管理業務主任者試験の合格発表について、結果はどうだったのか?そもそもいつ発表されるのか?などと気になる人も多いと思います。

このコラムでは、2024年度管理業務主任者試験の合格発表について解説します。

発表を受けて、合格した人、不合格した人別にやるべきことについても解説するので参考にしてみてください。


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管理業務主任者試験の合格発表2024年(令和6年)はいつ?どのように?

令和6年度(2024年)管理業務主任者試験の合格発表日は令和7年(2025年)1月10日(金)です。なお、試験日は2024年12月1日(日)です。

一般社団法人マンション管理協会の合格発表専用ホームページに、合格者の受験番号が公表されます

リンク:管理業務主任者試験|一般社団法人 マンション管理業協会▶

また、Webで申し込んだ合格者は、ホームページから合格証明書などをダウンロードでき、必要に応じて印刷可能です。

郵送で管理業務主任者試験に申し込んだ方は、合格証明書が郵送で届きます

合格発表と同時に、合格基準点や試験問題の正解も発表されるので、試験の結果を振り返ってみると良いでしょう。

ただし、一般社団法人マンション管理協会は試験の合否や採点結果、問題の解答の根拠などへの問い合わせには対応していません。

関連コラム:マンション管理士試験・管理業務主任者試験の試験日・概要

【過去分】管理業務主任者試験の合格発表2023年について

2024年1月12日(金)、一般社団法人マンション管理業協会から、令和5年度 管理業務主任者試験合格発表が行われました。

今年度の合格者は3,208人で、前年度(令和4年度)の3,065人から143人増加しました。

合格点(合否判定基準点)は35点(50点満点中)*となり、前年度(令和4年度)の36点から1点低下という結果となりました。

*試験の一部免除者は30点(45点満点中)

受験者数は14,652名で、前年度の16,217名から1,565名減少しています。

なお、合格率は21.9%でした。

関連コラム:管理業務主任者試験の合格点・合格ライン!2024年合格点予想も

管理業務主任者試験に合格したらするべきこと

管理業務主任者の資格試験に合格した方、おめでとうございます。

合格後は必要に応じて、利用した予備校や通信講座の合格特典を申請したり、管理業務主任者登録をしたりする必要があります。

あなたの状況に合わせて、必要な手続きを済ませましょう。

以下では、管理業務主任者試験に合格したらすることについて、

  • 予備校を利用した人は合格得点の申請をする
  • 実務講習を受ける(実務経験がない場合)
  • 管理業務主任者としての登録手続きをする
  • 会社に報告する、就活・転職で活かす
  • ステップアップとして他の資格取得を検討する

の5つについて見ていきます。

予備校を利用した人は合格得点の申請をする

管理業務主任者試験の対策として、予備校や通信講座を活用して合格した方は、合格特典について確認しましょう。

合格特典がある講座を受講した場合は、合格特典の申請も忘れずに行ってください。

アガルートでは、管理業務主任者の合格者を対象に下記の2種類から選べる合格特典を用意しています。

  • 最大1万円分のAmazon®︎ギフト券のコード
  • 全額返金

なお、マンション管理士と管理業務主任者の試験にダブル合格された方は、Amazon®︎ギフトカードが2万円分になります。

合格特典を受け取るには合否通知書データや合格体験記などを提出して、一定の条件を満たす必要があります。

マンション管理士試験・管理業務主任者試験|合格特典▶

合格後は、受け取りたい合格特典とその条件を確認して、条件を満たせるように準備しましょう。

期限もあるので、申請期間に間に合うよう注意が必要です。

実務講習を受ける(実務経験がない場合)

管理業務主任者と名乗って業務を行う場合、試験合格に加えて「登録」する必要があります。

この登録の際に、原則的に登録申請時までに2年以上の実務経験がある必要があります。

この実務経験がない(登録申請時までに所定の年数に満たない)場合、登録実務講習という講習を受講、修了試験に合格することで、登録要件を満たすことができます。

なお、以下のコラムではそもそも何が実務経験に該当するか含めて登録実務講習について詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

関連コラム:管理業務主任者の登録実務実務講習とは?実務経験とは?日程も

管理業務主任者としての登録手続きをする

管理業務主任者と名乗って業務を行う場合、試験合格に加えて「登録」する必要があります。

登録するには、下記どちらかの条件をクリアしなければいけません。

  • 登録申請時までに2年以上の実務経験がある
  • 国土交通省の登録を受けたものが行う登録実務講習を受講して、終了試験に合格する

この登録をしなければ管理業務主任者として業務を行うことはできません。

なお、登録の流れや具体的な手続き方法、登録料や登録しないとどうなるかなどについては以下のコラムで詳しくまとめていますので合わせてご覧ください。

関連コラム:管理業務主任者に合格後の登録の流れを解説!登録料は?登録しないとどうなる?

会社に報告する、就活・転職で活かす

管理業務主任者の資格を取得することで、会社でのできる業務が増えたり、資格手当が貰えたりする場合があるので、合格後は速やかに会社への報告をしましょう。

また、管理業務主任者には以下の4つの独占業務があり、こうした業務を行う会社などでは、管理業務主任者資格の有資格者の存在は必須となります。

  1. 管理受託契約に際しての重要事項を説明すること
  2. 管理受託契約に関する重要事項説明書に記名すること
  3. 管理受託契約書に記名すること
  4. 管理事務に関する報告を行うこと

関連コラム:管理業務主任者は独占業務がある?気になる疑問を解説

こうした理由などにより、管理業務主任者は不動産業者からのニーズが高く、就職や転職が有利になると考えられます。

なお、就職・転職活動を行う際には、いわゆる「転職エージェント」を活用するのもオススメです。

中でも、資格を活かせる不動産業界への転職を希望する場合は、不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ROOT」がおすすめです。(登録料・利用料無料)

不動産転職ROOTは、不動産業界特化型エージェントならではの豊富な求人が魅力です。

また、専門コンサルタントによるさまざまなサポートを受けられるため、交渉が苦手な方でも、安心して転職活動を進められるでしょう。

管理業務主任者資格を活かした転職を考えている方は、ぜひ不動産転職ROOTを活用してみてください。

ステップアップとして他の資格取得を検討する

管理業務主任者に合格した方は、さらなるステップアップとして他の資格の取得を目指してみるのはいかがでしょうか?

例えば同じ不動産系資格ではマンション管理士が挙げられます。

マンション管理士は管理業務主任者と科目・出題範囲が似通っている部分もあり、多くの予備校でダブル受験のコースが存在します。

例えばアガルートアカデミーではマンション管理士試験・管理業務主任者試験 ダブル合格入門カリキュラムというカリキュラムがあります。

こうした他の不動産系資格を目指してみるのも良いのではないでしょうか?

関連コラム:マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験を目指すには?難易度の違いは?

今回残念ながら不合格であった場合:予備校の検討について

管理業務主任者試験、お疲れ様でした。

今回残念ながら不合格であった場合、戦略の見直しが必要となってくるでしょう。

例えば独学で勉強する中で今回不合格であった場合、翌年の受験に向けて次は予備校を利用するというのも一つの手です。

また、既に予備校を利用してきた場合も、果たして今の予備校で良いのか?もっと良い予備校もあったのではないか?と考えるのも良いでしょう。

資格試験予備校アガルートアカデミーは、

など、再び管理業務主任者試験に挑戦したいという人向けの割引が多数存在しています。

以下でそれぞれの割引制度についてみていきます。

再受験割引(10%OFF)

以前マンション管理士試験又は管理業務主任者試験を受験されたことがある方を対象に、

を通常価格の10%OFFで販売いたします。

詳細についてはこちらをご確認ください。

他校乗換割引(20%OFF)

他の予備校・通信講座・スクール等の有料講座でマンション管理士試験・管理業務主任者試験の学習をされていた方を対象に、

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詳細についてはこちらをご確認ください。

再受講割引(20%OFF)

過去にアガルートアカデミーでマンション管理士・管理業務主任者 総合講義/カリキュラムを受講されていた方を対象に、

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詳細についてはこちらをご確認ください。

その他の割引について

上記3割引は主に今年管理業務主任者試験を受験したが不合格であった人向けとしてピックアップしました。

しかしアガルートアカデミーの管理業務主任者試験講座の割引制度は他にも複数種類存在します。

割引制度全体を知りたいという方はこちらをご覧ください。

管理業務主任者試験の難易度

令和5年度・4年度の管理業務主任者試験の受験者や合格者数、合格率などは表のとおりです

令和5年度令和4年度
受験申込者数17,855人19,589人
受験者数14,652人16,217人
受験率82.1%82.8%
合格者数3,208人3,065人
合格率21.9%18.9%
合格基準点50問中35問正解
(試験の一部免除者45問中30問正解)
50問中36問正解
(試験の一部免除者45問中31問正解)
出典:試験|一般社団法人 マンション管理業協会

管理業務主任者試験の合格率は、例年20%前後です。

過去10年間の合格率は20%前後から大きな変動はなく、安定しています。

人気の不動産資格の1つである宅建士の合格率は、例年15〜17%なので、合格率で判断すると難易度はほぼ同程度といえます。

関連コラム:管理業務主任者の難易度とは?合格率推移&他資格と比較すると

管理業務主任者試験には、受験資格が設けられておらず、誰でも受験可能です。

試験内容は法令系や建設・設備系、管理実務系と多岐にわたりますが、基礎的な問題が多く出題されるため、初学者でも挑戦しやすい資格の1つです。

また、マンション管理士試験合格者は5問免除制度の対象になり、管理業務主任者試験の問題の一部を解答する必要がありません。

そのため、通常の受験者と5問免除対象者では、合格基準点や試験時間が異なります。

関連コラム:管理業務主任者試験における5問免除制度とは?免除範囲や手続き方法も紹介

まとめ

改めて管理業務主任者試験に合格した方、おめでとうございます。

合格後の進路はさまざまなので、取得した資格を活かして、あなたの目指す未来に向けて進んでいきましょう。

今回は残念な結果になってしまった方は、お疲れ様でした。

管理業務主任者試験の出題範囲は幅広く、受験者の約80%が不合格になっているため、決して簡単な資格ではありません。

努力が報われなかったのは悔しいですが、多くの方が悔しい思いをした経験を活かして、合格を手にしています。

まずは自分自身を労わって、次の試験も受験するかどうかを検討しましょう。

これまで独学で勉強していた方や、学習時間の確保が難しい方は、オンライン講座を活用して効率よく学習を進めるのも方法の1つです。

関連コラム:マンション管理士試験・管理業務主任者試験の試験日・概要