合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私は国家公務員を目指していましたが、その理由としてカッコよかったからというものがあります。
正直、国家公務員だとか霞が関勤務だとか、○○省勤務というのに魅かれていました。そこから省庁について調べるようになり、中でも国土交通省、観光庁に対し魅力的に感じました。
国土交通省(観光庁)は、観光立国の推進を目標にしています。
観光とは地域活性化の切り札ともいわれており、元より地域の活性化や観光に興味があり、仕事にしてもいいなと考えていた私にとっては「仕事にするならこれしかないだろ」といった感覚でした。

カッコよく魅力的に感じていた省庁に、たまたま興味があった、仕事にしたい分野があったことが、私が公務員を目指したきっかけです。

アガルートをお選びいただいた理由

正直、特典が魅力的で選びました。
料金も、他の大手公務員予備校の料金と比較しても、安価であったことも理由の一つです。

また、私がアガルートさんを選択するに踏み切ったきっかけとして、体験受講があります。
私は、去年の3月頃から、アガルートさんで公務員対策講座を受講していますが、その頃はまだアガルートさんが公務員対策講座を始めたばかり?なのか、実績が他の公務員予備校と比べて輝かしいものは少なかったと感じ、アガルートさんを選択するのに不安を覚えました。
しかし、体験講座を受講してみると、わかりやすく解説しているものが多く、アガルートさんを選択するに至りました。
そして在宅で講義を受けられること、何度も講義を見返せることも、魅力を感じた一つでもありました。

学習の方針と進め方

ひたすら過去問を反復して解きます。
法律系や経済系の科目は授業を受けてみて、その後すぐに過去問を解きます。
間違えた問題、正解した問題、関係なく解説を読みます。
解説をしっかり読むことは、法律系の科目にとっては特に大切だと感じています。
そして解説を読んでも分からなかった場合は、もう一度講義を受け直してみたり、教科書をよく読んだりしていました。
教養科目については、一度自力で解いてみてから、解説動画を視聴していました。
そこで自分の解き方と違った場合は、先生のおっしゃっていた解き方で、その問題を解いたりしていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は、12月頃までだらだらと勉強をしていたことが、失敗だな、と考えています。
だらだら勉強をした結果、勉強をした内容があまり身についておらず、無駄に時間を使ってしまった感じがあります。

実際に2月頃に受けた模試の結果は散々であり、絶望をしていました。
しかし、そこから合格できた要因としては、特別区、国家一般職の過去問を解きまくり、傾向を知ること。そして、過去問の問題集を一から解き直し、自分の苦手なところを洗い出したことにあると思います。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

とにかく、テキストを解きまくりました。
問題を解くことになれるまでは、時間を気にせず問題を解きました。
間違えた問題で解説を読んでも分からなかった場合は、解説動画をみます。
だいたい解くことに慣れてきた時、時間を気にしながら解きました。
ストップウォッチで時間を計り、平均4分くらいを目指して問題に取り組みます。
この講座でよかったと感じる点は、現代文の講義がとてもわかりやすかったことです。
とても講義内容に引き込まれ、受講している間は退屈に感じる時間はなかったです。
また、現代文は先生のおっしゃっていた方法で問題を解くと、面白いほどに解けました。

②専門試験対策

私は憲法、民法Ⅰ、Ⅱ、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、行政法を選択し、学習をしました。
法律系の科目に興味が全くなく、講義もつまらないかと思っていましたが、いざ受けてみると退屈なことはほとんどなく、法律を楽しく学ぶ事ができ、勉強に対しても意欲的になれました。
法律科目の勉強の仕方は授業を受け、すぐに過去問を解いてみる。
授業を一通り受け終わったら、過去問を何周でも解き、間違えた問題、正解した問題、関係なく解説を読み込む。
不安な内容があったら、授業を受け直していました。
経済科目も授業を最初に受け、過去問に挑戦する。
一通り授業を受け終わったら、過去問を解きまくりました。
私は国家一般職が第一志望であったために、経済科目の計算問題を中心に、過去問を解いていました。

③人物試験対策

アガルートの人物試験対策の良いところは、オンラインで面接練習ができるところです。
私は面接練習を小林先生にお願いしたのですが、ほめてくださり自信につながりました。
また、アガルートは動画で面接の良い例、悪い例を見ることができます。
これがとても参考になりました。

動画を見ていてここが良いなとか、ここが悪いなとかが分かり、自分はここを参考にしよう、ここを気を付けようと、自分の面接を改善することできました。
また動画であるため、面接会場の待合室で面接の復習ができたことが良かったなと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

6:30…起床
  ~朝食~
8:30~9:30…数的処理の学習
  ~休憩~
10:00~11:00…法律科目の学習
11:00~14:00…自由時間
14:00~15:00…法律科目の学習
  ~休憩~
15:30~17:00…経済科目の学習
20:00~21:00…人文科学の学習

6月から11月までのスケジュールです。
午前中に2時間程度、昼から夕方までに2時間程度、夕食食べた後に1時間勉強していました。
また、大学がある日は、勉強時間を確保することができないことが多いので、空き時間を活用して勉強していた。
記した一日のスケジュールは6月からのものであり、1日4~5時間程勉強しておりました。
しかし勉強そのものは3月から始めていました。
私自身勉強を始めようと思い、その日からいきなり4~5時間勉強をすることはできない性格の人です。
そのため、3月から5月までは勉強の習慣をつける期間とするとともに、3月から学習時間を増やしていき、6月には最低でも4時間は机に向かうことができる体制を整えていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

6:30…起床
  ~朝食、犬の散歩~
8:00~8:45…数的処理の学習
8:45~9:30…現文、英語の学習
  ~休憩~
10:00~11:30…法律科目の学習
  ~休憩~
12:30~13:30…財政学、時事の学習
   ~昼休み~
15:00~16:30…経済科目の学習
  ~休憩~
17:00~18:30…法律科目、政治学の学習
  ~夕飯、入浴~
20:00~21:00…政治学の学習
21:00~21:45…人文科学、自然科学の学習
  ~自由時間~
23:00…就寝

1時間から1時間半の学習を行い、30分の休憩をとっていました。
法律科目は憲法、民法Ⅰと民法Ⅱ、行政法と分け隔日で勉強していました。
また私は法律科目が苦手であったため、経済科目に力を入れ試験本番では全問正解、落としても1問までを狙っていました。
そのため過去問の分析をよく行いました。

国家一般職の経済科目は、出題傾向がかなりパターン化していたため、7~8年分の過去問と模試だけを繰り返し解き直し、試験の対策をしていました。
試験当日は、決して焦らず問題を解くことを意識していました。
焦ってしまっては、本来の実力を出せないからです。

試験期間中の過ごし方

1時間~1時間半の勉強を行い、30分の休憩をとることを意識して過ごしていました。
30分の休憩時間が過ぎても、勉強のモチベーションが湧かない時は、もう10分の休憩をとっていました。
また、試験前2ヶ月になると1日9時間程勉強を行っていましたが、どうしても勉強のやる気が出ない日があります。
その時は一切勉強をしません。
一日中だらだらしたり、友達と遊びに行ったりします。
勉強をやる日はやる、やらない日は一切やらない。
この気分転換が大事だと思います。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

受験したときの手ごたえは「6割は超えただろう」といった感じでした。
私は数的処理で得点を稼いで、現代文は2問程度まで落としてよし、英語はほぼ捨てる感覚で試験に挑みました。
狙い通りに数的処理をよく解くことができ、現文もある程度とれているなと感じました。
また、時事問題の対策をしっかりと行っていたので、時事問題はあまり悩まずに解けました。

自己採点では28問取れていましたが、途中回答欄がずれていたのか、結果は24問でした。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

政治学は難しいという事はなく、今まで通りの難易度だなと感じました。
難しかったのは法律科目で、民法Ⅰ、民法Ⅱが中でも難しかったな、と試験を受けている際は思いました。
経済科目は難しい問題は無く、ミクロ経済学、マクロ経済学、どちらも過去問で見たような問題がほとんどでした。
私は経済科目の対策に力を入れていたため、全問取れたかな、と考えていました。
財政・経済事情は珍しく計算問題が出題されていましたが、そこまで難しいという事はなく、4問はとれたな、といった感覚でした。
全体を通して7割はいったかな、と思いましたが、法律科目の出来が心配すぎて、自己採点するまで怯えていました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

手ごたえは少しありましたが、時間が経つにつれ、不安になっていったことを覚えています。
しかし、思い返してみれば、しっかりと受け答えをすることもできましたし、希望省庁と自分のやりたいこと、また大学で習っている事が合っていたので、面接官も納得がいっている様子でした。
雰囲気も、終始よかったと感じています。
とにかく、面接練習の練習をしていたこと、緊張もそれほどしていなく、自信よく面接を受けることができたので、うまくいったなと感じています。
実際面接の評価はBであり、良い方でした。

④合格・内定した時の気持ち

めちゃくちゃ嬉しかったです。
私は本当に論文が苦手であったため、最終合格が発表されるまで不安で仕方がなかったです。
第一希望省庁から内々定をいただいているのに、論文で台無しになってしまったらどうしよう、とずっと考えていました。
結果は合格であり、不安が大きかった分、とにかく嬉しかったです。
嬉しさの余韻が、1週間くらい続きました。
内定したときは「来年からこの省で働くのか…」といった実感が、ふつふつと湧いてきました。

学生が終わると、これから社会人だ、となんだか寂しい思いもしました。

振り返ってみて合格の決め手

筆記合格の決め手は、間違いなく専門試験の対策をしっかりと行ったことです。

  • 試験の傾向を分析して、その分析に沿って勉強をすること。
  • また自分がどの科目が苦手で、どの科目が得意なのか?
  • そして苦手な科目、得意な科目は5問中だいたい何問解くことができるのか?
  • 試験当日までの残された時間の中で、より正答率を上げるには何をしたらいいか?

専門科目の学習で以上の事を行っていました。
また、合格とは少し離れますが、面接の決め手はとにかく相手に好印象を与えることを意識したことが、決め手になったのではないかと考えています。
面接時は、やりすぎだろってくらい笑うことがポイントです。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は日本の観光立国を推進し、地域の活性化、日本経済の活性化を実現したいと考えています。
そのためには観光業を稼げる産業にする必要や、人手不足、観光施設の整備、海外へ向けてのプロモーション活動が必要です。

また、オーバーツーリズムを解消させる取組も必須と言えます。
これらは観光庁が行うべき取組であり、私が公務員になってから取り組みたいことでもあります。
しかし、もし観光庁以外に配属された場合にはMaaSの推進、モビリティの発展に取り組んでいきたいと考えています。
なぜなら観光立国にはモビリティがとても密接に関係しているので、日本やその観光地に訪れる人々がより快適に、自由に移動できるようにしていきたいとも考えているからです。

受験生に対するメッセージ

最後まで諦めず頑張ってください。
時には、逃げ出したいときもあるかと思います。
春ごろには周りの友達が内定先が決まる中、公務員になると決意したことを後悔することも人によってはあるかと思います。
そんな時には、なぜ自分が公務員になる道を選択したのかを思い出したり、公務員になった自分の姿を想像してみたりしてください。

また模試を受けてみた結果、成績の悪さに絶望するかもしれません。
私自身もそうでした。
2月に受けた模試では、専門科目が半分も解けていませんでした。
政治学に関しては、1問も正解することができていなく、法律科目では平均2問しか正解には至っていなかったかなと思います。
問題を読んでも分からないことだらけで、自分は無職になってしまうのではないか、と真剣に思いさえしました。
しかし、そこから学習時間を増やしたことや、過去問や自分の苦手分野、得意分野の分析を行ったところ、試験本番では専門科目9割弱取れるようになっていました。
最後まで諦めずに、正しいやり方で努力をすれば合格できると思います。頑張ってください。

使用していた教材とおすすめの使い方

アガルートのテキスト、政治学はTACさんのを使っていました。

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