【令和3年度入庁】公安調査庁 公安調査官にインタビュー!入庁を決めた理由とは?
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令和3年度に公安調査庁へ入庁された公安調査官の方にインタビューを行いました。
公安調査庁への入庁を志した理由や入庁前後で感じたギャップ、入庁して良かったことなど、詳しくご回答いただいています。
これから公務員を目指す方は、ぜひ参考になさってください。
目次
現在どのような業務をされていますか?
本庁で国内関連情報の分析を担当しており、全国の公安調査局(現場)から集まった情報を基に他省庁等に提供する資料の作成を行っています。
日々たくさんの情報が上がってくるため、目を通すだけでも一苦労ですが、さらにその中からどの情報を資料に活用していくのか考える作業は、体験しないと分からない難しさと面白さがあると思います。
また、本庁は「司令塔」として全国に調査指示を出す役割もあり、常に国内外の諸動向に対してアンテナを張って業務に臨む必要があります。
大学時代はどんな生活をされていましたか?
大学では法学部に在籍しており、行政法のゼミで判例研究のほかに「消費税増税」や「保育所増設にかかる規制緩和」などをテーマにディベートを実施していました。
ディベート準備では、テーマに関係する省庁や地方自治体のデータを参照することも多く、省庁研究としても有意義でした。
そのほか、ほとんど卒業単位には換算できなかったのですが、副専攻として国際協力も学んでおり、NGO団体や国際機関の職員の方々から様々なお話を伺えたのは良い経験になりました。
公安調査庁への入庁を志した理由は?
人事院主催の合同説明会で説明を聞いた際に、他省庁よりもアットホームな雰囲気で働きやすそうだと感じたのも志望した理由の一つです。
加えて、当庁は国内外の諸動向について情報収集・分析を行っているところ、国内、国外のどちらもカバーしている点も志望した理由になりました。
国内外問わず情報収集し、多角的な分析ができる省庁は限られている上、現場での情報収集業務と本庁での分析業務のどちらも必ず経験できるのは、当庁だけではないかと考えます。
入庁する前と後でギャップを感じる部分はあります?
入庁前は、公安職なら当然業務に危険が伴うだろうと覚悟していたのですが、完全に取越し苦労でした。
そのほか、体育会系出身の職員ばかりなのかと思っていたのですが、全くそのようなことはなく、多種多様な人材が揃っているところにもギャップを感じました。
業務の合間に最近見たアニメの話題で盛り上がることもあれば、休みの日に上司や先輩方と登山に行くこともあり、どんな人でも話の合う同僚を見つけられるのではないでしょうか。
業務にやりがいを感じるのはどのような時ですか?
本庁では分析業務に携わる場合が多いのですが、苦労して作り上げた資料を他省庁に持っていった際に「他からは入ってこない話がたくさんあり、重宝しています。今後もぜひ資料をいただきたいです」と良い反応をいただいた時には純粋に嬉しく、やりがいを感じました。
また、作成する資料のテーマは、上から指示されるばかりではなく、自分でも考えることを推奨されているため、実際に自分が考えたテーマが採用され、資料作成に向けて動き出すとやりがいを感じます。
公安調査庁に入庁して良かったことは?
入庁しないと知ることができない話がたくさんあり、好奇心旺盛な人にとっては最高の職場だと思っています。
人によって異なるかもしれませんが、私の場合、気になる報道が出た翌日は、わくわくしながら現場から送られてくる報告書をチェックしています。
そのほか、当庁は主に人から情報を得る「ヒューミント」で情報収集を行っているところ、情報を持っている相手との人間関係構築の手法に正解はなく、若手のうちからこれまでの経験を活かして活躍できるのも良い点だと考えます。
これから挑戦してみたいことはありますか?
業務の面では、そのうち出向して他省庁の知見も得たいです。
手前味噌ながら、職場環境は当庁が一番良いと考えているのですが、他省庁からも良い部分を吸収して、改善できるところは改善していきたいです。
業務以外では、ここ最近、IT資格の勉強をしていたのですが、業務にも役立つ内容が多いので、今後もマイペースに続けていきたいです。
なお、法務省全体として、IT資格取得をバックアップする取組もあるので、資格勉強に取り組みやすい環境であると感じています。
学生の方へのメッセージ
就職活動時に「自分の適性は何だろう」と考えることもあると思いますが、私は仕事の適性なんて実際にやってみないと分からないものだと思っています。
その点、当庁の業務は全く性質が異なる現場の情報収集業務と本庁の分析業務に大別され、さらに、情報収集業務は人間関係の構築を通じて行う正解のない業務であるため、どんな人でも活躍する場が用意されているとも言えます。
今回の企画で、少しでも当庁に興味を持っていただき、将来一緒に働けたなら幸いです。
最後に
公安調査庁で国内関連情報の分析に携わっている公安調査官の方にお話を伺いました。
公安調査庁に興味を持たれた方は、ぜひ採用ページをご覧ください。
この記事の著者 公安調査庁 公安調査官
令和3年度 公安調査庁に入庁。
公安調査庁調査第一部所属。
国内関連情報の分析に関する業務を行っている。