合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

管理業務主任者試験・マンション管理士試験を目指した理由・契機

自分自身の住む管理組合の理事会の役員を10年以上勤めていて、規約・区分法だけではなく、民法や修繕に関わる知識を再確認したかったことに加えて、ほかのマンションの外部理事としての「雇われ理事」としての副業もするようになったことから、マンション管理士の資格保有を目指した。

管理士試験の最後5問の適性化に関わる問題には”正解の個数”を問う問題が多く、管理業務主任者資格をもっていると5点免除となることから、R4年にはダブル受験してその資格を取得した。R4にはぎりぎりで管理士試験は不合格であったことから、その知識が残っているうちに管理士も取得すべくR5の合格を短期学習で目指した。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

時間をかけて勉強しようとしても、覚えるより忘れる方が早くなってかけた時間を延ばすのに見合う効果が得られないのを、テキストを読んで覚えるだけの方法で感じていて、講師による講義ビデオの視聴方式をメインにするのが適当だと考えたこと。

お試し用の教材やビデオを比較したところ、出来栄えが優れていて、また合格時の(一部)お祝い金返金制度なども充実していたため。

合格体験記・学習上の工夫

昨年管理士試験と管業の両方受けて、管理士試験は不合格だったが、管業側は合格だったので、今回は5問免除で管理士試験を受けることができることからまだ昨年学習したことの一部を記憶している間に管理士資格の合格を狙った。今年の管理士の試験でも、5点免除になる範囲(適正化法)からは個数選択問題が全8問中4問出題されたなど、管業⇒管理士と順に取得する人に試験そのものが有利にできており、殆ど学習時間を確保できなかった昨年からこれは狙っていた通りである。

管理士試験は合格率が10%を切る難易度の高い資格試験で、4択式で非常に細かいポイントを訊かれ記憶している必要があるが、設備面での消防法での消防設備基準表に相当する内容などを全て細かく記憶しておくことを、半年超などの長い長期間の学習時間を確保して繰り返し実施しようとしても、”年齢が還暦近くなると覚えるより忘れるほうが早くなる”ことに加え、介護施設に入っていた母親も入院を繰り返すなど(結果11月に死去)から2月程度での学習期間での合格を目指し、ビデオ視聴にとる総合講座に重点を置いた”インプット”重視での学習を行った。分野によっては過去問は殆ど見ていないなど、”アウトプット”側にはあまり時間を割いていないが、”過去と同じ”問題は避ける傾向の強い管理士ではこれもありかなとは考える。

もともと15年近く自分の管理組合法人で理事長や代表理事をしていて、区分法・標準管理規約は得意だったことから、強化すべきなのは民法一般と、繰り返し同じ数値や用語を問う問題の出題頻度の高い設備の部分だったことから、その2分野については過去10年分の過去問も併用して学習を行った。民法関連の問題も含め、”直近に変更された”部分からの出題が多いので、”時効規定”の変化など民法の直近での変更点にある程度ヤマを張った。過去問を繰り返し学習するスタイルは、管業では有効だが、民法全体を理解していないと回答困難な複合的な問題は、大学で法学部などで基礎のない人には困難に思える。そこで難問の多い民法関連の問題はある程度見切って(過去問も見ていない)規約・区分法・設備関連の問題は落とさず全体としてぎりぎり40点を目指す方向性で限られた時間の中で教材利用にはかなり思い切った取捨選択を行った。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講座は、ビデオで視聴のスピードを細かく調整可能である。もともと講師が万人向けにかなりゆっくり目に話をしていることから、全体を漏れなく受講するためには、少しスピードを上げて聞くことが必須となったが、アガルートの講座は少しスピードを上げても聞き取りやすさは変わらない。ビデオ講座は、10分程度に細かく分割されていて、限られた時間の中で30分だけでも進めておこうかといった目的に合わせやすくなっていた。

長い理事歴・管理会社フロント経験があっても、被災・立て替え・複合型・団地型に関わる法令や規約は経験のない人が多い。管理士試験では毎年必須の出題範囲で、点を落としやすいことから、そのあたりのポイントを押さえた講義をじっくり聞くことでとても参考になった。管理士試験だと、2回目以降の受験になったり、既に管業の資格もちの管理の現場の人の受験も多くなると思えるが、このような苦手範囲だけ2回早回しで訊きなおすなどしてインプット側は教材だけのカバーで、40点程度の合格点超えは確保できるように教材はつくられている。

講師は、過去問の全てを研究熟知していて、まんべんなく全範囲をカバーしながらも、”ここは管理士試験では出題頻度が高いです!”など、講義の中で注目ポイントを強調しているので、過去問10年分を繰り返し特といった”アウトプット”部分が多少不足気味になっても、総合講座のみの視聴でも、かなりのポイントがとれるところまではいけるように思えていたため、総合講義のビデオは、もともとの得意分野も含めて全体を視聴した。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

総合講義のテキスト同様に、3冊に分かれていて対応する範囲の過去10年の過去問を学習可能になっている。過去問集は年度別に10-15年と50問設定になっているものもあるが、初学者むけにも、また管理士試験が複数回目の受験になる人にとってもこちらの構成のほうが望ましいように思われる。管業側は同じ問題を繰り返し解く感じになって飽きてしまうが、基本全く同じ問題の繰り返し出題のない管理士試験ではこちらのほうが会うように思われる。”同じ問題はでない”わけだから、回答を記憶するのではなく、どうしてそ回答になるのかの考え方をきちんと学ぶことが大事なので、特に不得意範囲については正解した問題についても繰り返し2回程度は解いた。

不得意範囲を重点的にカバーしたため、上巻の後半(区分法)と中巻全体、下巻の適性化法は殆ど見ていない(管業持ちなので5問免除のため)。特に下巻の維持保全・関連法令は数字など繰り返し同じ内容が問われる試験問題が多い(毎年出る水道法の問題など)過去問の勉強があと1-2点足りないといった点数で前年度落としてい私には有効に思えた。時間配分の確認のためには、過去問や模試が利用できるから50問セットで解いてみるのが実戦練習にはなると思った。なお、ビデオ視聴したのは総合講座のみで、こちらは教材のみを利用した。

 総まとめ講座のご感想・ご利用方法

試験までの学習期間は2月程度だったが、最後の10日ー2週間ほどは、インプットの成果を確認して頭の中で整理する目的で、本になっている”全科目”の総まとめ講座の本を電車の中で読むなどして利用した。適正化法を除いて300ページ程度で、見開きで、左のページが短答式の1択正誤問題、右のページがまとめになっている。短答式の〇×で、基本・必須内容のみなので、左のぺージが全部解けないようなら右もみた上で、まだ不足そうなら総合講義のテキストに戻って学習となる。10日くらいで全体を復習して弱いよことを確認できるようになっていることから、全体を通して(過去問解説講座では飛ばした過去問部分も含めて)見直しを試験2週間程度前から行って有効だった。総合講座3冊分の内容を、右のページだけ0,5冊に圧縮してキーワードのみでまとめてあるので、初学者向けではない。あくまでもインプットが完全に済んだ時点での定着度の確用として使用した。こちらもビデオのほうはあったかどうかあまり記憶にないというか、教材本のみの繰り返し学習である。

模擬試験のご感想・ご利用方法

難易度などで実際にその年何点が合格点か分かるほうが、時間調整や難易度・出題範囲などでも参考になるかなと思い、過去数年分の実際の過去問を50問通しで時間内に解いてみるほうを優先したため、模擬試験については実は全くみていない。

管理士試験は、前の年から標準管理規約・区分所有法・関連法令など”試験の年の4/1までの期間で”変化のあった”ところが圧倒的に出題されやすいのが特徴で、”過去問だけ”を解いているとその部分には対処が困難かもしれないから、模試をこなしておく意味もあったかもしれない。私は過去問解説講座も不得意範囲の半分くらいしかカバーしていないから、過去問数年分になれるのが精いっぱいで、模試までは手が回らなかったというのが正直なところである。縦鼻時間不足なので、模試で”合格基準点”以下だったら気合が抜けるという意識があったことも否めない。

昨年受けて不合格になった令和4年度の問題の解説の小冊子のみは、どこが弱くて落ちたのかの再確認の目的で利用した。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

経験範囲外中心で2月と短期決戦でぎりぎりで合格するという、ちょっと邪道的な講座の使い方でしたが、学習時間あたりの効果はとても高いもので、無事に資格取得できて感謝しています。