公務員試験の面接対策はいつから始める?始め方と合格する対策方法を解説
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「公務員試験の面接対策はいつから始めるべき?」などと考えていますか。
公務員試験において二次試験の面接は合否に直結する重要な試験です。
近年は面接に重きを置いている自治体も増えているため、適切な時期から適切な方法で人物試験対策を行いましょう。
本記事では、公務員の面接試験対策を始める時期や対策の流れを解説しています。
最後には面接形態ごとの対策方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
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公務員試験の面接対策は試験日1ヵ月前からはじめる
公務員の面接試験対策は、試験日の約1か月前から始めることが一般的です。
基本的に一次試験が終わるまでは筆記試験対策を重点的に行い、一次試験が終わったら面接対策に切り替えるイメージです。
面接重視の自治体が多い昨今において直前だけの対策では不安が残るため、一次試験の合否が出てからではなく、一次試験が終わった直後から対策を始めることをおすすめします。
また、二次試験では面接の参考資料となる「面接カード」の提出も行います。
面接カードは二次試験の前にダウンロードして記載のうえ、面接当日に提出する流れが一般的です。
面接カードの対策も面接対策と並行して行います。
試験本番では面接カードの内容をもとに質問がされるため、記載内容を踏まえて回答のイメージを作りましょう。
ただし、面接カードの提出時期は自治体によって異なる点に留意してください。
公務員試験の面接対策は何から始める?対策の流れ
面接試験対策を効率的に進めるには、自己分析や受験先の研究、志望動機の作成などを順序立てて行うことが大切です。
ここでは、公務員の面接対策の流れを紹介します。
1.自己分析をする
面接試験対策は自己分析から始まります。
自己分析とはその名の通り、自分の性格や能力、強みなどを分析する作業です。
自己分析を行うことで、面接時に自分のアピールポイントや熱意、職場への適性などについて説得力をもって説明できるようになります。
また、ある程度質問の内容に傾向がある公務員試験の面接において、あらかじめ自分の強みに絡めた回答を準備するための材料にもなります。
「自分のことだから分析は不要」と考える方もいますが、客観的な視点で理論的に自分の強みや適性を伝えることは簡単ではありません。
自己の性格や強みがわからないと、自治体の特徴と自分がマッチしているか判断できず、志望動機や質問に対する回答も曖昧になりやすいため、必ず最初に取り組んでください。
2.希望する自治体の研究
次に受験先の自治体研究を行います。
【自治体研究の内容の例】
- 有名な行事や名産品
- 自治体の規模
- 自治体の課題
- 取組みの内容
- ホームページの確認
- 市長の名前
- 興味のある部署
- 自分が住む自治体との比較 など
自治体研究は志望動機や入庁後にやりたい仕事などの明確化に役立ち「○○市でなければならない理由」を考える際も役立ちます。
また、一次試験の前に説明会が実施されている場合は積極的に参加しましょう。
そうでなくても、一度自治体や市役所を訪れておくと、ネット上ではわからない魅力や雰囲気を把握できます。
面接の回答に絡められれば志望度の高さや積極性も伝えられるでしょう。
他方で受験先が国家公務員の場合は、希望省庁の取組みや業務に関する国の課題などをまとめることが大切です。
3.志望動機の作成
次に志望動機を作成します。
志望動機はほぼ必ず質問される項目で、自治体に対する本気度や相性の良さを伝えることが最大の目的となります。
志望動機の作成は、大きく以下の流れで行いましょう。
- なぜ民間企業ではなく公務員なのか
- なぜ地方公務員(国家公務員)なのか
- なぜ県(市)ではなく市(県)なのか(なぜこの省庁なのか)
- なぜ数ある自治体の中でもこの市(県なのか)
特に地方公務員の場合は「○○市でないといけない理由」で躓く方が多いです。
自分が長く住んでいる場合はひとつの理由となりますが、縁が少ない自治体を受験する際は取組みや自治体の特徴で共感できる事柄を見つけてみましょう。
4.自治体の質問対策
志望動機を作成したら自治体の質問対策を行います。
【想定される質問の例】
- 志望動機
- なぜこの自治体なのか
- 自治体の課題
- 施策で気になること
- 希望の部署
- 学生時代に力を入れたこと
- 長所と短所・自己PR
- 挫折経験
- 苦手な人への対応・付き合い方
- ストレスの発散方法
- 集団内での役割
- 最近気になった社会の出来事や本
- 併願状況や自治体の志望順位
- 逆質問 など
自治体の面接情報を有している予備校などを利用する場合は、試験の傾向について簡単に把握できるはずです。
一方で、自分で質問対策を行う場合は、インターネット上で実際に試験を受けた方の経験談などを探してみましょう。
そして想定される質問をピックアップしたら、それに対する回答を作成します。
本番で一言一句同じ内容を話す必要はありませんが、自分の強みや経験、受験先特徴などを踏まえて大まかに回答を作成しましょう。
5.模擬面接
ここまで面接対策を行ったら、実際に模擬面接で経験を積んでいきます。
模擬面接を受けることで試験本番の雰囲気や流れ、想定される質問、第三者の客観的な意見などを把握できます。
本番の雰囲気や流れがわからないと、場の雰囲気に流されて緊張する原因や、想定外の質問が飛んでくる原因にもなりかねません。
特に通信講座のアガルートには、回数無制限の模擬面接や面接カードの添削を受けられるカリキュラムがあります。
また一部自治体の面接体験が公開されるため、独学では難しい情報収集も容易に可能です。
ほかにも、テーマごとに掘り下げるべきポイントや自分の考えをまとめる方法などを把握できる面接対策講座も提供されているため、確認してみてください。
合格するための公務員面接対策方法
公務員試験の面接形態は個人面接が基本ですが、中には集団面接や集団討論を行う受験先もあります。
ここでは、各面接形態ごとに対策方法を紹介します。
個人面接の対策方法
受験者1名と複数人の面接官で行う個人面接の対策は、上述した対策の流れ通りで問題ありません。
繰り返しになりますが、特に重要となるのが模擬面接です。
模擬面接で本番の雰囲気や流れ、第三者からの意見を得るだけでも面接試験においては大きなアドバンテージとなります。
面接の能力は練習を繰り返すことで徐々についてくるため、何度も模擬面接を受けられる環境に身を置くことをおすすめします。
集団面接の対策方法
集団面接とは複数人の受験者に、複数人の面接官が質問を行う面接形態です。
また挙手制や指名制、端から順番など回答順はさまざまです。
多くの受験者の審査を行うため、個別面接とは異なり質問が詳しく掘り下げられることは少ない傾向にあります。
その反面、所作や話し方が周りの受験者と比較されやすいため、以下のような点を意識しましょう。
- 身だしなみを整える
- 面接のマナーの徹底
- 大きな声でハキハキと回答
質問が深く掘り下げられない集団面接では、これらの内容を徹底するだけで好印象につながります。
また、集団面接は以下のようなことも起こり得ます。
- 回答の内容がほかの受験者と被る
- ほかの受験者の回答を聞いて緊張
そのため、回答が挙手制の場合は最初に手をあげるべきといえるでしょう。
真っ先に挙手ができれば積極性のアピールにもなります。
集団討論の対策方法
集団討論とは、5~10名程のグループに分かれて、与えられた課題について討論を行う人物試験です。
集団討論の出題テーマは、時事や社会問題、自治体独自の政策・課題など多岐に渡るため、新聞やニュース、自治体の資料、課題などの情報を事前に収集することが大切です。
集団討論で高い評価を得るためのコツは、大きく以下の4点といえます。
- 自分の意見をしっかりと共有する
- ほかの受験者の意見を傾聴する
- 全員が同程度に発言する
- タイムマネジメントを意識する
司会や書記、タイムキーパーの役割分担を行う選択肢もありますが、それぞれの役割を担うにあたって発言量が減るといったデメリットもあるため注意が必要です。
また集団討論の対策は自分一人ではできないため、対策としては模擬集団討論がおすすめです。
公務員試験を受験する仲間を複数人集めてひとつのテーマを議論してみましょう。
最後にお互いの受験者同士で気になった点を共有すれば、面接試験の力が徐々についていきます。
また、公務員予備校や大学の就職サポートなどで模擬集団討論を受けられる場合もあるため、練習の機会がないかをチェックしましょう。
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今回は公務員の面接試験対策をいつから始めるべきか、どのように対策すべきかなどを解説しました。
公務員試験の面接は最終合格に直結する要因であり、近年は人物重視の自治体も増えているため、入念な対策は必須です。
面接対策を始める時期は、試験の約1か月前、一次試験の直後からです。
まずは自己分析や自治体研究から始めて、面接試験のイメージを作りましょう。
また面接試験対策を効率よく進めるためには、模擬面接の活用がおすすめです。
特にアガルートの一部通信講座(カリキュラム)には、面接カードの添削や回数無制限の模擬面接を受けられます。
さらに80人越えの面接再現レポートを読むことができ、面接再現動画で実際の面接もイメージできるため、独学よりも圧倒的に面接の質を高められます。
もちろん筆記試験対策も充実したフォロー制度の下で進められるため、ぜひ検討してください。
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大学現役時に以下の公務員試験に独学で合格。
・国家公務員一般職
・国税専門官
・東京特別区
・地方上級(地元県庁)
そして、公務員としての勤務を経た後に、フリーランスのWebライターとして独立。
現在は公務員時代の知識や経験を活かして、多くの方の人生の選択に役立てるよう日々奮闘しています。