合格者の声|本試験から逆算して計画を立て福島県庁に合格! 佐藤 翔さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
公務員を目指すきっかけ
大学での専攻が公益学だったことから、幅広く平等な利益追求について学んだことで、公務員を目指そうと考えるようになりました。
民間の企業と違って公務員の利益が及ぶのは国民、県民、住民であり、最低限度の生活を送れるような環境や制度を業務を通して提供しているのは、公務員だと考えています。
その中で行政が意識して取り組むべきは、税収の増加を利益として捉え、税収の適切な利用と事業や施策を講じて還元を強めることにあると考えました。
大学では防災と教育の2つの点から、上と衰退における影響や利益の動向を考えながら研究をしていました。
東日本大震災からの復興と、震災による人口減少や教育力の衰退と、税収による行政の取り組みで福島県の課題解決に貢献したい、と思ったことがきっかけになっています。
アガルートをお選びいただいた理由
アガルートを受講した理由は3つあります。
過去の合格実績、学習へのハードルの低さ、宣伝広告の3つの理由です。
アガルートのHPで公務員以外の講座の合格実績も調べて利用者の感想や使い方を参考にし、SNSを利用して他会社の公務員受験講座を受講している方の意見とも比較をすることで、自身ならどう利用するか考えていました。
長年の実績がある会社の講座は内容にボリュームがあり、教材の扱いも慣れるまでに時間がかかりそうという印象を受けました。
実際にアガルートを受講した方の意見をみていくと、要点が整理されている点や、教材のサイズ感によって持ち運びがしやすい点が多く確認できました。
動画視聴の方法も、スマートフォンやPCを日常的に使用する人にとっては、簡単にアクセスできる印象があり、勉強へのハードルが低くなっていました。
また、YouTube等で流れてくるアガルートの広告や各サイトでの宣伝を目にすることがあり、最短合格のスローガンや、それを表現する映像は個人的に目を魅かれるものであり、アガルートを調べるきっけには十分でした。
学習の方針と進め方
実際に合格してから感じたことですが、第一志望の受験日から時間的な逆算をして、計画を立てることが重要だと思います。
私は大学4年時に、地元の消防の採用試験に不合格となりました。
中学から大学まで10年取り組んできた部活動も現役ではなくなり、体力の衰えを考えました。
行政職の試験に切り替えるにしても科目数が大きく違うので、行政の試験の雰囲気と問題把握もかねて、大学卒業後の翌年は地元の市役所を受験しました。(教養科目とアガルート受講開始直後のため、法律3科目のみの勉強)
次の年に合格するために、必要なことを考えました。
専門科目の得点をあげること、A日程で市役所と県庁で受験日が被っているので、どちらを受験するか、試験に慣れるため他の試験も併願するのか、といったことを、どの時期に取り組むかを明確にしていました。
失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫
試験勉強のなかで、進捗と定着の度合いが分からなくなり、不安になることが多々ありました。
科目の単元やカテゴリーごとに、小テストのイメージで少し多めに問題を解いて、アウトプットを行うことで不安を解消していました。
学習したばかりの内容であっても、実際の問題が解けるという感覚を掴み、モチベーションを意識的に維持することができていたと思います。
私の場合は、模試を受けたことはなかったので、点数が上がらないことによる挫折や、同時期に受験する方との実力差を比較する機会がなかった点は、良い方向に働いていました。
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
①教養試験対策
数的処理は、前提知識の提供と、問題へのアプローチの仕方が明確になっている点が良かったです。
大学在学時から、消防の採用試験対策をしていたので、知能分野である数的処理の基本問題と文章理解(主に現代文)を中心に、毎日数問触れるようにしていました。
知識分野は、自身の受験先の傾向と頻出分野を重点的に確認し、講座でセットで不足知識を補っていました。
集中が切れる、専門科目の学習に飽きるとなれば、休憩時間にインプットを行い、問題を解くのは知能分野とセットで数問といった感じで取り組んでいました。
②専門試験対策
法律、経済科目どちらにもいえることですが、完全に理解していなくても、全体をやり切るスピード感の大切さが、受講者に伝わる点が良かったです。
動画でも出てきた、体系的に知識がつながるという感覚が、初めのうちはつかめませんでしたが、分からなくてもひとまずやりきる勇気を与えてくれました。
福島県で出題される専門科目は、法律2科目(憲法、行政法)、経済3科目(ミクロ経済、マクロ経済、財政学)のみであり、過去の問題数の配分を県のHPで閲覧することができました。
1次試験に合格するための最低ラインをもとに得意、苦手科目、それぞれから点数につなげるべき箇所を中心に、講座の動画視聴でインプットをしていました。
③人物試験対策
一段階目の準備として筆記試験時には、この質問がきたらこの内容を話そう、なかでもアピールが強くできる質問の系統をまとめておきました。
筆記試験合格後は、2段階目として講座の内容を丁寧に聞き、自身の言葉や話す内容に変換してテキストにメモ書きを残すことから始めました。
1、2の段階を踏まえて、面接で自身が言葉にしやすいものから具体的なエピソードと考えたこと、学んだことにつながるようにポイントをまとめていました。
面接という形式ではありますが、自然な会話になるような意識を保つために、答える内容の詳細を文章化したものは志望動機のみでした。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
大学卒業後の受験ということもあり、アルバイトをしながら自身の最低限の生活分を稼いでいました。
アルバイトのシフトに合わせやすいように、寝る時間、起きる時間は決めず、1日の配分を睡眠時間を7〜8時間、勉強時間は6〜8時間と定めていました。
アルバイトと学習時間の確保を両立するために、1日の流れを固定してしまうのは勉強へのハードルが高くなり、継続できないと考えていました。
まとまった睡眠をとること、1日の中で勉強の合計時間をある程度一定にすることで、集中できる時間を自身で選択して取り組んでいました。
直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか
筆記試験を突破するためには、点数を多く取ればいい、という考えが直前期には強くあったので、基礎や簡単な問題にしか手をつけていませんでした。
難しい問題を解けたとしても1点であり、簡単な問題に多く時間を要しても1点なので、実際の試験で効率よく加点していく感覚がほしかったからです。
過去問や問題集のなかでも、簡単だが苦手意識があるものは、解けるイメージが湧きにくいのでスルーし、難しくても自身が解けるものは積極的に解いて、試験前の心を安定させていました。
試験期間中の過ごし方
筆記試験の翌日は、勉強や面接対策は一切せずに、自身がしたいことをして過ごしました。
ほぼ1日寝ていました。
結果の発表があるまでは、合否にかかわらず面接対策をするという計画でした。
また、模試を受けたこともなかったので試験の雰囲気、問題に慣れる、本試験の気持ちの作り方を体験するために、前の週に国家一般職試験を受験していました。
そのため、筆記試験後の気持ちの整理から、スムーズに面接対策に切り替えすることができました。
併願の目的として、試験期間になったときの気持ちの変化に慣れておくことが必要だ、と考えていました。
受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち
①教養試験を受験した時の手ごたえ
知識があれば、答えがすぐに導ける知識分野から解いたことで、試験中の自信につながりました。
分からない問題については選択肢を切ることで、少し時間をかければ答えがでるという余裕と手応えを得やすい状況をつくりました。
知識の内容でいえば、福島県は直近の県のトピックが反映されやすい時事問題が傾向としてあるので、知っているか知らないかの判断で答えになるものもあり、解けたときは手応えとして強く残りました。
②専門試験を受験した時の手ごたえ
専門試験は全体20問のうち憲法、行政法の9問で良い手応えを感じました。
法律科目は時間をかけて対策したので、効果を実感することができました。
経済3科目ミクロ、マクロ、財政学については、学習の初めから終盤まで苦手意識が強く、基本問題は必ず正解、頻出のなかでも得意分野のみ正答率を上げる目標を立て学習していました。
実際の試験でも学習方法に沿った手応えが残り、自身に合わせた学習方法で効果がみられたので、対策としては成功したのではないかと思います。
③人物試験を受験した時の手ごたえ
志望動機から派生した質問が、多かった印象です。
会話として自然な脈絡で進んでいったので、深掘りしてくるというよりは、受け答えしたなかで発言した言葉に沿って次の質問がきました。
アピールポイントにつなげやすい言葉を散りばめておくと、余裕をもった回答とスムーズな面接になるのではないかと思います。
公務員の面接らしい質問で、どうして市町村ではなく県なのかというものが3回繰り返して聞かれましたが、受け答えとしても自身の考えを変えずに3回繰り返しました。
面接を終えてから、考えを曲げずに答えてよかったと強く思ったので、ひとつの手応えとして感じました。
④合格・内定した時の気持ち
最終の合格発表日は県のHPではなく、実際に県庁前の掲示板で確認をしました。
嬉しいよりかは、やり切ったことによる安堵感を1番最初に感じました。
勉強へのハードルを低くすることを意識して、楽な気持ちで受験する計画で進めてきましたが、意識しないように努めていた緊張から解放されたことを心身ともに感じました。
その後、数日間は合格した実感が湧かなかったので、県のHPで何度か自身の受験番号があるか確認していました。
私はこれまで、高校受験、大学受験ともにスポーツ推薦で進路実現をしてきたので、試験勉強によって成功体験を得たことがありませんでした。
そのため、自身の力で今回の試験に受かった喜びはとても大きく、1つの自信として残っています。
振り返ってみて合格の決め手
私が考える合格の決め手は2つあります。
1つ目は、本試験から逆算して立てた計画が成功したことです。
特に、本試験の1週間前に国家一般職の試験を受けたことは、本試験を受ける際の問題の易化、気持ちの作り方の面で、心に大きな余裕が生まれました。
また、行政の試験の雰囲気や県独自の傾向や頻出箇所など、受験先を知ったうえで計画を立てることも合格につながったと思います。
2つ目は、勉強に対するハードルを低くするためのスケジュールを組んだことです。
公務員試験の出題の範囲からして、試験勉強を継続できなければ合格は難しいため、私自身に合った方法で取り組む必要がありました。
アガルート講座の動画視聴アクセスのしやすさという特性に加え、1日の中で合計勉強時間だけを決めて取り組むスケジュール設定は、効果が強く表れました。
公務員として実現したいこと・取り組みたいこと
私は生活の当たり前を支え、安心というサービスを提供する仕事に魅力を感じ、公務員として働きたいと考えました。
自身の生まれ育った福島県において、福島県の課題解決に向けた方針のもと、国家の政策から地域に合わせた政策への橋渡しとして役に立ちたいと考えています。
具体的には、防災、教育、スポーツ振興の3つについて取り組みたいです。
東日本大震災からの復興をはじめとする県の課題は、多く残っています。
人口減少に伴う教育力の低下や県民の人材流出、今後の災害に対する減災、防災の意識向上と具体的な施策、教育現場での部活動の地域移行や担い手の確保などに、さらに力をいれていく必要があります。
県職員として県の課題や情勢に配慮しながら、適切な知識と課題解決に向けた考え方を身に付け、業務と通して広く県民に効果が及ぶように努めていきます。
受験生に対するメッセージ
多くの受験生が、大学4年時の受験かと思います。
私は22年卒であり、過去に受けた試験や、今後やりたいことの見直しを考えた結果、内定をいただくことができました。
このことを踏まえると、自分自身に常に置き換える考え方を忘れずに、計画を立てるための逆算と適切な情報収集をすることが重要かと思います。
第一志望の試験に対してのアプローチとして、試験科目の把握、頻出分野の傾向や試験の雰囲気、というように受験時までに知っておくことで、楽な気持ちで望むために準備を進めてきました。
多少の違いは出てしまいますが、併願先を利用して当日の気持ちの作り方や時間配分、難易度の高い問題に対しての考え方なども体験しておくだけで、個人的には効果がえられました。
面接においては、自然な会話の中で自身を表現するために、多くの面接のシミュレーションや、過去の質問集に触れることが面接中の余裕につながりました。
周りの試験対策や手法の多くを参考にして、自身の考え方に沿って無理のない範囲で計画を立てる、それを実行することが大切だ、と今回の試験を通して感じたので、これらを受験生に対するメッセージとして伝えたいと思います。
使用していた教材とおすすめの使い方
- 『5年度公務員試験 面接完全攻略ブック ~受験ジャーナル特別企画4~』(実務教育出版)
模擬面接による面接のシミュレーションの詳細や面接カードのまとめ方、過去の個別面接のデータに加え、集団討論のやりとりなど、受験者にとって役立つ情報が多くありました。
自身の試験では、どう言い換えるのか、伝わりやすい表現や言い回しなどに落とし込むといった使い方をしていました。
使用していた文房具やツール
- 勉強前の気持ちの切り替えとしての飲み物(効果に期待するものではなくルーティンみたいなもの)私はブラックコーヒーでした。
- 使いたいと思う文房具は最初のうちにある程度揃えておきました。
少し値段が高いものでも、やる気やモチベーション維持につながっていた気がします。
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