埼玉県庁の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、埼玉県庁の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に面接対策をしましょう。

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【埼玉県庁】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

2021年8月10日(火)
10時50分~12時30分(1回目:15分ほど、2回目:30分ほど)
1回目:2人(30代くらいの男女)
2回目:3人(50代くらいの女性、50代くらいの男性、40代くらいの男性)

場所・雰囲気

県の施設の会議室。一回目は一部屋にブースが四つあり、それぞれに面接官が二人ずつ

面接内容・再現

1回目の面接内容・再現

面接室に四人ずつ呼ばれて、職員の人がドアを開けてくれて中に入ったので皆「失礼します」は言わなかった。各ブースに着いてから各面接官に挨拶をした。

受験者:受験番号〇〇〇〇、〇〇〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官A(女性):どうぞおかけになってください。

面接官A:いまの緊張具合はどんな感じですか?1から100までであらわすとしたらどんな感じですか?

受験者:99です……

面接官A:かなり緊張されてるんですね。緊張しないのは無理とも思うんですが、あなたがどういう人かを知りたいという面接なので、できるだけリラックスしてくださいね。

受験者:はい。

面接官A:ではまず、なぜ埼玉県庁を志望されたのか、お聞かせください。

受験者:はい。もともと私は司法試験の勉強をしていたのですが、その勉強をやりつくして、燃え尽き症候群のようになってしまっていた時がありました。
そこで、身近な埼玉県庁の仕事を調べていくうちに、行政の制度を作るという仕事がとても面白そうだと思うようになりました。司法がいわば被害者が出てしまってから動く分野である一方、行政は被害者を出さないように、長いスパンの未来を見る仕事だと思いまして……埼玉県庁でこうした政策に携わりたいという気持ちが強くなりました。

面接官A:なるほど、ありがとうございます。では、〇〇さんの長所を教えてください。

受験者:はい。長所としては、信念を貫いて全力を尽くすことです。

面接官A:なるほど、では短所についてはどうでしょうか。

受験者:はい。短所は、長所と表裏一体のところもあり、信念を貫くがゆえ、意固地になってしまうところです。

面接官B:なるほど。ではその短所を、どう克服されていらっしゃいますか。

受験者:はい。ふだんからの相談相手でもある複数の友人や年長者のアドバイスを求めることにしています。そこで、意固地になっていること、どうしてそうなっているのか、どうしたらいいのかがみえてくることもあるので、普段はそのようにして、意固地になりすぎないように気をつけています。

面接官A:ありがとうございます。

面接官B(男性、Aの部下のような雰囲気):では次は、私から質問させてください。学生時代に何か嫌なこととかがあったりはしましたか?

受験者:はい、大学院のグループ発表の時です。
組んだ相手の人が非協力的で、全て発表を自分で行ったことがあります。協力して作り上げたかったけれども叶わなかったことが辛かったです。

面接官B:そうなんですね、その時はどのように対処しましたか?

受験者:完遂を第一目標として、自分で調べて資料を作りました。
その時に教授や大学院の同期に相談して、どうしたらいいのかのアドバイスをもらいました。そのほかにも、大学院以外のコミュニティの友人に「自分がとても辛い思いをしている」ということを親身になって聞いてもらって、精神の安定につとめました。

面接官B:ありがとうございます。私からは以上です。

面接官A:以上で、私たちからの質問は終わりです。お疲れ様でした。

受験者:ありがとうございました。失礼いたします。

2回目の面接内容・再現

会議室に一人で入っていく形式。中に三人の面接官が並んで座っていた

受験者:失礼いたします。

面接官A(真ん中の五十代くらいの男性):受験番号と名前お願いいたします。

受験者:受験番号〇〇〇〇、〇〇〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官A:ではどうぞお座りください。すみません、本人確認をしたいのでいったんマスクを外してもらって……(私、マスクを外す)ありがとうございます、結構です。それでは、よろしくお願いします。

受験者:よろしくお願いいたします。

面接官A:緊張するなって言うのも難しいと思うんですが、人となりを知りたい面接なのでね、なるべくリラックスしてくださいね!

受験者:はい、ありがとうございます。

面接官A:まず……かなり職歴を見ると司法試験の勉強から行政と、かなり方向転換をされたみたいなのですが、なぜ埼玉県を志望されたんでしょうか?

受験者:はい。正直なところ、司法試験の勉強を何年もやって、やりつくしたな、というところがありました。その過程で行政の仕事を調べていくうちに、自分も出身であるしなじみもある埼玉県庁の仕事が面白そうだと思うようになりました。そこからどんどん調べて、まちづくり計画や空き家対策といった、県独自の政策もたくさんあるのを知りました。こうした政策は、いわば被害者を出さないように、長いスパンの未来を見る仕事だと思ったので……埼玉県庁でこうした政策に携わりたいという気持ちが強くなりました。

面接官A:なるほどそうなんですね……ありがとうございます。では、職歴についてなんですが、法律事務所にお勤めで、法律事務所というと我々いかんせん詳しくなくて申し訳ないのですが、どんなお仕事をされていましたか?

受験者:はい。私の仕事は法律事務所での事務でした。お客様をお通ししたり、電話対応も行っておりました。

面接官A:ありがとうございます。そうしたお仕事の中で、なにか困ったことというのはありましたか?(←一回目の面接の質問だったかもしれないです。)

受験者:はい。電話で、かなり激しい語調のお客様のお相手をする時は、勤めはじめは戸惑うこともありました。電話はたいてい、法律相談をしたいから先生につないでほしいという方がかけてくるのですが、法律問題という深刻な話なので動揺されている方、追い詰められた心境の方が多くて、時にはいわゆる……言いにくいのですが「クレーム」のような要求をされてしまうこともありました。

面接官A:なるほど、そうした時はどう対応されましたか?

受験者:はい。まずお客様が何にお怒りなのかをきちんとお聞きしました。そして、何を求めているのかを理解し、どうしてもこちらが譲れない場合は譲れない旨をきちんと申し上げました。そして、自分ではとても対応ができないと判断した場合は、上司でもある弁護士の先生に相談して、場合によっては先生に対応をお任せしました。

面接官A:なるほど、ありがとうございます。それでは、職歴についてなのですが……2018年の7月に前の法律事務所を退職されて、次の8月に別の事務所に転職されてますね。この転職はどういう心境というか、経緯で行われたのでしょうか?

受験者:はい。7月まで勤めていた事務所に、私のお世話になっていた弁護士の先生がいらしたのですが、その方が独立されることになりました。そして8月に新しい事務所をその先生が開くということで、私もついていく形で、8月からそこに移った、というのがその経緯です。

面接官A:なるほど、ありがとうございます。では次に……何か、一生懸命に取り組んでいることはありますか?

受験者:はい。受験者は趣味が音楽の評論をまとめた冊子を出すことなのですが、そのことです。音楽公演などを観て、その公演のレポートなどをまとめた冊子を出していました。芸術という形のないもののどこに感動したのかを言語化する作業が楽しく、夢中になりました。

面接官A:なるほど、ありがとうございます! 私からは以上です。

面接官B(四十代ほどの男性):では、次に受験者から質問をさせてください。仕事をしていて、何か人間関係で困ったことがありますか?

受験者:はい。……職場での人間関係で困ったことはないのですが……学生時代にはあって、その話でも問題ないでしょうか?

面接官B:はい、お願いします。

受験者:大学院のグループ発表の時に、組んだ相手の人が仕事をしてくれずに一人で発表を作ったことがありました。人間関係で困ったというと、それです。

面接官B:なるほど、どのように対処されましたか?

受験者:資料は一人で作って、期日に間に合わせました。しかしその時も、大学院の同期や教授にアドバイスをもらって完成させました。また、家族や他のコミュニティの友人に、自分が大変な目に遭っているということを相談して、精神面のケアをしてもらったので、結果はかなり周りに助けられました。

面接官:なるほど、ありがとうございます。職場では、困ったことはないということですよね。

受験者:はい、それはありません。

面接官B:ありがとうございます。では、次に、〇〇さんの長所を教えてください。

受験者:はい。長所としては、信念を貫いて、やろうと思ったことには全力を尽くすことです。

面接官B:なるほど、では短所についてはどうでしょうか。

受験者:はい。短所は、長所と表裏一体のところもあり、信念を貫くがゆえ、意固地になってしまうところです。

面接官B:なるほど。表裏一体、というとなかなか複雑なところもあると思うんですが……ではその短所を、どう克服というか、折り合いをつけていらっしゃいますか。

受験者:はい。どうしても自分が冷静でないなと思った時は、ふだんからの相談相手でもある複数の友人や年長者のアドバイスを求めることにしています。他人から見た自分を提示してもらうことで、意固地になっていること、どうしてそうなっているのか、どうしたらいいのかがみえてくることもあるので、普段はそのようにして、意固地になりすぎないように気をつけています。

面接官B:ありがとうございます。では次に、〇〇さん(この前に一瞬名前を間違えられた)が最近気になったニュースはありますか?

受験者:はい。名古屋の入国管理局で、外国人の女性が亡くなってしまったニュースが非常に衝撃的で、心を痛めました。

面接官B:なるほど、あのニュースは本当に痛ましいニュースですよね……どういった思いを抱かれましたか。

受験者:はい。あのような被害者の方がなぜ出てしまったのかを分析するのはもちろん、ご遺族の方に寄り添って、これ以上被害者の方が出ないようにしていきたい、そのためにどうしたらいいのかを考えたいと思いました。

面接官B:ありがとうございます。私からは以上です。

面接官C(五十代くらいの女性):では、次は私からお尋ねします。中学生の時にボランティアの経験があると書かれているのですが、こちらはどんなボランティアで、こちらを通して何を感じられましたか?

受験者:はい。中学生の委員会活動で、知的障がいのある方の施設で一日職員としてボランティア活動をするというものでした。こちらのボランティア活動を通して、一日にたくさんの生活用品の発注や管理を行わなくてはならないなど、かなり施設職員、とくに施設ボランティア職員への負担が大きいことを知りました。そこで、福祉においては、無償で働いているボランティアの職員の人に任せるだけではなく、行政もきちんと関わっていかなればいけないと思いました。

面接官C:なるほど、ありがとうございます。それでは、〇〇さんは法律関係のお仕事をされているとのことですが、行政職員となった後で、法律の知識をどんどん使う職務に就きたいのでしょうか?

受験者:はい、どちらというと、法律の知識をそのまま使うというより、法律の知識や理念を創造的に活かして、制度の設計に役立てられる職務に就きたいと考えています。知識を使いたくない、というわけではないのですが、それに縛られるのではなく、知識を一つの武器としていきたいというつもりです。

面接官C:ありがとうございます。私からは以上です。

面接官A:これで、今日の面接は終わりです。最後に何か一言ありますか?

受験者:はい。もし御庁にご採用くださった際には、女性の管理職となり、庁内の働く女性がより働きやすくなるようにつとめたいと考えています。

面接官A:それは頼もしいですね! 本日はありがとうございました、それでは、面接を終了します。

受験者:ありがとうございました。失礼いたします。

面接を終えての印象

和やかで話しやすい印象の面接官だったので、想像していたよりはるかにスムーズに会話ができた。

ただ、スムーズすぎて「これは逆に何を話したら落とされるんだ? 基準がわからない……」いう不安を強く感じた。
NGと言われていた行政の不祥事(入管の死亡事件の話)を話題にあげてしまったことに気がついたが、埼玉県の不祥事ではないと自分を慰めた。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

模擬面接の時は、とても緊張してしまいほぼ何も話せなかったに近かった。

それに比べると、実際の面接は模擬面接で場数を踏んだからか、はたまたもうどうにでもなれという気持ちが強かったからか、緊張はそれほどしなかったように思う。

他の受験生の印象

他受験生と同席したタイミングが最初の集合以外なかったので、記憶があまりない。
ただ、みんな真面目そうだなと思った。

受験生へのアドバイス

会場が駅から少し遠い場所にある。歩くと暑い時はつらいかもしれない。
バスを使うのが一番いいが、その場合時刻表を確認したほうがいい。(定刻通りに来ないことがある)

面接の時に受験票を忘れても本人確認できる身分証があればどうにかなる

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