熊本県庁の企画課に所属されている、平成25年度入庁の平床早弥袈さんにインタビューを行いました。

業務内容や熊本県庁に入庁して良かったことなど、詳しくご回答いただいています。

これから公務員を目指す方は、ぜひ参考になさってください。

現在どのような業務をされていますか?

SDGsの推進や企業版ふるさと納税に係る業務に携わっています。
いずれも、民間の力を活用しながら、地方創生の実現に向けた取組みを進めるものです。

SDGsの推進については、熊本県SDGs登録制度やくまもとSDGsアワードを実施することで、県内におけるSDGsの普及や取組みの促進、さらなる深化と質の向上を目指しています。

企業版ふるさと納税では、単に企業から寄附をいただくだけでなく、それをきっかけとして、官民で連携した新たな事業へとつなげる等、新たなパートナーシップの構築にも取り組んでいます。

大学時代はどんな生活をされていましたか?

関東の大学で実験心理学を学んでおり、研究に没頭する日々でした。

特に、情動知能という、他人の感情を理解したり、自分の感情をコントロールしたりする能力に興味を持ち、そのスコアと脳の性差や身体の性差との関連等を研究していました。

熊本県庁への入庁を志した理由は?

©2010熊本県くまモン(2022年9月22日撮影)

大学へ進学して初めて県外に出て、熊本の良さに改めて気づかされたこと、そして自分自身の地元への愛着を実感したことが一番の理由です。

特に、関東圏では熊本出身者は珍しかったので、「熊本県出身」というのが、自分のアイデンティティにもなりました。

県庁は多種多様な事業に携わります。
その中で、常に県政の様々な事業を学びながら、成長していくことができます。

漠然と、熊本県のために働きたいという思いが強かった私にとっては、分野が限定されず、色々な学びに出会える県の仕事は、とても魅力的でした。

入庁する前と後でギャップを感じる部分はありますか?

入庁した当初に一番のギャップを感じたのは、業務の割り振りです。

新人である最初の1~2年は、先輩のサポートやお手伝いをするようなイメージでしたが、最初から担当業務を1人で任されました。

もちろん、最初は前任者に教えてもらいながら、業務を覚えていくことに必死でした。

しかし、少しずつ慣れてくると、上司の指示に従うだけでなく、担当としての意見を聞かれ、さらにそれを尊重してもらえることにとてもやりがいを感じ、業務への責任感も芽生えました。

業務にやりがいを感じるのはどのような時ですか?

自分の企画した仕事が形になった時や、目標を達成できた時です。

入庁4年目の時、初めての異動で交通政策課に配属になりました。
この直後、4月に本県は大きな地震に見舞われました。

私が担当となった熊本空港の国際路線はすべて運休し、その後なかなか復活することができませんでした。

過去に事例もなく正解もない状況で、上司や同僚と手探りで様々なアプローチを試した結果、最終的には路線が再開し、さらに運休前よりも増便することができました。

その時の喜びや達成感は、今も仕事に取り組むうえでの大きな原動力になっています。

熊本県庁に入庁して良かったことは?

©2010熊本県くまモン(2022年9月22日撮影)

上記の交通政策課では、海外に月に1回ほどのペースで渡航し、海外の航空会社へ営業したり、直接交渉をしたりと、県庁職員の仕事の中でも珍しい経験をさせていただきました。

臨機応変に対応することが求められ、急な出張も多く、体力的には大変な面もありましたが、元々旅行でもよく行っていた国を担当していたこともあり、仕事とは思えないほど毎日が楽しかったです。

また、交通政策課の後は、東京大学の公共政策大学院を修了しました。

これは熊本県独自の制度で、希望する職員は大学院を受験し、県が学費を負担したうえで、派遣研修という形で2年間勉強することができます。

豪華なゲストスピーカーや著名な教授から、法令や政策など、自分の興味のある分野を自由に幅広く学ぶことができました。

社会人になって改めて学ぶ機会をいただき、実務経験も生かしながら、より深い学びを得ることができたように思います。

この2年間で業務内外での視野が広がるとともに、仕事への向き合い方も大きく変わり、自分の人生においても大きな転機となりました。

これから挑戦してみたいことはありますか?

個人的なことですが、初めての子供を授かり、まだ育休から復帰して2か月ほどになります。

挑戦というには少し大袈裟ですが、育児と仕事を両立させることが、今の私の新たな目標です。

育児と仕事の両立というと大変なイメージもありますが、熊本県では様々な制度が充実しています。

これは子育て世代に限らないものですが、時差出勤やテレワークを活用することで、自分の生活リズムに合った形で勤務形態を選べます。

また、育児時間休暇という制度があり、有給休暇とは別に、毎日最大90分まで休みを取ることができます。

こうした制度を組み合わせて活用することで、復帰後も無理なく働くことができています。

最後に

熊本県庁でSDGsの推進業務に携わる平床早弥袈さんにお話を伺いました。

熊本県庁に興味を持たれた方は、ぜひ熊本県庁のホームページをご覧ください。

熊本県庁

この記事の著者 熊本県企画振興部企画課 平床早弥袈

平成25年度 熊本県庁入庁。
企画振興部企画課戦略推進班に所属。

主にSDGsの推進や企業版ふるさと納税関係の業務に取り組んでいる。

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