受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

https://www.agaroot.jp/komuin/senmon_kyoyo_cr/

公務員を目指すきっかけ

せっかく働くならたくさんの人のためになる仕事がしたいと思い、大学3年生のときに公務員を目指しました。
なんとなく地元に帰りたいという思いがあり、そのなかでも徳島県庁は地元である徳島県に貢献できる点や、地元で安定して働くことができるため選びました。

また、県庁職員はジェネラリストとしてさまざまな部署に行くことができ、経験を積むことができるため自分の成長に繋がると思い、志望しました。
そのほか民間企業を調べていったり、大学の授業を受けたりするうちに民間企業で自分が興味のある分野がなく、どちらかというと人のために役に立ち、数年ごとにさまざまな部署を移動することができる公務員のほうが私の性格に向いているなと思いました。

アガルートをお選びいただいた理由

一つは、面接に関する対策が充実していたためです。
私はあまり面接に自信がなく、加えて、近年公務員試験では面接も重視されているということを聞いていました。
アガルートは面接練習が無制限できる点や、添削ができる点がよかったです。
面接対策が充実していることは、私にとってとても魅力的でした。
二つは、受講料が安価だった点です。
ほかの予備校などと比べても安く、多くの授業を受けられる点が魅力的でした。
三つ目は、オンラインですべて完結する点です。
アルバイトや授業が忙しく、通学にお金や時間を使いたくなかったので、スマホさえあればどこでも授業を受けられるというのは、とてもありがたかったです。
音声をダウンロードできるところもよかったです。

学習の方針と進め方

自分が受ける自治体に、必要な科目を確認することをはじめにしました。
公務員試験は範囲が広いため、効率よく勉強することが大切です。
そのあと、おおまかなスケジュールを立てて浅く広く勉強しました。

年内に民法、憲法、ミクロ、行政法、数的は終わらせました。
特に暗記科目は、浅く広くを繰り返すとよいと思います。
授業動画は音声をダウンロードできるので、大学まで歩きながら聞いて頭に入れていました。
また年明けからは、勉強に並行して小論文と面接対策に力を入れました。
これらはよいリフレッシュにもなるし、苦手な人は早めから始めると良いです。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

もう少し早く面接対策をするべきだったな、と思います。
自己PRやガクチカは早めに決めていましたが、それ以外が固まっていなかったため、筆記の合格後に固めようと思うと苦労しました。
実際に、面接練習の時に「このままでは受からないよ」と言われました。
しかし、少し落ち込みましたが、面接カードを何度も修正してくださったり、面接で丁寧に指導してくださったり、とりつくろわずそのままのあなたでいいよ、と言ってくださったことが自信となり、なんとか合格まで行くことができました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

数的処理:十分な量の問題数があるため、この本だけを繰り返しやれば合格することができます。
間違えた問題だけをずっと繰り返していました。
また、数的処理は公式を覚えるだけで解ける問題がいくつかあり、必ず覚えておくべきです。
最初は自分は文系だったので、数的処理が一番苦手で、本当にできるようになるのか、間に合うのかとても不安でしたが、最終的には数的処理のおかげで筆記試験が受かった、と思うくらいできるようになりました。

②専門試験対策

マクロ経済学をもう少し早めにしておけばよかったな、と思ったことです。
始めミクロ経済学は苦手でした。
そのため、マクロ経済学も難しいだろう、とあまりやる気が起こらず、始める時期が遅くなってしまい十分に対策が取れないまま本番を迎えてしまいました。

経済学は、対策をすればだんだんと得意になってくると思います。
よくわからないまま進めてしまっても大丈夫です。
繰り返しやることで、点が取れるようになっていきます。
先生もそう言っていたので、最後まで信じてよかったです。

③人物試験対策

面接再現動画を見て、面接のイメージを膨らませました。
人物試験対策講座を受けることで、基本的な面接での立ち回りや答え方を学ぶことが出来たと思っています。

面接では、一般的な回答をすることが大切だと思います。
また、個性を出しすぎるのもよくないと学ぶことができました。
本番の面接の前に、面接練習やイメージトレーニングを繰り返すことができたことや、第三者のフィードバックがあったことが、本番での余裕に繋がったと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

学習時間を確保した方法としては、アルバイトの頻度を減らしたこと、早起きして勉強したことが挙げられます。
公務員試験に向けて勉強するまでは、1年で103万円ギリギリまでアルバイトをしていましたが、3年生の夏ごろから徐々にアルバイトを減らしていきました。
また、毎朝6時に起きる事で、勉強の時間を午後だけでなく午前中にも多く確保する工夫をしました。
毎朝7時に大学に行き、午前で4時間勉強することを目標にしていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

特に特別なことは行いませんでしたが、過去問に取り組むようにしたこと、模試直しを徹底したこと、体調管理に気を付けたことが挙げられます。
過去問は緊張感をもって取り組むようにしていました。
過去問が解けないと、落ち込むことがありましたが気にしなくて大丈夫です。
また、模試直しは特に力を入れ、模試直し専用のノートを作って解けるまで繰り返しました。
直前期は新型コロナウイルスが流行っていたので、常にマスクをしたり、手を洗ったり、人が多い場所は控えるようにしていました。

試験期間中の過ごし方

早寝早起き、毎日必ず勉強すること、ストレスが溜まったら運動をすること、SNSから極力距離を取ることなどを意識していました。
基本的に試験は朝に行われますので、生活習慣を整えた上で、必ず早起きをしていました。

規則正しい生活をすることが、最も健康に繋がると思います。
また、就活を終えた人が楽しそうにしているのを見るのがしんどかったので、SNSを極力見ないように心掛けました。
また、試験の感想や出来などについての投稿が、試験期間中は多くなります。
人は人、自分は自分と思って過ごすことが大切です。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

いつも通りできたので良かったと思います。
特に、数的処理の問題は、ほとんどできました。

文章理解はあまり覚えていませんが、できたのだと思います。
社会科学や人文科学などのサブ科目は、あまり勉強していなかったので覚えていません。
簡単なものや、よく出る分野だけしていました。
このようなサブ科目は覚える範囲がかなり多く、マスターすることは困難で効率が悪いです。
あまり勉強しなくても大丈夫です。
記憶できるところだけ直前に見ましょう。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は私が受けた県庁が独特で、さまざまな教科からの選択式だったので、その場で解けそうだな、と思った問題を解きました。
教育学や経営学など、あまりメジャーでないけれどすぐにマスターできる科目も勉強していたので、それが良かったのかな、と思います。

苦手な民法は、あまり感触はなかったので少し不安でした。
でもこんなに勉強した自分ができていないんだから、と思って焦らず受けました。
終わった人から帰ることができたので帰りました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験は倍率があまり高くないので、リラックスして受けました。
やりたい仕事や志望動機は、すらすら言えるようにしました。
また、プレゼンテーション試験があったので、何度も練習しました。
あまり突飛な質問はなかったので、安心した記憶があります。
私は地元だったこともあり、あまり志望動機は深く追及されませんでした。
終わった後は受かったな、と何となくですが思いました。
早めに対策をして、練習あるのみなので何度も繰り返して頑張ってください。

④合格・内定した時の気持ち

すごくうれしかったです。
倍率がそこまで高くないとはいえ、今までの実力が発揮できなかったらどうしよう、という不安がすごくありました。
私は法学系の学部ではなかったので、あまり馴染みのある科目がなかったですが、そんなことは気にする必要はないな、と感じました。
応援してくださった家族や友人に、とても感謝しています。
周りよりも内定が出るのが遅かった分、頑張ってよかったな、という気持ちがとても大きいです。
これから、しんどいことも頑張れると思います。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、諦めなかったことだと思います。
諦めた人は周りで少しいました。
しかし、諦めたり、高望みしなければ、確実に受かる試験だと思います。
落ちた人は勉強の仕方が間違っているか、人物試験対策不足が原因なのかな、と思います。
自分自身との戦いはしんどいことが多いですが、頑張ってよかったな、と本当に思います。
諦めた人がいたとしても、自分は自分と思って最後まで流されずやり続けてください。
そうすれば大丈夫です。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

正直にいうと、これがしたいというのはなく、働いていく中で自分に合ったものを見つけたいと思っています。
県庁に内定をもらいましたが、徳島県だけでなく、大阪、東京、愛知にもあるので、もし行く機会があれば挑戦してみたいな、と思っています。
途中から自分のやりたいことが明確になれば、その道の専門のコースになることができるようなので、そう言った制度を利用する機会があるかもしれません。
また、せっかく公務員になるので、ワークライフバランスを充実させたいと思っています。
公務員は福利厚生がいいので、もし、結婚や出産をすることがあったとしても、辞めずに働き続けたいと思っています。
大変なことが多いと思いますが、県民のために頑張ります。

受験生に対するメッセージ

大変だったことが多かったし、内定が決まる時期が遅いため焦ります。
しかし、公務員試験に挑戦して自分の限界を知ることができました。
1日10時間勉強することは大変ですが、頑張る時期だと思って諦めずにやり切ってみてください。

また、早めに面接でアピールできることを、たくさん経験しておいてください。
自分には強みが何もないかも、と思っていても、意外と自己分析する中で自分の長所が見つかりました。
それと、説明会には、ぜひ積極的に参加してみてください。
いろいろな説明会に行くことで、自分のやりたいことがなんとなくわかってきます。

面接でも説明会の参加の有無について聞かれたので、行っておくと好印象だと思います。
オンラインで参加できるものもあるので、確認してみてください。