第2種ME技術実力検定試験(以下、ME2種)では、医療機器や医療システムの安全管理に関する専門知識が身につきます。

しかし、いざ受験するとなると、「勉強の仕方がわからない」「合格にはどれくらいの時間が必要なのか」と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。

本コラムでは、ME2種のおすすめ勉強法4 選を紹介します。

合格に必要な勉強時間や3つの試験対策のポイントにも触れるため、興味がある方はぜひ参考にご覧ください。

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ME2種の勉強法4選

本コラムがおすすめするME2種の勉強法は、以下のとおりです。

  • 参考書で基礎を固める
  • 専門用語の暗記に取り組む
  • 過去問を解く
  • 間違えた問題を重点的に復習する

参考書で基礎を固める

ME2種に合格するためには、まずは参考書などで基礎力を固めましょう。

ME2種の試験対策として過去問を解くことがよくおすすめされますが、問題を解くためには知識力を始めに身につけなければなりません。

ME2種に関する教材は何種類も出版されているため、書店やインターネットなどで手軽に購入可能です。

なお、教材を選ぶ際には、自分の実力や学習目的に沿った内容なのか、わかりやすいレイアウトなのかを確認し、最適なものを選びましょう。

専門用語の暗記に取り組む

ME2種に合格するためには、専門用語の暗記に取り組むことも重要です。

ME2種は医療系の試験のため、日常生活で聞きなじみのない高度な専門用語を覚える必要があります。

以下、専門用語を覚える際におすすめな方法の一例です。

  • 分野ごとに整理して暗記する
  • イラストが多いテキストを使って図解やイメージと一緒に覚える
  • メモや付箋を活用して暗記する

まずはさまざまな方法を試してみて、自分が最も覚えやすい方法で取り組むと記憶に定着しやすいでしょう。

いずれの方法でも、専門用語が身につくまで何度も繰り返し覚えることが大切です。

過去問を解く

ある程度の知識がインプットできたら、過去問を解き進めましょう。

過去問演習を実施すると、自分の今の実力と出題傾向の把握に繋がります。

まずは1年分の過去問を解き、自己採点をして、どれくらいの点数が取れるのか確認してみましょう。

特に間違えた問題は、解答と解説で理解を深める作業を行っていく必要があります。

また、過去問の演習は1回だけではなく、最低でも5年分の実施がおすすめです。

複数回実施することで問題形式に慣れることができ、さらに自分の苦手分野を知ることができます。

間違えた問題を重点的に復習する

過去問演習で間違えた問題や苦手な分野は、重点的に復習しましょう。

まずは、解けない問題をできるだけ減らすために、間違えた問題を確認し、不正解になった原因を分析します。

原因の一例としては、知識が単に足りなかった、理解できていなかった、計算ミスをしてしまったことなどが挙げられるでしょう。

次に、分析で把握できた原因に応じた対策を考え、復習する作業を繰り返します。

間違える→解答を確認・原因分析→復習するの3つの作業を続けていけば、自然と知識力が身につき、苦手な分野でも解けるようになります。

ME2種の合格に必要な勉強時間

ME2種の合格に必要な勉強時間は、受験者の学習状況によって大きく異なります。

なぜなら、ME2種の受験生は、大学や専門学校の臨床工学科に在籍する学生が多いからです。

また、臨床工学士にすでに合格している方や医療系の仕事に就いている方も受験するため、受験者の実力により必要な勉強時間に幅があります。

本コラムでは、以下の4つのタイプにわけて合格に必要な勉強時間を解説します。

初学者の場合

初学者の場合は、約180時間の勉強が必要です。

1日2時間の学習を行った場合、180時間÷2時間(1日)=90日で3か月かかります。

試験日の3か月以上前から勉強を始めると、無理なく十分な試験対策ができるでしょう。

また、初学者には、臨床工学科の1年生や未修科目が多い方も含まれます。

学習経験が浅い方は、余裕をもった学習計画を立てておくことをおすすめします。

なお、高校で生物や物理を履修しているかどうかでも、必要な勉強時間は変動します。

生物や物理が得意科目だった方は、180時間よりも短い勉強時間でも合格できる可能性があるでしょう。

履修済み科目がある場合

すでに履修済み科目が多い場合、合格に必要な勉強時間の目安は約60時間です。

臨床工学科の3年生など、ME2種の試験範囲に含まれる科目をすでに勉強している方は、初学者の3分の1の時間で合格できるといわれています。

1日2時間の学習を行った場合は、60時間÷2時間(1日)=30日となり、約1か月学習で合格が目指せます。

ただし、60時間で合格するためには、学校で勉強した内容を理解しておかなければなりません。

また、履修した科目を十分に理解している方であれば、数時間の勉強で合格ができる可能性もあるでしょう。

臨床工学技士の合格者の場合

国家試験の臨床工学技士に合格している方であれば、数時間の勉強でも十分に合格することが可能です。

合格に必要な勉強内容の目安は、過去問1〜3年分の復習になります。

ME2種の試験範囲は、臨床工学技士の試験勉強でほぼ網羅しているため、全体の復習と苦手科目のおさらい程度で合格できると考えられます。

他学科や医療系職種の場合

理工学系の学科や他医療系職種で働いている場合、合格に必要な勉強時間は60時間〜120時間です。

勉強時間に差がある要因は、すでに学んでいる知識や携わっている業務内容によって受験者の実力が異なることが考えられます。

例えば医療系の職種に就いている場合、すでに医療の基礎知識をもっている可能性が高いでしょう。

解剖・生理・疾患の基礎知識の配点は25点(120点満点中)であるため、すでに医療の基礎知識をもっている方は最大25点分のカバーができます。

また、理工学科ですでに勉強している方であれば、物理・化学・電気電子工学・情報工学の25点(120点満点)分をカバーできることが予想できます。

まずは1年分の過去問を解き、自分がどれくらいの実力があるか把握してから学習計画を立てると効率的です。

ME2種の3つの試験対策

ME2種におすすめの試験対策は、以下の3つです。

  • 時間を測って問題を解く
  • 科目ごとに勉強する
  • 問題の取捨選択を行う

時間を測って問題を解く

試験への実践力を身につけるために、制限時間を設けて問題を解くことに慣れましょう。

日頃から時間を測って問題を解くトレーニングを行えば、時間配分の感覚を身につけられます。

また、試験当日と同様のスケジュールで模擬試験を行うなど、時間を意識した過去問演習を何度か実施しましょう。

本番と同じ環境で問題を解く練習を行えば、時間管理の失敗から生まれる焦りやミスを減らすことに繋がります。

科目ごとに勉強する

過去問演習を行う方法として、年度ごとではなく科目ごとに問題を解く方法もあります。

科目ごとに勉強を行うと頭の中で整理しやすく、学んだ内容が記憶に残りやすいメリットや自分の得意・不得意が把握しやすいメリットがあります。

また、1年分の過去問を一気に解こうとするとまとまった時間が必要ですが、科目ごとに解けば時間が短くても実施が可能です。

問題の取捨選択を行う

試験対策では、問題の取捨選択も大切です。

ME2種の合格点は、全体の60%だといわれており、満点を狙う必要はありません。

5〜10年分の過去問を解いていけば、よく出る問題や試験傾向が自然とつかめるようになります。

出題されやすい問題を重点的に復習すれば、60%に近い点数が取りやすくなるでしょう。

もちろん、弱点はできるだけ潰しておく必要はありますが、どうしても理解できない問題は捨て、点を取れる問題を確実に正答するために時間を使うこともひとつの戦略です。

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本コラムでは、ME2種のおすすめ勉強法を解説しました。

以下、コラムの要点であるおすすめの勉強法を再度紹介します。

  • 参考書で基礎を固める
  • 過去問を解く
  • 間違えた問題を重点的に復習する
  • 専門用語の暗記に取り組む

ME2種に合格するために必要な勉強時間は受験者の実力によって差があり、初学者であれば約180時間の勉強が必要です。

独学でもME2種を目指すことは可能ですが、最短合格を叶えたいなら通信講座を利用した学習がおすすめです。

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スマホ学習環境も整えられているため、仕事で忙しい方もスキマ時間で勉強ができます。

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この記事の監修者 長島清香講師

予備校、学習塾等で受験指導経験をもつ。
臨床工学技士免許取得後は大学病院に勤務。
現在はアガルートや臨床工学技士養成校(大学・専門学校)で教鞭をとる。

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