合格者の声|定年後に自分の存在価値を証明すべく挑んだトリプル受験! 青山 忠司さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
マンション管理士試験・管理業務主任者試験を目指した理由・契機
長年会社勤めをしてきましたが、役員の定年を経て、ふと気づくと、辞めたあとの自分には何もないことに寂しさを感じ、2~3ヶ月、引き籠もり状態になりました。
何もできない中で、何か一人の人間として生きていくために、資格を取りたい、と思いました。たまたま、勤めていた企業の業務の一部に不動産事業が有りましたので、不動産関係の資格を持ちたい、とやる気が少し高く芽ばえ、まずは宅建(こちらは、ほぼ独学)、それから、マンション管理士、管理業務主任者を目指しました。
マンション管理士、管理業務主任者を目指したのは、マンションの管理は、今後、老朽化や建替えなど、管理組合を巡る課題が増大し、社会の課題の1つとして、解決が求められると思いました。現在の職場を退職後、マンションの課題に自分も関わりたいと思ったのが、理由です。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
マンション管理士、管理業務主任者について、職歴的にも全く経験はなく、また、周りに該当する知人もいなかったので、ゼロからの受験になると認識していました。
まずは、書店にいき、資格コーナーにあるマンション管理士、管理業務主任者の参考書、問題集を垣間見ましたが、独学で、限られた時間で受験するのは、不安になりました。
たまたま、ネットで、検索していたら、アガルートというはじめて聞く名前の学校の案内を見つけ、試験の合格率が、他と比べて、高い点に、心惹かれ、自分も合格できるかもと思ったからです。
マンション管理士を第一に考えましたが、アガルートのコースに管理業務主任者とのダブル合格コースが、コスパよく用意され、勉強する科目も、重なりが多いと知り、受講させていただいた次第です。
合格体験記・学習上の工夫
私がマンション管理士と管理業務主任者のコースを申し込んだのは、2023年の6月頃でしたが、その後、役員を退いたことのモチベーションロスに陥り、7月〜9月まで、何にもする気になれず、毎日、自宅に引き籠もりでした。
辛うじて、受験の申し込みだけは、済ませましたが、アガルートの教材は、開封することもなく、積んだままでした。不動産関係の資格のベースに、宅建士も必要と考えていたので、宅建士も受験申し込みだけはしておりました。
家で何もしないで過ごす内に、時間だけが過ぎていき、資格試験は、今から受けても無理だな、とほぼ諦めましたが、この先生きていく上で、会社という所属組織がなくなったら、何も自分に残らないのは、たまらなく寂しく、また悲しい、悔しい、という感情が込み上げ、まだ自分は役に立てる、できることがあることを証明したい、と猛暑が終わる9月後半に、スイッチが切り替わりました。
気がつけば、宅建試験の一ヶ月弱手前、マンション管理士、管理業務主任者試験の2ヶ月強前でした。そこからは、結果はともかく、自分の存在価値を証する為の戦い、というと大げさですが、毎日自由な時間があったので、朝から夜まで、体力、気力が続く限り、勉強しました。
時間が限られているので、まずは、日付の早い試験に向けて、過去問を中心に取り組みました。宅建は、市販の参考書、問題集を書店で選び、ひたすら、繰り返しでした。一ヶ月弱でしたが、3回、過去問をやり切って受験した次第です。民法関係の過去問には、苦戦しましたが、解答を読み返しました
10月中旬の宅建試験後に、マンション管理組合、管理業務主任者のアガルート教材の開始です。宅建試験で、勉強のリズムはできていたので、さあ、始めるぞと、教材を開いてびっくり。マンション管理士、管理業務主任者の講義、過去問の分冊のボリュームに、愕然としました。
マンション管理士までは、一ヶ月強しかないので、とにかく、これまでなじみのない区分所有法、標準管理規約を早めに、一回読んで、過去問をこなすことに取り組みました。民法や、建築基準法等は、宅建試験の勉強で少し下地があるかな、とたかをくくっていた面も、ありました。
実際、マンション管理士や、管理業務主任者の過去をやってみると、難しいな、と心折れました。とにかく、心がけたのは、教材の総合講義と過去問を限られた一ヶ月強の時間で、複数回やること。それまで、テレビを見る人間でしたが、テレビは封印して、昼間は、自宅、図書館の学習室で、飽きないように、各科目をローテーションしながら、学習。夜は、カフェで、許される限り、別の科目を勉強。家に帰ってからは、入浴でリフレッシュして、また、別の科目を就寝まで学習、という日々を過ごしました。
結果、マンション管理士は、過去問は、2回どまりで、受験日を迎えてしまいました。そのあと、管理業務主任者は、もう一週間時間がありましたので、特化でき、3回過去問に取り組めました。
受験結果は、マンション管理士は、不合格、管理業務主任者は、合格でした。結果通知を待たずして、試験を受けた日の感じで、合否の感触は、ありました。比較すると、マンション管理士は、問題も合格率も難易度が高く、それを短すぎる準備期間で突破するには、さすがに難しすぎました。
管理業務主任者は、マンション管理士と比べて、問題や合格率の難易度はやや低めだと思います。こちらは、一週間の違いとは言えども、過去問をプラス一回やることができたのが、合否の境目の1つと実感しています。
マンション管理士、管理業務主任者の試験日の直前に、宅建士の合格発表があり、幸い合格できていました。自己採点で、ある程度大丈夫かな、と思っていましたが、実際に合格できたことは、自分に自信が付きました。
マンション管理士は、落ちるべくして落ちたと思いますが、本当に悔しいです。しかし、この悔しさが、再受験したい、という思いを維持してくれています。
一方、宅建試験や管理業務主任者試験は、〇〇時間以上の学習時間がなければ合格できない、という常識にとらわれることなく、時間や期間がなくても必ず受かるんだ、という信念というか執念で、集中すればできることもある、と感じています。
時間がないときは特に、これはと信じた教材や問題集を、可能な限り繰り返して読み、解く、ということを愚直にすることが、最善の道だと信じています。
総合講義のご感想・ご利用方法
総合講義は、マンション管理士、管理業務主任者とも、共通になっており、細かく見ると出題範囲が若干違うとわかりましたが、ダブル合格コースを選んだ者として、ほとんどの部分が重なっていること、ボリューム的にもホッとしました。
まずは、総合講義から読み始めましたが、その後過去問に取り組んでみたら、講義の内容は、過去問=試験で、問われる課題やポイントに対応して、コンパクトにまとめられていることがわかってきました。
ボリュームは、もちろんありますが、本来は、もっと分厚い分量、情報量となる可能性のあるところ、試験に必要な箇所に絞って、まとめてくれていることがわかってきました。とくに、標準管理規約や、契約書など、全箇所ではなく、重要箇所をピックアップしてくれている、と実感しております。
また、多色刷りになっていますので、目立つ色の箇所は、自然に注目して学べました。図や絵が効果的にあるのも、建物の構造や維持管理の部分は、特に助かります。元々、なじみのない分野でしたが、理解を早める編集になっており、数字やイメージを定着させることができました。本のサイズも、持ち運びには、便利なサイズで、分冊を3分野でも、常時帯同できました。
大きさが持ち運びに適した反面、文字のフォントが小さく、標準規約のコメントは、読むのに苦労しました。老眼の者には、テキストの大きさ選択肢があると助かる、と思っています。
過去問解説講座のご感想・ご利用方法
過去問は、分野毎に分冊になっていたので、持ち運びやすく、日々の学習計画に合わせて選択できました。また、過去問を解くことは、正解できるようになることが究極の目的ですが、解答の解説が丁寧にわかりやすく書いてあるので、特に、一回目を解いたあとに解答を読むことが、すごくためになりました。解答を読むこと自体が大変で、問題を解くより時間がかかりますが、次に正解するための必要なステップになりました。
民法の問題や解説は、中でも、タフだな、と思います。タフな分だけ、鍛えられます。正直、時間をかけても、民法のパートは、進捗のスピードが、私には他の科目の2倍以上かかりました。会計の部分も、仕訳の仕方を丁寧に記載してくれており、理解がしやすかったと思います。
一方しか、受かっていないので、2024年、再度過去問に取り組んでいきます。
総まとめ講座のご感想・ご利用方法
総まとめ講座まで、正直、手がまわりませんでした。管理業務主任者試験の直前に、総まとめ講座があることに気づき、これは、頭の整理に役立つな、と思いました。
2023年度は、試験直前期に、限られた時間をどちらに使うか、悩んだところでしたが、初見の方を選ぶより、過去問をもう一回、繰り返すほうを選択しました。本来は、もっと、早くから、準備をはじめて、総まとめまで、含めて、複数回繰り返すことができたらと思います。
幸いというか、残念というか、ダブル合格に至らず、2024年度は、再度マンション管理士を受験することになりますので、総まとめ講座をしっかりと活用してまいります。2023年は、泥縄的な受験対策でしたことを悔いております。
模擬試験のご感想・ご利用方法
模擬試験に取り組むところまで、たどりつきませんでした。管理業務主任者の試験の直前に、通信講座の袋に、教材がまだ残っていることを発見し、慌てふためきました。試験まで一週間しかなかったので、私は所見の教材より、過去問をもう一度繰り返すことを選択しました。
本来は、模擬試験を早めに実施し、自分のできていない分野を確認して、計画的に学習に活かせたら良かった、とつくづく思っております。2023年の勉強は、あまりにも、後手後手の対応、と反省しかありません。模擬試験に限らず、送られてきた教材の開封もせずに、3ヶ月も放っておいた自分に呆れております。そのせいで、ダブル合格は無理でしたので、2024年マンション管理士の受験に活用していきます。
自由記載欄
YouTubeでの、解説(特に会計の仕訳)は、本当に理解に役立ちました。
また、直前のYouTubeによる、区分所有法の解説も、助かりました。
マンション管理士は不合格、管理業務主任者は合格、という結果ですが、マンション管理士のほうが、問題が難しく合格率が低いことも聞いておりましたので、結果を素直に受け入れられております。
マンション管理氏は、2024年再度チャレンジしますので、YouTube等で、引き続きご指導よろしくお願いいたします。