受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

管理業務主任者試験を目指した理由・契機

 60歳を目前にして、現在の職場を退職した後に活かせる資格の取得を目的に受験をしようと考えました。そのため、宅建試験、マンション管理士、業務管理主任者の3資格が不動産系の資格としては取得しておいた方が有利であるとのことから、この3つの勉強を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

 試験開始1年目で、他社講座で勉強しましたが、基礎的な部分は理解できたものの、実際に試験を受けたみたところ、まだまだ合格するだけの知識が足りていないことを実感しました。そこで、もう少し内容が濃く、本番の受験レベルに対応した教材・講座を探していたところ、工藤先生のYotubeの講義をみつけ数本視聴したところ、解りやすくまた合理的に解説していただけると思ったことから、工藤先生の講義を受講しました。

  また、実際送られてきたテキストで勉強を初めたところ、本番の試験を解くために必要な知識などが網羅されたテキストだと感じました。まさに、かゆいところに手が届くといった内容でした。

合格体験記・学習上の工夫

 勉強(講義を聞きすぐにその項目の過去問を解く)をしていく中で、講義の内容自体が本番で求められている知識を十分網羅していると感じ、まずは講義の内容を中心にひたすら過去問を解くという感じで勉強を始めました。

  とにかく1回目は、勉強の流れが途切れないよう、先に先に進むことにしました。先に進むことで「あの内容はこういうことなんだ」と気づくことが多くなり、区分所有法の全体像やなぜこういう規定になっているのかなど、なんとなく見えるようになって来ました。

  講義を一通り聞き終えたところで、講義の音声をスマホなどに落とし込み、わざと最寄り駅ではなく少し遠い駅にから通勤するようにして、駅から自宅までの30分間の徒歩時間に講義を聴きながら歩くことにしました。歩きながら講義を聞くことで、テキストや実際に視聴した講義の内容を思い出しながら反復すると、自分の知識があやふやな箇所がなんとなくあぶり出されてくるので、自宅に戻ったところで、まずはその部分を再度確認し知識の定着をはかりました。

  2~3周ほど講義・過去問という勉強を繰り返したところで、あとはひたすら過去問を中心に解き、間違えたところをテキストで確認する、という勉強に切り替えていきました。それでも何回も間違える部分については、再度講義に戻り、しっかり理解できたとなるまで、その部分を中心に何回も講義・過去問を解くという感じで勉強しました。

  また、マンションの修繕の方法といった、今まで全く自分とは無関係の分野について、テキストだけでは今ひとつわからないものは、Youtubeなどの動画で、実際にどのように作業・工法なのかを見ることで、イメージがわきました。

総合講義のご感想・ご利用方法

 総合講義は、本番の試験レベルに十分対応した素晴らしい内容でした。総合講義をしっかり理解して過去問を繰り返しおこなえば、十分本番の試験でも対応できる力がつけられると思います

 工藤先生の講義も非常に分かりやすく、大変よかったです。工藤先生ご自身が、受験時におこなった勉強方法(修繕方法、設備など、今ひとつ具体的に解らないようなものを動画などで確認する)などのお話もとても役に立ち、参考にさせていただきました。設備・修繕など、今までまったく見たこともなければ意識したこともない分野に関し、やはりテキストの中の説明だけではすんなり頭に入らなかったので、前述のようなアドバイスは非常に助かりました。

 また、倍速再生機能について、勉強開始時には「とてもそんな早さで講義を聴けるのか?」と疑心暗鬼でしたが、勉強が進むと、むしろ普通の速度では時間がもったいないと感じるくらい、反復学習には有効な方法となりました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

 過去問解説講座は、テキストや過去問集の本に記載されている解説を読んでも、十分に理解できなかった問題がある場合に利用し、テキストや過去問集の解説で理解できた場合は、あまり利用しませんでした。
 ただ、学習・試験を終えて振り返れば、特に間違えやすい問題、引っかけ問題などに対する対処などの点で、もう少し過去問開設講座を活用できたらよかったのではないかと思っております。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

 総まとめ講座は、試験直前期の短期間で、必要な知識を全体的に再確認することや、忘れていた重要部分を改めて確認するために、大変役立ちました。 
 総まとめ講座のテキストは、ほんとうにコンパクトに、試験に必要な知識がまとめられていましたので、試験前日や当日は、これ1冊をだけをもって、ぱらぱらとめくる感じで、知識の確認に使用しました。受験会場にたくさんのテキストやノートなどをもっていくと、私の場合、逆にあれもこれもという気持ちが出てしまうような気がしましたので、このくらいの感じでまとめていただけたのは、よかったと思います。

 ページ左側に、ポイントを押さえた問題が掲載されていましたが、私の場合は専ら、右側の各分野の簡単なまとめの方を中心に、利用させていただきました。右側の問題例をあまり使用しなかった理由は、最近の試験問題の傾向から、一問一答形式よりも、しっかりと長い問題文を読み込んだうえで問題を解くものが、多くなっている気がしたためです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

 模擬試験は、11月上旬頃にやってみたと記憶しております。結果的には7割前後くらいのくらいの点数でした。模擬試験では、過去問を繰り返し解く(ある意味、馴染みのある形式と内容)のとは異なって、その場でまったく新しい問題文、問題内容に取り組むことになるので、それに対していかにして今まで蓄積してきた情報、知識で取り出してくるのかという頭の中のスイッチの切り替えのようなものが必要と感じました

  ちょうど、分野別に過去問を解いた状態から、本番形式の問題を解いた際に、頭の中の情報がうまく出せない感覚と似たようなものを感じました。そのため、講義でおっしゃっていた、単に問題を覚えて解くというような勉強方法ではなく、1問1問、1肢1肢の問題内容、知識の積み重ねがあってこそ、初めて出会う問題にも対応できるようになるということを、実感しました。

自由記載欄(カリキュラム,講座のご感想,講師へのメッセージ等)

 工藤先生、1年間ありがとうございました。目標としていたダブル合格とまでは行きませんでしたが、なんとか管業だけは合格をさせていただきました。そして、本試験でもなんとか戦えるぞという力もつけられたような気がいたします。来年は5問免除を活かし、是非ともマンション管理士の資格も取りたいと思っております。