「学校事務員を目指しているけど、志望動機の書き方が分からない…」

という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

公務員志望で、就職先の選択肢の一つとして学校事務員を検討している方は多くいます。

当然のことながら、面接官が納得する答えが用意できないと、内定をもらうことができません。

人物試験を突破するためには、「学校事務員になりたい」という熱意を伝えるのはもちろん、面接官も納得できる論理的な志望動機を伝える必要があります。

何度も内容を練り直してブラッシュアップすることで、相手に自身の魅力が伝わる志望動機ができるはずです。

こちらの記事では、学校事務員を目指す際の志望動機の作り方・書き方などを解説していくので、ぜひ参考にしてください。

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学校事務の志望動機の書き方・基本の流れ

地方公務員として学校事務員を目指す場合、二次試験(人物試験)において必ずと言っていいほど志望動機が問われます。

集団討論や論文が課されることもありますが、選考過程において個別面接は必ず行われるので、早い段階から志望動機は練っておく必要があります。

エントリーシートに志望動機を記入するケースが多いですが、記入した内容に沿って面接が進むため、エントリーシートの段階から面接を見据えて志望動機を書くと良いでしょう。

「自分が面接官だったらこの点を深掘りする」と、予測をつけながら作成することで面接対策もしやすくなります。

全体の流れとしては、

  1. 「なぜ公務員を志望したのか」
  2. 「その中でも教育業界・学校事務を選んだのはなぜか」
  3. 「自身の長所をどのような場面で活かせるか」

という順序で書くと、説得力のある綺麗な文章になります。

※関連コラム:公務員試験の面接対策【質問例付】~個人面接・集団面接・集団討論~

教育業界を志望する理由」を深堀りする

まずは、教育業界を選んだ理由を自分の中で整理してみましょう。

「学生の勉強を事務方としてサポートしたい」という薄い志望動機だと、「学習塾でも実現できますよね?」と突っ込まれたときに答えに窮してしまいます。

そのため、「教育業界・学校事務でなければできない仕事」をイメージして、その仕事を軸に志望動機を考えていきましょう。

例えば、「自身は成績下位の落ちこぼれだったが、先生の献身的なサポートのおかげで志望校に合格できた。今度は自身が教育現場に携わり、勉強が苦手な生徒を支えたい」など、自身の経験やエピソードを基にしながら志望動機を組み立てると良いでしょう。

また、「大学で教育学を専攻し、子どもの学力低下について研究した。そこで得た学びを社会や教育現場に還元して優れた人材の輩出に貢献したい」など、社会的意義について言及することもおすすめです。

「なぜ教員ではなく学校事務なのか」を自分の強みに絡めて書く

教育に関する仕事を志望した理由が整理できたら、続いて「なぜ教員ではなく学校事務なのか」を考えましょう。

ポイントは「学校事務でなければできない仕事」と「自分の強みや適性」を、上手く絡めながら書くことです。

事務職の場合、生徒に直接指導をする機会はほとんどなく、職員の勤怠管理や諸手当の確認、備品管理などが主な業務となります。

「事務作業が好き」という薄い志望動機だと、「民間企業でも一般事務の仕事はたくさんある」と返されてしまいます。

そこで、例えば「塾講師の経験から学生とのコミュニーケーションが得意であることに加えて、PCスキルと周囲の調整に秀でているため、学校事務であれば自身のスキルを最大限活かせる」などと伝えれば魅力的な志望動機となるでしょう。

あるいは、「大学で労働法や労働環境を専攻し、快適な職場づくりの重要性について学んだ。教職員の過重労働が社会問題となっているため、これらを少しでも解決するために学んだことを事務方として活かしていきたい」など、得意分野をアピールするのも有効な手段です。

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この記事の監修者

小林 美也子講師 (講師紹介はこちら


大手資格予備校・地方自治体・企業・教育機関等様々な場所で,長年にわたり公務員試験,宅建試験の受験指導,職員研修を行う。

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