受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験を目指した理由・契機

 マンションに関わる仕事をしていますが、自分自身がマンションに住んだ経験がないので、マンションをより理解したいと思い、マンション管理士を目指しました。マンション管理組合のこと、総会や理事会・理事等管理組合役員の役割、共用部分と専有部分の区分、マンションに関わる様々な法律を理解したいと思ったことがきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

 先生の講義がとても分かりやすく、「問題演習の動画講座」があったことです。これまで勉強している中で、民法、マンション管理標準規約等、各教科の知識定着に関する講義はある程度理解できたものの、いざ問題演習となると、正解肢にたどり着けず、どうしてこの肢が正解なのか解説を読んでも判らないことが多数あることが、学習上の悩みでした。ですが、「問題演習講座」を視聴することで問題の読み取り方、何を問われているのか、何を回答するのか、どうしてこの肢が正解なのか、どこが間違いやすいのか等が、ほぼ解決できました。

合格体験記・学習上の工夫

メリハリをつけた勉強、4回目の受験で見事合格

  過去、1・2年目A社、3年目B社の通信講座を受講していました。1年目はほとんど勉強せずに受験し不合格、2年目は自己採点24点で不合格、3回目の受験では自己採点37点で合格できたと早合点してしまいましたが、実際の合格点は38点、「1点差」で涙しました。

 4回目の受験を諦めかけていましたが、ここで勉強を止めてしまったら今までの努力が無駄になってしまうと奮起し、2月からアガルートアカデミー受講を開始しました。
 平日、通勤時間の往復2時間は講義音声を聞く(インプット)、帰宅後に必ず1時間問題演習(アウトプット)しました。休日は、平均で6時間勉強し多くを問題演習に特化しました。また、問題演習(アウトプット)を重視し、問題演習で不正解の内容をテキストに戻って確認(インプット)するように心がけました
 私は晩酌することが大好きなので、毎日の勉強ノルマを達成するご褒美として、勉強後に晩酌を楽しむことを日課にしました。

 また、月1回のホームルームで、先生が音声動画を流し聞きするだけでも効果があると言っていたので、通勤時間も趣味のジョギングの際も講義音声を聞きました。すると、講義の丸暗記はできませんが、先生が「気を付けて」「間違いやすいよ」等言っていたなという記憶から、要点がスラスラと頭に入りました。

  社会人は仕事をしながらの勉強なので、まとまった勉強時間が確保できず大変ですが、逆にいかに勉強時間を工面するか(更に晩酌時間を工面するか)をゲーム感覚で楽しみながら、「隙あらば勉強」を習慣にして勉強を継続しました。そして、毎日の勉強時間を記録し、週・月の累計勉強時間を確認し「これだけ勉強しているんだ」、「ここで勉強を止めてしまったら今までの勉強時間が無駄になる」と自分を鼓舞してモチベーションを維持しました。2月から勉強を開始し、11月27日(日)受験日までの累計勉強時間は「749.5時間」でした。

総合講義のご感想・ご利用方法

 講義全般を通して、先生がかみ砕いて話してくれるので、スムーズに知識が定着しました。また、講義音声を全てスマホにダウンロードして、隙間時間に聞いていました。法改正情報や、学習上の注意点、間違いやすい内容(区分所有法と標準管理規約等)を丁寧に解説してくれたので何度も視聴しました。


 毎月のホームルームもとても充実しており、学習の大まかなペースが確認できたので、自分の勉強進捗が遅れていないか、知ることができて心強かったです。

 また、Facebookでの質問コーナーも非常に心強かったです。質問投稿することはありませんでしたが、他の受講生の質問内容と先生の回答がすべて閲覧できるので、自分と同じ疑問を持った方が質問してくれた内容を見るだけでもとても役立ちました。また、Facebook上でキーワード検索できるので、自分が不正解になった問題の解説も確認でき、とても参考になりました。

  テキストもWEB上で閲覧できるので、外出時に手元にテキストを持っていなくても、スマホやパソコンでテキストを閲覧できました。また、自宅外で問題演習する場合もすぐにテキストに戻って確認できるため、場所を選ばずにいつでも勉強ができたと思います。キーワード検索、付箋、マーカー等の多彩な機能もあるので、とても便利でした。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

 ホームルームで、先生が「過去問は5回は回して!」とのアドバイスがあったので、最終的には全問題を8回演習しました。過去10年分の問題が掲載されているので、私は演習日・正誤を記載し1回でも間違った問題には付箋を付けて、8回目に正解するまで付箋は外しませんでした。 

  先生のアドバイスの通り、「何を問われているのか、区分所有法か?標準管理規約か?両方か?」「正を答えるのか?誤を答えるのか?」を考えながら、問題文を指でなぞりながら、ゆっくり丁寧に読む癖を付けて乗り切りました。最終的には、4択の回答肢全てについて、何が間違いか、どこを変えれば正解なのかまで意識して回答できるようになりました。

 試験合格には50点満点は不要ですが、受験生の皆さんは1点でも多く得点できるよう勉強すると思います。私は1点差で不合格になった過去があるので、尚更 試験直前期に問題演習で1問でも間違う度に動揺する時期がありました。 
 ですが、先生が講義で話していた通り、どうしても解けない問題、自分には向いていない問題(自分にとっては不動産登記法や維持管理の問題でした)、難問・悪問があると割り切って「50点満点取らなくてもOK」「先生の言う通り5回以上回したから大丈夫」と割り切りました。

  試験は「民法」「区分所有法」「標準管理規約」「マンション管理適正化法」「維持管理」等の広大な範囲から出題されるので、試験直前は、意識的に毎日全分野を満遍なく勉強しました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

 過去問演習8回完了後に、総まとめ講座の問題演習も3回回しました。科目ごとに各テキストのダイジェスト版が掲載されていて、正に総まとめには最適でした。1冊にまとめられているので、試験直前まで鞄に入れて持ち歩き試験直前まで確認していました。目次だけをみて各科目の内容をどれだけ思い出せるかを電車の移動時間等に、連想ゲームのようにアウトプットの練習もしました。

  また、テキストに掲載されていた、まとめの比較表「区分所有法の集会と標準管理規約の総会」「管理組合と管理組合法人」「被災マンション法と建替え円滑化法」「借地借家法と民法賃貸借契約」の比較表で知識の最終整理(インプット)が捗りました。過去問演習に掲載されていない問題が掲載されていたので、新鮮な気持ちで問題演習できました。そして、総まとめの段階で理解できない分野は割り切って捨てることとして、試験当日までまで迷わない様に決断しました。

 模擬試験のご感想・ご利用方法

 実際の試験同様に、日曜日の13時~15時の2時間で模擬試験を受けました。1回目が40点、2回目が43点でした。点数に油断せず、間違えた問題をテキストに戻って確認、解説も入念に読み込んで間違えた理由を納得がいくまで確認しました。模擬試験を受けて、合格までに足りない物が何か、自分の得意分野と苦手分野の最終確認、試験日までに何をするべきかの計画を立てることができました。自分自身は「区分所有法」と「標準管理規約」は得意分野、「民法」「維持管理 特に設備」が苦手分野であることを再確認し、民法を再度テキストと過去問演習をやり直しました。

  また、先生のアドバイス通り、市販の模擬テスト1冊(3回分)を購入して演習しました。当然ですが、今まで見たこともない問題もありとても新鮮に問題演習ができ、市販版の3回ともに40点以上を取れたので自信が付きました。

自由記載欄(カリキュラム,講座のご感想,講師へのメッセージ等)

 工藤先生、並びに講義動画作成やテキスト作成等々、大勢のアガルートアカデミーのスタッフの皆さんのお陰で合格できたこと、心から感謝申し上げます。正しい勉強方法(質)と必要な勉強時間(量)を適切に指導してもらえたこと、毎月のホームルームで𠮟咤激励してもらえたことが合格に繋がったと思います。令和3年は1点に泣きましたが、令和4年度は43点で合格できました。合格率が11%超え、全肢正解が1問と2肢正解が1問あり、運も味方してくれたのかと思います。

  最後にこの場をお借りして、勉強中もずっと応援してくれた家族に感謝します。有難うございました。