合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

祖父母が市役所の職員で幼い頃から仕事の話を聞くことが多かったため、公務員という仕事は昔から身近に感じていました。
その中で、大学進学をきっかけに一度地元を離れたことで、自分が地元に愛着を持っていたことに気づき、将来は地元で働きたいという思いが芽生えました。
また大学の実習で、実際に酒造りの仕込みを行う中で、自分たちが造った製品がお店に並び買っていただけるという、生産者ならではの嬉しさや、そこで働く人たちの製品に対するプライドに触れ、製造業で働く人たちに貢献できる仕事がしたいと考えるようになりました。
このような経験を通じ、地元で働いている人たちを支える仕事、かつ自分が大学で学んだ食と農の知識を広く生かして社会に貢献したいと思い、国家公務員(農林水産省)を目指すようになりました。

アガルートをお選びいただいた理由

私が、アガルートアカデミーの公務員講座を選んだ一番の理由は、面接練習が回数無制限でできたからです。
私は大学受験等の試験において、これまで全て筆記試験のみで受験してきたため、今までの人生で面接を受けたことがありませんでした。
そのため、公務員を目指すに当たって、面接試験である二次試験が特に不安でした。
それ故、模擬面接が回数無制限というのはとてもありがたかったです。
加えて、合格すれば全額返金という、合格特典が豪華だったこともアガルートアカデミーの講座を選んだ大きな理由です。
カリキュラム自体の値段は学生からすると大金だったため、「絶対に合格して戻ってきたお金で旅行に行く」と決め、合格へのモチベーションを当初から高く持ちながら学習を進めることができました。

学習の方針と進め方

私は2022年の5月に受講を開始しました。
当初の予定では22年中に全テキストを一周する予定でしたが、平日は大学の授業とアルバイトで忙しかったことに加え、夏休みに友達と遊びすぎてしまったため、本格的に公務員試験勉強に力を入れたのは23年に入ってからでした。
そのため、教養科目は自分の得意な分野のみに、専門試験は8科目のみに絞って勉強し、4月の公務員模試に間に合うように短期間に詰め込んで講義動画を一周しました。
その後は本番まで、朝に教養科目、大学終わりの夕方から夜にかけて1日1科目アガルート冊子に掲載の専門科目の過去問を全問解く生活をしていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私が公務員試験期間中に失敗したと思っていることは、本番までのスケジュール調整です。
1年前から受講し十分な時間があったにもかかわらず、最初の半年間はほとんど何もしませんでした。
その結果、年明け後は常に時間に追われ、焦りながら勉強することになりました。

その後は自分の先延ばし癖を自覚し、今後行うことの予定を一日、一週間、一ヶ月の3つに分け、その日やることは付箋に書いて机に貼るようにしました。
そうすることで自分の持つタスクの量が可視化され、勉強しなければならないと自分を追い込むことができました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

資料、判断、数的推理の3科目の問題量が、とても多いことがありがたかったです。
特に、公務員試験に特有的な問題や、算数数学の授業では習わないコツを問題集や講義動画を通して知ることができたので、独学よりコスパよく勉強を進められたと感じます。

また、社会や理科など少ない出題数の科目でも、要点をまとめた冊子と講義だったことも、高校から触れていなかった科目の復習が行いやすく、一通り講義を聴くだけで復習に役立ちました。

②専門試験対策

各講義が概ね30分前後で倍速視聴も可能だったため、比較的手軽に勉強を進められたことはありがたかったです。
私は理系の大学だったため、専門試験の出題範囲である法律科目や経済分野を一から学ぶ必要がありました。
加えて他の受験生達よりもスタートが遅れている自覚があったので、まずは自分の選択した8科目の講義をノートにまとめながら聴いていました。
8科目すべての講義を聴き終えた後は、冊子に掲載されている過去問を1日1科目全問解くようにし、問題演習で知識を補完しました。

③人物試験対策

人物試験の対策は、一次試験が終わってから行うと勉強を始めた当初から決めていたので、6月中盤まで面接対策は行いませんでした。
しかし、私は今まで受験などで面接を経験したことがなかったので、一次試験が終わり、面接対策を本格的に開始するにあたり、まず講座の面接再現動画で最低限のマナーや面接ルールを実際に見て学ぶことから始めました。
その後はこの講座の模擬面接と大学の面接練習を並行して予約し、とにかく数をこなして面接の雰囲気に体を慣らしていきました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は卒業研究のため、平日の昼間(9時~17時)は試験勉強の時間がとれませんでした。
そのため、時間のとれる平日朝と夜、そして休日に以下のようにやることを決めてルーティン化しました。

  • 平日朝:7時から国語(15分)、英語(15分)数的(2時間)を解き、支度をして登校(~17時)
  • 夕方 :帰宅入浴後に講義動画を見ながら専門科目の勉強(~12時)
  • 休日 :メインは専門科目の講義を聴き、飽きたら教養科目。14時間机に向かうことを徹底

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期は、ひたすら過去問を解いていました。
私が専門科目8科目の講義動画を聴き終えたのが3月末で、それまではインプットの時期としていたため過去問は一度も開きませんでした。
そのため4月からの2ヶ月間はアウトプットの時期として、ひたすら過去問を解きました。
アガルートアカデミーの過去問は、専門科目の科目ごとに冊子が分かれているため、1日1科目と決め、一冊すべての過去問を毎日日替わりで解くようにしました。
加えて教養科目は毎日朝2時間半、論文は1日1題と決め取り組みました。

試験期間中の過ごし方

私の場合は年明けから半年で全範囲勉強する必要があったため、遊びや飲みの誘いは1月から全て断り、缶詰状態で勉強していました。
そして、とにかく集中でき、勉強第一になれる環境作りを心がけました。
そのために行ったことが以下の5つです。

  • 勉強場所はできるだけ家以外(大学や図書館等)
  • スマホロックのアプリを入れる
  • 睡眠は削らない
  • 食事はおにぎりなど片手で食べられるもの
  • 平日は7時間、休日は14時間の勉強時間確保
  • スマホの時間を決める(私の場合は昼、夜の12時から10分間。あくまでもラインやメールなどの連絡を返すツールとして使っていました。)

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

試験本番では、知っている単語が多く読みやすい英文だったこともあり国語、英語が想定よりもスムーズに解けたため、試験開始直後からリラックスして受験できました。
また、時事問題ではたまたま事前にYouTubeで見ていた、時事のまとめ動画からの出題が多く、深く悩まずに答えることができました。
社会や理科科目も比較的簡単に感じられ、数的や判断推理、資料の問題にじっくり時間を使えたことで目標としていた25点を超えた自信が当初からありました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は勉強時間の関係で、最初から受験する科目をミクロ、マクロ、経営学、民法、憲法、行政法、財政学の8科目に決めていました。
また、その中でも財政学は時事の要素が強く、経営学はテキストにない、知らない問題が出ると過去問から予想していたため、捨て科目扱いで最後の2週間ほぼ触れずに法律と経済科目を重点的に行っていました。
その中本番で、法律科目が難化し、捨て科目が易化したおかげで、30点以上をとれたという手応えを感じました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

一次試験で想定よりもよい点数をとれたことに加えて、事前に行った官庁訪問ではいい感触が得られたため、もう合格だろうと安心して、あまり面接練習をせずに挑みました。
当日は、面接の順番が最後だったため、待ち時間に面接の受け答えの確認を行っていたのですが、想定していなかった質問をされるとは思っておらず、面接中に何度か止まってしまうことがありました。
そのため、終了後は落ちたかもしれない、という不安しか残りませんでした。

④合格・内定した時の気持ち

最終合格発表で合格した時は、とても嬉しかったです。
一次試験は自己採点で合格圏内だったため、あまり緊張しませんでした。
また、官庁訪問の際も、業務説明会や質問会で採用担当者とお話ししていたので、いい感触が得られました。
そこまでは順調だったのですが、人事院面接では予想していない深掘り質問が何度かあり、答えに詰まってしまうことがありました。
加えて、論文で与えられた資料にあまり触れていないことに試験後に気づき、論文の足切りが一番不安でした。
また、併願していた県庁の不合格通知が先に届いていたため、もう後がないという焦りが常にありました。
そのため合格が決まった際は、とても安心しました。

振り返ってみて合格の決め手

私が合格した一番の決め手は、年明けから一次試験(6月)までの半年間での勉強量だと思います。
人よりも遅いスタートであることを自覚していたため、その期間は勉強第一の生活で、誰よりも勉強量を確保することを心がけていました。

平日は少なくとも6時間、休日は14時間公務員の試験勉強に充て、講義で知識をつけた後はただひたすらに過去問を解き、専門科目にいたっては問題集を3周はしました。
始めから受ける科目と捨てる科目を決め、講義 → 過去問演習といった流れで、その期間に詰め込めたことで、短期で結果を出せたと思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は就職を考える際、食べることが好き、地元が好きだから東北で働きたい(地元に貢献したい)、大学で学んだことを少しでも生かせる仕事がしたい、といった「好き、やりたい」を主軸として、農林水産省に決めました。
第一次産業である農林水産業は、生きていくために欠かせない食に関わるため、他の産業の基盤となる重要な産業です。
しかし日本を含む多くの国で、担い手不足や地球温暖化による悪影響が問題となっています。
そのような中で、おいしくて自分が大好きな日本の食文化を将来に繋げていくために、安定した農業環境と生産量を保ちながら、安全安心な食を支えていきたいと思っています。
加えて、地元である東北地方の農業の活性化にも取り組んでいきたいです。

受験生に対するメッセージ

就職活動は、多くの選択肢がある中で、自分の将来を考える重要な機会です。
選択に迷うことも、不安に思うことも多くあると思います。
一口に公務員といっても様々な職種、業種があり、同じ国家公務員でも選ぶ省庁によって雰囲気や働き方は大きく異なります。
多くの人に相談し、自分で十分に情報を集めた上で、存分に悩んでください。
また、公務員を少しでも視野に入れているならば、勉強はできるだけ早く始めた方がいいです。

スタートが遅いと私のように、勉強しなくてはいけない、という焦りが常につきまとい、息抜きすることも難しくなります。
悩んだ結果選んだ答えなら、それが現時点での大正解だと考えましょう。
最後まで心身ともに健康で、自分の満足する結果で就職活動を終えられることを、心より願っております。

使用していた教材とおすすめの使い方

公務員試験の過去問500を試験2週間前から毎日時間を計りながら解いていました。
加えて、公務員試験模試を3月と4月に実際の試験の予行練習、本番確認のつもりで受けました。

使用していた文房具やツール

  • 勉強しながらでも片手で食べられるもの(おにぎりやサンドイッチ等)
  • Youtubeの公務員試験時事のまとめ動画

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