管理業務主任者へ転職！未経験でも大丈夫？40代などの中高年は？

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管理業務主任者資格を取得して転職する際、未経験だと一体どれほど可能性があるのでしょうか？

今回のコラムでは、未経験者の方でも管理業務主任者に転職することは可能なのかについて解説していきます。
また、中高年の方のケースについてもご紹介していきますので、転職について興味をお持ちの方はぜひご参考ください。

管理業務主任者の主な転職先

管理業務主任者の主な就職先はマンション管理会社となります。

マンション管理会社が管理業務をする場合、必ず１名以上の管理業務主任者を設置しなければなりません。

マンション管理という事業を行う際、「事務所ごとに管理業務主任者資格の保有者を30管理組合に1人以上設置しなければならない」と法律で規定されているためです。（いわゆる設置義務）
※マンションの管理の適正化の推進に関する法律第56条,施行規則第61条および第62条

この設置義務があるため、未経験者でも管理業務主任者資格を有していれば採用されやすい傾向にあると言えるでしょう。
現に、求人サイトでも「未経験歓迎」での募集をよく見かけます。

管理業務主任者は未経験であっても転職しやすいといえるのでしょうか。

以下のように、管理業務主任者の仕事は、必ずしも経験者でなければできないというわけではありません。

管理業務主任者の主な業務内容
・管理組合との間の契約交渉における重要事項等の内容説明
・重要事項に関する書面への記名、押印など
・管理受託契約にかかる契約書への記名、押印
・管理業務の状況等について、逐一管理組合へ報告すること

経験よりも、1つ1つの仕事を丁寧に行う「やる気」や「根気」の方が大切であると言えるのではないでしょうか。

このように、未経験でも比較的対応しやすい仕事内容である点、マンション管理会社に管理業務主任者の設置義務がある点を考えると、未経験者であっても十分に転職可能であると考えられます。

続いて、30代、40代、50代と年代ごとの転職の可能性について解説していきます。

管理業務主任者試験における合格者の平均年齢は、例年40代前半。

管理業務主任者の中で30代というのは若年層であると言えます。

したがって、30代の方であれば転職が可能であるばかりか、比較的有利に転職活動を乗り切ることができるため、あまり不安に感じる必要はないでしょう。

前述の通り、合格者の平均年齢は概ね40代前半となることから、年齢層としては平均的であるといえます。

現に40代の方の求人募集もあります。

そのため、転職活動においては「自分の個性や強み」「前職に培ったスキルや事績」をしっかりと伝えることで、道を切り開くことが出来るでしょう。

求人募集では年齢不問という募集もあるため、転職することは可能ではあります。
しかし、やはり他の年代と比べると求人数は少ないのが実状です。

業界未経験者ならば、魅力的なスキルや実績がない限り、苦戦することを覚悟しなければなりません。

もし、アピールできそうなスキルや実績がない場合には、他の不動産系資格の取得、いわゆるダブルライセンスを目指すのも一つの手段です。

マンション管理士などとのダブルライセンスがあれば、十分に熱意や知識をアピールすることが可能となり、転職活動に大いに役立ってくれることでしょう。

資格試験予備校アガルートでは受講生に対してアンケートを実施しています。令和5年度試験の合格者の年齢構成比は以下の結果となりました。

年代別に見ると40代の27.8%が最多、次点で30代の26.6%となっています。

※令和5年度管理業務主任者管理士試験合格者向けアンケート結果のアンケート回答者の年代から引用

管理業務主任者は設置義務がある関係で、一定数のニーズが存在しています。

そのため、未経験者であるからといって諦める必要はありません。

また、年代別においても、30代や40代の方であれば十分に転職可能。
50代の方も、転職前の経験やダブルライセンス等をアピールすれば、転職できる可能性は十分にあると考えられます。

今後のマンション需要に伴い、よりニーズが高まっていく可能性がある点を踏まえると、転職の選択肢としては非常に有効です。

興味をお持ちの方は目指してみてはいかがでしょうか。

アンケート概要	管理業務主任者試験合格者のアンケート
調査方法	アガルートアカデミー内でのアンケート調査
調査対象	アガルートの講座を利用して令和5年度管理業務主任者試験に合格したユーザー
調査対象地域	日本国内