合格者の声|自信を持って選択肢を選べるよう過去問演習を工夫 岡野 真一朗さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
マンション管理士試験を目指した理由・契機
マンション管理士講座受講前に宅地建物取引士と管理業務主任者の試験には合格していたため、それらの資格の学習内容と重複するマンション管理士を、その延長上で受験することにしました。
加えて、宅地建物取引士と管理業務主任者は会社に勤務することが前提であるのに対し、マンション管理士は独立して仕事が出来ることを魅力に思ったことも動機の一つです。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
令和2年度試験の直前期に、YouTubeでアガルート様の会計についての解説動画を視聴したことで、アガルート様の存在を知りました。
令和2年度の試験は独学で学習をし不合格でした。会計や建築などのマンション管理士試験・管理業務主任者試験特有の分野が苦手で独学では最後まで克服できませんでした。
そのため、令和3年度の試験を受験するために、会計や建築などの苦手な分野を学習したく、どこかの講座を受講しようと考えました。そのときに思い出したのがアガルート様でした。
会計の解説動画の視聴は、理解の手助けとなっていたので、この調子で苦手な分野を克服したいと思いました。アガルート様は市販のテキストがないため、テキストの内容がわからないので、とりあえず資料請求をして、実際の講座と該当箇所のテキストを体験しました。
体験した講座は、独学でも学習できていた部分ですが、新しい発見や私の理解の不十分さを認識することができて、質の良い学習をすることができました。これならば苦手な分野も克服できるかもしれないと思い、アガルート様のマンション管理士講座に申し込むことを決めました。
結果的に合格できましたので、このときの判断は間違っていませんでした。
合格体験記・学習上の工夫
多くの合格者が同じことを言うと思いますが、一番時間を掛けて勉強したのは10年分の過去問です。
私はマンション管理士試験以前にも、いくつかの試験を受験してきました。どの試験でも必ず10年分の過去問を最低でも5回解くことを一つのノルマにしていました。そして三回連続で正解できなかった問題は、6回・7回と三回連続で正解できるまで続けました。
この場合の正解は、単に選択肢が当たっていたというだけでなく、全ての選択肢のどこが正しく、どこが間違っているのかまで正解することを意味します。私の中で、これを「この過去問は理解できた」と判断する基準にしていました。
過去問を解く際に、注意したことは2つあります。
1つは、問題のページに自分で解いた際の正誤を書かないことです。1回目は何も書いていないので新鮮な気持ちで問題を解けるのですが、2回目以降、問題のページに以前解いた際の正誤が記載されていると、以前の自分の回答に引っ張られてしまいます。以前正解していた問題の場合は「今回もこれだと思う」と判断し、以前不正解だった問題の場合は「これだと思うけど、以前不正解だったからこれではないかもしれない」というようなヒントになってしまいます。
それを避けるために問題のページには正誤を書かないようにしました。しかし、どこかに以前の正誤を書いておかないと復習するときに困ります。そのため、以前の正誤は問題文から見えない別ページに書いておきました。
もう1つは、問題が正しい選択肢を選ぶ問題なのか、誤っている選択肢を選ぶ問題なのかを見ないために、問題文の上の方を隠すようにしていました。例えば、正しい選択肢を選ぶ問題だとわかった上で選択肢を読み、1番の選択肢が明らかに正解だとわかってしまうと、2番以降の選択肢は誤っているという先入観を持ってに読んでしまいます。これだと本当に理解できているかわかりません。
もしかしたら、一問一答形式だと間違えるかもしれません。また(正誤問題の場合は)答えは1つですので、正しい選択肢を選ぶのか誤った選択肢を選ぶのかをわからない上で選択肢を読み、1つだけ他の選択肢と異なる答えになれば、自身を持って答えることができます。
私は、以上のように、「前こうだったから」や「他がこうだから」ではなく、自信を持ってこれだと選択肢を選べるようになるための過去問の学習をしました。
総合講義のご感想・ご利用方法
4月上旬から8月下旬に利用しました。
総合講座は、テキストが3分冊になっており持ち運びがしやすく、色々な場所で学習することができました。管理業務主任者試験とマンション管理士試験で共通のテキストでしたが、片方しか受験しない人のために管理業務主任者試験の出題箇所とマンション管理士試験の出題箇所が細かく分けられているため、不必要な学習をせずにすみました。
テキストに対応する動画は、テキストに記載されていないことも説明してくださり、文章を読んだだけでは理解できない内容でも、その制度や決まりの理由や趣旨などを付け加えて説明してもらうことで理解できました。10分前後の動画に細かく区分けされているため、集中して視聴することができました。
学習方法としては、動画の該当箇所のテキストを最初に一読し、動画を見て、もう一度テキストを復習するというのを二周しました。その後は、音声のみのダウンロードをして、それを複数回聞きました。音声で聴いていて、テキストの記載内容、図やイラストが思い出せなければ、もう一度テキストを読むことにしていました。
学習時間としては、講義の音声のみを聴いていた時間が一番長いと思います。
主に外にいるときに聴いていましたが、マンションの設備の講義の際に、周りを見回して「これが今説明していたようなマンションか」や「これはどのタイプのマンションかな?」などと考えることで、なかなか説明を受けただけでは具体的な想像がしにくい内容でもイメージをすることで理解できるようになりました。何より楽しく学習できたのが大きかったと思います。
また周りに人がいない状況では、講義の音声を復唱していました。周りに人がいる場合は、声を出さずに復唱していました。復唱の利点は、復唱するために音声を注意して聴くことができること、さらに自分で言うことでより頭に残ることにあります。集中力のない私には有効な学習方法でした。音声のみのダウンロードができるのは、アガルート様の講座の利点だと思います。
過去問解析講座のご感想・ご利用方法
6月上旬から11月の試験直前まで利用しました。
アガルート様の過去問解析講座のテキストは、令和2年度以前の過去問集と令和2年度単独の過去問集に分かれていますが、令和2年度以前の過去問集は、総合講座と同時進行で6月上旬から始めました。
過去問集は5回解くことを当初から決め、テキスト同様に3分冊になっている過去問集を、最初の1回は2ヵ月、2~5回は1ヵ月で終えるようにしました。過去問は移動中や他の作業の休憩中などのスキマ時間に解くようにしていました。
令和2年度以前の過去問集は、分野ごとにまとまっており似た問題が続くこともあるので、連続で解いていると前の問題の解説に次の問題の内容が載っていることもあるため、前の問題の解説で読んだから次の問題もたまたま正解できただけというようなことになるのを避けるために同じ分野の問題については1問ごとに時間を空けました。
過去問解析講座には、重要な問題には解説動画もありますが、これは最低でも2回は視聴しました。解説を読んで理解していても、動画では理由や趣旨なども説明してくださるので、似たような他の問題の理解にも繋がります。解説動画がある問題は、間違いやすい問題も多く、私も何度も間違えたため、そのような問題は何度も解説動画を視聴しました。
マンション管理士試験では細かい知識が問われたり、正しい内容を少しだけ変えたひっかけ問題が出たりします。解説動画では、細かい知識だけど覚えておいた方が良い部分や、少しだけ変えて出そうなひっかけ問題のポイントも実際の問題を交えて説明してくださるので、総合講座ではどのような形で出題されるのかイメージできなかった内容がイメージできるようになりました。
令和2年度の過去問集は、試験直前になってから模擬試験の1つと考えて解きました。令和2年度試験は不合格でしたが受験しましたので一度は解いていますが、それ以降は、復習や見直しは一切しておりませんので、約1年経過したらほぼ初見の状態です。
試験直前に実際の試験と同じ作り手が作っているほぼ初見の問題として、令和2年度の過去問を残していました。これで合格点をとれるかどうかはとても重要な基準になります。合格点をとれていると試験にも自身が持てます。直前の令和2年の過去問とそれ以前の過去問が分かれているのは人によって善し悪しですが、私としては、分かれていることで、令和2年の問題に手を付けず、他の年の過去問ができたことは、とてもプラスになりました。
アガルート様の過去問集は、一問ごとに問題のあるページを捲らないと解説のあるページにならないようになっており、問題を読む前に誤って解答を知ってしまうということがないため、とても扱いやすかったです。
総まとめ講座のご感想・ご利用方法
9月上旬から11月の試験直前まで利用しました。
上記期間は、過去問を解いたり、模試を行う以外は、総まとめの音声をずっと聴いていました。総まとめの動画では、総合講座の重要な部分を、総合講座で説明した内容とほぼ同じ言い方で説明してくださります。これは私にとってはとても良かったです。
私は総合講座の音声を8月下旬まで何度も聞いていましたので、「この説明聴いたな」や「この表現同じだな」と何回も思いました。このように思えるのは、しっかり聴いていた証拠です。
また、総合講座ではあったものの、総まとめでは省略している部分もありますので、「総合講座ではこの続きにこんな説明もあったな」などと記憶を喚起することで、復習ができます。反対に、聞き覚えのない言い方があった場合は、その部分の学習が薄いと判断し、もう一度、あえて総合講座のテキストに戻り、該当箇所を復習しました。総まとめの内容から、いかに総合講座の内容を思い出せるかが、私のインプットした学習内容の総復習となりました。
模擬試験のご感想・ご利用方法
試験の約1週間前にまとめて学習しました。
模擬試験2回分ですので問題数が100問、その中の一部には解説動画もあります。当然ですが、模擬試験はその年で重要な論点が問題になっており、解説動画のある問題については最重要だと思いますので、解説動画のある問題を重点的に学習しました。間違いやすい論点や混同しやすい論点をしっかり解説してくださりました。
少しの違いで手続きや過程が大きく変わることがあり、そのような細かい論点がマンション管理士試験では出題されてます。模擬試験の解説動画を見るまで、「なぜそのような違いがあるのか?」とずっと疑問に思っていた手続きが一つあったのですが、それに関する問題が模擬試験で出題されていて、動画でどこがどう違うのかとそれによってなぜ手続きが違うのかを説明していただいて、とても納得しました。
その問題は実際の試験では出題されませんでしたが、その違いがわからないまま試験に臨むことが不安だった私にとっては、その不安を払拭できて、とても助かりました。
自由記載欄
カリキュラムの内容が、初学者・既修者のどちらでも対応できるような内容だと感じました。テキストや動画の総量も、半年から1年弱で学習できる適度な分量でした。
マンション管理士試験は、宅地建物取引士と管理業務主任者と併せて不動産三冠資格と言われますが、他の2つと比較して、合格率が低く、相対評価のため、どれだけ勉強しても、「他の人はもっと勉強しているだろう」や「この程度の問題もできないようでは受からないな」と他の試験では感じない不安を常に感じていました。
それでも、最後まで諦めずに受験をするところまでいけたのは、工藤先生のおかげだと思います。動画を見ていて、「これなら合格できるぞ」とまでは思いませんでしたが、「もう少し見てみよう」や「やるだけやってみよう」とは思えました。私にとって、このように思えたのは工藤先生の講義だからです。見ていて嫌になる動画だったら、出願前に挫けていたと思います。心から感謝しております。ありがとうございました。