【公務員試験・特別区】豊島区の面接再現!面接の雰囲気・質問を公開
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豊島区の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、豊島区の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に面接対策をしましょう。
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試験日・試験時間・面接官
1回目
試験日:2022年8月
面接官:3名(全員男性40代~60代)
2回目
試験日:2022年8月
試験時間:30分
面接官: 5名(男性3名、女性2名40代~60代)
場所・雰囲気
1回目:ホテルの1室、大きさは一般的なホテルの部屋を想像してもらえればよい。距離感は面接官と受験生の間が3メートルほど離れていたと思う。マスクを着用しての面接だった。
2回目:豊島区役所の本庁舎の1室(大きさは、一般的な会議室の2倍くらいの大きさ 。面接官が長机に5人座っており、受験生は机に1人という形で、4メートル程離れていたと思う。
面接内容・再現
1回目の面接
私:失礼いたします。
面接官A:受験番号と名前お願いいたします。
私:受験番号○○〇○、○○〇○です。本日はよろしくお願いいたします。
面接官B:着席してください。
私:失礼します。
面接官:迷わず来られましたか?
私:はい、今日は朝五時半に起きて事前に調べておいたルートで来ることができました。乗り換えも一本だったので、スムーズに来ることができました。
面接官:そうですか。朝五時半は早いですね。毎日その時間で起きているのですか?
私:毎日その時間に起きています。
面接官:すごいですね。面接の準備も万全ですか?
私:私なりにしっかり準備したつもり出来ました。
面接官:そうですか。あまり緊張せず、いつも通りの自分で受けていただければ結構です。
私:はい、わかりました。
面接官:それでは面接を始めさせていただきたいと思います。まずは、自己紹介も兼ねて事前に用意していただいた3分間プレゼンテーションをお願いいたします。
私:はい、それでは3分間プレゼンテーションを開始します。よろしくお願いします。受験番号〇〇〇〇、〇〇〇〇です。
まず、私が公務員試験を死亡した理由についてお話します。(自分が網膜剥離で3度手術し、そのことについて特別区の職員の方々にお世話になったことから、今度は自分が職員として支えたいと思い、志望した旨を伝えました。)
次に私の強みについてお話しします。(私の強みは網膜剥離を3度乗り越えた逆境で努力する力です。手術後、大学の単位をすべて取得したエピソードも加える。)
最後に私の強みである逆境で努力する力を生かして、区の職員としてどのような仕事がしたいかについて話します。(自分自身が障害を負ったこと、それを区の職員に助けてもらったことで前を向くことができたことから、障害福祉及び防災対策に関わる仕事に携わりたい旨を伝えました。)
以上です。ご清聴ありがとうございました。
面接官:ありがとうございます。それでは今のお話についていくつか質問をさせていただきます。まず、冒頭で手術をされて公務員を目指そうとされたとのことですが、その時以前は特に意識されていなかったのでしょうか?
私:はい、特に強く意識はしておりませんでした。
面接官:そうですか。区の職員に目のことを相談して、そのことが区の職員になるきっかけになったとのことでしたが、地元の市役所はお受けになられているのでしょうか?
私:いいえ、特別区1つのみを受けております。
面接官:なぜ、地元の市役所でなく、特別区なのでしょうか?
私:(地元の市役所と比較して、特別区は障碍者政策に力を入れている(地元の市役所のHPには障碍者に関する法令の紹介のみにとどまっていたが、区では豊島区のマスクをつけられない方を示すシールの配布など積極的な姿勢がある旨を伝えました。)
面接官:そうですか、わかりました。逆境で努力する力が強みとのことでしたが、そのほかのエピソードはございますか?
私:(半年の公務員試験の勉強で一次試験突破、筋トレを4年間継続しているエピソードを加える)
面接官:そうですか、ちなみに筋トレを開始したきっかけなどはあるのでしょうか?
私:(コロナ渦で時間ができたことから、自分の苦手を克服したいと思い、コンプレックスであった細い体を変えるべく筋トレを開始した、始めたときはやり方がわからず挫折しかけたが、コーチとのパーソナルトレーニングやジムに通う人に教えてもらうことで継続できた旨を伝えました。)
面接官:筋トレ以外にも勉強や資格勉強を積極的に行っているのですが、こういったことをできるモチベーションはどこから来るのでしょうか?
私:(自分が元からできないことに加えて、網膜剥離の経験でよりできなくなってしまったことが逆に意地でも努力してやってやるという反骨精神を育てた旨を伝えました。)
面接官:そうですか、それでは少し話を変えます。今回のコロナ渦で区の商店街が打撃を受けて、個人商店の方が特に売り上げが落ちてしまったと思うのですが、もし区の職員として働いている場合、どのような対策を考えますか?勿論、実際に働いていないので騒動で構いませんよ。
私:(個人の焦点は大企業に比べて、個人の裁量が多きいこと・区の商店街と区役所が連携して、例えば、区内で使えるクーポン券を配ることで、区内で経済を活性化できるのではないかと伝えました。主張が弱かったので、いまいちな反応でした)
面接官:わかりました。それでは以上で面接を終えたいと思います。ありがとうございました。
私:こちらこそお忙しい中ありがとうございました。
2回目の面接
私:失礼いたします。
面接官A:受験番号と名前お願いいたします。
私:受験番号○○○〇、○○○〇です。本日はよろしくお願いいたします。
面接官B:着席してください。
私:失礼します。
面接官:それでは面接を開始しますが、緊張せずいつも通りの自分で受けてくだされば結構です。
私:わかりました。
面接官:それでは始めます。まず、豊島区を志望した理由についてお聞かせください。
私:(網膜剥離後の将来の不安について、豊島区の職員の方に支えていたこと、視覚障碍者のためのアプリを開発していることから、当事者としてアプリの向上に努めたい旨を伝えました。)
面接官:そうですか。手術を3回も行ったとのことで大変だったと思うのですが、手術後はどのように復帰することができたのでしょうか?
私:(手術後は自室にふさぎ込むことが多かったですが、これ以上両親に迷惑をかけたくない、そして自分が成長する姿を見せて少しでも親孝行をしたいということから自分のできる勉強や運動を再開しました。)
面接官:わかりました。次に学生時代に頑張ったことについて改めて教えてください。
私:(大学1年生で参加した福島県でのボランティア、大学2年生で参加した大学生コンペティション大会について話しました。)
面接官:具体的な内容を教えてください。
私:(福島県では、被災された中学校の校長先生のお話や公民科での地元の高齢者とのレクリエーションについて、大学生コンペティション大会では、英語チームとして7か月間毎日5時間以上勉強して臨んだことを話しました。)
面接官:そこで学んだことはありますか?
私:(チームで何かをやる際に必ずもめ事が起こるので、それを解決することの難しさや及び目標を達成した時のやりがいを学びました。)
面接官:わかりました。それでは次に学生時代のアルバイトの経験を教えてください。
私:(スーパーマーケットでの品出し、運送会社の荷積み、塾講師の経験を話しました。)
面接官:それらの中でやりがいや大変だったことを教えてください。
私:(やりがいは、塾講師として分からないところが違う生徒1人1人のためにカリキュラムを作ろこと、それによって成績が上がった時の生徒の喜び、大変だったことは、スーパーマーケットで理不尽な理由で文句を言ってくるお客さんの対応について述べました。)
面接官:そうした状況を経験して学んだことはありますか?
私:(学んだこととして、自分目線で考えるのではなく、相手の目線で考えることで、自分の固定概念や相手の意見にも何かしらの理由があるのではないかと冷静に考えられるようになった旨を伝えました。)
面接官:わかりました。話を変えますが、公務員は特別区一本で民間や他の公務員試験は受けていないのでしょうか?
私:はい。
面接官:では、もし豊島区に落ちてしまったらどうしますか?
私:(その場合には、ほかの区、具体的には練馬区・世田谷区で面接を受けるつもりです。というのも、以下の句は豊島区と同様に障碍者政策に力を入れているので、豊島区に次いで魅力的な句であると思います。)
面接官:わかりました。それではお時間が来たので以上で面接を終えたいと思います。ありがとうございました。
私:ありがとうございました。
面接を終えての印象
2次面接については、模擬面接で聞かれたような鋭い質問(都庁でなく特別区の理由ややりたい政策について、区よりも国家の方がより広くできると思うが。)のような質問はされず、アガルートで想定していたような質問で対応することができました。
面接官も全員優しく、圧迫の雰囲気は全くありませんでした。
区面接は、5人の面接官ということで矢継ぎ早に質問が飛んできましたが、事前に調査書に質問をしてほしいところを強調したりしていたので、滞ることなく終えることができました。
民間を受けていないことやほかの自治体の受験状況を最後に聞いてきたので、本当に区に行く覚悟があるかは見られていました。
模擬面接と比べて実際はどうだったか
模擬面接の方が難しかったです。
模擬面接では、細かい論点や受験生が答えにくい質問を何個も答えさせてきましたが、本番ではそういった論点は聞かれず、オーソドックスな質問のみだったので、受験生が答えやすい雰囲気を作ってくれた印象を受けます。
しかし、模擬面接での深堀り質問にうまく答えられなかったことで自分自身、さらに区の情報を調べたり、面接対策に時間をかけたので、模擬面接の結果が本番でのスムーズな回答につながったと思います。
他の受験生の印象
2次面接の会場にいた受験生は真面目な雰囲気の方がほとんどでした。
待ち時間には事前に作成した問答集や区のデータなどを読み込んでいたので本気で合格を目指している気配を感じました。区面接は1人だったので他の方の印象はわかりませんでした。
受験生へのアドバイス
1次試験について:
とにかく、優先科目に的を絞ってください。
極端なことを言えば、捨て科目を作ってそれ以外のとるべきところをしっかりとる勉強をすれば必ず合格点に届きます。論文については毎日1つ書けば、嫌でも書けるようになります。
最低でも10個ほど予想テーマについて書けるようにしてください。
2次試験について:
私の知人は面接で落ちたことから、区に行きたいことを本当にアピールしないと落ちます。
区の面積や人口など最低限の情報を入れたり、公務員になりたい理由を迷いなく言えることで合格に近づくと思います。圧迫ではありませんが、アガルートの模擬面接で細かい論点の対応をしてもらうことをお勧めします。
区面接について:
区の基本情報は当然のことですが、区ごとに面接のやり方や人数が異なるので、予めどのような面接をするのか、そして本庁舎の中を1度見学することで本番で迷うことなく変な緊張をしないで臨めるのでお勧めです。
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