【公認心理師】大阪大学の基本情報・実習・編入について紹介
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公認心理師を目指しているけれど、どの大学を選ぶべきか迷っていませんか?
特に、社会人としてキャリアを積みながら学び直しを考えている方にとって、仕事との両立や入学のしやすさは大きな課題ですよね。
また、実習制度や編入の選択肢についても気になるところではないでしょうか。
本コラムでは、そんな悩みを抱える皆さんに向けて、大阪大学人間科学研究科人間科学部で公認心理師資格を取得するためのプログラムを詳しくご紹介します。
大阪大学は国立大学ならではの高い教育水準を誇り、実践的な実習や柔軟な編入制度など、魅力的な特徴を持っています。
本コラムを読むことで、公認心理師へのステップがより具体的に見えてくるでしょう。
目次
大阪大学人間科学研究科人間科学部の基本情報
大阪大学人間科学研究科人間科学部は、「人間とは何か」を多角的に探究し、現代社会の諸問題解決に貢献できる人材育成を目指しています。
公認心理師を目指す皆さんにとって、人間科学部は魅力的な選択肢となるでしょう。
2018年4月以降、大阪大学人間科学部・人間科学研究科では、公認心理師の受験資格取得を支援する専用のプログラムを導入しました。
プログラムでは、学部で25科目、大学院で10科目を履修することで、国家試験の受験資格を得ることができます。
人間科学部では、人間の行動を心理学・生物学の立場から研究する「行動学」、人間の文化、社会、思想などを社会学・人間学・人類学などの立場から研究する「社会学」、人間の発達、形成のあり方を教育諸科学の立場から研究する「教育学」、多元性を互いに認め合い、対等な関係を築きながら、ともに生きることを実践、研究する「共生学」の4つの学科目で構成されています。
これらの学際的な学びを通して、人間に対する深い理解と、現代社会の諸問題を解決するための多様な視点を獲得できます。
大阪大学において、公認心理師の資格を取得するうえでは必ずしも人間科学研究科人間科学部に属する必要はありません。
受験資格取得に必要となる科目の履修は、教育学系・行動学系を中心に複数の研究分野(臨床心理学、教育心理学、比較発達心理学、臨床死生学・老年行動学、社会心理学など)で対応しているため、どの学科に属するかに依存することなく、資格取得を目指せます。
公認心理師を目指すうえで、人間科学部で必要な単位を修得し卒業すれば、受験資格を得ることが可能です。
人間科学研究科には心理学を深く学べる大学院があり、臨床心理士資格取得も目指せます。
その他、認定心理士や学校心理士などの受験資格が得られる可能性もあります。
公認心理師の資格を取得するうえで必須となる実習への参加は、成績などの要素を総合的に判断して決定されます。
編入学試験も実施していますが、募集人員は非常に限られています。
立地・アクセス
- 豊中キャンパス: 大阪府豊中市待兼山町1-1
- 阪急電鉄宝塚線「石橋阪大前駅」から徒歩約10分
大阪大学人間科学研究科人間科学部の学費
大阪大学人間科学研究科人間科学部において、公認心理師の資格取得を目指す場合、年間834,800円の学費がかかります(初年度)。
その内訳は以下のとおりです。
入学料 | 282,000円 |
授業料 | 535,800円 |
検定料 | 17,000円 |
経済的な理由により、入学料や授業料の納付が困難な学生に対して、大阪大学では様々な支援制度を用意しています。
これらの制度を活用することで、安心して学業に専念できる環境を整えることができるでしょう。
大阪大学人間科学研究科人間科学部の実習
大阪大学人間科学研究科人間科学部では、公認心理師の国家試験受験資格取得に必須の「心理実習」(学部)と「心理実践実習」(大学院)への参加は、選抜によって決定されます。
大阪大学人間科学研究科人間科学部では、学内・学外ともに保健医療・福祉・教育・産業・司法など様々な分野にわたる実習先を設定しています。
代表的な実習先としては以下の施設があります。
保健医療分野 | 大阪大学医学部附属病院精神科、仁明会クリニック |
教育分野 | 豊中市教育委員会スクールサポーター(豊中支援学校)、摂津支援学校 |
福祉分野 | 豊寿荘 (大阪府社会福祉事業団)、大阪市中央こども相談センター |
司法・犯罪分野 | 大阪少年鑑別所 |
産業・労働分野 | ダイハツ工業保健センター |
実習先の選抜では、申請書類に基づく面接を通し、実習参加に必要な能力や適性、卒業論文・修士論文との両立可能性などが総合的に判断されます。
さらに、公認心理師に必要な科目の履修状況と成績も重要な要素となるので注意しましょう。
学部生の場合、選抜の前に特定の科目を履修済みであることが条件となります。大学院生は入学後の4月中旬頃に選抜が行われます。
大阪大学人間科学研究科人間科学部への編入
大阪大学人間科学研究科人間科学部では、3年次編入学試験を実施しています。
この制度を利用することで、他大学や短期大学などで取得した単位を活かし、3年次から大阪大学で学ぶことができます。
入学者の選抜は、外部英語検定試験スコア、学力検査、編入学希望調書、成績証明書などを総合的に評価して行います。
学力検査は、筆記試験(小論文、専門基礎科目)と口述試験によって実施されます。
3年次編入制度を利用して入学した場合でも、在学中に公認心理師に必要な科目を全て履修すれば、公認心理師の受験資格を得ることができます。
ただし、大阪大学人間科学研究科人間科学部のカリキュラムは4年間での履修を想定しているため、卒業が遅れる可能性があるので注意が必要です。
また、編入前に他大学などで取得した公認心理師関連科目は、入学後に個別に単位認定を受ける必要があります。
認定結果によっては、本学で改めて単位を取得しなければならない場合がある点にも注意しましょう。