東京都庁って、新宿区にあるけど、都庁で働く人と、新宿区役所で働く人はどう違うの?

特別区公務員ってあるのかな?

特別区は人気のある公務員試験のひとつですが、最初はどんな試験なのか混乱しますよね。

本稿では、特別区採用試験の内容や対策について解説しますので、ぜひ参考にして混乱を解消してください。

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特別区とは?

東京都にある23の特別区とは、市町村と同様の地方公共団体のひとつです。特別区で働く公務員は、地方公務員となります。

特別区で働く公務員の採用までの流れ

特別区の公務員になるためには、特別区人事委員会が実施する試験を受験し合格する必要があります。
この試験に合格しただけでは特別区の公務員になれるわけではありません。
合格後は候補者名簿に記載され、名簿をもとに区から提示があり、区面接等を経て内定となります。

願書提出(この時に就職を希望する区を第三希望まで書ける)

特別区人事委員会が実施する1次試験(筆記試験)に合格

特別区人事委員会が実施する2次試験(面接試験)に合格

名簿に登載され、区からの提示※1に応じて、区の面接を受ける

合格すれば内定※2

※1 国家一般職の官庁訪問のように、受験生が希望する区を訪問するのではなく、区からの提示を待ちます。
※2 この段階で採用内定が得られなかった場合には、「提示」に戻り、再度違う区から連絡を待つことになります。

特別区で働く公務員の仕事内容とは?

東京都特別区で働く公務員の仕事内容は、職種や部署によって異なり、内容は多岐にわたります。
以下は、東京都特別区の公務員(事務)の仕事内容の一例です。

  • 基本構想・基本計画・実施計画の策定
  • 財政計画の策定
  • 条例などの立案
  • 選挙の管理、区議会の運営
  • 防災計画の策定
  • 戸籍、住民基本台帳、印鑑登録に関する事務
  • 税金、国民健康保険、介護保険に関する事務
  • 福祉事業の実施
  • 区民まつりなどの企画・運営
  • 商工業などの産業振興、消費者の権利擁護
  • 地球温暖化防止対策事業の推進
  • 放置自転車対策
  • 小・中学校・幼稚園・保育園などの管理・運営
  • 生涯学習の企画・運営 etc

※引用:特別区人事委員会採用試験情報|11職種の紹介>事務

また、部署によっても仕事内容が異なります。

部署名は例です。区によって名称や組織、業務内容が異なるためご注意ください。

特別区の主な部署主な仕事内容
政策経営部区の基本構想や総合計画などを策定し、予算編成、組織全体の進行管理、
行政評価に取組む。
総務部職員の人事、給与、福利厚生、研修など、働きやすい環境づくりに貢献。
区の財産の管理、各種契約、危機管理や災害対策なども担当。
区民生活部区民の生活に密着した業務を担当。住民登録、国民健康保険、年金、税金など。
地域の活性化や、商店街、中小企業への支援など、地域経済のサポート
保健福祉部地域保健や生活衛生に関する業務を担当。高齢者、障害のある方、
生活に困っている方への各種支援。福祉サービスの提供
子ども家庭部児童福祉を担当。子育てに関する相談、支援。
待機児童解消への取り組み、ワークライフバランスの推進など
環境清掃部ごみの収集・運搬や資源の回収を通して美しいまちづくりを担当。
地球温暖化防止対策や再生可能エネルギーの利用促進にも取組む。
まちづくり推進部区民が安心して利用できる都市の基盤づくりを担当。
都市計画・再開発、道路や橋などを整備・管理など
公園、緑地保全など、地域のみどりを守る業務も担当。
教育委員会事務局教育行政にかかわる基本的・総合的な業務を担当。区立学校の運営支援、
教職員人事、学力向上への施策など
区民の生涯教育の機会と場を整備・充実させる
特別区人事委員会採用試験情報|11職種の紹介」より

特別区と東京都で働く公務員の仕事内容の違いは?

東京都の仕事内容特別区の仕事内容
市区町村や国、企業との連携や調整業務を担当区民の生活に直結する事務を担当
市区町村を超えたインフラ整備、都市計画、
教育、治安維持、危機管理など
生活保護、児童福祉、保育園の整備
証明書の発行、ごみ処理、
リサイクル関連業務 など

東京特別区は、一般の市役所と同様に、生活保護、児童福祉、保育園の整備、証明書の発行、ごみ処理やリサイクル関連業務など区民の生活に直結する事務を担当します。

また、議会対応や地元活性化のための企業誘致、他の自治体との連携による施策なども行なっています。

これに対して、東京都庁は市区町村を超えたインフラ整備、都市計画、教育、治安維持、危機管理など広域的な事務、市区町村や国、企業との連携や調整業務を担当しています。

特別区の公務員試験倍率と難易度【2024年】

年度受験者数一次試験合格者数最終合格者数倍率
令和6年度6,8686,3233,0352.3倍
令和5年度7,6685,9553,0132.5倍
令和4年度8,4174,2462,3083.6倍
令和3年度9,0194,0981,8814.8倍
東京都特別区の事務区分採用試験結果(令和3年~令和6年)

令和5年度、特別区の(事務区分)採用試験倍率は、2.5倍でした。

年度受験者数合格者数採用者数倍率
令和4年度81,09119,42212,8384.6倍
令和3年度83,70118,27112,2904.6倍
令和2年度78,43818,82213,1584.2倍

総務省が発表している「競争試験における受験者数、合格者数、採用者数、競争率の推移」の令和4年度の地方公務員(都道府県、大学卒業程度区分)の採用倍率は、4.6倍でした。

東京都特別区の採用試験の難易度は、試験の種類や職種によって異なります。また、年度ごとにも試験の内容や難易度が変化することがあります。

東京都特別区の採用試験は、一般的に競争が激しいことがあり、特に人気のある職種や部署では倍率が高くなるため、難易度が高くなることがあります。

特別区の公務員試験はどんな試験?

特別区の公務員試験採用区分

特別区の採用区分は、Ⅰ類(大卒程度)、Ⅱ類(短大卒程度)、Ⅲ類(高卒程度)、経験者(社会人経験者)、就職氷河期世代に分類されます。

試験区分は、他の市役所同様、事務、技術、福祉、心理などに細かく分かれています。

本稿では、受験者の多いⅠ類行政事務について解説いたします。

特別区Ⅰ類事務の受験資格

22歳以上〜32歳未満の人
※学歴制限はありません。あくまで試験のレベルが「大卒程度」というだけで、大学を卒業していなくても受験ができます。

令和6年度(2024年度)「特別区」I 類【一般方式】試験日程

特別区の1次試験は例年、5月第1日曜に東京都と同時に実施されるので併願ができません。

ですが、他の地方上級や市役所、国家公務員とは日程が異なるうえに、試験科目が類似しているので併願しやすく、この点からも人気職種となっています。

スケジュール日程
告示令和6年3月8日(金)
出願開始令和6年3月8日(金)~令和6年3月25日(月)
一次試験令和6年4月21日(日)
一次発表令和6年6月14日(金)
二次試験令和6年7月8日(月)~令和6年7月18日(木)
最終合格発表令和6年7月30日(火)

公務員試験特別区の試験科目

試験内容解答時間
1次試験教養試験
(択一式)
48題から40題選択解答
①知能分野(28題必須解答)
②知識分野(20題から12題選択解答)
2時間
専門試験
(択一式)
55題から40題選択解答
憲法、行政法、民法(総則/物権)、民法(債権/親族/相続)、
ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、
政治学、行政学、社会学(全て5題ずつ出題)
1時間30分
論文課題式(2題中1題選択解答)
字数は1,000字以上1,500字程度
1時間20分
2次試験面接試験(個人面接)

専門試験は、問題選択なので、各科目から自由に問題数を選んで解答できます。

特別区の公務員試験対策とは?

特別区の択一試験(教養+専門)の合格ラインは5割程度で、足切りラインも低く、これに対して、小論文と面接試験のウェイトが非常に高いのが特徴です。

特別区の問題は、公開されているので入手しやすく、徹底的に過去問を潰すのが各科目をマスターするための最短ルートです。

教養択一対策

一般知能の配点が非常に高いので、一般知能の対策に重点を置くべきです。

専門択一対策

1科目あたり5題の出題なので、40題選択解答するには、最低でも8科目は勉強して置かねばと考えるのが通常です。

確かに、万全を期すためには、他の職種と共通する8科目を勉強しておくべきでしょう。

憲法、行政法、民法(総則/物権)、民法(債権/親族/相続)、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学

これら8科目を勉強しておけば、併願に困ることもありません。

もっとも、満点を取る必要はなく、合格には5〜6割を目指せば十分なことは、すでにご説明いたしました。

しかも、専門科目はさらっと目を通す程度なら、時間の無駄で、百害あって一利なしです。

本試験までに、どれくらいの勉強時間を確保できるかにも左右されますが、先ずは確実に6科目をマスターし、その後スケジュールと相談しつつ1科目ずつ増やしていきましょう。

論文

何と言っても合否におけるウェイトが高い面接に次いで、重要科目です。

論文の成績だけで、順位が数百番も変わるほどです。

論文試験の出題形式は、

【制限時間】:90分
【文字数】:1,000~1,500文字
【課題】:2題提示され、1題選択して論述


です。

出題は、例年、社会的に話題になったこと、問題を取り上げて「○○について、特別区の職員として取り組むべきことは?」という形で問われます。

したがって、論文対策としては以下の4点に取り組みましょう。

  1. 時事対策(問題点や原因を文章にまとめておく)
  2. 特別区の施策を調べる
  3. 実際に答案を自分で書く
  4. 添削を受けて何回でも書き直す

面接

特別区は、内定をもらうためには、特別区人事委員会の面接と区面接の2つをクリアしなければなりません。

面接対策は、早め早めに準備しておきましょう。

→特別区の人事院面接対策についての詳細は、特別区の面接対策をしよう!をご参照下さい。

特別区で働くメリット

なんと言っても、「フットワークが軽く、レスポンスが早い」のが特別区で働く醍醐味ではないでしょうか。

大都市東京の中心にありながらも、ひとつひとつは小さい自治体で住民との距離が近く、反応をダイレクトに受け止めることができます。

また、23区はそれぞれ、街並みや人柄にまで個性があります。

なので、個性に合わせて創意工夫に飛んだ街づくりに起動性を持って取り組むこともできます。

小さいけど、大きなことができそうな特別区に魅力を感じたなら、チャレンジされてみては如何でしょうか。

【区別】特別区で働く職員の給与・年収

「令和5年4月1日地方公務員給与実態調査結果」によれば、特別区で働く職員の平均基本給月額は約330,083円となっています。給料月額の約271,892円に扶養手当や地域手当などの諸手当を加算した額です。

平均基本給与月額には扶養手当と地域手当のみが合算されているため、あくまでも参考としてお考え下さい。

また、特別区の職員の平均年収は「約5,446,369円」です。平均年収は給与月額に加えて年2回支給される期末・勤勉手当が含まれています。

加えて、特別区にⅠ類で採用された場合の初任給は「235,400」です。ここには地域手当の20%が加算されています。

初任給235,400円
平均給料月額271,892円
平均基本給月額330,083円
平均年収5,446,369円

また、各区を個別に確認すると、平均年収が高い区は以下の通りです。

  1. 杉並区:7,070,600円
  2. 足立区:6,942,300円
  3. 台東区:6,911,400円

一方で平均年収が低い区は以下の通りです。

  1. 中央区:6,431,800円
  2. 葛飾区:6,558,500円
  3. 板橋区:6,602,600円

【23区】各区の特徴・取組み・給与

一言で東京特別区といっても、各区で特色が大きく異なります。各区の取組や地域の特色を踏まえて、志望先を選びましょう。

ここでは各区の特徴や取組、給与を解説します。

足立区

ここでは足立区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

足立区は、江戸時代に宿場町として栄えた千住を中心に発展した人口691,190人の区です。

昔ながらの商店街や下町など、情緒ある地域となっている一方で、空き家がアートスポットや店舗に生まれ変わるといった賑わいも見せています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF ADACHI)

足立区では子育て支援に力を入れています。

令和3年3月には「あだち子どもの未来応援基金」を創設して、子どもを支援する団体への助成や、児童養護施設などから社会に出るための費用の支援などを行っています。

給与(給料・手当)

足立区の職員の平均給与月額は「433,300円」です。平均給料月額の「299,100円」に加えて地域手当を含む諸手当が支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,942,300円」です。

平均給与月額433,300円
平均給料月額299,100円
地域手当61,800円
扶養手当5,100円
通勤手当10,500円
時間外勤務手当46,700円
期末・勤勉手当1,742,700円
その他の手当10,100円
平均年収6,942,300円

荒川区

ここでは荒川区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

荒川区は、下町人情が溢れる雰囲気がある一方で、多世代交流ができる複合施設の開設や駅前再開発なども進んでいる人口216,335人の区です。

また、タブレットPC1人1台体制の学校教育や家庭学習を促進するICT整備の支援、ビデオ会議ソフトを活用した児童生徒の健康管理など、教育にも力が入れられています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF ARAKAWA)

荒川区では「読書を愛するまち・あらかわ」を掲げています。

令和3年2月に尾久図書館が宮前公園内に移転オープンしました。幅広い年代の方が学び、集い、楽しめる地域活性化の拠点となっています。

給与(給料・手当)

荒川区の職員の平均給与月額は「412,700円」です。平均給料月額の「294,700円」に加えて地域手当などの諸手当が支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,633,600円」です。

平均給与月額412,700円
平均給料月額294,700円
地域手当61,200円
扶養手当5,000円
通勤手当9,700円
時間外勤務手当30,400円
期末・勤勉手当1,681,200円
その他の手当11,700円
平均年収6,633,600円

板橋区

ここでは板橋区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

板橋区は、板橋宿周辺の名所や、徳丸・赤塚地域の神事「田遊び」といった多様な文化財が息づく人口570,024人の区です。

また、多彩な特徴を有する87の商店街に加えて「いたばし花火大会」や「板橋Cityマラソン」などのイベントも特徴です。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF ITABASHI)

板橋区仲宿を拠点に世界に旅立った冒険家「植村直己」の生誕80周年を記念して、植村冒険館のリニューアルが行われました。

また「未来をはぐくむ緑と文化のかがやくまち“板橋”」を基本構想の将来像としており、板橋こども動物園のリニューアルオープンや、SDGsを重視した取組も行われています。

給与(給料・手当)

板橋区の職員の平均給与月額は「408,300円」です。平均給料月額の「293,000円」に地域手当などの諸手当を加算した額となっています。

また、ここから算出される平均年収は「6,602,600円」です。

平均給与月額408,300円
平均給料月額293,000円
地域手当60,400円
扶養手当4,700円
通勤手当10,200円
時間外勤務手当29,800円
期末・勤勉手当1,703,000円
その他の手当10,200円
平均年収6,602,600円

江戸川区

ここでは江戸川区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口694,630人の江戸川区は、23区最大の公園面積を有し、7つの河川が流れる自然豊かな街です。

年少人口は23区の中でも非常に多く、花と野菜の出荷額も23区トップとなっています。また、伝統工芸などの産業も盛んに行われています。

江戸川区が目指している「ともに生きるまち」は、SDGsの理念と合致して「SDGs未来都市」にも選定されています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF EDOGAWA)

江戸川区では子どもたちが本に親しみ、豊かな想像力を育むための取組が行われています。

令和5年7月には、魔女の宅急便の原作者である角野栄子氏の功績を称え、児童文学の素晴らしさを発信する「江戸川区角野栄子児童文学館(仮称)」が開設予定です。

給与(給料・手当)

江戸川区の職員の平均給与月額は「417,300円」です。平均給料月額の「296,200円」に地域手当などの諸手当を加算した額となっています。

また、ここから算出される平均年収は「6,713,600」です。

平均給与月額417,300円
平均給料月額296,200円
地域手当61,000円
扶養手当5,300円
通勤手当9,000円
時間外勤務手当37,100円
期末・勤勉手当1,706,000円
その他の手当8,700円
平均年収6,713,600円

大田区

ここでは大田区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口733,793人の大田区は23区最大の面積を有しており、水辺や緑が豊富な街となっています。

また、羽田空港などの交通の要所に加えて、町工場や商店街、住宅街もあり「東京の縮図」とも呼ばれています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF OTA)

羽田空港がある大田区では、国内外と繋がる新産業創造・発信拠点となる「HANEDA×PiO」の整備が行われました。国内外の企業や大学といった主体や人々が交流できる場となっています。

また、誰一人残さない包摂的な街作りのために、水防態勢の強化や不登校特例校分教室の開室なども実施されています。

給与(給料・手当)

大田区の職員の平均給与月額は「408,100円」です。平均給料月額は「298,600円」で、このほかに扶養手当などの諸手当が支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,640,700円」です。

平均給与月額408,100円
平均給料月額298,600円
地域手当62,000円
扶養手当4,400円
通勤手当9,300円
時間外勤務手当22,600円
期末・勤勉手当1,743,500円
その他の手当11,200円
平均年収6,640,700円

葛飾区

ここでは葛飾区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

葛飾区は荒川や中川、江戸川が流れる水辺環境や、堀切菖蒲園などの自然環境を有する人口463,176人の区です。

子育て支援の取組を最重要課題のひとつとしており「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国1位を獲得した実績もあります。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF KATSUSHIKA)

葛飾区では「ボトルtoボトル」が推進されています。

令和3年3月に、市区町村レベルでは全国初の「ボトルtoボトル」に関する協定を、全国清涼飲料連合会と締結しました。

使用済みのプラスチックを、元の素材と同等の品質に戻す「水平リサイクル」の実現に向けた取組となっています。

給与(給料・手当)

葛飾区の職員の平均給与月額は「406,200円」です。平均給料月額は「289,700円」で、ここに扶養手当や通勤手当などが加算されて最終的な給与となります。

そして、ここから算出される平均年収は「6,558,500円」です。

平均給与月額406,200円
平均給料月額289,700円
地域手当60,300円
扶養手当5,300円
通勤手当10,000円
時間外勤務手当29,700円
期末・勤勉手当1,684,100円
その他の手当11,200円
平均年収6,558,500円

北区

ここでは北区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

北区は4つの河川や公園、緑豊かな自然と、都内最多となる11のJRの駅を有する発達した鉄道網が両立している人口352,638人の区です。

王子駅と十条駅周辺の街作りに力を入れており、新たな魅力や価値を創出しています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF KITA)

北区では令和3年2月20日に「渋沢×北区 青天を衝け大河ドラマ館」が開設されました。お土産館や観光案内所もオープンして、観光地としても力が入れられています。

また基本姿勢に「区民とともに」を掲げており「地域のきずなづくり」と「子育てファミリー層・若年層の定住化」、喫緊の課題の3つを優先した政策が行われています。

給与(給料・手当)

北区役所の職員の平均給与月額は「417,800円」です。平均給料月額の「299,100円」に扶養手当を含む諸手当が加算された額が支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,748,200円」です。

平均給与月額417,800円
平均給料月額299,100円
地域手当61,900円
扶養手当5,300円
通勤手当9,800円
時間外勤務手当32,200円
期末・勤勉手当1,734,600円
その他の手当9,500円
平均年収6,748,200円

江東区

ここでは江東区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

東京湾に面した江東区は、特色が異なる3つの地区で構成されている人口526,621人の区です。深川八幡祭りなどの伝統文化が残る深川地区や、下町情緒が特徴の城東地区、開発が進む臨海部地区があります。

基本構想に掲げる将来像である「みんなでつくる、伝統、未来 水彩都市・江東」を達成するための街作りが行われています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF KOTO)

江東区では子育て支援に力を入れた政策を行っています。

令和4年には「江東区こどもプラザ」が開設されました。「江東区こども・子育て支援事業計画」に基づいた、子どもの最善の利益が守られ、保護者も安心して子育てができる環境作りが行われています。

給与(給料・手当)

江東区役所の職員の平均給与月額は「420,300円」となっています。平均給料月額の「305,300円」に地域手当や扶養手当といった諸手当が加算された額です。

また、ここから算出される平均年収は「6,815,800円」です。

平均給与月額420,300円
平均給料月額305,300円
地域手当63,500円
扶養手当5,400円
通勤手当11,300円
時間外勤務手当23,600円
期末・勤勉手当1,772,200円
その他の手当11,200円
平均年収6,815,800円

品川区

ここでは品川区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口406,083人の品川区は14路線・40駅を有し、ビジネス・産業の結節点としての魅力が生み出されています。

「地域」「人」「安全」の3分野に着目した施策を行っており、世論調査では約90%の方が「品川区に住みたい」と回答した実績もあります。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF SHINAGAWA)

品川区は、先端技術を利用した課題解決とサービス提供に力を入れています。

児童生徒が1人1台端末を活用した教育やAIによる詐欺電話の解析、WEBで利用できる電子書籍や音楽データベースの導入などにより、住みやすく安全な街作りがされています。

給与(給料・手当)

品川区の職員の平均給与月額は「422,800円」です。平均給料月額の「289,300円」に加えて、扶養手当などの諸手当が支給されます。

そして、ここから算出される平均年収は「6,767,900円」です。

平均給与月額422,800円
平均給料月額289,300円
地域手当59,800円
扶養手当4,300円
通勤手当8,800円
時間外勤務手当50,600円
期末・勤勉手当1,694,300円
その他の手当10,000円
平均年収6,767,900円

渋谷区

ここでは渋谷区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口230,291人の渋谷区は、高度な国際競争力と強烈な地域力を兼ね備えた国際都市を目指しており、多彩な文化や情報が集中しています。

成熟した国際都市を作るために、あらゆる多様性を受け入れ、街作りの原動力としています。同時にサステナビリティの視点を重要視した政策が行われている点も特徴です。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF SHIBUYA)

渋谷区では高齢者デジタルデバイド解消事業が行われています。

スマホ未所持の高齢者に無償でスマホを貸与して、情報やサービスを享受できるようにするための施策です。

コロナ渦や人生100年時代における、シニア層の生活の質の向上を目指しています。

給与(給料・手当)

渋谷区役所の職員の平均給与月額は「417,100円」です。平均給料月額は「300,600円」で、ここに扶養手当や通勤手当などが加算されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,788,600円」です。

平均給与月額417,100円
平均給料月額300,600円
地域手当62,400円
扶養手当3,700円
通勤手当10,700円
時間外勤務手当26,500円
期末・勤勉手当1,783,400円
その他の手当13,200円
平均年収6,788,600円

新宿区

ここでは新宿区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口344,577人の新宿区は多様性に富んだ街です。新宿駅付近はビジネス街や繁華街が広がり、大久保地域では多国籍な店舗、神楽坂地域では江戸情緒が残る景観を楽しめます。

また、落合地域は閑静な住宅街となっており、新宿御苑や新宿中央公園などの自然を楽しめる場も存在します。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF SHINJUKU)

新宿区は新宿区染色協議会と共催して、落合や中井を「染めのまち」としてPRを行うための「染の小道」というプロジェクトを実施しています。

デパートや繁華街、ビジネス街が広がるイメージをもたれる新宿区ですが、伝統や文化も大切にしている区といえます。

給与(給料・手当)

新宿区の職員の平均給与月額は「428,000円」です。平均給料月額の「300,800円」に地域手当を含む諸手当を加算した額が支給されます。

そして、ここから算出される平均年収は「6,883,900円」です。

平均給与月額428,000円
平均給料月額300,800円
地域手当62,400円
扶養手当4,500円
通勤手当10,500円
時間外勤務手当38,100円
期末・勤勉手当1,747,900円
その他の手当11,700円
平均年収6,883,900円

杉並区

ここでは杉並区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口573,375人の杉並区にはサブカルチャーが栄えた高円寺や、アニメ制作会社が集まる上井草、アンティークが並ぶ西荻窪といった個性豊かな街が集まっています。

また、閑静な住宅街や数多くの公園もあり、鉄道網や幹線道路も充実しているため、住みやすさで人気の街といわれています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF SUGINAMI)

杉並区では、戦前期の首相である近衛文麿氏の旧宅「荻外荘」の復元・整備事業を進めています。歴史や文化を伝えるためのプロジェクトとなっています。

また区民福祉の向上も目指しており、4年連続保育待機児童ゼロの達成や、特別養護老人ホームの整備、災害に強い街作りなどの成果をあげています。

給与(給料・手当)

杉並区の職員の平均給与月額は「442,000円」です。平均給料月額は「301,700円」で、地域手当や通勤手当などの諸手当を加えた額が支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「7,070,600円」です。

平均給与月額442,000円
平均給料月額301,700円
地域手当62,300円
扶養手当4,300円
通勤手当10,600円
時間外勤務手当52,600円
期末・勤勉手当1,766,600円
その他の手当10,500円
平均年収7,070,600円

墨田区

ここでは墨田区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口275,975人の墨田区は、墨田川などの豊かな水辺や下町情緒の雰囲気を感じられる街です。

また、東京スカイツリーやすみだ北斎美術館といった名所を有している点も特徴です。

「ものづくりのまち」とも呼ばれており、高い技術をもつ中小企業も集まっています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF SUMIDA)

墨田区では内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定された実績があります。

幅広い産業の集積を活かして、区と民間企業が連携した課題解決を行っています。

給与(給料・手当)

墨田区役所で働く職員の平均給与月額は「413,900円」です。平均給料月額が「307,400円」となっており、ここに地域手当や扶養手当などが加算されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,788,900円」です。

平均給与月額413,900円
平均給料月額307,400円
地域手当63,900円
扶養手当5,800円
通勤手当11,800円
時間外勤務手当14,100円
期末・勤勉手当1,822,100円
その他の手当10,900円
平均年収6,788,900円

世田谷区

ここでは世田谷区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口920,471名の世田谷区は、東京特別区で最も多くの人が住んでいる街です。樹林地や湧水地、農地といった自然と住宅街が広がっています。

また、子どもから高齢者まで、幅広い年代が集う商業地や文化施設も有しています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF SETAGAYA)

世田谷区は令和9年に向けて庁舎の構築工事などを進めています。

区民の利便性の向上や防災機能の強化、DXの推進、オープンフロアの導入など、区民と職員が共に快適に利用できる環境作りが行われています。

給与(給料・手当)

世田谷区の職員の平均給与月額は「423,800円」です。平均給料月額の「297,600円」に、地域手当や扶養手当などを加算した額が給与月額となります。

また、ここから算出される平均年収は「6,820,900円」です。

平均給与月額423,800円
平均給料月額297,600円
地域手当61,600円
扶養手当4,600円
通勤手当9,500円
時間外勤務手当40,000円
期末・勤勉手当1,735,300円
その他の手当10,500円
平均年収6,820,900円

台東区

ここでは台東区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

特別区で最も面積が小さい台東区は、歴史や文化、伝統に溢れた人口203,988人の街です。

美術館や博物館が並ぶ「上野」や芸能と庶民文化が溢れる「浅草」、昔ながらの風情を感じられる「谷中」など、個性豊かな地域で構成されています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF TAITO)

台東区では「花の心 たいとう宣言」による「花の心」の普及が行われています。

東京オリンピック2020大会に合わせて浅草文化観光センターで花の装飾などを行いました。

また、コロナ渦の区内事業者を応援するためにSNSアカウントを開設し、情報発信も行われています。

給与(給料・手当)

台東区の職員の平均給与月額は「433,700円」です。平均給料月額の「296,700円」に扶養手当を含む諸手当を加算した額が給与となります。

そして、ここから算出される平均年収は「6,911,400円」です。

平均給与月額433,700円
平均給料月額296,700円
地域手当61,500円
扶養手当11,300円
通勤手当4,900円
時間外勤務手当48,400円
期末・勤勉手当1,707,000円
その他の手当10,900円
平均年収6,911,400円

中央区

ここでは中央区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口170,946人の中央区は、日本の商業や情報などの中心として発達してきました。

ファッションや食文化の拠点となる京橋に加えて、商業や金融、経済の中心地である日本橋、情緒あふれる街並みや自然を感じられる月島など、多様な街が存在しています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF CHUO)

中央区ではゼロカーボン達成を目指す取組が行われています。

2050年前までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指し、広域的な地球温暖化対策事業をはじめとする環境施策を実施しています。

給与(給料・手当)

中央区役所の職員の平均給与月額は「431,900円」です。平均給料月額の「286,600円」に加えて、扶養手当や通勤手当などの手当が支給されます。

そして、ここから算出される平均年収は「6,431,800円」です。

平均給与月額431,900円
平均給料月額286,600円
地域手当58,900円
扶養手当4,100円
通勤手当12,500円
時間外勤務手当56,800円
期末・勤勉手当1,249,000円
その他の手当13,000円
平均年収6,431,800円

千代田区

ここでは千代田区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口67,140人の千代田区は立法・司法・行政や経済・金融の中心地となっています。大手町や丸の内、有楽町といったオフィス街などが有名です。その特性から昼間区民は約80万人にまで増加します。

また、スポーツ店や楽器店が集まる小川町や、ポップカルチャー店が有名な秋葉原も千代田区を構成しています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF CHIYODA)

千代田区では生活環境条例に基づく環境整備や、コミュニティサイクルサービスといった幅広い施策が行われています。

また、約400年前の江戸城の石垣が皇居の東御苑内で発見されました。発掘も千代田区の職員が行い、報道陣に公開されました。

給与(給料・手当)

千代田区の職員の平均給与月額は「416,000円」です。平均給料月額の「293,700円」に地域手当や通勤手当などの手当が加算されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,674,000円」です。

平均給与月額416,000円
平均給料月額293,700円
地域手当61,200円
扶養手当4,000円
通勤手当13,000円
時間外勤務手当31,100円
期末・勤勉手当1,682,000円
その他の手当13,000円
平均年収6,674,000円

豊島区

ここでは豊島区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口286,596人の豊島区は、繁華街の池袋や年配の方が集う巣鴨、閑静な住宅街の目白といったさまざまな文化が集まっている街です。

また、内閣府からSDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業に選出された実績もあります。区内最大規模の公園であるイケ・サンパークでは、人々の交流の場にもなるファーマーズマーケットも開催されました。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF TOSHIMA)

豊島区には2020年に「としまキッズパーク」がオープンし、誰もが一緒に遊べるインクルーシブ公園として整備されています。

また、個性と存在感を発揮する街作りを進めている点も特徴です。

給与(給料・手当)

豊島区の職員の平均給与月額は「415,100円」となっています。平均給料月額の「305,500円」に地域手当などの諸手当を加算した額です。

そして、ここから算出される平均年収は「6,765,500円」です。

平均給与月額415,100円
平均給料月額305,500円
地域手当63,500円
扶養手当4,600円
通勤手当12,100円
時間外勤務手当18,100円
期末・勤勉手当1,784,300円
その他の手当11,300円
平均年収6,765,500円

中野区

ここでは中野区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口334,581人の中野区は都心に近い好立地や大規模な公園、閑静な住宅街などが特徴の区です。

また、近年は中野駅周辺などの再開発が進んでおり、新たな企業や大学が誘致されています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF NAKANO)

令和6年に向けて、中野区役所の整備事業が進んでいます。ペーパーレス化やフリーアドレスの導入、総合窓口などによって職員も区民も利用しやすい環境作りが行われています。

また、職員同士が対等な関係で縛られずに議論を行い、区民とパートナー関係を築いた運営が行われている点も特徴です。

給与(給料・手当)

中野区の職員の平均給与月額は「417,800円」となっています。平均給料月額の「298,300円」に地域手当などの諸手当を加算して算出します。

そして、ここから算出される平均年収は「6,740,100円」です。

平均給与月額417,800円
平均給料月額298,300円
地域手当61,800円
扶養手当4,100円
通勤手当9,600円
時間外勤務手当32,400円
期末・勤勉手当1,726,500円
その他の手当11,600円
平均年収6,740,100円

練馬区

ここでは練馬区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口740,417人の練馬区は都心近くの立地である反面、広大な農地面積を有する街です。

また、日本のアニメの発祥地としても有名で、さまざまなアニメ制作関連会社が存在しています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF NERIMA)

練馬区では「窓口改革」を推進しています。転入や転出に必要な書類を一括作成できる申請書一括作成システムの導入など、申請者の負担を軽減する取組が実施されています。

また、幼保一元化施設の創設や待機児童ゼロ作戦の展開、都区共同の虐待対応拠点の設置といった多様な施策が行われている点も特徴です。

給与(給料・手当)

練馬区の職員の平均給与月額は「418,900円」です。平均給料月額の「300,500円」に加えて、扶養手当や通勤手当などが支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,751,600円」です。

平均給与月額418,900円
平均給料月額300,500円
地域手当61,800円
扶養手当4,800円
通勤手当9,000円
時間外勤務手当34,600円
期末・勤勉手当1,724,800円
その他の手当8,200円
平均年収6,751,600円

文京区

ここでは文京区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口226,653人の文京区は東京23区のほぼ中心に位置しており、緑豊かな庭園や神社仏閣などが散在する落ち着いた雰囲気の街です。

また、東京ドームや日本サッカーミュージアムなどのスポーツ資源や、東京大学を含む教育機関も豊富に存在します。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF BUNKYO)

文京区では区民参画型の観光土産品の開発が行われました。区民が一体化して街作りが行われた取組となっています。

また、基本構成の3つの理念である「みんなが主役のまち」「「文の京」らしさの溢れるまち」「だれもがいきいきと暮らせるまち」を達成するための街作りも特徴です。

給与(給料・手当)

文京区の職員の平均給与月額は「425,700円」です。平均給料月額は「296,900円」で、加えて各種手当が支給されます。

また、ここから算出される平均年収は「6,806,200円」です。

平均給与月額425,700円
平均給料月額296,900円
地域手当61,700円
扶養手当4,100円
通勤手当12,200円
時間外勤務手当37,800円
期末・勤勉手当1,697,800円
その他の手当13,000円
平均年収6,806,200円

港区

ここでは港区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口258,821人の港区は情報やビジネスの中心地で、80か国以上の大使館も存在します。

また、伝統産業に加えて最先端の文化や商業施設も多く、新しい文化の創造も行われています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF MINATO)

港区では子どもと家庭に寄り添う街作りが行われています。

令和3年4月には港区児童相談所が開設されました。各種専門家と連携して子どもと家庭の問題に対応しています。

また地域の関係機関と連携して、迅速かつきめ細かいサービスを提供している点も特徴です。

給与(給料・手当)

港区役所の平均給与月額は「412,600円」となっています。平均給与月額は平均給料月額の「299,400円」に地域手当などの諸手当を加算して算出します。

また、ここから算出される平均年収は「6,665,600円」です。

平均給与月額412,600円
平均給料月額299,400円
地域手当62,100円
扶養手当4,900円
通勤手当13,000円
時間外勤務手当22,500円
期末・勤勉手当1,714,400円
その他の手当10,700円
平均年収6,665,600円

目黒区

ここでは目黒区の特徴や取組、給与を解説します。

特徴(地域の特色、人口)

人口281,093人の目黒区は自然豊かな地域だけでなく、目黒不動などの歴史ある地域や、自由が丘などの商業地、閑静な住宅街など多彩な側面がある街です。

区民の定住意向も95%前後で推移しており、住み続けたい街と考えられています。

力を入れていること、取組(VOYAGE OF MEGURO)

目黒区では医療従事者や飲食業の方を応援するために、商店街が無料の弁当などを医療機関へ届ける「心にさくらプロジェクト」を、クラウドファンディングを活用して実施しました。

また、地域全体で高齢者や子どもを見守る「見守りめぐねっと」や観光資源の桜を保全する目的の「サクラ基金」、寄付金を使った公園送迎バスの運行なども行われています。

給与(給料・手当)

目黒区役所の平均給与月額は「425,500円」です。平均給料月額は「296,400円」となっており、ここに扶養手当や通勤手当などが加算されて最終的な給与となります。

また、ここから算出される平均年収は「6,819,200円」です。

平均給与月額425,500円
平均給料月額296,400円
地域手当61,400円
扶養手当4,000円
通勤手当9,500円
時間外勤務手当41,900円
期末・勤勉手当1,713,200円
その他の手当12,300円
平均年収6,819,200円

最後に

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この記事の著者

小林 美也子講師 (講師紹介はこちら


大手資格予備校・地方自治体・企業・教育機関等様々な場所で,長年にわたり公務員試験,宅建試験の受験指導,職員研修を行う。

難解な法律用語は平易な表現とたとえ話でかみ砕き,理解しにくい内容はオリジナルの挿絵でわかりやすく説明する。

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