受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私は大学で行政法を専攻しており、関連する分野として、地方自治についても学習を進めておりました。
学習を進めていくなかで、少子高齢化等の様々な課題が存在することを知りました。
このような課題を解決していくためには、もちろん各企業の取組も重要ではありますが、どのように取り組み、どのような施策を展開してくかを考えることが重要であると感じ、公務員を志望いたしました。

また、どのようなまちづくりを行っていきたいか考えている折、移住・定住施策への取り組みや関係人口の増加など、持続可能な街づくりを行っている自治体は、将来にわたって住民も安心して暮らしていくことができると考え、私もそのような未来に向けて積極的に活動を行っている街で、街づくりの一翼を担いたいと感じました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートさんを選んだ理由は、オンラインである点と、受講価格です。
予備校を探していた際、通学時間を他のことに充てたいと考えていたため、校舎に赴かずその場で学習を進められるオンラインでの受講が可能なものを探しておりました。
また、費用を自費で賄う必要があったことから、なるべく受講費用を抑えたいと考えておりました。

反対に、あまり考慮していなかった点は、教材です。
試験ではインプットよりもアウトプット、つまり過去問が重要であると考えていたため、インプット部分である教材については、あまり重視しておりませんでした。
もし分からない点が出てきたとしても、アガルートの講師の方に聞いたり、苦手分野の教材を追加で補充する等の対応を取ろうと考えておりました。

学習の方針と進め方

アガルートの講師の方も度々仰っておりましたが、重要なのは過去問を解くことであると考えております。
本格的に学習を始めたのが3年生の夏ごろと遅くなってしまったため、学習が間に合わないであろうと感じた部分に関しては、動画で学習するよりも先に、過去問を解いていました。

過去問を解き、解けなかった部分を軽くノートにまとめ、解説を読んでも理解できなかった部分を動画で確認しておりました。
特に数的処理に関しては、主に過去問を解いていたため、動画を確認した時間が少なかったように感じます。
また、物理や化学などは高校以来全く触れていなかったため、最初から学習科目から外しておりました。
どの科目を取るかという取捨選択能力も必要になってくる、と感じております。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

公務員試験対策に関しての失敗は、やはり何といっても、勉強時間の確保ができなかったことです。
私は本格的に取り組み始めた時期が遅く、学校の講義やアルバイトなどもあったため、思うように学習が進みませんでした。

学習時間を確保する工夫については、隙間時間を利用したり、実際に記録をつけることでモチベーションを保つ等の工夫を行っておりましたが、苦手分野でつまずいてしまい、予定より学習進度が遅れるということもありました。
今から受講を考えている方は、予定通り進むわけではないと言うことを念頭に置いて、余裕を持って行動できるようにスケジュールを立てることをお勧めいたします。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

数的処理に関しまして、テキストとは違う解き方を解説してくださった点がありがたかったです。
解説を見てもよく分からないという部分も、別の解法を確認することで解けるようになったということがありました。

倫理や日本史などは、テキストに載っていない細かな内容も解説してくれた点が、非常に勉強になりました。
日本史に関しては、なぜそうなったのか等の経緯も解説してくださいました。
公務員試験対策という点を抜きにしても、知識をつけるという点でまた受講したいです。

②専門試験対策

憲法・民法・行政法は、講師の方が同じということもあってか、特に勉強しやすかったです。
講義の冒頭で勉強方法について解説してくださったり、特に重要な範囲を○や△で分けてくれることで、どの範囲を勉強したら良いかという点が分かりやすく、とても助かりました。

範囲の重要度ごとに色を分けて付箋を貼っておくことで、どの範囲が重要か一目でわかるようにしておりました。
学習方法につきましては、講師の方が仰っていた通りに進めれば、特に問題はないかと思います。
動画を見ることも勿論大切ですが、とにかく過去問を解いておりました。

③人物試験対策

人物試験対策は、対面での練習はしておりませんでしたが、動画とテキストを用いての対策は非常に勉強になりました。
面接のみならず、集団討論についての対策も解説してくださったため、アガルートさんの講義を受講していれば問題なく本番も取り組めるかと思います。

入退室の流れ等については、YouTube等で厚生労働省が動画をあげておりましたので、そちらを確認するなどして補っておりました。
アガルートさんで情報をインプットし、自分で動画を調べてみて確認する方法は有効であると考えております。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

アルバイト等もしていたため、1日1~3時間の日が多かったです。
その代わり、土日にできる限り学習時間を確保しており、なるべく勉強しない日を作らないよう努めておりました。

勉強時間を記録できるアプリを活用し、勉強時間を可視化することで、モチベーションを保っておりました。
また、あまり長時間連続して椅子に座っていられるタイプではなかったため、途中で離席したり、自宅や大学の図書館など場所を変えて行うこともありました。
食事をとりながら動画を確認したり、大学やアルバイトの移動時間、大学の授業の空きコマなどの隙間時間を利用して、少しずつ学習を進めておりました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

筆記試験直前期は、少しでも正答率があがるように、苦手分野の勉強をしておりました。
特に間違えやすいところの要所をルーズリーフにまとめ、試験開始直前に振り返っておりました。

人物試験直前期は、とにかく原稿を読み込み、入室から退室までの動作を確認しておりました。
特に原稿は、緊張すると早口になってしまうことがあったので、動画を撮影し、自分が相手からどう見られているかという点も意識しながら練習しておりました。
筆記試験に関しても人物試験に関しても、どのような問題や質問が来ても慌てないよう努め、その場で自分ができる最大限の対応をしようという心構えで臨みました。

試験期間中の過ごし方

特別なことはしておりません。
私の性格上、普段と違うことをするとかえって緊張してしまうため、試験を意識しすぎないよう、普段通りに過ごしておりました。

試験を意識したのは、持ち物の確認の時くらいであったと記憶しております。
持ち物に関しては、忘れ物をしたことで試験に影響が出ないように何度も確認しておりました。
心持ちに関しましても、試験期間中は、特に試験の結果については考えないようにしておりました。
不安な気持ちから、前日の夜遅くまで対策を取りたいという気持ちもありましたが、過去そのように行動して良かったことが特になかったため、前日は普段通りの睡眠をとっておりました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

アガルートさんで学習していた内容と同じくらいの難易度であったかと感じます。
基本を押さえていれば解ける問題が多く、特に可もなく不可もなく、大きなミスを犯していなければ合格できるだろう、という心持ちでした。

手ごたえは特にありませんでしたが、特段不安も感じておりませんでした。
ただ、合格となったとしても、高得点ではないであろうな、という認識でした。
自己採点ができなかったこともあり、不合格となってしまった時のために、変わらず学習は続けておりました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

法学部生と言うこともあり、専門試験は自信がありました。
しかし、民法に関しては範囲が広く、また苦手でもあったため、民法の正答率は高くないと感じています。
試験時間中は、勿論民法の部分も確認しましたが、民法以外の部分を完璧にしようと考え、繰り返し解答の見直しを行いました。
これもアガルートさんで学習していた内容とそう変わらないか、若干低い難易度であったと感じています。
個人的には、教養試験の方が難易度が高く感じました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

合格した自治体の人物試験では、最終試験後も一切手ごたえがありませんでした。
手ごたえどころか、むしろ不合格であろうな、と感じ、他の自治体の試験では自信を持って臨めるよう、より一層情報収集や面接の練習に力を入れました。
他の自治体でも人物試験を行いましたが、合格した自治体での面接が一番手ごたえを感じませんでした。
一番手ごたえを感じた自治体に不合格となってしまったということもあったため、あまり自分の手ごたえをあてにしない方が良いのではないか、と考えております。

④合格・内定した時の気持ち

不合格を想像していたためか、合格の連絡をいただいたときの喜びは大きかったです。
選考中の自治体の中では第一希望であったため、もう就職活動を終えていいのだ、という安心もありました。
公務員の最終試験合格通知は内定とは違い、採用が確約されたものではない、ということは重々承知しておりましたが、その自治体以外の自治体には行く気がなくなってしまったので、合格の連絡をいただいた時点で、選考中の全ての自治体に辞退の連絡をいたしました。

振り返ってみて合格の決め手

前述の通り、不合格を想像していたため、自分では決め手というものが分かりませんでした。
しかし、人事課長のお話では、私の努力家で誠実な人柄が印象的であったとのことです。
面接中は、とにかく誠実さをアピールしていたため、アピール通りの印象を持たれ、無事合格に繋がったのだと感じております。

また、自治体によって求める人物像というものが若干異なるため、私の誠実さというアピールポイントが、求めていた人物像とうまくマッチしたのであろうと考えております。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私が公務員として取り組みたいことは、持続可能な街づくりを行うことです。
近年では少子高齢化や都会への人口集中が進んでおり、関東近郊でも、人口問題に悩む自治体は多くあります。
そのため、関係人口の増加を図り、移住・定住に繋げる活動や、次世代の育成に関する活動を行って参りたいと考えております。
特に、次世代に育成という点に関して、子どもたちが地域に出て活動する体験学習など、教育に関する施策に携わりたいです。
具体的に取り組んでみたい活動については、子どもたちが商品仕入れや値段を自分たちで決定する、販売体験活動を推進したいと考えております。
この活動により、グローバル社会で生き抜く課題解決能力を身につけ、かつ郷土愛を醸成し、地域のために貢献する人材づくりに繋がるのではないか、と考えております。

受験生に対するメッセージ

公務員、特に市役所などでは内定をいただけるのが遅く、長い戦いになると思います。
友人たちの就職先が決まったという言葉を聞いて、落ち込んだり、焦ることもあるかと思います。
そんなときは、今まで自分が使ってきた教材の山を見てほしいです。
自分はこんなにがんばったんだから大丈夫、と心を強く持って試験に臨んでください。

また、もし不合格となってしまっても、過度に落ち込まないでください。
受かると思っていても、落ちることはよくあります。
反省は必要ですが、気持ちを引きずったままだと後の試験に響きます。
ご縁がなかったと割り切って、次に臨んでください。
不安な気持ちが大きいかと思いますが、今までの努力は裏切らないと思います。
己の実力を十二分に発揮できるよう、試験前日はたくさん睡眠をとってください。応援しております。

ご要望・改善点

正直に申し上げますと、私の体験は勤勉であるとは言い難く、受講生や講師の方が理想とされるようなものではないと感じております。
そのため、私の体験を「公務員として採用されるための目標」とするものではなく、「この程度取り組んでいれば公務員として採用される」という最低ラインのようなものであると考えていただければ幸いです。

使用していた教材とおすすめの使い方

RECの模試

使用していた文房具やツール

ココアなどの甘い飲み物

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