受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

父親が国税専門官であり、幼いころから公務員は身近な存在であると同時に、公務員特有の柔軟性の低さを感じる機会も多々ありました。結局、新卒の就職活動では公務員試験を敬遠し、インフラを扱う民間企業に就職しました。その会社で、自治体発注の仕事を請け負って業務をする機会がありました。自治体の腕章を身につけて現地で作業をおこなった際に、住民の方々は我々を自治体職員だと誤識し、舗装が悪いだのカーブミラーを修理してほしいだの、様々な要望をおっしゃりました。私は自分の住む街に対して要望を告げたことはいままでなかったので、街に対する熱意をもつ住民がこれほどまでに居ることに大変驚きました。しかし、我々は所詮一民間企業でしかないので、住民の要望に応えることができず、もどかしい気持ちを感じました。そのため、住民に最も近い市役所職員となり、そのもどかしい気持ちを軽減したいと考え、公務員を志望しました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートさんが開講している測量士の講座を受講し、わかりやすいテキストと解説動画で無事に測量士試験に合格したことから、私の中でのアガルートさんの評価が高かったので、ほかの通信講座は考えずにアガルートさん一択でした。私は社会人として働きながらの受験でしたので、予備校に通うお金はあっても物理的時間がなく、独学か通信講座の2択でした。公務員試験の受験を少しでも考えたことがある人ならご存じでしょうが、公務員試験はそれだけで一つの受験ジャンルであり、関連書籍が山ほどあります。その膨大な教材のなかから自分で教材を選出するとなると、選ぶだけで時間をかなり消費します。先ほども申し上げましたが、私は社会人として働きながらでしたので、とにかく時間がありませんでした。なので、通信講座にしました。

学習の方針と進め方

教養試験のみで受験できる自治体のみに絞りましたので、教養試験対策について書きます。

社会人として働きながらの勉強はとにかく時間がないので、解説動画はほとんど見ず、テキストのみを使用しました。勉強した科目は、数的処理・資料解釈・現代文・英語・政治・経済・社会・日本史・世界史・地理・生物・地学・数学です。物理と化学を捨て科目としましたが、市役所試験は中学レベルに毛が生えた程度ですので、少しでも学習経験のある人は勉強しておくとお得です。捨て科目は絶対につくった方がいいです。逆に捨て科目以外は妥協せずにとことんやること。数的処理・資料解釈・現代文は毎日、その他は政治→社会→経済→日本史→生物→世界史→地学→地理→数学、といった流れで各教科一か月を目安に集中して勉強しました。

公務員試験のための勉強の開始時期

2023年8月

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

大変だったことは、モチベーションの維持です。働きながらの勉強は精神的にも肉体的にも辛く、1年間という長いスパンではモチベーションの高い時期と低い時期がありました。対策として古典的手法では勉強机の前に「市役所合格」と書いた紙を貼って戒めにしました。現代的手法では、勉強したことを記録できるアプリを活用し、毎日継続して勉強していることを視覚的にわかるようにしました。私が活用したアプリでは、毎日勉強が継続できたらスタンプが押されるようになっており、スタンプが溜まると勉強のモチベーションになりました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法(使い方)

教養試験

動画を見ている時間がなかったので、テキストのみについて書きます。要点がよくまとまっていると思います。市役所志望の人からすると数的処理は少々オーバースペックでしたが、その分本番では余裕をもって取り組めました。学習方法はいたってシンプルです。暗記科目についてはテキストを読んでインプット→過去問でアウトプットを行い、要点リストに載っていない箇所だけど過去問にあった箇所をテキストに集約していきます。とにかく復習回数が命ですので、その集約したテキストをひたすら周回しました(復習回数の多い科目だと、30回は復習しました)。数的処理は1周目は解説をみて解法を覚え、何も見ないで解く。2周目は次の日に復習、3周目は1週間後に復習、このペースでおよそ1カ月でテキストを1周できるようにペース配分しました。すると、自然と1週間後の復習から1カ月後ぐらいに再度同じ問題を解けるので、復習間隔が丁度良いです。

人物試験

大学生向けに書かれていたので、あまり参考になりませんでした。ただ、面接再現の本は参考になりました。違う自治体だとしても、公務員試験の面接がどのようなものなのかを知るには参考になります。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

時間の捻出に関しては、残業を極力少なくするために早めに出勤して仕事に取り掛かること、隙間時間を利用して暗記科目の復習を行うこと(徒歩中にも聞きながら勉強、会社の昼休み、通勤の電車の中など、何もしていない時間をなくし、常になにかしらの勉強をしている状態にしました)で乗り切りました。仕事柄、出張にいく機会が何度かありましたが、勉強を一日でも欠かしたくないので、勉強道具を持っていき、宿泊先のホテルでも勉強したほどです。平日は仕事で疲れているので復習に専念して新しいことはやらず、土日に新しいことを学習するようにしました。

直前期の過ごし方(どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

社会人として働きながらの受験でしたので、心構えをしている余裕もなく、あっという間に試験日を迎えました。仕事の関係で、直前期でも平気で飲み会に参加する必要があったり、出張にいったりする必要がありました。しかし、直前期だからといって特別なことをするのではなく、普段通り過ごしたことが逆によかったと今では思います。すでに知っている人がほとんどでしょうが、直前期に不安だからといって新しいテキストや問題をやろうなどとは思わないこと。いつも通りの復習をおこなうべきです。

試験期間中の過ごし方

試験を受ける直前では落ち着くために、自分が使い慣れたテキストの復習をしていました。大切なことは周りの受験者のことを気にしないこと。自分のペースをいかに崩さないかを考えました。また、私は試験中にトイレに行きたくなる傾向が昔からあったので、復習はほどほどにして直前の時間は頻繁にトイレにいっていました。大抵試験日のトイレは混雑するので、余裕をもって必ず行きましょう。直前に詰め込んだものに助けられることはそうそうないです。無駄なあがきはせずに、試験でいつもの時間が出せる方法を考えましょう。

受験した時の手ごたえ

教養試験

市役所試験は簡単なので、教養試験での足切りはあり得ないと確信していました。

人物試験

市役所の難関は面接です。とくに私は地元でもなく、縁もゆかりもない自治体を受けたので、面接に関しては最後まで結果がまったくよめませんでした。二次試験の作文では、私としては書きにくいテーマであり、書き終わった後に「なんか論点がずれているような・・・」と不安な気持ちになりました。二次試験の集団面接では、突拍子もない質問が多く困惑し、あまり上手く回答できず、不合格になってもおかしくないと思っていましたが、なぜか二次試験を通過。最終試験では個別面接でしたが、20分程度で終わり、熱意が上手く伝わった気がせず、しかも受験番号とはまったく関係なく面接順番が最後であり、これは不合格なのではないか?と合格発表までの2週間は生きた心地がしませんでした。しかし、なぜか合格しておりました。新卒の頃から思いますが、面接試験は本当にわけがわかりません。

合格・内定した時の気持ち

教養試験だけとはいえ働きながらの勉強は想像を絶するほどつらく、途中で何度も心が折れそうになったので、合格してとても嬉しかったです。学生ではなく3年の職歴があって現職、26歳という高年齢であり、フレッシュな大学生と比べるとどう考えても不利だという気持ちが強かったので、なおさら嬉しかったです。学生と異なり、何個も併願する余裕もなく、試験に申し込んだけどその日に有給休暇がとれず、受験を断念することもありました。合格して本当に良かったです。

振り返ってみて合格の決め手

地元でもなく、縁もゆかりもない市役所を受験し、採用人数も片手で数えられるほどしかなく、26歳という高年齢での受験でしたので、いまだになぜ私が合格できたのかわかりません。面接試験はどれだけ準備しても相性が必ず存在する水物です。面接重視になっている近年の公務員試験において、合格の決めてなんて誰にもわからないと思われます。しいていうならば、どれだけ面接重視になったとしても、筆記試験の勉強は手を抜かないでやったほうがいいです。リセット方式なら別ですが、筆記試験の成績が悪くて損はありません。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

10年ほど前に「ナポレオンの村」というドラマがありました。そのドラマでは「人の役にたってこその役人」だという言葉が出てきます。社会人として経験がありますので、そんな綺麗だけではうまくいかないことは重々わかっております。現実の公務員は非常に大変でしょう。私は地元ではない、縁もゆかりもない市役所に行きます。しかも民間企業出身者です。間違いなく異端分子でしょう。馴染めないかもしれません。しかし、そんな独自の立場でしかできないことが何かあるはずです。公務員を目指したきっかけを忘れずに、民間企業出身という立場から完全に役所に染められるのではなく、「人の役にたつ役人」を目指し、自治体の発展につくしていきたいです。

受験生に対するメッセージ

新卒で公務員になる人がほとんどでしょうし、私もそのほうが時間も体力も精神も余裕があるので賢明な判断だと思います。3年も働くと勉強からは遠ざかり、頭がさびつくので、教養試験だけでもとても大変です。とりあえず民間企業に就職してから公務員試験をうければいいや、などと軽い気持ちではまず挫折します。断言します。それぐらい働きながらの勉強は辛いのです。その勉強時間の分だけ失うものがあるのです。面接は通常平日に行われ、その日は有給休暇を取得しなければなりません。仕事が忙しいと有給休暇がとれずに、戦わずして負ける場合もあります。ただし、社会人になってからの公務員も悪いことばかりではありません。社会人として働いていると必ず人と協力する機会があります。つまり、面接のネタに困りません。

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