【マンション管理士試験】区分所有法の出題傾向と勉強法
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「マンション管理士試験で区分所有法の学習が重要だと聞いたけど、どういう勉強をすれば良いか分からない・・・」という悩みはありませんか。
これまでに区分所有法の学習をしてきた方も、難関のマンション管理士試験に合格するレベルに到達するには、どういう学習法が効果的か、分からない方も多いのではないでしょうか。
マンション管理士試験では、区分所有法をマスターすることが合格への近道です。
ここでは、区分所有法の出題傾向と勉強法について、まとめています。
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マンション管理士試験における区分所有法の出題傾向
マンション管理士試験は例年11月下旬に実施され、出題数は例年50問、全問マークシート4肢択一式の出題形式となっています。
出題形式としては、
「適切なものはどれか」「誤っているものはどれか」「正しいものの組み合わせはどれか」などの正誤問題のほか、
「正しいものはいくつあるか」「誤っているものはいくつあるか」等の個数問題が出題されます。
マンション管理士試験では、区分所有法等は20問程度出題されており、出題数が多い分野です。
区分所有法等の問題は、難解な民法や建築設備分野の問題よりもやさしく、しっかり学習すれば9割以上の正答率をマークすることが可能です。
逆に言えば、区分所有法等の問題を得点源にしないと、マンション管理士試験の合格は難しいと言えます。
マンション管理士試験では、区分所有法の条文の理解だけでなく、マンション標準管理規約、民法、判例などを絡めた横断的な理解が求められる出題が多いのが特徴です。
実際の試験では、「区分所有法及び民法の規定並びに判例によれば、正しいものはいくつあるか。」、「区分所有法及び民法の規定によれば、正しいものの組み合わせはどれか」といった形式で出題がされます。
区分所有法の出題に関して分野別に見てみますと、ほぼ毎年1~2問出題されるのが「義務違反者に対する措置」、「敷地及び共用部分」、「総会」、「管理者」、「管理規約」、「管理組合法人」の分野です。
これらの分野は今後も出題される可能性が少なくありません。
区分所有法の条文を正確に理解するとともに、マンション標準管理規約、民法、判例についても学習参考書を読んで理解する必要があります。
区分所有法の勉強法
ここからは、マンション管理士試験の区分所有法等の問題を攻略するための勉強法について、説明いたします。
①条文や規定等を、素直に覚える
マンション管理士試験に合格するには区分所有法、マンション標準管理規約、民法、判例等の横断的なかつ正確な理解が必要となります。
せっかちな人は、さっと条文等に目を通しただけで表面的な理解や早合点をしてしまい、誤った知識のまま試験に臨んでしまいがちです。
条文や規定は、学習参考書に書かれている通りに、素直に覚えることが合格への最短ルートです。
それには、地道な反復学習しかありません。
単なる語呂合わせだけでは対応できないのがマンション管理士試験の区分所有法です。
②無駄な学習はしない
マンション管理士試験の区分所有法は、毎年同じような論点からの出題が続いています。
そのため、出題範囲はそれほど広くありません。その分、深く正確な知識が求められます。
いくら得点源の区分所有法といっても、まんべんなく全ての条文を丸暗記するのは、明らかに時間とエネルギーの無駄です。
毎年出題される条文や規定は、限られています。暗記は、そこだけで十分です。
③「芋づる式勉強法」で一気に覚える
マンション管理士の区分所有法は、関連するフレーズを一気にインプットして吐き出す「芋づる式勉強法」がおすすめです。
たとえば、区分所有法で定める「義務違反者に対する行為の停止請求」に関しては、「区分所有者と占有者に対し」、「訴えても訴えなくても」、「弁明の機会なく」、「行為停止請求、結果除去請求、行為予防請求ができる」、「訴えるなら普通決議」という一連のワードを芋づる式で一気に覚えましょう。
このような「芋づる」をたくさん作り、試験当日は条件反射的に正誤を判断できるようになれば、合格に近づいたと言えます。
④区分所有法の条文学習のコツ
一番早いのは、類似する過去問を見つけることです。
条文に類似している過去問を見つけると、その解説に条文解釈に近いことが書いてあるため、理解が進みやすくなります。
特に、区分所有法が「絶対に変えないでね」と言っているポイントを押さえることが大事になります。
マンション管理士試験における区分所有法の解き方のポイント
それでは、マンション管理士試験における区分所有法等の出題に対して、どのような点に気を付けて解くと良いのでしょうか。
ここでは、解き方のポイントについて解説いたします。
①選択肢1つにつき、30秒で回答することを意識する。
マンション管理士試験は2時間(120分)で行われます。
出題数は毎年50問ですので、単純に50で割ると1問につき2分24秒、これを選択肢の数(4つ)で割ると、1つの選択肢につき36秒となります。
ただし、試験の最後にマークミスが無いかなどの見直しの時間が必要ですので、日頃の学習から、1つの選択肢につき30秒で正誤を見極めることを意識することをおすすめします。
簡単な選択肢は10秒で正誤を見極めて、難しい選択肢は1分かけて考える・・・などと考えて本番に臨むと、あっという間に時間が経過してしまい、落ち着いて解けば得点できる問題をロストする・・・という最悪の展開になりかねません。
繰り返しになりますが区分所有法の問題は得点源ですので、落ち着いて、マラソンのように一定のペースで淡々とこなす意識が大切です。
一見すると簡単と思える選択肢にも思わぬ落とし穴があるのが、区分所有法の出題の特徴です。だからこそ、慌てずに一定のペースで取り組むことが必要なのです。
30秒で正誤が判断できない選択肢はとりあえず飛ばして、分かる選択肢から正解肢をしぼる「消去法」も、時には必要と言えるでしょう。
②つねに「引っ掛け」を意識する
マンション管理士試験の区分所有法の問題は、毎年同じ論点からの出題が続いており、得点源とはいえ、年々難化傾向にあります。
難化傾向の原因としては、「正しいものはいくつあるか」等の個数問題の増加と、「引っ掛け」問題の増加が挙げられます。
「引っ掛け問題」の実例を挙げると、「一部共用部分に関する事項で、区分所有者全員の利害に関係しないものについての区分所有者全員の規約は、一部共用部分を共用すべき区分所有者の4分の1を超える者又はその議決権の4分の1を超える議決権を有する者が反対したときは、設定等をすることができない。」
という規定をうろ覚えしていて、当日の出題で、「一部共用部分を共用すべき区分所有者の4分の3を超える者又はその議決権の4分の3を超える議決権を有する者が賛成したときは、設定等をすることができる」という選択肢を見た時に「正しい」と判断してしまうと、不正解となります。
(反対がなければよいのであって、積極的に賛成を得る必要はないため。)
このように、一見すると正しそうな選択肢が多く散りばめられているのが、マンション管理士試験の区分所有法の分野の特徴です。
試験当日に、選択肢を読んでみて、自分の記憶の網に引っかからない、いわゆる「初見」の言い回しやフレーズに出くわしたら、その選択肢は「引っ掛け」の可能性が高いです。
比較的やさしいと言われる区分所有法の問題を解くときは「引っ掛け」に対する警戒心を持ち、うっかりミスで痛い失点をしないようにしましょう。
※関連記事:マンション管理士試験・管理業務主任者試験の試験内容・勉強方法と解くコツ
まとめ
このコラムでは、マンション管理士試験の区分所有法の概要と勉強法について説明しました。
合格率の面で言えば難関資格と言われるマンション管理士試験ですが、区分所有法の分野を制すると、合格はぐっと近づきます。
また、区分所有法の分野は学習すればするほど得点できるため、努力が報われる分野でもあります。
マンション管理士試験の学習は区分所有法に始まり区分所有法に終わる、という心構えで取り組むと良いでしょう。
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不動産会社への入社をきっかけに、不動産関連資格の学習を開始。
何事も諦めないをモットーに、不動産会社での実務やモデル業と学習を両立させ、マンション管理士試験、管理業務主任者試験、宅建試験、賃貸不動産経営管理士試験全てにストレートで合格。
学習の継続のしやすさに重きを置き、要点の分かりやすいコンパクトな講義、受講生目線に立った使いやすいテキストの制作に心血を注いでいる。
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