受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

管理業務主任者試験を目指した理由・契機

会社から取得を求められたことが一番の理由です。仕事内容と直接関係がないため最初はモチベーションがわかず、過去に二度も不合格を経験しましたが、一度勉強をした資格は取得できるまで諦めたくないという気持ちから、三度目の正直で挑戦しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

前回の受験時に、アガルートさんの解答予想動画を拝見した際に、とても分かりやすく、解き方のテクニック的なところなど、自分が知らなかったことが多く紹介されていたことに衝撃を受けました。
その後、無料体験動画やテキストで勉強させていただき、内容の網羅性や授業のわかりやすさを確認し、受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

まずは総合講義を一通り視聴して、全体のボリュームや自分がなんとなく苦手だと感じる分野を見つけることをお勧めします。

講義を一通り視聴してからは、過去問に取り組みました。取り組み方も、一気に全範囲をやるのではなく、民法をまず一周したらもう一度民法を一周する、そのあとに次の章である区分所有法を一周し、そのあとまた民法を一周、そのあとまた区分所有法をやった後に標準管理規約を一周、そのあとまた民法に戻るというように、いわゆる「忘却曲線」を意識して、完全に忘れる前にもう一度同じ範囲を解く、という方法を意識していました。

そうすると自然と一回目より二回目、二回目より三回目の方が解けるようになっているという実感が湧いてきて、モチベーションアップにつながります。間隔を開けすぎてしまい、一度解いた問題なのに今回もまた間違ってしまった、となってしまうと、なかなか覚えられない自分が嫌になってしまい、モチベーションが下がってしまうため、それを防ぐのには良い方法だったと思います。

また、私のように平日の日中働いていると、いかに隙間時間を勉強に充てて、合計の勉強時間を確保できるかが合格のためのキーになると思います。過去問は三冊に分かれているので、外出の際は必ず一冊持参するようにし、また、勉強のモチベーションが湧かなかったり疲れているときは、ベッドの上で横になりながらでもよいので、時間を測ったりせずに読書感覚でリラックスしながら過去問を解いたりしました。
寝る前に五問だけ、食後の休憩中に五問だけ、など小分けにして取り組んだので、一度も頭がリセットされることなく八か月間細く長く勉強し続けられました。

総合講義のご感想・ご利用方法

勉強を始めるタイミングにもよると思いますが、私のように半年以上期間がある場合は、最初に一通り講義動画とテキストをみて、全体のボリュームを確認したり、初めて耳にする専門用語などへの抵抗感をなくすことが良いと思います。
私は法律関係の用語に苦手意識を持っており、過去の受験では民法をしっかりと勉強しませんでしたが、今回は民法の授業からじっくりと取り組みました。講義を聞いていて無意識に聞き流してしまったら、巻き戻ししたりしながら、一週目はトータルで二か月程時間をかけて、「全範囲を一回は漏れなく頭に入れた」と思えるように勉強しました。

動画講義全般に言えることですが、再生速度を変えることができ、PCだと二倍以上にもできるので、二周目や、過去問を解いていてちょっと混乱してきた部分を、その時の講義に戻ってすぐに復習、確認できることは勉強効率の面で大変役立ちました。
また、講義ではテキストに書かれていることだけでなく、その法律や規則が適応される具体的なシチュエーションを上げてくれたり、とっかかりにくい専門用語を現実の生活に照らし合わせて考えられるように解説してくれているので、飽きずに見続けられました。
時々先生がタメ口になることも、とてもリラックスしながら楽しく聞ける要因だったと思います。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問集の解説がとても充実していたので、過去問解説動画を視聴することはあまり多くありませんでしたが、自分が何度も間違ってしまう苦手分野に関して利用させていただきました。
民法の問題では、登場人物を図解してわかりやすくする等、独特のテクニック的な解き方を教えてくださるので、そういった問題への取り組み方を身に付け習慣付けるためにも、勉強時間のある方は、過去問一周目の時に一通り視聴するのもよいかもしれません。

三度目の受験にしてようやく理解できたことですが、管理業務主任者試験はアウトプット中心の勉強がとても大切だと思うので、過去問を解いて間違えた、あっていたけど理由がわからない、この問題はわかったけど別のところを聞かれていたらわからなかった、等少しでも不明な点があったら、総合講義やテキスト、過去問解説講義に戻る、と手順を繰り返して知識を定着させることが一番大切だと思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

総まとめ講義や総まとめテキストは、過去問を二、三周したり、半分以上問題が解けるようになってきたけど合格点まではまだ届きそうにない、というときに、苦手分野や見落としていた分野を把握するために利用しました。
総合講義のテキストにも表などにわかりやすくまとまっているページがたくさんありますが、総まとめテキストはさらに大事なところを凝縮しているので、総まとめで分からなかったところは、必ず理解できるように、テキストや講義に戻って確認するようにしていました。
また、直前期になって、細かい数字を混同したり、区分所有法と標準管理規約の内容を混同する場合などに、コンパクトな総まとめテキストは即座に確認できるので重宝しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は過去問のようにひたすら解くのではなく、時間を測って本番さながらで、試験の一か月半~二か月前くらいに一度目に取り組みました。
解説動画が全問分あるので、とても参考になりました。解答を見た後にすることは過去問と同様で、自分が100%自信がないところをテキストや総合講義に戻って確認していました。

予想問題的な意味合いもあると思ったので、本番一週間前にももう一度解いて、マンション業界の統計データに関する問題や、近年出題傾向が増えている賃貸管理業法、逆に出題傾向は多くないけれど少しの勉強で得点できる可能性がある分野(被災マンション法等)等、直前の詰め込みができる範囲の確認にも役立ったと感じています。

自由記載欄

合格という結果はもちろんうれしいですが、今回八か月間、仕事の合間を縫って本気で勉強にコミットした過程が自分にとって大きな財産です。
今後他の資格試験の勉強をする際にも、今回の経験は生かせると思います。大変な時もありましたが、その過程を楽しく充実したものにできたのは、工藤先生はじめ、アガルートさんのコンテンツのおかげです。ありがとうございました。