合格者の声|群馬県に内定!合格まで漕ぎ着けた決め手は現状の苦しさから抜け出したいという気持ちの強さ 中島 翼空さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
公務員を目指すきっかけ
学生当時から専門性のある技術職に憧れていました。加えて、県職員では専門的な業務の成果を県に還元することができ、一つ一つの小さな業務が県の産業を押し上げていくことにつながっていくため、県職員としての職務に深い意義を感じていました。学生当時に一度受験しましたが、最終選考で不合格となってしまい、民間企業にて就職しましたが、入職後一年が経過しようとしている頃から将来設計を今一度考え、過去に挫けた目標をもう一度目指していきたい、地元に戻り、地元のために働いていきたいと強く考えるようになりました。働きながらの試験対策になるので厳しさは感じていましたが、出来うる限りチャレンジしてみようという思いで本年度の受験を決意しました。
アガルートをお選びいただいた理由
働きながらの試験対策となるのでどこかしらのサポートは受けたいと当初から考えていました。複数の予備校から資料請求をし、吟味しつつも学生当時に受験した際のテキストで勉強は始めていました。技術職の専門科目は自力で取り組むしかないと考えていたので、私にとっては教養科目の対策のしやすさ、継続の容易さ、人物試験のサポートの手厚さ、また価格などを比較検討していました。アガルートを選択した決定打となったのは、映像授業のお試し映像を見た時に、講師の方の説明のわかりやすさとテキストの問題が非常に簡潔にまとめられている点において自分の試験対策のスタイルに適していると感じたためです。特に働きながらの対策は時間が限られていること、隙間時間を活用する必要があることもあり、アガルートのフォローは十二分であったと今では感じています。
学習の方針と進め方
専門科目は膨大な量であったため、毎日取り組んでいました。教養科目は各科目の時間配分を設定していました。例えば、文章理解は得意だったため少なめに、数的処理などは身につけるためにも二日に一回は行うようにするなど自分の中でルールを設定していました。また、週末に1週間の進捗を振り返り、ペース配分を調節しながら取り組みました。1日の勉強時間は出勤前に30分、仕事の休憩中に15分、退勤後に4時間前後、就寝前にその日の復習1時間程度を繰り返していました。
公務員試験のための勉強の開始時期
2023年12月
失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫
試験対策の中での挫折は試験の二ヶ月ほど前に模試を受験した時に、問題が解ける解けない以前に時間が全く間に合わなかったことです。それまで知識や解法を身につけることに集中し、スピードは度外視でやってきていたので、この模試で大きな衝撃を受けました。そこから問題に取り組む際に時間を計測し、長考癖をつけないためにも自分が設定した時間を超えてしまったらすぐに切り上げて解説を確認するようにしました。そこから一ヶ月後、再度模試を受けた際にはしっかりと試験時間に対応できていたことに非常に安堵したことを覚えています。
受講された講座の良さ、当該講座の学習方法(使い方)
教養試験
全ての科目に通ずることですが、一つの講座あたりのテンポ感の良さが自分にとって適していたと思います。あまり長々とした解説もなく、重要な部分を簡潔にまとめられている印象です。社会科学では一つ一つの事象の背景や理由なども含めて解説してくださっているため、ただのワードとしてではなく、ストーリーを意識して覚えやすかったと感じています。解説動画の音声をダウンロードして通勤中や職場での休憩時間に復習に使えたことも良かった点です。
人物試験
面接カードのチェックと模擬面接を利用しました。面接カードは概ね自分の伝えたいことは決まっていたので、多少修正したのみでした。模擬面接については、自分ではしっかりと考えが固まっていると思っていた部分も、いざ面接として回答をより追求されたときに思いの外言葉に詰まってしまったことに気づけました。言葉に詰まるのは考えながら話しているからだとアドバイスをいただき、そこから自分の本音をベースに回答を再構築したことで、試験本番ではスラスラと答えることができたため、模擬面接を利用させていただいて本当に良かったと思っています。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
私は仕事をしながらの試験対策であったため、まとまった時間が多く取れないことに苦労しました。それでも1日に4時間は少なくとも勉強時間を作ることは徹底していました。仕事のある日の1日の勉強時間の詳細は出勤前に30分、仕事の休憩中に15分、退勤後に4時間前後、就寝前にその日の復習1時間程度を繰り返していました。休日は少し多めに6時間程度としていました。もっと多く勉強時間を確保している方はいると思いますが、日々の仕事に支障をきたすようなことがあってもいけないので、自分の休息時間も確保しつつ、きちんと決めた時間内には集中して取り組むことで最後まで継続できたのだと今では思います。
直前期の過ごし方(どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか)
直前期はスピード感を意識した対策を心がけていました。自身で買い付けた今年度の模試や過去に受験した際の模試、県のホームページに記載されている例題を繰り返し問いていました。また、技術系専門科目の地方上級レベルの問題は見当たらなかったので、農林水産省の過去問題が解けるようになっていれば地方上級も心配ないだろうと考え、数年分をひたすら取り組んでいました。この時点では荒削りながら知識は入っていたので、過去問に取り組み、取りこぼしがあった部分をアガルートの解説動画をもう一度視聴することで知識を補強する方法を取っていました。
試験期間中の過ごし方
私は筆記試験対策の時間が自分の精一杯ながら他人よりは少なかったと自負していたため、筆記試験にかなり不安を抱えていました。そのため、筆記試験終了まで二次試験対策については全く手をつけていませんでした。筆記試験終了後に1日ほど休息を取り、そこから対策をスタートさせました。幸い私は一度就職活動を通じて学生当時の自己分析はしていたため、その当時と就職後の成長を踏まえた現時点との考え方の違いから自己分析は比較的すぐに進められました。そこからは仕事中も隙あらば頭の中で「こういった質問には自分ならどう答えるか」を模索し続ける毎日でした。自問自答だけでは考えがまとまらないこともあるため、模擬面接には救われました。
受験した時の手ごたえ
教養試験
元々時間をかける科目と若干落としても仕方ないと割り切る科目とを設定していたため、回答できない問題があっても特に落ち込むことはなくしっかりとできるだけの事はやれたと率直に感じました。
専門試験
先述した通り、専門科目は農林水産省の過去問で対策していたため、知識は入っているという自負がありました。しかし、地方上級の本試験では出題傾向が少し異なっていたようで、見覚えはあるが対策外の内容が複数出題されており、悔しさが残る結果でした。ただ、対策した部分は問題なく回答できたので、仕方なかったと割り切り、次の人物試験に向けて気持ちを切り替えました。
人物試験
人物試験ではしっかりと本音をベースにした考えをまとめて臨んだため、堂々とした受け答えができたという感覚がありました。逆に丸暗記していた自己PRの方が初めの緊張もあり、辿々しくなってしまいました。ただ、柔らかな表情を心がけていたこともあり、面接官と言葉を交わすうちに自分らしさを取り戻せてうまく話せたように思いました。
合格・内定した時の気持ち
まずは安堵の気持ちでいっぱいでした。最終選考では同じ試験区分の受験者は私一人であったため、アガルートの講師の方にも大丈夫だと言っていただけましたが、それでも不安はずっとついて回ってきていました。ある程度うまくいったという手応えはありましたが、少し現実逃避したい気持ちもあり、結果発表の日はあえて仕事で忙しくさせて、発表時間から数時間置いてからチェックしました。今となっては仕事しながらの試験対策はかなり過酷でしたが、常に残り期間を意識しつつも無理しすぎないペース配分を維持することで、最後まで試験対策を継続できたと思います。
振り返ってみて合格の決め手
合格まで漕ぎ着けた決め手は現状の苦しさから抜け出したいという気持ちの強さだったと思います。学生当時は働くことで得た経験や技術、賃金を持って一人でこの先何十年も生きていくということにぼんやりとしたイメージしか持っておらず、学生当時の受験では今回の受験ほどの熱量はなかったと思います。日中仕事で苦しいことがあってもその悔しさをバネに絶対合格して抜け出してやるという執念がペンを持つ手を動かしていたようにも思えます。
公務員として実現したいこと、取り組みたいこと
公務員として実現したいことの一つとしては、もとより希望していた試験研究に携わることです。始めは小さなことからとはなりますが、やるからには県の産業の基盤を強固なものにしていき、一次産業従事者の方々の生活が現状よりももっと安心できるものにしたいと考えています。そのためにも受身な姿勢ではなく、積極的に上司や先輩から様々学ばせていただき、激動する現代社会に柔軟に対応できる職員を目指します。また、本県が課題に挙げている農畜産物の海外輸出量の増加についても興味を持っており、地元だからといち地域でのんびりすることなく、県内県外、全国さらには海外まで視野を広げた事業に携わることを漠然とした将来の目標に見据えつつ、一歩ずつ進めていこうと考えています。
受験生に対するメッセージ
受験を考えている方の中には私のように社会人の方、専門職技術職を目指している方、別業界への転職を考えている方もいらっしゃると思います。私自身、試験対策と日々の仕事を両立できるかなど様々な障壁を感じ、受験を迷っていました。ただ、将来に不安を感じながら鬱々と毎日働き続けているくらいであれば、とりあえず一年受験対策頑張ってみたら何か変わるかもしれないという気持ちで受講を決意しました。結果としては内定をもらえたため万々歳でしたが、試験対策を始めてからは明確な目標が生まれたこともあり、公務員を本気で目指すこと自体が日々の生活への活力になっていました。仕事をしながらの試験対策は簡単ではありませんでしたが、この合格体験記を通して当時の私と同じような境遇の方への一助となれば幸いです。
講座のご感想、講師へのメッセージ等
いずれの科目を取っても簡潔でわかりやすい解説だったことが印象的です。何度も繰り返し見させていただきました。ありがとうございました。
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