教員採用試験の自己PRの作り方と例文を紹介!作成のポイントと注意点も解説
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教員採用試験において、自己PRは自分の人物像を伝えるのに大変重要です。
しかし、自己PRをどのように書いたらいいのかと困っている方は多いのではないでしょうか。
本コラムでは、教員採用試験の自己PRの作り方や例題を紹介します。
作成時のポイントや注意点についても解説するため、自己PR作成に困っている方はぜひ参考にしてください。
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教員採用試験の自己PRは重要?
近年の教員採用試験では人物評価が重視される傾向にあり、自己PRの重要性は高まっています。
自治体によっては、知識力よりも人物重視の採用に力を入れており、実施する試験内容も変化してきています。
また、自己PRは、強みや長所を通して受験者が教員として相応しい人柄なのかを採用担当者が判断する課題のひとつです。
自己PRで自分の人柄をしっかりアピールできなければ、試験に合格することは難しいでしょう。
しかし、受験者にとっては、自分がどのような人物なのか知ってもらうチャンスでもあります。
作成方法をしっかり理解して魅力的な自己PRが作成できれば、合格する可能性が広がります。
教員採用試験の自己PRを作成する4つのポイント
教員採用試験の自己PRを作成するポイントは、以下の4つです。
- 話の構成を考える
- 課題に対してどう対処したか深ぼる
- 具体的なエピソードを加える
- 自治体の方針や求める人物像を確認する
話の構成を考える
自己PRを作成する前には、まず話の構成を考えましょう。
自己PRの基本的な構成は、以下のとおりです。
- 最初に結論を書く
- 結論にまつわるエピソードを書く
- 今まで述べてきたことについて教職での活かし方を書く
自己PRは、最初に結論となる自分の強みや長所を書きます。
強みや長所はひとつだけ書くのがおすすめです。
教職で活かせる強み・長所を簡潔に述べ、次のエピソード部分で具体的な内容を書いていきます。
強みや長所が活かされた過去のエピソードは、なるべく詳しく書きましょう。
具体的に内容を書くことができれば、伝わりやすく説得力が増します。
最後のまとめとして、述べてきた強みや長所をどのように教職で活かすことができるのかを書きます。
エピソードと絡めながら書けると、大きなアピールになるでしょう。
課題に対してどう対処したか深ぼる
説得力を増すために、自己PRのエピソード部分では、課題に対する対処方法や課題を乗り越えたプロセスを述べなければなりません。
そのため、エピソードを書く前には、課題に対してどう対処したのかを深ぼる作業を行うことが大切です。
過去の困難や課題を思い出し、乗り越えるためにどのような過程があったのか、なぜ乗り越えることができたのかについて考え、紙などに書き出しましょう。
重要なことは、課題に対する改善方法や問題解決に取り組んだ課程を明確に伝えることです。
採用担当者は、受験者が困難や失敗をどのように受け止め、解決するためにどのように取り組んだのかについて注目しています。
つまり、大きな実績ではなくても問題ありません。
具体的なエピソードを加える
エピソード部分はより詳しく書けると、採用担当者が受験者の人物像についてイメージしやすくなります。
自己PR内には、具体的なエピソードを加えることを意識しましょう。
自分が経験してきた中からわかりやすいエピソードを選んで、端的にまとめるのがおすすめです。
なお、エピソードは教育に関するものがおすすめです。
ただし、教育関連以外の内容でも問題ありません。
アルバイトやサークル活動などの経験などでも、課題に取り組んだ課程を具体的に書ければしっかりとしたアピールになります。
自治体の方針や求める人物像を確認する
教育採用試験を受験する際には、受験する自治体の方針や求める人物像を確認することも重要です。
教育採用試験は自治体によって試験内容が異なり、教育方針や求めている人材も違っています。
どのような教育に力を入れているのか、求める教師像はどのような人物なのかをチェックし、自治体の方針に沿った自己PRができるようにしましょう。
教員採用試験の受験要項などは、各自治体の公式ホームページなどに掲載されています。
受験を控えている方は、希望する自治体の情報を必ず確認しておきましょう。
教員採用試験の自己PRを考える際の注意点3選
教員採用試験の自己PRを考える際には、以下の3つに注意しましょう。
- 嘘はつかない
- 古すぎるエピソードは控える
- だらだら話さないよう注意
嘘はつかない
教育採用試験の自己PRでもっとも大切なことは、嘘をつかないことです。
自分を良く見せたいからと嘘や内容を盛って書くことは、やってはいけません。
嘘のエピソードを書くと、面接時に面接官に嘘や内容の盛りすぎが発覚しやすく、マイナス評価に繋がります。
教員を目指しているのに嘘をつくという印象を面接官に与えることとなり、合格はできないでしょう。
自己PRは、すごい実績を書けば良いという課題ではありません。
ありのままの経験を書いて、自分について採用担当者に知ってもらうことが大切です。
古すぎるエピソードは控える
自己PRを書く際には、古すぎるエピソードは選ばないようにしましょう。
採用担当者は、受験者がどのようなスキルや価値観をもっているのかなどの人物像を自己PRから知りたがっています。
例えば、小学校のクラブ活動のエピソードなどを書いても、古すぎて今の人物像がわかりにくいです。
また、幼少期や小学校のエピソードを選んでしまうと、大学時代や現在においては頑張った経験がないのではと思われてしまいます。
大学時代もしくは高校生の時に経験した、アルバイトやサークル活動、ボランティア活動など、現在に近い経験からアピールポイントを考えましょう。
だらだら話さないよう注意
自己PRはだらだら長く書いてしまうと読みづらい印象を与え、何を伝えたいのかが明確になりません。
特にエピソード部分などは長く書かないよう、注意が必要です。
採用担当者は、何人もの自己PRに目を通しています。
長い文章でエピソードがだらだら書かれていると読みづらく、印象に残りにくいでしょう。
自己PRは伝えたいことを400〜500字で端的にまとめ、1分程度で読めるボリュームに抑えるのがおすすめです。
400〜500字だと伝えたいことがすべて書けないという場合は、自分がアピールしたい内容は何なのか優先順位を付けてから考えると良いでしょう。
教員採用試験の自己PRの例文5選
ポイントや注意点を踏まえた、教育採用試験の自己PRの例文を5つ紹介します。
ぜひ例文を参考に、自己PRを作成してみてください。
アルバイト経験の例文
私の長所は、柔軟なコミュニケーション能力です。特に、飲食店での接客業務を通じて、さまざまな人々と接し、柔軟な対応力を身につけることができました。
私がアルバイトをしていた飲食店では、毎日多くの顧客が訪れ、時にはクレームを受けることもありました。
その際、私はまずお客様の話をしっかりと聞き、共感を示すことを心がけました。例えば、ある日、料理が遅れてしまったお客様がいらっしゃいました。
私はすぐに状況を確認し、謝罪したうえで、料理の進捗状況をお伝えし、さらにお詫びとしてデザートをサービスしました。
このように、お客様の気持ちに寄り添うことで、信頼関係を築くことができ、結果的にそのお客様は再度来店してくださりました。
この経験から、相手の立場に立って考えることの重要性を学びました。
この経験を教育現場に活かすことで、生徒一人ひとりの気持ちに寄り添った指導ができると考えています。
また、クラス内でのトラブルや問題が発生した際にも、冷静に状況を把握し、適切な対応を行うことで、生徒たちが安心して学べる環境を整えることができると信じています。
サークル経験の例文
私の強みは、相手に合わせたアプローチを通じて信頼関係を築ける点です。
私は大学時代、テニスサークルに所属していました。私がサークルのキャプテンを務めていた際、メンバーの中にテニス初心者がいました。
彼は最初、緊張してうまくプレーできず、周囲の目を気にしていました。そこで私は、彼に少しずつ話しかけ、徐々に自信をもてるようにサポートしました。
練習の合間に声をかけ、彼の進歩を褒めることで、彼は次第に自信をつけ、最終的には試合にも出場できるようになりました。
この経験を通じて、個々の成長を促すことの大切さを実感しました。
このエピソードは、教育現場においても同様に活かせると考えています。
生徒一人ひとりの個性や能力を理解し、適切なサポートを行うことで、彼らの成長を促すことができると信じています。
また、チームスポーツでの経験から、協力やコミュニケーションの重要性を学びました。
これを教育に応用することで、クラス全体の雰囲気を良くし、生徒同士の絆を深めることができると考えています。
部活動経験の例文
私の強みは、美術部での経験を通じて培った創造性とチームワークです。
美術部での活動を通じて、私は自己表現の重要性を学び、他者との協力がどれほど力を生むかを実感しました。
私が高校3年生の時、文化祭での展示を企画しました。
美術部のメンバーは多様な技術やスタイルを持っていましたが、初めは意見がまとまらず、展示内容についての議論が白熱しました。
そこで私は、各メンバーの得意分野を活かすことを提案し、それぞれの作品が一つのテーマを通じてつながるようなコンセプトを作りました。
みんなが自分の役割を理解し、協力して作品を完成させた結果、文化祭では大変好評を得ることができました。
この経験を通じて、私はリーダーシップや調整力の大切さも学びました。
このエピソードから得た教訓は、教育現場でも同様に活かせると考えています。
生徒一人ひとりの個性や才能を尊重し、それを引き出すための環境を整えることが重要です。
美術教育においても、技術やスタイルの違いを認め、共同作業を通じて生徒同士が刺激し合うことで、より深い学びが生まれると考えています。
ボランティア活動経験の例文
私の強みは、ボランティア活動を通じて培ったコミュニケーション能力と問題解決能力です。
私は大学3年生の時、地域の小学校での放課後プログラムに参加しました。そこでは、学習支援や遊びの時間を通じて子どもたちとかかわる機会がありました。
最初は、特に学習に自信をもてない子どもたちが多く、どのようにアプローチするか悩みました。
そして、子どもたちとの信頼関係を築くことに注力しました。彼らの好きな遊びや趣味を聞き、共通の話題を見つけることで少しずつ距離を縮めることができました。
信頼関係が築けた後は、ボードゲームなどを通じて数学を学ぶ方法を取り入れました。
子どもたちは楽しみながら学習することができ、自信を持って発言するようになりました。
この経験から、問題を解決するためには相手の立場に立って考えることが重要であると実感しました。
経験を教育に活かすためには、まず生徒との信頼関係を築くことが基本だと考えています。
私は、生徒の興味や関心を理解し、それを学びに繋げる授業を展開していくつもりです。
さらに、遊びや実践を通じて学ぶ喜びを提供することで、自己肯定感や学習意欲を高める支援を行っていきます。
教育実習経験の例文
私の強みは、教育実習を通じて養った実践的な指導力と生徒理解の深さです。
この経験を活かし、生徒一人ひとりの特性に応じた支援を行い、学びの場を充実させることができます。
特別支援学級での授業を担当した際、さまざまな特性をもつ生徒たちにどのようにアプローチするか悩みました。
そこで、彼らの興味や得意なことを把握し、それに基づいた教材や活動を用いることで関心を引き出しました。
視覚的な学びを好む生徒には図やイラストを多く使い、聴覚的な学びを重視する生徒にはリズムに合わせた活動を取り入れる工夫をしました。
その結果、生徒たちは授業に積極的に参加し、コミュニケーションも増加しました。
特に、ある生徒が自分の意見を発表できるようになり、自信をもって友達と交流する姿を見て、大きな喜びを感じました。
この経験から、個々の特性に応じた指導の重要性を強く実感しました。
このような経験を通じて、私は生徒の特性を理解し、多様な学び方を取り入れた授業を展開することで、安心して意見を出し合える環境を提供したいと考えています。
まとめ
本コラムでは、教員採用試験の自己PRの作り方や例題を紹介しました。
以下、内容の要点をまとめます。
- 教員採用試験は、受験者が教員に相応しい人物なのかを判断する重要な課題
- 近年人物評価が重視される傾向であり、自治体よっては人物重視の採用を行っている
- 自己PRを作成するポイントは、話の構成を考える、課題に対する課程を深ぼる、具体的なエピソードを加える、自治体の方針や求める人物像を確認するの4つ
- 自己PRを考える際の注意点は、嘘はつかない、古すぎるエピソードは控える、だらだら話さないようにするの3つ
自己PRがしっかり書ければ、自分がどのような人物なのかを採用担当者に大いにアピールできます。
ポイントや注意点を抑えて、ありのままの自分を伝えられる文章を作成しましょう。
自己PR文を書く自信がない、添削指導をしてもらいたい場合は、通信講座などを利用するのがおすすめです。
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