合格者の声|厚生労働省職業安定局に内定!自分という人間を誤解なく・分かりやすく表現することに力を入れ、その努力が報われた 児玉 侑也さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
公務員を目指すきっかけ
大学院を中退し、就職も難しく今後の人生について決めあぐねている中、友達から勧められたことがきっかけです。将来が安定しているというイメージがあったため、将来に対して不安を抱いていた自分にとっては良い就職先だと思いました。その後、つなぎの仕事として清掃業を始めるのですが、そこでの経験から労働というものが人に与える影響の大きさに驚きました。大学院を中退したことで自信を失っていた自分にとって、清掃業という仕事は人の役に立っているという感覚、労働の対価としてお金をもらう・払うことで社会に参加している感覚などから、これまで自分が抱いていた労働に対するネガティブなものとは違った価値観を得ることが出来たことが自分にとっては衝撃でした。このような経験から、労働に関係する仕事に就きたいと思うようになり、公務員の中から労働系の仕事に絞ってより前向きに公務員を目指すようになりました。
アガルートをお選びいただいた理由
お金が無かったのでできるだけ安く済ませたかった、自分のペースで勉強できるような予備校を選びたかった、合格特典が魅力的だった、この3点がアガルートを選んだ理由です。その後、サンプル教材をやってみて授業が分かりやすかったことと勉強の進め方が自分に合っていると確信し受講を決めました。また、電話での受講相談を行った際の対応が良かったことも決め手の一つです。他の予備校との比較としてはTACがありました。ただTACは受講料が高かったこと、受講計画が綿密で束縛の度合いが強かったことから受講を断念しました。自分でしっかりと計画を立て、自分のペースでしっかり進められる方にはぜひアガルートをお勧めしたいと思います。
学習の方針と進め方
まずはじめに教養科目(数的処理・判断推理)を1カ月で一通り終わらせ、専門科目に移りました。専門科目を行う前にどの公務員を目指すか、どの教科を受けるか、どの教科が得意そうかを明確にし、そこから教科の優先順位を決めました。私の場合では、はじめに憲法を選び授業を聞く、問題を解く、その単元をノートにまとめるという流れで勉強を進めました。憲法が終わるとだいたい1教科にどれくらいの時間がかかるか分かるため、そこから試験2カ月前には全教科目を通せるように逆算し勉強を進めました。
公務員試験のための勉強の開始時期
2023年7月
失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫
3月から面接の練習を始めたのですが、4月末に志望動機に欠陥があるとの指摘を貰い、面接カードを1から書き直す必要が出てきました。筆記試験の勉強も佳境であった頃なので、焦りと不安でかなり苦しかった時期なのを覚えています。その時私がとった行動は信頼できる友達に面接カードの書き方を1から教えてもらい、自分が納得できる面接カードを作りました。そして、週に一度のペースでやっていた模擬面接を1カ月お休みし、筆記試験に全力で臨むことにしました。余裕がある時期では筆記、論文、面接と色々手を付けて感触を知ることが大事ですが、切羽つまってきたらどれかを一度切り捨てて一つのことに集中するのも大切だと思います。あの時、模擬面接を自分が納得できる状態でいったん中止したことは良いメリハリになりました。
受講された講座の良さ、当該講座の学習方法(使い方)
教養試験はとにかくいろんな種類の問題を解くことが大事だと思います。アガルートの教材はたくさんの問題を解くことができて良かったです。また、単元ごとに問題がまとめられているので、自分の苦手な分野がはっきりします。そのため、復習をする時に効率的に勉強することが出来ました。
専門試験対策にはかなりお世話になりました。私は法律区分を選択したのですが、大学では全く違う分野を専攻していたので初見の教科が多い状況でした。そんな私でもアガルートの教材、オンライン授業はかなり分かりやすかったです。より深く理解するために初心者でも分かりやすい例えや実際の状況を例に説明されたこと、教科の単元ごとに重要度、頻出度を教えてくれたこと、授業の聴き方や過去問を解く時期など細かな配慮がとても良かったです。
人物試験対策にはかなりお世話になりました。面接のオンライン授業では姿勢や話し方の大切さを失敗例と共に教えてくださり、今まで気にしていなかった部分を正すことでどれだけ印象が変わるのかを感覚で知ることが出来ました。また、週に1度のペースで面接カード作成の相談や模擬面接を受けることができ、自分について話すことが苦手な私にとって良い練習場でした。模擬面接の先生は3人おり、それぞれ1回以上受けました。優しい先生もいれば厳しい先生もおり、それぞれ視点が違うので自分の足りない部分が浮き彫りになり、かなり参考になると思います。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
週5のペースで2~3時間、調子がいい日は5時間というペースで勉強していました。勉強するときは近くの喫茶店に行きコーヒーを頼んで、500円と引き換えに勉強するわけだから無駄にするわけにはいかないという風に自分を追い込んでいました。実際、勉強する場所を決めるとスイッチが入りやすくなりますし、コーヒーも眠気覚ましにちょうどいいので効果あると思います。学習した時間は必ずカレンダーに記録し、怠けてしまいそうなときは自分に必要な勉強時間と今までの勉強時間を計算し、このままでは時間が足りないことを自覚させるようにしていました。
直前期の過ごし方(どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか)
ひたすら過去問とその復習をしていました。過去問は試験本番と同じ時間で行い、そこから時間配分や捨て問題の見極めなども意識するようにしました。復習は間違えたところをノートにまとめ、自分が苦手な分野・単元を教材と共に1から勉強するという方法でやっていました。こうすると苦手な分野がノートにまとまっているので、効率的に見直しが出来ます。過去問では高頻度で合格点を獲れるようになっていたので、試験本番は焦らないこと・いつも通り解くことを意識しました。
試験期間中の過ごし方
試験中の休憩時間では次の試験に向けてまとめたノートを見るか、音楽を聴いて精神を落ち着かせるかの2択でした。私は一つの試験が終わると何点とれたか気になって尾を引くタイプなので、試験が終了したらすぐ自己採点し、だいたいの点数を把握してから次の試験に切り替えるようにしました。たまにケアレスミスが発覚し落ち込むこともありますが、その悔しさを次の試験に活かし、絶対にもうミスはしないぞと言い聞かせていました。試験期間中は何とも言えない不安が押し寄せてくることもあるので、その時は今まで自分がやってきた教材、ノートを見返し、自分はここまでやってきたのだから大丈夫と言い聞かせてました。
受験した時の手ごたえ
国家一般職の試験の話です。
教養試験
2問ほどのケアレスミスが発覚し、落ち込んでいました。ただそこまで致命的な点数では無かったので切り替えを意識し、次の論文試験・専門試験の振り返りに力を入れました。
専門試験
かなり良かったです。見慣れない問題もありましたが、自分がやってきた問題は落とさずしっかりとれました。特に暗記科目は直前に詰め込んだところが多く出てきたので良かったです。教養試験と合わせえて悪い点数では無かったので安心して人物試験に臨むことが出来ました。
人物試験
人物試験の正解はいまだによく分からないので、とにかく自分のことをしっかり話すことができたという感想でした。一般職の人物試験が私の最後の試験であったため、不安や達成感というよりも1年間よく頑張ってきたなという安堵が強かったです。
合格・内定した時の気持ち
めちゃくちゃ嬉しかったです。特に官庁訪問で内定貰った時が嬉しかったです。私はこれまで面接というものを受けてこなかったため苦手意識があったのですが、自分が苦手だと思っていた分野で受け入れられるということに感動しました。面接に苦手意識があった分、面接カードの作成や自己PR ・志望動機の精査、全体を通して矛盾が生じる部分はないか、なにより自分という人間を誤解なく・分かりやすく表現できているのか力を入れたつもりだったので、その努力が報われたという印象です。
振り返ってみて合格の決め手
勉強に手を付ける前にきちっと計画を立てたことです。何の教科をどの順番で行うか、いつまでにどこまで終わっている必要があるか、そのために何時間勉強する必要があるか、いつから論文・面接に手を付けるかを逐一意識しながら勉強をしていたことが良かったと思います。私はむらっけがあるのでその日の自分の状態に合わせて計画を調整したり、たまには勉強する気が起きなくても無理やり奮い立たせたりしました。そうして時には自分を追い込む勉強ができたのは計画を立て、勉強の必要性を細かに意識することが出来たためだと思っています。
公務員として実現したいこと、取り組みたいこと
高齢者の方が安心して働ける職場を提供できるようになりたいです。現在の仕事で高齢者の同僚とお話することが多いのですが、高齢者になるとお金のためというよりも居場所のため、生活リズムのためなどを理由に働く方も多いです。また、人と接する機会が減るとボケが加速するという話もあります。さらに、人口減により今後は高齢者も立派な労働力として扱われる機会も多くなると予想されています。一方で体力の低下や長期間の雇用が望めないなど採用への障害も多いです。そのため、高齢者雇用のガイドライン・高齢者が働きやすい職種の認定・高齢者人材派遣の充実など高齢者であっても安心して職を探せる、仕事を続けられる、現役よりも無理のない働き方ができるような世の中にしたいと思います。
受験生に対するメッセージ
受験勉強中は様々な不安があると思います。私の場合の不安は、公務員に受かってもすぐやめてしまうのではないか、激務かもしれない、もっと自分に合った仕事があるのかもしれない、落ちたら全部無駄になってしまうのではないかなどです。正直内定をもらった後でもそうした不安が尽きることはありません。ただ1年間勉強をやりきったこと、たくさん面接を練習したことは残り、自信に繋がっています。その自信は1日1日の積み重ねでできたものです。勉強する最終目標は公務員に就職することですが、1日1日の目標は自分に自信をつけるため、不安を払拭するためというような小さな目標を目指して勉強することも効果的だと思います。時に休みながらも1日1日頑張って目標を達成する日々を送ってください。
講座のご感想、講師へのメッセージ等
小林先生 授業分かりやすかったです。ありがとうございます。
林先生 模擬面接で厳しいご指導ありがとうございました。おかげで自分の弱点が見えました。
山本先生 模擬面接や面接カード作成では色々ご相談に乗って下さりありがとうございました。山本先生からの助言は自信に繋がることも多く助かりました。
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