受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験を目指した理由・契機

令和4年度の1級ファイナンシャルプランニング技能士試験に合格してから、不動産分野に興味がわきました。
そのため、令和4年度の宅地建物取引士と管理業務主任者の学習をして無事に2つとも合格することができました。
しかし、管理業務主任者に合格したものの独学だったこともあり、理解度が浅いと感じる部分が多々ありました。
そこで、試験範囲が似ているマンション管理士に挑戦することで理解度が深まると考えて受験しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

試験日までの期間が3か月しかなく、短期間で効率的に学習を進めていく必要があったため、資格予備校を利用することを決めました。
また、別の資格試験でもアガルートの講座を受講したことがあり、教材と講義のクオリティがどちらも非常に高かったため安心感がありました。
加えて、工藤先生の講義がわかりやすいという評判が多く、合格特典も充実していることから受講を決意しました。

合格体験記・学習上の工夫

平日は仕事であまり学習時間が取れず、試験日までは3カ月しかなかったため、まずは各分野の講義時間を対照表で確認して、どの分野で何時間かかるのかを把握しました。
その後、試験日までどのくらいの学習時間が取れそうかを試算してそこから逆算したところ、講義は1回しか通しで視聴する時間はなく、1.5倍速で進めていかないと時間的に厳しいことが分かりました。
そこでまず、私自身は経理部に勤めており会計の分野はある程度知識があったため、会計の分野は2倍速で講義を視聴し、その後すぐに過去問を10年分解きました。
その結果、ほとんど正解することができたため、1分野消化したという達成感と本試験で2点は確実に取れる、という自信をつけて学習をスタートすることができました。

その後は総合講義を上巻、中巻、下巻と視聴していったのですが、1章が終わるごとに過去問解説講座の問題を解いて、終わったら次の章の総合講義を視聴して…というサイクルを繰り返していきました。
過去問は4肢全て自信をもって解答できるか、誤りの肢はどこが誤りなのかを解答できるかということを念頭に置いて解き進めていき、自信がないところは総合講義に戻って周辺知識も含めて再確認するようにしました。
総合講義と過去問解説講座を一通り消化した後は、総まとめ講座で知識の点検を行い、試験日までの残りの期間は、過去問を解いて間違えた部分は総合講義のテキストで確認する、ということを繰り返して本番を迎えました。

その結果、試験結果は37点と合格基準点ギリギリですが合格することができましたし、当初の目的でもあった理解を深めるということも、分かりやすい講義とテキストのおかげで達成することができました。

総合講義のご感想・ご利用方法

テキストは必要十分な情報量で、図や表も分かりやすく、持ち運びやすいサイズでした。
特に、設備の部分はイメージがわきにくい箇所のため、挿絵が多く入っていて非常に有難かったです。
また、上・中・下巻を合わせると結構なページ数がありますが、A5サイズなのでサクサク読み進めることができました。

講義は工藤先生ワールド全開でした(笑)
資格予備校の講師から講義を受けているというよりも、マン管に詳しい友達と会話しているような感覚を覚えました。
例えば、講義の中で「〇〇だとヤバくないですか?」とか「〇〇みたいな感じがしませんか?」のように受講者に投げかけるような言葉を使いながら説明していただけるので、講義を聴きながらクスッとしたり思わず一人で「確かに…」と相槌を打ってしまったりすることがありました。
資格予備校の講義は一方向のコミュニケーションが普通で、工藤先生の講義ももちろんそうなのですが、まるで双方向のコミュニケーションが発生しているかのような講義のため頭に残りやすく、勉強しているという感覚が薄まり楽しみながら学習を進めることができました。
そんなフランクな工藤先生の講義ですが、過去問の緻密な分析から重要ポイントの濃淡を明確にしながら説明をしてくれますし、講義の最後には重要ポイントの振り返りをしてくれるので、一回の講義でスッと頭に入ってきました。

総合講義の利用方法としては、インプットの中核として利用しました。
過去問を解く前に視聴して、過去問を解いた後に間違えたところやうろ覚えだった箇所は、その周辺知識も含めて総合講義のテキストで確認する、ということを繰り返しました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

テキストは一問一問にランク(A,B,C)がついていたため、限られた時間の中で効率的に学習を進めていく上で、非常に役立ちました。
そして、これは個人的に最大の感動ポイントだったのですが、解答解説のほとんど全ての肢に解説と周辺知識の補足情報が記載されていることです。

他の参考書でも誤答の選択肢には解説が記載されていますが、正答の選択肢は「選択肢の通り」といった解説が多いです。
そんな中アガルートのテキストは、「この肢はこういう理由で正答です」といった正答である理由が記載されており、さらに併せて知っておいた方がよい補足情報も記載されています。
そのため、時間のない時は過去問解説講座だけで復習まで完結することができます。

また、過去問解説に講義があることに驚いたのですが、ポイントとなる問題に絞って解説してくれているので、知識の補強に非常に役立ちました。
過去問解説講座の利用方法としては、アウトプットの中核として利用しました。
過去問解説講座の講義は過去問を最初に解いた時には視聴せず、一通り解き終わった後に二周目として、該当設問だけを再度解きなおしてから視聴しました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

全科目の内容が一冊にまとまっているため持ち運びやすく、会社や外出先での重要事項の確認に最適でした。
総合講義を一回しか聞いていないためインプットの量に不安がありましたが、総まとめ講座を一度通しで視聴することで重要ポイントの知識の総点検ができました。

また、過去問10年分を一日で全て回すことは困難ですが、総まとめ講座の問題であれば一日で全分野を回すことができたため、超直前期に一日で回して間違えたところの解説を確認して、総合講義のテキストにも戻って周辺知識も含めてインプットするという全分野の最終チェックに役立ちました。

そして、試験当日は総まとめ講座のテキストだけを会場に持っていって、最終確認のツールとして活用しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

他の資格試験でもそうだと思いますが、模擬試験は本番の時間配分や初見の問題や悪問への対応について最終確認するために、試験本番の一週間前に使用しました。
二回とも時間内に解き終わることができたので、本番も時間が足りなくなることはないだろう、と安心して臨むことができました。

また、模擬試験の解説冊子が過去問解説講座のテキストと同様に、全ての肢ごとに詳細な解説と補足情報が掲載されていたのは非常に有難かったです。
一般的な模試だと力試し的な要素が強く、解きっぱなしになってしまうことが多かったのですが、アガルートの模試は解説がしっかりしているため復習時間も最後のインプットの貴重な機会として活用することができました。

自由記載欄

テキスト、講義のどちらも素晴らしく、3か月という短い学習期間の中で合格できたのはアガルートの皆様のおかげです。
独学で管理業務主任者を学習していた時とは比べ物にならないくらい、マンション管理に関する知識の理解度を深めることもできたので、当初の目的も達成することができて感謝しております。