいて、「ネイリスト技能検定試験2級以上」の取得が採用の必須条件となっています。ネイリストとして活躍するうえで、取得しておきたい資格のひとつです。
働きながら資格取得を目指す方も多く、「独学で合格できるのだろうか」と不安な気持ちになるのではないでしょうか。
今回は、ネイリスト技能検定試験2級の合格率をもとに、独学で気をつけるべきポイントや注意点について解説します。
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目次
2024年夏期ネイリスト技能検定試験2級の合格率は?
2024年夏期のネイリスト技能検定試験2級の合格率は、53.6%でした。
2023年秋期までの累計を見ると、ネイリスト技能検定試験2級の合格率は43.04%となっています。
その年によって変動はあるものの、合格率は年々上昇傾向にあります。
合格率は近年右肩上がりで推移してますが、決して簡単な試験ではありません。筆記・実技試験ともにしっかりと対策を行い本番に挑みましょう。
公益財団法人・日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が公開している、ネイリスト技能検定試験の2023年秋期までの受験者数・合格者数累計は以下の通りです。
2023年秋期までの累計 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 157,428人 | 61,751人 | 39.22% |
2級 | 342,785人 | 147,532人 | 43.04% |
3級 | 490,335人 | 416,710人 | 84.98% |
TOTAL | 990,548人 | 625,993人 | 63.20% |
ネイリスト技能検定試験2級は独学でも合格を目指せる?
結論からいうと、ネイリスト技能検定試験2級に合格できる可能性は十分あるでしょう。多くのネイリストが、働きながらネイリスト技能検定試験2級を取得しています。
先ほどもお話しましたが、2級ではサロンワークで活かせる実践的な技術と幅広い知識が求められます。
十分な練習時間を確保することはもちろん、試験のポイントを押さえて効率よく学習を進めていくことが重要です。
それではここで、独学のメリットとデメリットについても併せて紹介します。
独学のメリット
費用をおさえられる
受講費用がかからない分、受験にかかるコストを大幅におさえられます。金銭的にあまり余裕がなく、時間はかかってもできるだけ費用をかけずに資格を取得したい方に独学は向いているでしょう。
自分のペースで学習を進められる
ネイリストを目指している方のなかには、仕事をしながら資格の勉強をしたい方や、子育て中などでまとまった時間がとれない方もいるはずです。
ライフスタイルに合わせて、自分のペースで好きなときに勉強できるのは独学の大きなメリットではないでしょうか。
独学のデメリット
実際の施術を見て技術を学べない
経験豊富なプロの講師から指導やアドバイスを受けらず、自分のクセや減点・失格になるポイントなどを客観的に把握できません。
わからない点をすぐに質問したり、技術をチェックしてもらったりする人がいないと、上達するのに時間がかかってしまいます。
モチベーションの維持が難しい
独学の場合、気軽に悩みを相談したり励ましあったりできる仲間がいません。
試験に向けて一人で黙々と練習していると不安や孤独を感じやすく、モチベーションを維持しづらいのです。
ネイリスト技能検定試験2級に合格するためのポイント
筆記試験対策
ネイリスト技能検定試験2級の筆記試験は、3級と同じマークシート形式。合格ラインは、100点満点中80点以上です。試験では、爪の構造・病気、消毒管理、ネイルケア・チップ&ラップの手順などが問われます。
※関連コラム:【ネイリスト技能検定試験2級】筆記試験の合格ラインは80点以上!
筆記試験の問題は、JNECの公式問題集からすべて出題されます。早めに購入してしっかりと対策をしておきましょう。何度も繰り返し問題を解くことで出題傾向を把握できます。
ただし、問題を丸暗記するのではなく理解することが大切です。
実技試験対策
実技試験の出題範囲は、ネイルケア、カラーリング、ネイルアート、チップ&ラップです。
採点方法は3級と同じく減点方式で、減点・失格対象となる項目が細かく決められています。受験要項を確認し、ルールを頭に入れておきましょう。
ネイルケアやカラーリングなど3級と同じ内容のものもありますが、「3級は余裕で合格できた」という人も再度基礎から練習し直しておくと良いかもしれません。
また、2級の実技試験ではチップ&ラップが加わり時間配分もより難しくなります。練習では、試験内容と同じ時間で練習しましょう。
早めにハンドモデルを見つけて、本番のような環境で練習できると要領を掴みやすいでしょう。
スクールや通信講座の利用も検討しよう
独学でも努力次第で合格できる可能性は十分ありますが、確実に合格を目指すのであれば、ネイルスクールや通信講座の受講を検討するのもひとつの手です。
独学に比べると費用はかかりますが、プロの指導が直接受けられるというのはやはり心強いものです。
関連コラム:ネイル検定試験の通信講座・予備校5社を比較!費用や特徴は?
まとめ
ネイリスト技能検定試験2級の合格率や独学で合格を目指すメリット・デメリット、試験対策のポイントをまとめて紹介しました。
独学は、資格取得にかかるコストをおさえられ、自分のペースで勉強を進められます。
「独学が自分に合わない」「合格できるか不安」と感じたら、スクールや通信講座の受講も検討してみましょう。
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この記事の著者
ネイリスト・ネイル講師。2児の母。
ネイリストとして約10年間、日本・アメリカ・フィリピンのサロンでグローバルに活躍。
現在はフィリピンにてネイル&アイラッシュサロンを経営するかたわら、美容分野の記事監修およびライティング業にも携わっている。