公務員に向いている人とは?特徴と求められる能力を紹介
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「自分は、公務員に向いているだろうか?」「自分の性格は、公務員向きだろうか?」
将来の職業を考えた時、きっと誰しも一度は、こう考えるのではないでしょうか。
自分の性格に合った職業を選んだ方が、本人にとって良いことであることは言うまでもありません。
このコラムでは、公務員に向いている人の特徴と、求められる能力を紹介します。
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公務員に向いている人の特徴
公務員に向いている人の特徴として、次の点が挙げられます。
ご自身の性格と照らし合わせてみてください。
1.社会の役に立ちたい人
公務員は、国民・市民のため、社会のために働きます。
特定の人や企業、また自分や公務員の利益だけを考える人では困ります。公務員の具体的な仕事内容は「公務員とは?仕事内容・種類・福利厚生・採用試験を簡単に解説【国家・地方】」記事を参照ください。
2.明朗な人
公務員は、国や自治体などの組織に属して働く、組織人です。
上司や同僚などと協力・連携しながら、成果を出していくことが求められます。
3.堅実な人
国でも自治体でも、事業やプロジェクトの実施までには、多くの時間を要します。
そのため、途中で投げ出さずに、コツコツと取り組むことが必要です。
4.想像力豊かな人
業務遂行にあたり、国民や市民にどのような影響が出るのか、を考えなければなりません。
また、指示されたことだけを処理するのでなく、自ら課題を見つけていくことも求められます。
5.温厚な人
関係機関からの要望や住民からの苦情などを聞く公務員は、それらを丁寧に聞く姿勢が求められます。
相手の話にすぐに喧嘩腰になったり、逆上してしまっては、業務は停滞してしまいます。
6.真面目な人
公務員が公金横領などの不正を行うと、国民・市民の信頼を一気に失ってしまいます。
また、いい加減な気持ちで職務に従事すれば、周囲の職員に迷惑をかけてしまいます。
7.優しい人
国民や市民の感情や痛みがわからなければ、効果のある政策を企画したり、実施したりすることはできません。
「上から目線」では、信頼される公務員にはなりません。
国家公務員・地方公務員に向いている人の特徴
一概に向いている人といっても、国家公務員と地方公務員では公務員に向いている人の特徴が若干変わります。
向いている人の特徴に当てはまらないと公務員になれないというわけではありません。
ひとつの指標としてご参考ください。
国家公務員に向いている人の特徴
1.グローバルな視野
国家公務員には、国益のために働くという視点が、強く求められます。
そのためには、外国から見た日本や国際状況など、グローバルな視野が欠かせません。
2.調整力がある
政治家、他省庁、自治体、関係機関など、国家公務員は各方面と調整することが必要となります。
各方面と調整しながら、政策の立案などを行わなければなりませんので調整力が求められます。
地方公務員に向いている人の特徴
1.市民目線で考えられる
国とは異なり、より住民に身近な自治体では、日々多くの住民に接します。
このため、市民目線で考えられなければ、効果的な事業を実施することはできません。
2.フットワークが軽い
ごみ、学校、防災、福祉、公園など、自治体の業務は、どれも住民生活に欠かせないものです。
地域で発生した問題を解決するため、すぐに現場に駆けつけるなど、軽いフットワークが求められます。
公務員に向いていない人の特徴
1.独善的な人
「自分さえ良ければいい」「他人を押しのけてでも、自分が大事」という人は、公務員に向いてません。
スタンドプレーばかりする人は、周囲の職員や関係者などと、うまくやっていくことは難しいでしょう。
2.極端にストレスに弱い人
公務員として働くと、職場の人間関係や住民からの苦情など、ストレスを感じる場面があります。
少しのストレスでもすぐに傷ついてしまうような、ストレスに弱い人が公務員になると、毎日がつらいかもしれません。
3.自己管理ができない人
職務に公正さが求められる公務員が、賄賂などさまざまな誘惑に負けてしまっては、その職責を果たすことはできません。
また、自分の体調はもちろんのこと、担当業務の進捗なども管理できないと、組織人としては困ります。
ただ、上記のような人が、絶対に公務員になれないとはいえません。
人は、誰しも変わるからです。
「もしかしたら、自分は公務員に向いていないかも」と思っても、すぐにあきらめる必要はありません。
もう少し詳しく公務員の業務を調べて、自分の適性について考えてみましょう。
公務員に求められる能力とは?
これまでに述べてきたことを踏まえ、公務員に求められるスキルとして、次のような点が指摘できます。
1.コミュニケーション能力
公務員は、職場の人間関係だけでなく、国民・市民、議員など、さまざまな人とかかわって業務を行っていかなければなりません。
このため、円滑なコミュニケーションを構築できる能力が求められます。
2.論理的思考力
公務員は、日々起こるさまざまな課題を解決しなければなりません。
そのためには、自分の勝手な思いつきではなく、他人に説明できる論理的思考力が必要です。
3.行動力
課題解決のためには、単に対応策を考えるだけでなく、実際に課題解決のために行動することが求められます。住民説明会の開催、関係機関との交渉などを行っていかないと、政策や事業を実現することはできません。
なお、公務員にもさまざまな種類があります。自分がどのような公務員に向いているのか、調べてみましょう。
より具体的な公務員のイメージを描くことができると同時に、公務員試験の内容も知ることができます。
公務員試験の試験科目は、主に教養科目と専門科目の二つがあります。自治体や公務員の種類によっては教養科目のみの場合もあります。
公務員試験を受ける場合は、必ず試験科目を確認しましょう。
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