「参議院事務局総合職を目指しているけど、年収ってどれくらい?」
「公務員試験どこを受けるか迷っているけど、参議院事務局総合職の魅力って?」

そんなお悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

本稿では、参議院事務局総合職の年収と他公務員・一般企業との年収比較結果をご説明したいと思います。

公務員試験を目指す参考にしていただければ幸いです。

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参議院事務局総合職とは

参議院事務局職員とは、特別職の国家公務員で、参議院の運営を支えるための業務を行います。

参議院事務局職員の仕事には大きく会議運営・調査・総務の3つに分かれていてどれも参議院の円滑な運営を支える仕事になります。

会議運営部門では、規則に従い公正な本会議や委員会の審議が行われるように、議長をサポートして運営を補佐する業務を行います。

調査部門では、政策立案を支援する役割を果たしています。

法案参考資料などの作成や、議員立法に関する事務などを担っています。

また、調査・資料作成といったレファレンス業務なども行っています。

総務部門では、参議院の運営を円滑にするために、庶務・雑務を含む幅広い業務を担っています。

議員の資産公開や歳費に関する事務、報道機関との連絡、ホームページの作成など、幅広い業務で参議院を支えています。

参議院事務局総合職の平均年収は約671万円

人事院の令和5年度国家公務員給与等実態調査によると、参議院事務局総合職の平均給与月額は404,015円、俸給は322,487円で、平均年収は約666万円(約6,666,248円)でした。

参議院事務局総合職は俸給表の「行政職俸給表(一)」が適用されます。

平均年収:約666万円(約6,666,248円)
入庁後の年収:約369万円(約3,696,660円)
平均給与月額:約404,015円
初任給:227,640円
(地域手当外の場合:198,500円)※行政職俸給表(一)2-1

※平均給与月額…俸給及び諸手当の合計
※平均年収は平均給与月額×12ヶ月+平均給与月額×4.5ヶ月(ボーナス)で算出
※入庁後の年収は「初任給額×12ヶ月+初任給額×4.5ヶ月(ボーナス)」で算出
※出典:令和5年度国家公務員給与等実態調査
※出典:令和3年分民間給与実態統計調査結果

国税庁の令和3年分民間給与実態統計調査結果によると、民間企業の平均年収は443万円(男性545万円・女性302万円)でしたので衆議院事務局総合職の年収は高いと言えるでしょう。

参議院事務局総合職の年収は、役職・残業時間等でかなり差があることには注意が必要です。

そもそも全体の総数が少ない上、役職次第では1000万、2000万に達するため個人差が大きいです。

とはいえ国家公務員である以上、手厚い福利厚生や職の安定性があるので非常に魅力的な職業と言えるでしょう。

参議院事務局総合職の年代別の年収推移

参議院事務局総合職の年代別の年収推移は、下記の通りとなります。

20代(俸給表1級~2級)
平均年収:約402万円(約4,324,334円)
平均俸給額:約209,194円

30代(俸給表3級)
平均年収:約611万円(約6,112,124円)
平均俸給額:約295,681円

40代(俸給表4級)
平均年収:約794万円(約7,945,867円)
平均俸給額:約384,390円

50代(俸給表5級~10級)
平均年収:約839万円(約8,390,167円)
平均俸給額:約405,884円

※年代別の年収推移は令和5年国家公務員給与等実態調査の結果の適用俸給表別、級別平均経験年数を参考に級別平均俸給額から算出
※年収推移は(級別平均俸給額×(諸手当))×12ヶ月+(級別平均俸給額×(諸手当))×4.5ヶ月(ボーナス)で算出
※参考:令和5年国家公務員給与等実態調査の結果

参議院事務局総合職の3つの魅力

参議院事務局総合職の魅力は様々ありますが、今回は3つご紹介します。

様々な経験を得られる

一つ目は、様々な部門があり、仕事を通じて幅広く得難い経験ができることです。

会議運営・調査・総務と幅広い仕事ができ、そしてどれも民間ではできません。

シンクタンクでは政策立案の補助業務などありますが、ここまで近くで国の運営に携わることはできないでしょう。

参議院を支えられる

二つ目は、国の意思決定において重要な役割を果たす参議院を支えられることです。

国の政治を動かす参議院を支えられることは国全体の中核を支えることに他なりません。

他の公務員職でも難しいことです。

組織で言えば国より大きい組織はなく、それを支えられることは大きなやりがいにつながるでしょう。

スキルアップの機会が多い

三つ目は、国内外問わずスキルアップの機会に恵まれていることです。

国内だけでなく、海外で研修を受けることができます。

海外の大学や専門機関に派遣され、学べる機会はとても希少です。

キャリアパスも大きく広がるでしょう。

最後に

参議院事務局総合職は、公務員の職種の中でも公務員試験の難易度が高く敬遠されがちではありますが、それ以上に多くの魅力があります。

少しでも仕事内容や働き方に惹かれたら、ぜひ一度参議院事務局総合職を目指すことを検討してみてはいかがでしょうか?

本稿が、皆さんの悩み解決のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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