ネイリストに転職したいと思っていても、「働きながら資格が取得できるのか」「未経験でもなれるのか」自信がない人もいるのではないでしょうか。

今回は、ネイリストになるまでの流れを解説します。

この記事を読めば、どんな流れでネイリストを目指せばいいのか分かるので、資格取得に不安を抱えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ネイリストとは

お客様の手元にケアやアートを施して美しく仕上げるのが、ネイリストの仕事です。

ネイリストはお客様への施術だけではなく、予約対応やサロンの清掃、サンプルチップ作成など業務内容は多岐にわたります。

これらの業務は、次の予約までの空き時間やジェルネイルの除去などスキマ時間に行うため、スケジュール管理が重要です。

【ネイリストの仕事内容】
・ネイルケア（爪を整える、甘皮処理、爪磨き）
・ジェルネイル（ハンド＆フット）
・スカルプチュア（長さ出し）
・カラーリング（マニキュア）
・施術以外の仕事（予約対応・サンプルチップ作成など）

ネイリストのやりがいや魅力

自分の施術で喜んでもらえる

お客様の喜ぶ顔や笑顔を見られることは、ネイリストとしての大きなやりがいです。結婚式や成人式など、お客様の大事なライフイベントに関わることができるのもネイリストだからこそ。

年収アップが期待できる

指名歩合や売上歩合など、歩合制のネイルサロンも多くあります。リピーターを増やすことで、固定給のネイルサロンよりも大幅な年収アップが見込めます。

また、ネイルサロンの店長に昇格したり資格を取ってスクール講師として活躍したり、キャリアによって年収アップの方法はさまざまです。

関連コラム：【元ネイリストが語る】一番のやりがいはお客様の笑顔が見れたとき

ネイリストになるには？

資格なしでもネイリストになることができます。

ただし、ネイルサロンに就職するには資格が必要となる場合がほとんどです。独立するのであれば、資格は取得しておいた方がお客様から信頼されるでしょう。

ネイリストの資格を取得するには、「美容専門学校で学ぶ」「オンライン講座を受講する」といった方法があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットについて

美容専門学校で学ぶ

美容専門学校でネイリストを目指す場合、「トータルビューティー科」「ネイリスト科」などを受講します。専門学校は2年間ほど通学が必要となり、費用も200万円前後かかります。

ネイルはもちろん、ヘアメイクやエステなど幅広く学べるため「ネイリスト以外についても仕事も勉強したい」という人にもおすすめです。

【メリット】
・美容全般を学べる
・ネイリスト以外の職種も目指せる
・提携しているサロンへ就職できる

【デメリット】
・費用が高額になる
・ネイル以外の授業もあるため忙しい

ネイルスクールで学ぶ

ネイルスクールには、経験豊富なプロの講師が在籍。ネイルの知識を学びながら、試験対策だけでなくサロンでも即実践できる技術を習得できます。

カリキュラムや授業形態、費用はスクールによって異なり、クラス制もあればフリータイム制での受講などさまざまです。

働きながらネイルの資格取得を目指すのであれば、オンライン講座が良いでしょう。ネット環境が整っていれば、自宅にいながら講座を受講できます。

【メリット】
・ネイルに専念して学習できる
・働きながら通うことも可能
・提携しているサロンへ就職できる

【デメリット】
・自分に合ったスクールがわからない
・費用がかかる
・ネイリストの資格しか取得できない

独学

独学の場合、ネイリスト技能検定試験センターが発行するテキストや問題集、DVDを使って勉強する方が多いのではないでしょうか。

独学は費用を安くおさえられる反面、わからないことも自分で調べなければならず間違ったやり方を覚えてしまう可能性があります。

【メリット】
・費用がかからない
・自分のペースで受験できる

【デメリット】
・苦手箇所を克服できない
・正しい技術を取得しづらい
・モチベーションを保つのが難しい

ネイリストは未経験でもなれる？

ネイリストは、技術や知識をしっかり身につければ未経験者でも活躍できる可能性は十分あります。学歴や年齢、性別に関係なく、誰でもチャレンジできるのが魅力です。

ネイリスト技能検定試験には1〜3級まであり、階級によってそれぞれ難易度が異なります。ここからは、1〜3級それぞれの難易度を見ていきましょう。

ネイリスト技能検定試験3級

ネイリスト技能検定試験3級は、「ネイリストとしての基礎知識や技術の取得」を目的とした初心者向けの資格です。

ネイリスト技能検定試験3級は、「ネイリストとしての基礎知識や技術の取得」を目的とした初心者向けの資格です。

ネイリスト技能検定試験3級の平均合格率は84.2％となっており、頑張り次第で受かる可能性は十分あります。

ネイリスト技能検定試験2級

ネイリスト技能検定試験2級が平均合格率41.2%と、3級に比べると一気に難易度が上がります。

実技試験の課題は、「ネイルケア」「リペア」「チップ＆ラップ」「ネイルアート」。幅広い技術が求められることから、独学で習得するのは難しいかもしれあせん。

プロの講師が在籍するスクールを受講すれば、試験合格に必要な正しい技術を習得できます。

ネイリスト技能検定試験1級

最高レベルであるネイリスト技能検定試験1級は、合格率が37.7％となっています。

3階級のなかでもっとも難易度が高く、実技試験では「スカルプチュア」「チップオーバーレイ」「3Dネイルアート」などが出題されます。

まとめ

プロのネイリストとして活躍するには、基礎をしっかり身につけておくことが大切です。そのため、美容専門学校やネイルスクールを受講して正しい技術を習得しましょう。