受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験を目指した理由・契機

マンション管理士試験を目指した理由は、本業の不動産業務において、少しでもお客様により良いご提案をするための知識習得を目的として受験しました。
また、マン管試験の前年に管理業務主任者試験を受験したことにより、試験範囲が重複するため、記憶に残っているうちに受験しようとも考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミー講座受講の理由は二つあり、一つは、難易度の高いマンション管理士試験は独学よりも分かりやすく説明頂ける通信講座の利用が望ましいと考えたことと、もう一つは、前年から複数の資格取得のために勉強と試験を継続していたため、勉強に対する集中力が薄れかけていたため、通信講座に頼ろうと考えました。

合格体験記・学習上の工夫

まず、大まかに勉強の計画を考えました。
受講開始は、6月でしたので、11月の試験までは約6ヵ月間ありました。

そして、講座開始時に、テキスト3冊(上・中・下)、過去問3冊(上・中・下)と、令和4年の試験問題兼解説1冊が届きました。
そこで、6月と7月の2ヵ月間で全ての講座を視聴しテキストと過去問を一周し、上・中・下巻をそれぞれ2週間(合計6週間)で終え、残りの期間に令和4年の過去問を行うこととして、多少余裕のある予備日を設けた計画を立てました。

なお、毎日の勉強の時間割は、早朝に1~2時間講義を視聴し、通勤時間と帰宅後の時間帯で、その日に視聴した講義箇所の過去問を解きました。
また、テキストと過去問には、それぞれ勉強をした日付を記入して、進捗状況を確認できるようにしました。
次いで、8月末までに、過去問全巻をプラス2周し、合計3周回す計画を立てて実行しました。

その後、8月末に総まとめ講座テキストと模試が届くと、早朝の時間帯に総まとめ講座を視聴し始めましたが、総まとめ講座の進捗状況に合わせて、通勤時間と帰宅後は過去問を継続しました。
この時から、過去問は毎日最低25問以上を解くと決めて、試験直前まで継続しました。
最終的に過去問は問題によりますが7~10周しました。

9月と10月には1回ずつ模試を行い、市販の模試一冊も追加して、現状確認をしつつ、理解の足りない問題の習得に取り組みました。
さらに、9月頃から過去問の周辺知識を深める勉強も増やしつつ、10月頃からは過去問に出ていないテキスト記載事項も見直すようにしました。
11月に入ってからは、理解の足りない箇所に付箋をつけて毎日読み返しました。
また、試験の超直前期は法改正部分のホームルーム動画も見直しながら、確認しました。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義は、全てを視聴したのは1回でした。
最初の2ヵ月で一周した後は、過去問の不明箇所や理解の足りない箇所を確認するために視聴しました。
テキストの構成は、試験が終わってから思い返せば、試験対策として的を得ていて、よくまとまっており、無駄なく、合格に直結する内容であると思えました。
理解しにくいポイントは、文字の解説だけではなく、図や表になっていたのも分かりやすかったと思いました。
講義は、テキストに沿って説明されますが、先生が所々で話す例え話しが分かりやすいので、理解が進みました。
また、紙のテキストに講義の進行なりにマーカーや書き込みをしながら進めたのも、アナログではあるものの、やはり書くという作業が、個人的には要点を押さえ、覚えるのに役立ちました。
テキストや過去問には余白が多くあり、自分なりの補足事項を記載できて助かりました。
今回、通信講座を受講するにあたり、他社も含めた3つの会社を候補として、お試し受講しましたが、アガルートさんはすぐにお試し教材が届いたので驚きました。

また、一コマが短く区切られていながら、説明は丁寧で分かりやすいと思いました。
動画の視聴速度は多数の中から選べたのも良かったです。

個人的には、最初の視聴は1.25倍で視聴し、2回目以降に見るときは1.25倍、1.5倍、1.75倍の中から理解度に応じて選択して視聴しました。
限られた時間の中で勉強しているので、視聴速度を選べるのは良かったと思いました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問集は、項目ごとに纏められており、重要度もランク分けされていて、問題の裏ページに解答と解説ページがあったことなども、勉強しやすいと思いました。
解説講義も丁寧で、問題や解答の意味を説明頂けたので、理解が進みました。

また、先生からは、解説にて何度も「過去問は過去10年分を最低5周は回すよう」「過去問を全てできて最低限」と、お話しされていましたが、その通りだと思いました。
個人的な感想ですが、5周も回せば問題と解答は分かりますが、本当の意味で問題と解答に加えて、周辺知識まで理解できるようになるには、6周、7周と重ねる必要がありました。
繰り返すことで、理解が深まり、区分所有法と標準管理規約の違いなど、間違えやすい部分にも気づくことができました。

また、試験当日は、悩む問題などが出題されて時間を使うことになるため、問題慣れしておくことで、分かる問題をより素早く解答できるようにしておく必要もあると感じました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

総まとめ講座は、総合講義の復習として役立ちました。
9月以降、総合講義の復習として、主に総まとめ講座で学習し、理解が足りない箇所があったときには、総合講義や上中下巻のテキストを見直しました。
最終的にはテキストの上中下の見直しをしましたが、その見直した箇所の補足事項も、総まとめテキストに書き込みして、一冊で見直しが出来るようにしていました。

特に、比較するポイントなどは表に纏められていたので、区分所有法と標準管理規約も比較しやすく、設備構造なども一覧表があり、更に、要点を解説頂けるので、試験前の暗記と確認用として重宝しました。

最後まで理解に時間がかかった復旧・建替え・団地・被災マンション法等々も、毎日、繰り返し見直すのに、要点が纏まっていて見やすかったので、効率よく、見直しができました。
試験直前は、この総まとめテキストを確認して試験に臨みました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試は、9月と10月に実施しましたが、試験と同様のマークシート形式でしたので、時間も計り、試験と同様に行うことができて、本番の疑似体験や実力確認ができて良かった、と思いました。
また、問題は基本的な問題から、法改正問題なども含まれておりました。
基本的問題は、少し角度を変えて出題されていたものもあり、理解不足の箇所を確認するのに役立ちました。

また、講義のなかで、先生は「難問は他の受験者にとっても難問であり、解くことが難しい。試験の直前期は基本的な部分の確認に当てるのがよい」と繰り返し説明しておられましたが、実際に本番の試験を終えて、他の方々の難問の正答率と自らの正答を確認してみると、全体的に正答率の低い難問は、自分の回答でも複数取りこぼしましたが、多くの方々も回答できている基本的な問題や過去問の類似問題をほぼ正答できたことが合格に繋がったのだ、と思いました。

試験前は難問もしっかり勉強したうえで、ある程度解答できないと合格できないのではないか、と少し不安もありました。
しかし、限られた時間の中で、直前期はそこから難問に取り組むのではなく、基本的な部分の問題確認やテキストのおさらいのほか、出題されると言われる法改正部分や曖昧な部分の講義を再確認したり、ルーティンの過去問確認を継続していたことで、良い結果に結びついたのだ、と思いました。

自由記載欄

今回、6ヵ月間ほぼ毎日勉強を続けられたのは、勉強の最初に取りかかる講義がわかりやすい説明であったため、躓くことなく、理解しながら勉強を進められたことが大きかったと思いました。
そもそも資格取得の目的は、合格するだけでなく、知識の習得であったため、意味を理解して欲しいというご指導の方向性も一致しており、楽しく勉強をすることができました。
今回、アガルートさんを受講して、本当に良かったと思いました。ありがとうございました。