受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指したきっかけは、友人に言われた「公務員向いてるんじゃない?」の一言でした。2023年度が社会人5年目の年であり、自分の仕事について悩んでいました。私は一度転職しており、前職も現職も同職種で所謂ブラック企業であったことから、このまま続けたり同業種・同職種に転職したりする考えはありませんでした。

一方で学生時代から現職のような仕事を目標としていたため、他に目標を見出せず悩んでいました。そんなとき友人からの一言があり、公務員について調べ、やってみたいと思うようになっていました。

インターネットで調べてみたところ、公務員はもちろん第一志望の志望先の悪い情報が目に入りました。しかし、新たに挑戦したい仕事に変わりなく、公務員への転職を決意しました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートを選んだきっかけは、小論文の添削をしてもらえるところと、オンライン上でESの添削と面接練習が無制限で受けられるというのを見たことです。書いたことのない小論文と、新卒の就職活動であまり良いイメージの残っていないESと面接が自分自身の弱みだと考えていため、藁にもすがる思いで受講を決意しました。

実際、ESのオンライン添削はPDF上での添削以上に自分の話を聞いていただけ、自分らしいだけでなく読みやすい文章の書き方も教えていただき勉強になりました。

また、面接練習は社会人でも受講しやすいオンラインで、毎週のように予約していた時期もありましたが、毎度毎度違う方向からの質疑応答・コメントをくださったおかげで、本番を焦らずに楽しんで迎えることができました。

学習の方針と進め方

私の場合は受験科目に専門科目がなかったため、SPIと小論文と面接対策を徹底的に行いました。受験までの5ヵ月を切ったときにSPIの勉強を、4ヵ月を切ってから小論文と面接対策を始めました。

受験前の1ヶ月間はESの添削を、試験中は面接練習を時間のある限りオンラインで受講しました。通勤時間を利用し講座を見たり、復習と予習をしたりしました。

また帰宅後と休日は小論文に慣れたくて、用語と自治ネタの確認、小論文をひたすら書く、というのを繰り返していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

文章を書くことに挫折しそうになりました。

私が受験した志望先の受験項目にESと小論文がありました。学生時代、先生に文章を褒めていただいたことがあったため、変な自信がありましたが、実際書き出してみると思っていた以上に難しく四苦八苦しました。

小論文の添削も利用しつつ、オンラインでESの添削をしていただき、自分の文章の癖を指摘していただきました。何度もそれを繰り返した結果、本番では自信を持って小論文を書くことができました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

教養試験対策の良かったところは、仕事をしている時間がない中でも通勤時間に講座を手軽に見られたところです。基本的に教材に大切なところがまとまっており、講座を聞きながら直接メモを取り、覚えられるよう意識していました。

また、小論文だと講座のみで完結するわけではなく、講座を見て題材に興味を持つことができ、自分で調べて知識をさらに深めるよう努力していました。講座を見ることで勉強に対する抵抗がなくなり、積極的に勉強できるようになったことで時短に勉強が進められたと感じました。

②専門試験対策

専門試験対策は、私が受験した志望先が人物重視の試験ばかりで専門試験がなかったため利用はしませんでした。ただ、合格者説明会に参加した際、今後専門科目の内容である法律をきちんと理解して仕事を進めなければならないと感じました。

また、自治体からは入庁前に合格者向けの法律関連のEラーニングの受講を指示されています。試験対策では利用しなかったものの予習のために教材をすでに持っている、という点で良かったと感じています。

③人物試験対策

人物試験対策では、講座ももちろんですがオンライン面接とES添削を回数制限なく利用できたところが良かったです。

対面での面接練習ができればより自分の仕草なども指摘していただきやすいかと思いますが、私の場合は仕事をしていて時間がないからこそオンラインで受講できるというのが助かりました。

PDF上でESを添削していただけるのも勉強になりますが、オンライン上で先生方と話すことで自分の考えを整理しやすく、自分の良さを見出せたと感じました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

平日は仕事で残業することも多く、通勤時間が片道1時間半弱と時間がかなり限られていました。通勤時間に講座を見たり本を読んだり、簡単にできる勉強を行いました。

帰宅後は仕事で疲れていても、最低1時間勉強の時間を作りました。土日のうち1日は家で勉強し、もう1日は半日勉強、もう半日は友人とご飯を食べたり遊んだりし、気分転換をしていました。

公務員試験は長丁場になるので毎日コツコツ勉強、気分転換でストレスを溜め込まないよう工夫していました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

試験直前の1週間はそれまで毎日書いていた小論文を書くことを辞め、今まで勉強していて苦手意識があるところや覚えておかなければいけないところ、頻出分野などの復習の時間にあてました。

焦って必死に何か覚えるというよりは、数ヶ月間努力してきたことを出し切るための確認作業で、本番は自信を持って試験に挑めるように整えていきました。

緊張でそわそわしてしまうこともありましたが、基本的には楽しもうとプラスに考え、心を落ち着かせるようにしていました。

試験期間中の過ごし方

筆記試験が終わってからは、残りが人物試験の個人面接とグループディスカッション、プレゼンテーション面接でした。1次試験が終わってから2次試験までは個人面接対策を、2次試験が終わってから3次試験まではすべての試験対策を行っていました。

2次試験が終わるまでに講座の受講期限が過ぎてしまう予定だったのでそれまでに講座は受講し終わり、本番前に確認したいところはメモを残していました。また時間のある限りオンライン面接を受講し、個人面接の対策を重点的に行いました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

SPIの試験はある程度の正答数かな、と感じていました。私は数学が得意で、数学の分野で8割、9割は取れたのではないかと感じたのが自信に繋がりました。小論文は少し自信のない部分もありましたが、最後に見直しの時間も作り、余裕のある時間配分で終わることができました。

試験直前に復習した部分が出題されたので、落ち着いて試験を受けられました。私自身の中では当日出し切ることができたと感じたので、あまり考え込まず次の試験対策に移していきました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は受験していないです。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

2次試験も3次試験の個人面接も手応えがあり、終了後、楽しかった、という印象が残りました。グループディスカッションでは、目立って暴走する方もいなかった一方で、個々の主張が強くあまりまとまらない印象があったため、少し不安は残りました。

ただ、グループディスカッションが個人面接と合わせて評価されるということと、チームワークを良くしようと自分の主張はしつつ、周りのフォローをしようと奮闘したため、ある程度の評価はいたたけるのではないかという自身もありました。

④合格・内定した時の気持ち

ただただ本当に嬉しかったです。私が勉強したのは数ヶ月で、中には1年近く勉強している方もいるということも聞いたので不安しかありませんでした。

公務員試験の合否に関わらず、来年度の4月には現職の会社に退職の意を伝えており、試験が進めば進むほど安心するのと同時に焦りもどんどん感じていきました。

ずっと気が張った状態が続いていた中で合格・内定がいただけたので、肩の荷が降りてようやく安心してゆっくり眠れる日々を取り戻すことができました。

振り返ってみて合格の決め手

人物試験で結果を残せたことが決め手になったと感じました。今まで就職活動と転職活動で何度も個別面接を受けましたが、その中で1番自信を持って楽しんで挑めた面接だったと感じました。

もともと人と話すことは苦手でしたが、講座を見ながらそれは自分だけじゃないということに気付くことができました。

オンライン面接では練習はもちろんのこと、自分はどんな人間なのか、ということを客観視できました。結果、本番ではどんな質問に対しても詰まることなく答えることができるようになっていました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

公務員試験の勉強を開始する前までは、健康増進や食品衛生、病気の予防に関する業務をしてみたいと考えていました。私自身、管理栄養士の資格を所得しており、食品メーカーの品質保証・品質管理に関する仕事をしていたからです。

勉強しながら志望先の仕事内容を深掘りしてみると、幅広い仕事に挑戦できるということがわかり、上記の業務以外にも携わってみたいと思うようになりました。

例えば、労働福祉の向上や災害対策などです。元々やりたかった業務を貫くのも良いと思いますが、志望する自治体の幅広い業務を知ることが人物試験の対策にもなりました。また、考えもしなかった仕事をしたいと思うことができたことで、自分自身の可能性を広げられたのではないか、と感じています。

受験生に対するメッセージ

試験勉強をしつつ、体調管理と息抜きも大切にしつつ、試験本番は楽しんで、と伝えたいです。私は焦りから睡眠時間を削って勉強をし、日に日に心身共に辛くなっていった時期もありました。

また試験本番でも体調を崩してしまった日程もあり、正直あまり試験に集中することができませんでした。時間がないのは私だけではなく、他の受験生にも言えることだと気付いたとき、あまり無理し過ぎず限られた時間を有効利用するようになりました。

また私はあがり症で緊張しやすい性格なのですが、本番は努力してきた自分を信じて楽しんで迎えるようにしていました。その結果、人物試験でも肩の力を抜いて対応できたと思っています。後悔しないために頑張るのも大切ですがメリハリをつけて勉強し、体調を崩さないよう気をつけてください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

しませんでした。結果がダメであれば開始しようと就職活動サイトの登録のみしていました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

できれば行政機関が委託している仕事、あるいは介護サービスの事務系をしようと求人サイトをみていました。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

最初は並行して就職活動を行おうと思っていましたが、エージェントサービスの担当者が転職したい時期の最低2ヶ月前であれば転職ができる、とおっしゃっていたので民間企業の転職活動は中止しました。民間企業の転職活動をしなかった分、公務員試験に集中することができたので良い選択をしたと思っています。