受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験を目指した理由・契機

現在ディベロッパーで新築マンションの営業に従事しています。
直接業務で関わることはないのですが、不動産知識向上・自己啓発の為に目指しました。
マンション管理や設備、管理組合の会計等の知識を身に付けることで売買契約前の重要事項説明について、より詳細の説明を自信を持ってできるようになれば、と思います。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

きっかけは工藤講師の講座を受講したかったことです。
2021年の管理業務主任者受験後の解答速報(YouTube)でアガルートの存在を知り、そのときの工藤講師の解説が非常にわかりやすく、次に通信講座を受ける際にはアガルートを利用しよう、と決めていました。

合格体験記・学習上の工夫

私の学習上の工夫は、主に①ダブル受験を諦める、②過去問を回す、③勉強しない日を作らない、の3点です。

  1. 管理業務主任者とマンション管理士はダブル受験される方も多いと思いますが、要領が良い方ではないので確実に合格をすることを目標としました。
    当然ながら二つの合格を目指しているものの、1年目はダブル受験向け講座を受講し、受験は敢えて管理業務主任者のみとしました。
    マンション管理士講座も受講したこと(マンション管理士の過去問は設備は繰り返し、その他は数回しかやっていません)で管業を高得点で合格。
    2年目に5点免除でマンション管理士にチャレンジしました。
    マンション管理士は難易度が高すぎて、5点免除なしでは戦えないと判断しました。
    実質2年かけてマンション管理士合格を目指すことを最初から目標としたわけですが、実際今回の合格はギリギリで、5点免除なしでは不合格だったと思います。
  2. とにかく過去問を繰り返し回すことにこだわりました。
    おそらく7周以上(標準管理規約、区分所有法は10周以上?)は回したと思います。
    アガルートのテキストの他にも1問1答の書店で販売しているテキストを購入し、使い分けをしました。
    週末は机上で過去問を解き、仕事の日は移動中や短時間でも出来る1問1答を使用しました。
  3. 体調が悪い日もモチベーションが上がらない日も、仕事で多忙な日も旅行中もとにかく勉強時間ゼロの日を作らないようにしました。
    どうしてもやれない日は工藤講師の講義を聴いているだけ、としました。

総合講義のご感想・ご利用方法

TACやLECの講義も受講経験がありますが、工藤講師がダントツで分かりやすいです。
言葉のチョイスが他講師陣ではあまり聞かないものが多く、フランクな話し方に好感を持ちました。
難しいことも簡単に感じ、頭を使わずに理解できている感覚です。

馴染みのない法律特有の言い回しがありますが、その法律の根拠となる考え方を解説してくれたので、リーガルマインドのようなものが身についていくのを日に日に実感しました。
暗記に頼ることが少なくなるので、忘れてしまう知識も少なく、一度解けた問題がしばらくしたらできなくなっている、ということはあまりなかったです。

区分所有法と標準管理規約の相違点を都度比較して解説してくださったので混乱が少なく、私が合格できたのはこの2分野に強くなれたことだと思っています。
テキストを表示し、マーキングしながら説明してくださった点も、耳・目の両方から情報が入ってきて良かったです。
人によっては独学でも合格できるかと思いますが、工藤講師の講義のおかげでテキストの理解を短時間ですることができ、過去問に費やす時間を多く確保できたことが良かったです。

ホームルームが非常に役立ちました。
毎月の進捗を確認できたので、良くも悪くも自分の立ち位置が今どこなのかを知ることができ、ペースの指標となりました。

法改正解説を直前期にまとめてしてくださったことも、すっきり整理できて効率よく勉強することができました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

まとめ講座や総合講義と比較すると、過去問解説講座は視聴回数が少ないと思います。
理解できない問題は複数回聞き、腹落ちするようにしました。
あとは本当は過去問をやった方が良いけれどテキストを開くのが物理的にできない、精神的にやる気がないときに過去問講座を聞き、過去問を解くのと同様の感覚にしました。

過去問は、1週目はスピード重視で早く1周を終えることで進められていると実感し、焦燥感を取り除くようにしました。
問題文も選択肢も文章が長く、1周回すのに時間がかかるので勉強が進んでいるのか、試験に間に合うのか不安になり怖気づきそうになりましたが、わからない問題はすぐ解説を読み、とにかく前に進むようにしました。
2周目は間違えた問題に付箋を貼り、3周目は間違えた問題を中心に解き、それを繰り返し付箋がほぼなくなったところで最初から問題を解きました。
その後、今度は選択肢レベルで理解不十分と感じた問題に付箋を貼り、前記同様繰り返しました。

直前期には問題集を1枚ずつ切り離し、年度別に並べ替え、模試のようにしたり、順不同でランダムに解いてみたり、超直前期にはABランクのみ解くようにしたりフル活用しました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

講義の中でもっとも多く聞いたと思います。
講義自体が短く、テキストもコンパクトにまとめられているので「ながら」勉強に最適でした。

家事や通勤の合間に講義を流しっぱなしにして、集中して聞いているわけでもないけれど歌の歌詞を覚えるように講義内容が頭に入っていく感覚です。

テキストも持ち歩くのに便利で、立ちながら、食事しながら、隙間時間に少し見る、また過去問をやっていて総合講義に戻るのは億劫なときも、総まとめ講座にわかりやすく表でまとまっていたりしたので使い勝手が非常に良かったです。
試験当日会場で落ち着かないときも、このテキストの表を中心に最終確認をしました。
合格後も、ちょっと知識を思い出したいときに活用できそうです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験そのものは当然ながら知らない問題も多く、難しかったです。
点数は30点ちょっとしか取れず、手応えはまったく感じませんでした。
けれど、点数に目を向けるのではなく、試験当日の時間配分・試験時間に集中することの練習、知らない問題でもめげないメンタル強化のツールとして捉えました。

試験と同じ時間にタイマーで時間をはかり、当日と同様にスマホや飲み物等、余計なものは置かず、席も外さずシミュレーションしました。
いつもは朝勉強していたので午後の試験に違和感があり、なかなか集中できなかったり、解答がわかりそうで自信がない問題の解説を早く見たかったりしましたが、模擬試験を通して自分の都合でどうにもならないことへのある種の「諦め」を訓練できたと思います。

自由記載欄

工藤講師との出会いに心から感謝しております。
先生の講座を受講する機会がなければ、売買のみならず視野を広げて、不動産知識を向上させ、不動産のスペシャリストとして生きていく覚悟は持てなかったように思います。

今回は民法に苦戦し自己採点36点でまさにギリギリでしたが、得た知識はすごく多く、自信を持って業務に携わることができます。ありがとうございました。
今度は賃貸不動産経営管理士でお世話になります。