合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験・管理業務主任者試験を目指した理由・契機

マンション管理組合の理事をしています。組合運営のため、不動産系の資格取得を考えた事もありましたが、幸い管理会社が良い会社だったので、取得の必要性を感じておりませんでした。
古いマンションなので、簡単な電気工事程度であれば、節約のために自分で工事したいと思い、令和4年度上期の第2種電気工事士試験を独学で受験しました。この結果が良かったので、資格受験の味を占め、もっと資格の勉強をしたいと思いました。であれば、組合運営にも役立つであろう宅建を取ろうと思い立ちました。
とは言え、宅建についての知識はなかったので、ネットで検索することから始めました。すると、宅建系ユーチューバーが、宅建とマン管士、管業の試験範囲が重なる部分があるので、同時受験が効率が良いと勧めていました。そういうことならと、この二つの試験も同時受験することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

実は、賃貸不動産経営管理士試験も申し込んでいました。専業で時間を確保できるから大丈夫だろうと侮り、宅建と含めて4資格の受験申し込みをしてしまいました。
宅建は、試験の全貌が良く分かっていなかったこともあり、節約のため書店で買える教科書と問題集を購入して独学しました。その他3資格は、日程的に独学は無理だろうと思いましたので、アガルートの講座を受講することにしました。今思えば、最初から宅建も受講していれば良かったと後悔してます。

合格体験記・学習上の工夫

宅建試験から賃管士試験までは、5週間。賃管士試験からマン管士試験まで1週間。そしてマン管士試験から管業試験まで1週間。この1週間間隔での試験は、勉強範囲からすると絶望的でした。アガルートから届けられた教科書と過去問題集の分厚さから、自分の無謀さに気付きました。
宅建の勉強は、独学ということもあり、試験範囲のペース配分を間違え、過去問等の問題演習も不足し、見事に失敗しました。賃管士の勉強は、アガルートの教材を試験までにこなすという明確な目標ができましたので、宅建での失敗を反省して5週間内でしっかりやり通すように予定を組みました。このスケジューリングが、試験突破には根本的に重要なことでした。おかげで、試験当日は合格を確信できるほどの余裕で、受験することができました。
そこから、マン管士試験、管業試験と1週間ごとに受けるわけですが、さすがにアガルートの教材を全てこなす時間はありません。マン管士試験の勉強は、賃管士試験までの5週間内にも着手していましたが、その進捗具合は、とても満足いくものではありませんでした。
残りの期間は、いかに省くべきところは省くかの判断でした。宅建試験や賃管士試験で被っている民法などは、講義でさらっと復習し、当該箇所の問題集は1周程度にして割り切りました。マン管までの1週間、管業までの1週間では、総合講義と過去問題集を一通りこなして、全体を把握するのを目指しました。
4資格同時受験は、講座購入前のメールでの無料受講相談で、難しいとお答えいただいてました。実際にやってみて、専業で時間を作れても、かなり勉強慣れしていないと4資格同時合格は難しいと実感しました。なお、私の結果は、賃管士と管業の2資格合格で終わりました。
そんな無謀なことをした私ですが、不動産系資格の同時受験は、やはり有利だと思います。試験範囲の重なりから、知識を流用できるのは、とても便利です。勉強する資格が変わるごとに、重複する部分が復習になります。当初分からなかったことも理解が深まっていきます。年をまたいで別々に受験すると、忘れたことの勉強のやり直しに時間を費やすようになるでしょう。仕事をしながらの受験だと、複数年での複数資格受験は、かなりの苦行になると思います。
受験を考えている方には、複数資格の同時受験を是非お勧めしたいです。なにより、時間をお金で買うつもりで、独学でケチろうとせず、アガルートの講座を購入した方が良いです。

総合講義のご感想・ご利用方法

時間があれば、講義と過去問をセットで最低3回は繰り返したいところでした。今回は、マン管士試験と管業試験まで、それぞれ1週間しかなかったので、かなり省略した勉強方法になりました。
具体的には、過去問題集約20問とそれに該当する講義部分でブロック分けします。そのブロックごとに問題集と講義のインプットとアウトプットを行います。記憶の定着を図るため、インプットとアウトプットは、できるだけ日をまたがないようにしました。
最初に、過去問題集の問題を、枝ごとに読んでいきます。最初に答え・解説を読んでから、問題を読みます。目を慣らす感覚で、理解しようとせずに読み進めます。次に該当する講義を視聴します。その後、再度問題集を読みます。過去問題集の2周目以降は、問題をぱっと見て、解けそうであればトライしますが、そうでなければすぐ答えを読んで理解に努めました。問題に対して、悩む時間もありませんでしたから。そうやって、可能な限り過去問題集を回すことに集中しました。
総合講義も過去問題集もしっかり作られていたので、ちゃんと繰り返し勉強できていれば、マン管も合格できたでしょう。そう思うと、調子に乗って超短期で合格しようとしたのは、返す返すも無謀でもったいない行為でした。なお、講義動画データが細かく区切られているのは、見たい部分がすぐに判別できるので、とても便利でした。ブロック分け勉強をしやすかったです。
講義内容に関しては、管理組合の理事をしているので、区分所有法や標準管理規約の部分が、実際に使えることなので、とても参考になりました。試験後、管理会社に依頼せず、自分で管理規約の改正作業をやってみました。具体的に役に立つ勉強は、楽しいですね。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座は、時間がないこともあり、視聴しませんでした。講座内容から言って、問題集の解説を読めば事足りると思いました。過去問の内容で、教科書にも出てこないような箇所もあったと思います。
私は利用できなかった講座でしたが、通勤、通学時や、家事をしながら等、音声データで隙間時間に耳学をする人には、有用なコンテンツだと思います。総合講義の音声データと併用して、ながら勉強するには、とっても良いと思います。
どうしても席について勉強する気になれない時、とりあえず講義の動画を見るか、音声を聞くのは、勉強を続けるコツになると思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座と同様に、これも時間に限りがあったため、講義動画は見ることができませんでした。テキストの問題を解くのもあきらめ、解説部分をざっと確認しました。特に、設備関係の数値などは、見返すのに便利でした。
本日この文章を書くにあたり、久しぶりに総まとめ講座の教科書を開いてみました。なかなか良くまとまっているな、と感心しました。時間がある時に、この総まとめ講座教科書を軽く読み返して、忘れている部分があったら総合講義に戻るような勉強も、とても効果的だと思いました
せっかくの教材を、超短期受験を試みたために使えなかったのは、とてももったいないことでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

マンション管理士試験の模試も、管理業務主任者試験の模試も、どちらも時間切れで試すことができませんでした。本当にもったいないことをしました。
2時間の試験は、慣れていないとかなり疲れて集中力が続かなくなります。模擬試験による予行演習で、体力を鍛えておくのが大事だと自覚していましたが、幸い事前に宅建試験と賃管士試験を受けて場慣れしたので、2時間の試験中も、集中力の保持はそれなりに持続できるようになっていました。
試験を申し込む前に、講座のカリキュラムを確認して、試験日までのスケジュールをしっかり作ることが、合格への第一歩だとつくづく実感しました。

カリキュラム,講座のご感想,講師へのメッセージ等

無茶な4資格受験でしたが、それでも2資格合格できたのは、工藤先生とスタッフの方々のおかげです。
本当にありがとうございました。