合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

管理業務主任者試験・マンション管理士試験を目指した理由・契機

7年前に宅地建物取引士の資格を取得したことを切っ掛けに不動産の仕事に携わるようになりました。しばらく他の資格に興味は無かったのですが、賃貸不動産経営管理士の国家資格化に伴い再び学習意欲が湧き、昨年同資格を取得。合格時に味わった久々の達成感、そしてコロナ禍の影響で勉強時間の確保も見込めた為、この機会に不動産資格四冠を目指すことにしました。

面倒臭がりの性分なので、「どうせ難儀するのなら、両方受けてしまえ」という気持ちで、マンション管理士と管理業務主任者のW受験を決意した次第です。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

勉強量の多いマンション管理士と管理業務主任者の試験は、独学では途中で挫折しかねないと思ったので、通信講座を受講しようと最初から決めていました。

その中でアガルートさんを選択した決め手となったのは、工藤講師の存在です。昨年、独学で挑戦した賃貸不動産経営管理士試験において疑義問題が発生し、各予備校講師が途中で解答を変更したり誤答するような混乱があったのですが、その中でアガルートの工藤講師はどこよりも早く解答速報を公開しながらもその疑義問題の解答について終始揺らぐことなく堅持して的中させた経緯を遠巻きに存じ上げていたので、その時の印象が強く残っていました。

(失礼ながらも)まだ歴史の浅い会社なので半信半疑な気持ちも正直あったのですが、取寄せたサンプル教材での工藤講師の講義の分かり易さは秀逸だったので、「ここしかない!」と思い、受講を決意しました。全額返金制度もモチベーション維持に繋がりました。

合格体験記・学習上の工夫

私が勉強をスタートさせたのは、5月に入ってからです。振り返ると、あと1ヵ月程度早く始めておけば、もう少し余裕を持って勉強を進められたなと感じています。

講義については、1講義あたり10分程度にまとめられているので、集中力を切らさずに受講できます。私の場合、仕事のある平日は2~3講義、休日に6~7講義+その週に勉強した範囲の過去問を解くようにしました。

どうしても気が乗らない時は無理に勉強するのは辞めてお酒を飲んだりテレビを観たりしてリフレッシュしましたが、ペース配分だけは守るように心掛けました。たとえば平日の調子が良いときには4~5講義を受講しておき1~2講義分の貯蓄?をしておく等の工夫をしました。

コロナ禍で外出機会が減ったことは勉強時間確保のプラス材料となりましたが、今後状況が落ち着いた時にどのようにしてその時間を確保するかが重要になってくると思います。私の場合は事前に仕事場や仲間内に対して受験することを公言しておくことで、勉強から逃げられない状況を作りました。外食に誘われる機会も減るでしょうし、休みを取りやすい環境作りとしても有効な手段だと思います。

周囲に協力してもらった以上、結果を出さなければいけないという意識が芽生え、前向きな姿勢で勉強に取り組むことが出来ました。W合格を達成した時は、周囲も喜んでくれました。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義と過去問題集がそれぞれ上・中・下巻と3種類に分かれていますが、1巻(例えば総合講義上巻+過去問上巻)あたり1ヵ月半(遅くとも2ヵ月以内)で終わらせるようなベース配分で勉強を進めました。

先ほど述べたように、講義自体は10分程度なので集中力が途切れることは無く、また覚え方のコツなども分かり易く教えていただけるので飽きずに受講を継続することができました。テキストも大事な箇所は表で纏められていたり、建築設備の分野では図解でイメージし易い工夫がされていて大変見易かったです。

重要な箇所は工藤講師が講義の中でマーカーを引いてくれるので、同じ場所を蛍光ペンで印をつけていきました。総合講義のテキストは、丸暗記というよりは、内容を理解するために活用したほうが良いと思いました。

大事な箇所(すなわち暗記すべきポイント)はどちらかというと過去問の解説に記載されているので、まずテキストで大筋の内容を理解し、次に過去問で覚えるべきポイントを把握し、再度テキストへ戻って詳細を確認する、といった流れです。テキストを見直しても理解できない場合は、講義を再度視聴して、それでも理解出来ない場合はFBの質問制度を利用しました。

過去問解析講座のご感想・ご利用方法

過去問を解き進めていくと気付きますが、似たような問題がいくつも出てきます。この時、私は問題文の横に類似問題のページを記載しておきました。マン管と管業の問題集をまたいで出題された問題についても、同様に関連問題のページを相互に記載しておきました。

併せて、解説部分には、テキストの何ページにこの内容が記載されているか書き残しました。これらは、問題の見直しの時に大変役立ちました。

すべての過去問を解き終えて復習を開始すると、当時は解けたのに復習時には忘れてしまった問題が多数出てきます。この時に記載しておいた関連問題や解説を確認すると、問題への理解度が増し同じミスの繰り返しが少なくなります。この方法は結果的に勉強時間の短縮にも繋がりました。

関連ページを記載するのは最初は大変ですが徐々に慣れてくるので、頑張ってみてください。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

上・中・下巻の大事なポイントが集約され、1問1答形式の問題も掲載されているので、最後の知識の整理に大変重宝しました。

ただし、本試験を受けて感じたことですが、これだけに頼りすぎるのは危険かもしれません。基礎的な内容が中心なので、特に応用問題への対応が必要となるマンション管理士試験の方は注意が必要です。

勉強の基本は、やはり総合講義テキストと過去問題集であって、そちらの学習を大切にすることが重要で、総まとめ講座はあくまで勉強した内容の「再確認用」として利用すべきだと感じました。

私の場合、総まとめ講座の学習を始めたのは10月下旬からで、1週間程度で終わらせることが出来ました。総合講義と過去問題集をマスターしていれば、時間を要せずに勉強を進められると思います。

注意すべき点としては、法改正等の最新情報は総まとめ講座にしか掲載されていないので、その箇所は何度も確認しておくことが大切です。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験に取り組めたのは、試験本番の1ヵ月前でした。他の受験生は、市販の模擬試験や他社の公開模試などにチャレンジされているようでしたが、私には時間的な余裕が無く、アガルートの模試(各2回×2講座)だけを利用しました。

ただし、少しでも模試の経験を増やしたかったので、直近の本試験問題(私の場合は令和2年度試験)も模試として活用しました。模試の内容は過去問からの引用が殆どだったので過去問をしっかり理解していれば高得点が狙えると思います。

少し物足りない感じはしましたが、工藤講師が「試験の基本は過去問」と仰っていたので、安心して本試験に臨むことができました。結果も伴ったので、やはり工藤先生は正しかったのだと思いました。

自由記載欄

他の受講生の進行を気にし過ぎると自分のペースが乱される事になりかねないので、参考程度に留めておくべきです。勉強を開始する前に、いつまでに何を終わらせておくべきかしっかりとスケジュールを組み、それを守ることが大切です。

「焦らず、惑わされず、工藤先生を信じて最後までやり抜くこと。」これに尽きると思います。アガルートの教材だけでW合格は充分可能です。実際、私は他の教材を一切使用せず初挑戦でW合格を達成出来ました。工藤先生とアガルートを信じて良かった。本当に有難うございました。

1年間大変お世話になりました。受講生の皆さんの合格をお祈りしています。