管理業務主任者の資格を取得することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

この資格に興味がある方は気になるのではないかと思います。

そこで、管理業務主任者の資格を取得するメリットについて解説します。


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管理業務主任者の資格を取得するメリット

管理業務主任者の資格を取得するメリットには、以下のようなものがあります。

  1. 就職・転職に有利になる
  2. 現在の会社でもキャリアアップにつながることがある
  3. 様々な知識を学ぶことができる
  4. スキルアップにつながる
  5. やりがいのある仕事を行うことができる

1.就職・転職に有利になる

管理業務主任者試験は決して簡単な資格ではありません。

そのため、この資格を取得することで、学び続けることができる人材、つまり向上心の高い人材と評価されることが考えられます。

積極的に採用される人材となりやすいため、就職や転職に有利になります。

特に管理業務主任者の取得で有利になる業界は、マンションの管理などを行う不動産業界です。

国土交通省『平成30年度マンション総合調査結果』によると、マンション管理会社が全ての管理事務を行っている割合は74.1%にのぼっています。

また、管理組合がすべての管理事務を行っている割合は6.8%に過ぎず、大半のマンションではマンション管理会社が関与しています。

このように、多くのマンションで管理をマンション管理会社で担っていますが、管理業務主任者の独占業務である管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務の報告といった仕事はマンション管理会社において欠かすことができません。

そのため管理業務主任者はマンション管理会社の仕事の中核を任されており、不動産業界において管理業務主任者は高いニーズを誇っています。

また、マンション管理会社は、事務所ごとに一定数の管理業務主任者が必要と法律で定められています。

そのため、マンション管理会社は管理業務主任者を求めています。

以上のことから、特に不動産業界への就職や転職に有利です。

2.現在の会社でもキャリアアップにつながることがある

管理業務主任者の資格を持っていると資格手当を受け取れる会社もあります。

求人を見てみると、15,000円の資格手当を設定している会社が見受けられました。

仮に毎月15,000円の資格手当を受けることができた場合、1年では18万円ほど年収がアップすることになります。

また、管理業務主任者を取得することで、マンション管理における大切な仕事を任されることも想定されます。

重要な人材として昇進につながることもあります。

3.様々な知識を学ぶことができる

管理業務主任者の資格を取得するにあたり、管理業務主任者試験を受験して合格しなければなりません。

そこでは、民法、区分所有法、建築物の構造及び概要、簿記といった様々な知識に触れます。

管理業務主任者となることで、これらマンション管理に関する知識を身につけることができます。

これらの知識は実際に自分がマンションを所有した場合など、仕事以外でも幅広い分野で活かすことのできる知識となっており、色々な場で活用できる知識の幅が広がるというメリットがあります。

4.スキルアップにつながる

管理業務主任者の仕事では、重要事項の説明や管理事務の報告などコミュニケーション能力や折衝能力が試されることがあります。

このような仕事を数多くこなしていくことにより、必要なスキルが磨かれてスキルアップにつながります。

これらのスキルは他の仕事や生活にも関わってくるため、大きなメリットといえるでしょう。

5.やりがいのある仕事を行うことができる

管理業務主任者は、人と向き合うことが多い仕事です。

また、マンションの管理は一度だけではなく、何年にもわたって同じマンションの管理に携わることもあります。

このような仕事の性質から、管理業務主任者はマンション管理組合そして管理組合の中の住民などの顧客の人生に寄り添って仕事を遂行していきます。

そのため、人に関わる仕事を行いたい方にとって非常にやりがいのある仕事といえます。

※関連コラム:管理業務主任者とは?仕事はきつい?平均年収は?意味ない資格って本当?

※【アガルート調べ】管理業務主任者試験合格者の職業別構成比

資格試験予備校アガルートでは受講生に対してアンケートを実施しています。令和5年度試験の合格者の回答は以下の結果となりました。

結果としては会社員の割合が7割以上で最多となっています。

前の章で述べた通り、管理業務主任者資格は就職・転職に有利になる、現在の会社でもキャリアアップにつながることがあるといった、会社員としてのメリットが存在します。

※令和5年度管理業務主任者管理士試験合格者向けアンケート結果の管理業務主任者試験合格者の職業構成比から引用

管理業務主任者とは?

管理業務主任者とは、マンションの管理に必要な知識を備えたマンション管理のエキスパートです。

管理業務主任者の主な仕事は、①管理委託契約に関する重要事項の説明、②管理委託契約の関連書類への記名・押印、③管理事務の報告を行います。

マンション管理のエキスパートである管理業務主任者がこれらの仕事を行うことにより、マンション管理組合は安心して管理事務をマンション管理会社に委ねることができます。

また、上記に挙げた①~③の仕事は管理会社に不可欠な仕事である一方、管理業務主任者のみが仕事として遂行できる独占業務となっています。

そのため管理業務主任者の存在は、マンション管理会社において無くてはならない存在です。

まとめ

以上で管理業務主任者のメリットについての解説を終わります。

管理業務主任者の資格には、沢山のメリットがありますね。

ぜひ取得を目指してはいかがでしょうか?

【令和5年】管理業務主任者試験に合格した人のアンケート調査概要

アンケート概要管理業務主任者試験合格者のアンケート
調査方法アガルートアカデミー内でのアンケート調査
調査対象アガルートの講座を利用して令和5年度管理業務主任者試験に合格したユーザー
調査対象地域日本国内

アンケート回答者の属性

年代20代30代40代50代60代以上
割合7.6%26.6%27.8%29.2%8.9%

管理業務主任者試験合格者の職業構成比

受験回数割合
会社員75.9%
公務員7.6%
会社役員6.3%
自営業5.1%
その他5.1%

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