受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

大学3年生の頃に受けた、就職相談会がきっかけです。
当時の私は、将来就きたい仕事も決まっておらず、何になりたいのか、何をしたいのかも不透明な状態でした。
そんな時に受けた就職相談会で、市役所に努めていらっしゃる方に、やりたいことが何も決まっていないなら公務員を目指してみればいい、とアドバイスをいただきました。
それまで公務員(市役所職員)になりたいと思ったことはなく、仕事についても何一つ知らない状態でした。
しかし、公務員の仕事について調べていくなかで、街に貢献して働くことや数多の業務に携われることに魅力を感じ、絶対に公務員試験を突破して市役所職員になりたい、と思うようになりました。
そこから、勉強へのモチベーションも格段に上がっていったように感じています。

アガルートをお選びいただいた理由

現在私が住んでいる場所から対面形式の予備校に通うには、時間も体力的にも厳しかったため、通信講座の方が自分に合っていると感じました。
そしてアガルートでは、YouTubeで合格者のインタビュー動画や、勉強すべきポイントの動画がたくさんアップロードされていて、その動画でされている解説の雰囲気も、すごく自分に合っていると感じたため選びました。
また、面接カードの添削から模擬面接まで、面接対策が手厚いことも、大学に公務員対策講座などが無かった私にとっては魅力的でした。
そしてなんといっても、合格特典が非常に豪華な点も、まだ学生という身分の私にとってはすごくありがたく、そのおかげでより一層勉強に集中できそうだと感じました。

学習の方針と進め方

本腰を入れて勉強をし始めたのは、大学三年生の1月からでした。
特別区の試験本番まで3か月ちょっとということで、とにかく時間が無かったため、効率よく勉強することを最優先に考えました。
まず、受験先の試験科目を把握して、その中から優先順位を付けて勉強していました。
アガルートの問題集を本番までに最低何周するかを決めて、1日にどこまで進めるかをある程度決めて勉強を始めました。

学習した次の日には必ず復習をして、何回も間違った単元や問題にはしるしをつけていました。
講義の動画は、勉強を進めていくなかで、どうしても理解ができない時に活用していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

勉強をし始めの頃は、模擬試験も受けていなかったため、自分が今どの立ち位置にいるのかが分からなくて過度に不安になっていました。
ただ、時間が残り少ないということだけは明らかだったので、がむしゃらに勉強することでいっぱいいっぱいで、精神的にもしんどい期間がありました。
しかし、模試や過去問を解くことで自分の立ち位置を知れて、かなり心に余裕ができました。
そこから、勉強に行き詰まった時には、ある種リフレッシュの意味も込めて過去問を解くようになってから、スムーズに勉強が進むようになりました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

まず問題数が多く、問題集に載っている解説も、講義動画もすごく分かりやすくて勉強に着手しやすい点が良かったです。
教養試験対策に関しては、アガルートの問題集をひたすら解きまくっていました。

間違えた問題にはチェックを付けて、覚えたい内容は付箋にメモ書きをして問題集に貼り付けていました。
教養試験に関して、私は講義動画をあまり使用していませんでしたが、数的処理・判断処理でどうしてもわからない問題に当たった時に使用していました。

②専門試験対策

解説が非常に手厚いところに助かっていました。
講義動画の内容も、初めて習う分野でもわかりやすいように段階を踏んで解説をしてくださっていたので、あまり躓かずに学習することができました。

学習方法は、基本的には教養試験対策と一緒の方法で行っていました。
しかし、ミクロ・マクロ経済学、民法Ⅰ・Ⅱに関しては暗記よりも、まずは基本的な考え方を学ぶことが重要だと思ったので講義動画を見て、アガルートの問題集やスー過去で実践を繰り返していました。

③人物試験対策

回数制限なく模擬面接を受けられること、そして的確に添削してくれる点が非常に良かったです。
講座でも、基本的な面接対策の方法を教えてくれたり、複数の自治体の面接カードの見本を掲示してくれていて、とてもありがたかったです。
私は面接カードの添削を何度かしていただいて、そこから模擬面接を行いました。
模擬面接の質問も、先生によりますが、かなり厳しく深堀をしてくださったように感じました。
そのおかげで、面接本番の質問内容が易しく思えることができました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は部活動も行っており、あまりまとまった時間を取ることができなかったため、大学へ行っている間以外はほとんど勉強にあてていました。
アガルートの講義動画は倍速で聞くこともできるので、ご飯の時間や移動時間に動画を流しながら学習していました。
朝起きてすぐに前日の復習をして、午前中は数的・判断処理やミクロ・マクロ経済学、午後からはそのほかの暗記系科目を詰めて勉強していました。
1日10時間ほど勉強していましたが、かなりきつかったのでもっと早い時期から対策をすべきだったと反省しています。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期には、特別区の小論文対策と時事対策、過去問に取り組んでいました。
特別区は小論文で決まると言われていたので、勉強時間の7割は小論文対策を行っていました。

出題されそうなテーマの情報をまとめて、実際に時間も測って書き上げるということを、1日2~3テーマほど行っていました。
試験が近づくにつれて不安や焦りにかられましたが、「この短期間でここまで仕上げた私すごい!」と思うことでモチベーションを保っていました。
直前期には勉強のペースややり方も掴んできていたので、比較的余裕をもって勉強に望めていたと思います。

試験期間中の過ごし方

特別区の試験は、1次試験が終わると1か月半程して結果が届き、そこから1か月程度で人事院面接が行われます。
後述しますが、私は小論文試験で大コケしてしまい絶望していたので、結果が届くまでの1か月半は面接対策も行わず、川崎市役所の1次試験対策をしていました。
そのころには休んでいたアルバイトも再開させ、適度に遊びながら過ごしていました。
1次試験合格の知らせが来てから、面接対策を始めました。
3分間プレゼンの原稿をアガルートで添削してもらい、模擬面接を受けられる限り受けました。

面接の回答内容も詰めつつ、一番ははきはきと明るい表情と声でしゃべること、多少捻った質問が来ても自信をもって答える練習を行っていました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

比較的良い手ごたえを感じました。
数的判断もかなりスラスラ解くことができ、試験中に安心したのを覚えています。

社会科学の分野では、対策する時間がなくて捨てていた範囲の問題が出題されていたので少し焦りましたが、そのおかげで、他のわかる問題は絶対に落とせないという緊張感で、試験時間中も良い集中力を保てました。
後から解答速報で自己採点をしてみましたが、捨てていた範囲の問題以外は正答率も良かったため、努力が報われた気がして嬉しくなりました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験も、対策する教科を絞って対策していたため、その範囲以外はよく解けていたように思います。
法律科目やミクロ・マクロ経済学は、基本的な知識を押さえていると、すごく楽に選択肢を絞れる問題が多かったため、繰り返し問題集を解いていて正解だったな、と思いました。
小論文試験は、先ほども述べた通り大失敗しました…。
出題テーマ自体は、今思えば難しいものではありませんでしたが、試験中は焦って上手く考えがまとまらなくなってしまい、内容もぐちゃぐちゃで、制限字数も埋めることができませんでした。
小論文の模試を受けてみるなど、できるだけ本番の状況に似た環境で対策を行えばよかった、と思っています。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験の手ごたえは、かなりありました。
面接で挽回するしかないという思いから、アガルートの模擬面接以外にも、ハローワークに行って対策を行いました。

面接官の方が優しい方だったので、拍子抜けするほど和やかに面接が進みました。
面接官の質問も、想定していた内容が多く、自信をもって答えることができました。
何点か想定外の質問もありましたが、それは模擬面接でも経験済みだったので、落ち着いて答えることができました。
面接が終わって、時間がたつごとに「本当にこの手ごたえは正しいのか」「あの時もっとこう答えれば…」と少し不安に思いましたが、もう終わったことだ、と割り切って、深く考えないようにしていました。

④合格・内定した時の気持ち

就職先が決まったことへの安堵と、アガルートを選んで良かった、という気持ちです。
多くの受験生は、スー過去や解きまくりなどをメインに使用して勉強していたので、このままで本当に大丈夫かな、という気持ちが最初はありました。
しかし、詳しくてわかりやすい講義動画や、一人ではないと思わせてくれるホームルームなど、支えてくださったアガルートには感謝でいっぱいです。
次の春から、区民の皆さんの暮らしを、行政という立場から支えられるような職員になれるように頑張りたいです。

振り返ってみて合格の決め手

優先順位を付けて、勉強に取り組んだことだと思います。
試験日から逆算して、やらなければならないことの最低ラインをクリアしていくことで、実力も自信も付いてくると思います。
アガルートは、ほかの出版社の問題集や参考書に比べて、コンパクトなボリュームながら、受験生目線に立った理解が進めやすい内容なので、短期集中型の私にとってはぴったりでした。
闇雲にいろいろな参考書に手を出すのではなく、これと決めたものを完璧にして知識を固めていくことが重要だと思いました。
あとは、最後はやっぱり気持ちだと思うので、自分ならできる、と信じて少しでもいいから勉強をすることが大事です。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

大学で学んだ知識と経験を活かし、地域コミュニティ活性化を通じた健康寿命の延伸に関わる仕事をしたいと思っています。
特別区は人口の流動が激しい分、どうしてもコミュニティの希薄化が問題視されます。
このことは、この先来る大きな災害時での課題にもなってくると思います。
運動を通じたコミュニティの輪を広げることで、身体の健康も、心の健康も守り、区民の皆さんが少しでも豊かな生活を築いてゆけるような手助けと、活気のある街づくりに貢献したいと思っています。
また、公務員は幅広い業務と、たくさんの経験に携われることが魅力だと思います。
日々勉強の気持ちを忘れず、やりがいを感じながら、少しずつでも成長していけるように励みたいと思っています。

受験生に対するメッセージ

多少スタートが遅れても、全然間に合います!
私は勉強に本腰を入れたのが1月頃、特別区の小論文対策をし始めたのは4月に入ってからです。

公務員試験は勉強した者勝ちの試験なので、早い時期から本番を見据えてコツコツ勉強することが一番の近道であることは間違いありません。
しかし、効率重視して本気で取り組めば、短期間でもなんとか形にすることはできると思います。
その手助けを行ってくれる環境が、アガルートにはそろっています。

先が見えずに不安になることも、勉強のモチベーションがなくなってしまうこともあると思いますが、自分と講師の先生方を信じて、ちょっとずつでも勉強に手を付ける努力をすれば大丈夫だと思います。
直前期の体調管理には気を付けて、応援しています。

使用していた教材とおすすめの使い方

  • アガルートの教材全般
  • スー過去(行政法・憲法)
  • 速攻の時事
  • 東京都・特別区1類教養・専門試験過去問500

使用していた文房具やツール

要点ポイントを書いた付箋を貼り付けたノート