合格者の声|ほどよい息抜きでモチベーションを保ち埼玉県庁に合格! 野本 麻衣さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
公務員を目指すきっかけ
学生の頃に汚水の浄化に関する研究をしており、将来は大学で学んだ知識を活かしながら、水に関わる仕事がしたいと思っていました。
そして、それが公益的な仕事であれば、より一層やりがいを持って働けるのではないか、という思いから、大学卒業後は水道事業を行う団体に就職しました。
そこでは、技術職の職員として採用され、水道インフラの面から地域の人々の暮らしを支える仕事に携わってきました。
自分たちの仕事に誇りと責任を持って働いていましたが、水道という限られた分野にしか携われないことに対して、もどかしさも感じるようになっていました。
もっと幅広い分野から人々の暮らしに寄り添った仕事がしたい、日々の暮らしの中でそういった思いが次第に強くなり、公務員、中でも地方公務員への転職を決めました。
アガルートをお選びいただいた理由
3月まで働いていたため、通学ではなくオンラインで受講できる予備校を探していました。
検討する上で、教材の見やすさ、内容の充実度を最も重視していました。
勉強する上で、教材は非常に重要だと思っていたためです。
そんな中、ネットの口コミで、アガルートの教材はフルカラーで見やすく、質が高いとの評価がありました。
実際に資料請求し、講座を無料体験したところ、教材は見やすくて講義もわかりやすく、ここなら安心して勉強を進めていくことができるかもしれないと思いました。
また、面接への不安も大きかったので、模擬面接が無料で受け放題というのも大きな魅力でした。
他社と価格を比較してもコスパがよいと感じたため、アガルートに決めました。
学習の方針と進め方
11月半ばからと勉強を始めた時期が遅かったため、6月の県庁の試験までにすべての科目に手をつけることはできないだろうと思いました。
そこで、出題数が多い数的処理と得意科目である自然科学、専門試験対策として、法律と経済学を中心に勉強を進めていくことにしました。
残りの科目は余裕があったら勉強しようと思い、あれこれ手を出すのではなく、科目を絞って、その科目を徹底的にやるというようにしました。
大分科目を絞って勉強していたので不安もありましたが、本番では勉強したところについては確実に点数を取りに行けたので、この方針で進めてきてよかったです。
失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫
勉強を始めた時期が遅かったこともあり、挫折を経験する暇もなく、本番を迎えたように思います。
ただ、公務員試験は長期戦なので、しっかりと計画を立てて勉強しないと、本番直前になって時間が足りないと焦ってしまうと感じました。
実際、私も計画を立てずに勉強を進めていたため、直前になって出題科目の半分も勉強できていないことに、非常に焦りと後悔を感じました。
皆さんはすでに実践されていると思いますが、短期・中期・長期の目標を設定するなど、学習計画を立てて勉強を進めていくことをお勧めします。
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
①教養試験対策
出題数の多い数的処理を重点的に勉強しました。
テキストは非常に問題数が多く、類似問題が多数収録されているため、解き方が自然と身についていきました。
最初はこれだけでは不安だと思い、他社から出版されている参考書も購入しましたが、結果的にはアガルートのテキストしか使いませんでした。
1周目はほとんどの問題を自力で解くことができませんでしたが、講義を聴きながら解き方を学び、その後、テキストを2周、3周するうちに得意科目となり、本番でも得点源とすることができました。
②専門試験対策
大学も前職も理系であったため、法律や経済学を勉強するのは始めてでした。
最初は法律の独特な言い回しや単語が理解できず、一つ一つ調べてメモして少しずつ慣れていく、そんな感じでした。
そのため、理解するのに時間がかかってしまいましたが、講師陣の講義が非常にわかりやすくて面白く、始めて勉強する私でも飽きずに聴講することができました。
また、講義を一時停止したり、巻き戻して聴きなおしたりすることもできるので、置いてかれることもなく、じっくりと理解を深めることができました。
そこは、オンライン講座の利点だと思います。
講義の時間が長くても30分程で区切られていたのも、集中力を切らさずに勉強ができて非常によかったです。
③人物試験対策
面接は、私にとって一番の不安要素でした。
社会人経験を積み、人と話すことに対する苦手意識はなく、話せるネタもあると思っていましたが、いざ面接対策を始めると、どのように進めていったらいいのかがわからず困惑しました。
そこで、面接対策講座を聴講し、自己分析のやり方や基本的な立ち回りなどを確認し、一次合格発表後は模擬面接を予約して、3回利用させていただきました。
1回目の模擬面接では、何も答えられず自信を無くしましたが、どんな質問をされるのか、どう深堀りされるのかなどを知ることができ、その後の改善につながりました。
また、講師の方からアドバイスやあたたかい言葉もいただき、模擬面接を受けることで少しずつ面接に対する自信をつけていくことができました。
この模擬面接受け放題は、非常にありがたかったです。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
働いていた時期は、通勤時間や昼休みに動画を視聴したり、音声ファイルを聴くなどしていました。
しかし、仕事の疲れからあまり勉強に身が入らず、机に向かって勉強する時間は平日は1時間、休日も2時間ほどでした。
本格的に勉強を始めたのは、結婚を機に仕事を辞めて地元に戻った3月半ばからです。
平日は、毎日7~8時間机に向かって勉強しました。
時間ではなく、何問、あるいは何ページやったら休憩をとるという形にし、なるべく長くモチベーションを保てるよう、無理な目標は立てずにこまめに休憩をとるようにしていました。
休日の勉強時間は1~2時間で、残りは家族との時間に充てていました。
こんなやり方ができたのも、試験に専念させてくれて、そして支えてくれた家族のおかげだと思っています。
直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか
県庁の一次試験の一か月前(5月)に受けた模試で、教養試験は5割、専門試験は4割ほどしか取れなかったため、非常に焦りを感じていました。
ですが、今やれることをやりきろうと、残り1か月は新しいことを覚えるのではなく、これまで学んだことをしっかりと復習することにしました。
教材をもう1周し、苦手な部分を重点的に学習しました。
試験当日は不安もありましたが、やれることはやった、自分を信じよう、という気持ちで臨みました。
試験期間中の過ごし方
筆記試験が終わった段階で、すぐに面接と論文対策に取り組みました。
面接までの間は、常に受験する自治体の情報収集、自己分析を行い、模擬面接を利用して改善していく、ということをしていました。
面接が終わると、聞かれた質問を思い出し、次はしっかりと答えられるよう、自分の回答を見直していました。
また、期間中は近所を散歩するなどして、過度に不安に飲み込まれることがないように、気分転換の時間も大事にしていました。
受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち
①教養試験を受験した時の手ごたえ
重点的にやってきた数的処理については、全問自信をもって解くことができました。
県庁の試験では、数的処理の問題が20問ほど出題されていたため、大きな得点源とすることができました。
また、専門試験対策として勉強してきた憲法や経済学に関しても、しっかりと解くことができたと思います。
しかし、人文科学など全く手を付けていなかった科目は一問もわからず、また時間も足りず、最後の数問は適当にマークシートを塗りつぶすことになってしまいました。
そのため、手ごたえとしてはぎりぎり7割とれるかどうか…という感じでした。
②専門試験を受験した時の手ごたえ
専門試験については、憲法、民法、ミクロ経済学、マクロ経済学の4科目しか勉強できていなかったため、正直言って自信がありませんでした。
勉強した科目の問題もすべて自信をもって解けたわけでもなく、手ごたえはあまりありませんでした。
そのため、合格発表で自分の番号を見つけたときには、うれしさよりも驚きが勝りました。
ゼロの状態からよくここまで頑張った、と自分を褒めると同時に、アガルートで勉強してきてよかったと思いました。
③人物試験を受験した時の手ごたえ
模擬面接のおかげで、本番ではさほど緊張することなく、落ち着いて笑顔で受け答えをすることができたと思います。
県庁の面接試験は1日に2回あり、1回目は10分、2回目は30分程度でした。
1回目の面接では、すべての質問に自信をもって答えることができ、和やかな雰囲気で終えることができました。
しかし、2回目の面接では、質問に対して簡潔に答えることができず、面接官に指摘されてしまった場面もあり、面接が終わってから、ああ言えばよかった…と落ち込みました。
そのため、手ごたえとしては微妙なところでした。
それゆえ、一次試験と同様、合格発表で自分の番号を見つけたときには驚きました。
成績開示したところ、高い点数をいただけていたので、少し失敗したからといって落ちるわけではないのだと、自分の手ごたえはそれほど当てにならないのかもしれないと思いました。
④合格・内定した時の気持ち
内定をいただけたときは、うれしいという気持ちよりもホッとした、という感じでした。
仕事を辞めて公務員試験に挑んでいたため、試験期間中は落ちたらどうしようという不安でいっぱいでした。
また、長丁場の中、モチベーションも下がりつつあったため、終わってよかった…と思いました。
そして、ここまで諦めずに頑張ってきた自分を誇りに思うと同時に、背中を押してくれた家族に感謝しました。
また、アガルートの教材や講師陣の皆さまを信じて、勉強してきてよかったと思いました。
振り返ってみて合格の決め手
程よく息抜きをしながら、モチベーションを長く保てたことだと思います。
公務員試験は長期戦です。
最後までモチベーションを保ちながらやり抜くのは、想像以上に大変なことでした。
そこで、私は勉強時間と息抜きをする時間をはっきりと分けるようにしていました。
「何ページまでやったら、あるいは何時までやったら今日はおしまい」という目標を決め、その後の自由時間は勉強のことを考えずに、趣味や家族との時間に充てました。
メリハリをつけることで、勉強にもグッと集中して取り組むことができました。
面接に関しては、たとえ答えに詰まるようなことがあっても、最後まで笑顔とハキハキとした話し方でいるように心掛けたことが、功を奏したのだと思います。
公務員として実現したいこと・取り組みたいこと
これからは幅広い分野にチャレンジしたいと思っていますが、特に携わりたいと思っているのは、環境保全と子育て支援です。
環境保全では、気軽に自然と触れ合え、人々の憩いの場となる公園や水辺などの整備を進めていきたいです。
また、環境教育や環境保全活動の推進を行うことで、誰もがこのまちに愛着と誇りを持ち、主体となって自然を守ろうとするサイクルを作っていきたいです。
子育て支援では、キャリアを諦めることなく、子育てと仕事を両立できる環境整備を進めていきたいです。
市町村や民間企業、各種団体などと協力しながら、これらの実現に向けて尽力していきたいと考えています。
県民の皆様がより快適に、安心して暮らせるように、県職員として自分ができることに全力で取り組んでいきます。
受験生に対するメッセージ
公務員試験は長丁場ですし、モチベーションを保ち続けるのは非常に難しいことです。
また、周りの就職先が決まっていく中、焦りと不安を感じることもあると思います。
私は学生時代と今回とで、これまでに2回公務員試験を受験しました。
毎回不安に襲われて挫けそうになりますが、公務員として働く自分を想像しながら、「頑張れば素敵な未来が待っている。今がその頑張る時なのだ」と、自分に言い聞かせて試験期間を乗り越えました。
また、一人で抱え込まずに周りを頼ることも大切です。
上手くいかず、落ち込むこともあるかもしれませんが、そんな時は一旦休憩して、家族や友人とお話しして、気持ちをリセットすることも必要だと思います。
上手く周りを頼り、そして何よりも自分自身を信じて、この試験期間を乗り越えていってほしいと思います。
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