合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

高校生の頃から将来の職業について少しずつ考えていく中で、公務員という安定性に魅力を感じたことが初めのきっかけです。
近年一般企業では事務の採用が年々減少していますが、公務員は事務であっても長く働くことができる、と思い選びました。
そして大学に進学し、様々な講義を受ける中で特に地域のまちづくりに興味を持ったので、公務員を本格的に目指すようになりました。
一般企業に就職しても、まちづくりはできると思いますが、その企業の業界の範囲内でできることに限られてしまうと思いました。
その一方で、公務員は地域のことに関して、まちづくりのソフト面からハード面まで、幅広い分野から、そして様々な視点から、アプローチができることに魅力を感じました。

アガルートをお選びいただいた理由

理由は、大きく2つあります。
1つ目は、授業動画を自分の好きな時間に何度も見返すことができる点です。
私は大学の講義中に寝てしまうことが多々あり、リアルタイムでの授業では、きちんと勉強ができないのではないかという不安がありました。
そのため、いつでも視聴できる動画は、自分が集中できる時間に理解できるまで見返せるため、私にぴったりな勉強スタイルであると思いました。
また、勉強を始める時期が少し遅かったので、得意な科目は1.25倍速で効率よく勉強できることも良い点だと思います。
2つ目は、面接対策ができる点です。
通信講座であると、ほとんどが筆記試験対策だけであり、面接対策まできちんと模擬面接として行ってもらえるところは少ないように感じます。
私自身、公務員試験の中で一番面接が不安であったため、模擬面接をしていただけるところに、とても魅力を感じました。

学習の方針と進め方

アガルートの教材を用いて、何回も繰り返し学ぶことで、理解を深めました。
特に公務員試験で範囲の広い民法、私が苦手としている数的処理を、最初の段階から勉強を始め、定着するよう心がけました。
また、進め方については、一か月間でどの程度勉強を進めたいか、漠然と目標を立てるようにしていました。
毎日細かく予定を立てていても、大学の授業やアルバイトで忙しく勉強ができず、予定を達成できないことでモチベーションが下がってしまうと思ったので、適度な目標を立てることで、無理せず自分のペースで勉強をしていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

勉強をする中で失敗したことは、一つの教科に時間を費やしすぎたことです。
初めに勉強に取り組んだ科目が民法だったのですが、完璧に覚えなければならないと100%を求めすぎたため、他の科目の時間が大幅に減ってしまいました。
そのため、この失敗を活かして、最初は完璧を求めないようにしました。
講義を聞いて理解できたら次に進み、覚えられなくても2回、3回と繰り返すことで自然と記憶が定着していくようになりました。
公務員試験は科目数がとても多いため、完璧さより効率性を重要視するほうが、より得点に繋がると思いました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

教養試験対策講座の良さは、重要な所がコンパクトにまとまっている点です。
(数的処理を除く)教養試験は範囲がとても広いにもかかわらず、出題される問題数は限られているので、効率よく勉強することができました。
その一方、数的処理は問題数の多さが良さであると思います。
数的処理はたくさんの問題をこなし、問題の傾向をつかむことが大事だと思うので、この講座一つで様々な問題を解くことができて助かりました。
学習方法としては、英語と現代文を毎日一題、勉強始めに取り組むことを日課にしていました。
また数的処理にも、毎回取り組むように心がけ、問題集を3~5周程度取り組んでいました。

②専門試験対策

専門試験対策講座の良さは、きちんと理解できるように、答えまでのプロセスを教えてもらえる点です。
民法などの法律科目では、法律の内容だけでなく頻出の判例の解説まであるため、内容を理解しやすいと感じました。
またミクロ・マクロ経済学では、テキスト以上に細かく丁寧に、計算問題の解説を動画で説明いただけたことが印象的でした
学習方法としては、テキストを何周もすることです。
繰り返し問題を解くことで、自分が毎回間違える「苦手な問題」を見つけ出すことができます。
専門試験においては、苦手な範囲を作らないことが重要だと思ったので、分からない問題をできるまで何度も解くことを心がけていました。

③人物試験対策

人物試験対策の良さは、模擬面接を行っていただける点です。
この模擬面接は、私がアガルートの受講を決めた決め手の一つでもあります。

私は特に面接を苦手としていたので、模擬面接を行い本番を想定できる機会は、とても有意義な時間でした。
特に模擬面接が終わった後、すぐにフィードバックしていただけた点が、すぐに自分自身も改善することができ、よかったです。
学習方法としては、模擬面接のフィードバックを参考に、面接カードの深掘りを行っていました。
自分自身では気が付かないことも、模擬面接を通して客観的に判断していただけるので、より本番に近い評価を体感することができました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

学習時間は、特に朝きちんと起きるようにし、一日の活動時間を増やすことで確保していました。
一日の過ごし方としては、アルバイトと大学の講義を両立しながら、公務員試験の勉強をしていました。
私の場合、ご飯やお風呂の時間に勉強は持ち込まず、オンとオフをきちんと分けることで、より集中できる環境を作れるよう心がけました。
また、睡眠も十分にとることで、次の日に疲れを持ち込まないようにしていました。
基本的に生活面は普段通り変えず、普段の娯楽の時間や通学時に勉強を行っていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期の過ごし方としては、今まで何度も行ってきた問題集の復習をしていました。
特に直前期では、暗記に力を入れていました。
今までよく間違える問題には、赤ペンで正しい答えを直接問題集に記入していたので、その赤ペンの答えを赤シートで隠し、問題を解くことで効率よく進めていけるようにしていました。
心構えとしては、あまり気負わないようにしていました。
できるだけリラックスして本番を迎えられるように心がけることで、緊張することなく、試験を迎えられたように思えます。

試験期間中の過ごし方

教養・専門試験と人物試験の間は大きく空いているので、その間に公務員への理解を深めることや、自分が志望する区を歩いて回ることで、その地域の魅力を体験することに力を入れました。
公務員の仕事を理解するために、インターネットを使い情報を収集しました。
具体的にどのような仕事を行っているのかあらためて調べることで、公務員を希望する意思をより強くできたと思います。
また志望区を歩くことに関しては、志望区が自分の住んでいる地域ではなかったので、なぜここを選んだのか明確にする必要があると思ったからです。
実際に自分で地域を感じることで、志望動機により説得力が増したように思えます。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験は、数的処理以外になりますが、手ごたえは感じていました。
なぜなら今までテキストで勉強してきた内容が、本番の試験で出題されたように思ったからです。

その一方で、数的処理はあまり解けなかったと感じました。
問題の内容は、今までテキストに出てきたものと似ているのですが、少し違うだけで焦ってしまい、思うような手ごたえは感じられませんでした。
そのため、教養試験はちょうど平均くらいの点数ではないか、といった印象を受けました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は、手ごたえを感じられませんでした。
なぜなら、4択の内2択までしか絞ることができない問題が多い印象を受けたからです。
しかし、元々試験前に過去問を行っていた際から、専門試験は3割程度しか点数が取れていなかったので、実力がそのまま本番で表れた結果なのではないかと思いました。
また、その中でも経済原論の問題が難しいと感じました。
試験範囲が広い中、どの解法を使えばよいか判断する時間が足りない、と個人的に思いました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験は、人事院面接と区面接がありました。
人事院面接では、あらかじめ準備していた3分プレゼンを練習通り話すことができたので、その点では手ごたえを感じていました。
その一方で、質問内容に関しては、1つのことに対して何度も深掘りされる印象を受け、回答に詰まってしまう場面もありました。

区面接で、個人的に一番準備していた志望動機を上手く伝えることができなかったので、手ごたえは感じられませんでした。
また、質問の傾向も準備していたものと少し違かったので、少し焦ってしまいました。

④合格・内定した時の気持ち

内定が決まった時の気持ちは、素直にびっくりしました。
特に人物試験は自信がなかったので、内定が決まるとは思っていませんでした。
しかし段々と実感することができたので、内定が決まり、とても嬉しい気持ちです。
私の場合、公務員を目指すとともに、民間企業も受験しており、7月頃には内定も一つ決まっていた状態でした。
そのため、早く就活を終わらせたいという気持ちから公務員を諦め、民間企業に就職することをほぼ決めていたので、諦めずに就活を続けてよかったと思いました。

振り返ってみて合格の決め手

公務員試験において合格の決め手は、筆記試験の小論文だと感じています。
特別区では小論文の配点が高いとされているため、小論文に力を入れていた結果合格を掴めたのだと思います。
特にどのようなテーマが出題されてもいいように、数か月前から1日1テーマ小論文を書き慣れておいたことがよかったのだと思います。
また、試験勉強全体として、諦めずにコツコツ継続していたことも、決め手の一つだと思います。
途中で辞めたくなる気持ちもありましたが、毎日の積み重ねが記憶の定着に繋がっていたと感じています。
そして面接においては、公務員になりたいという熱意を伝えることが大事だ、という印象を受けました。
私は特別区が第一志望で、他の自治体も受験していましたが、結果合格したのは特別区だけでした。
なので、素直な気持ちを伝えることが一番良いのだ、と実感しました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私が公務員として実現したいことは、誰もが笑顔でいられる地域にすることです。
誰もが笑顔でいられる地域といっても、様々なことがあると思いますが、具体的に私が思う誰もが笑顔でいられる街とは、防災や治安維持対策が充実しており、安心して暮らせることだと思います。
そして、そのような防災や治安維持対策を行う上で必要なことは、地域住民同士の助け合いだと思うので、私はコミュニティの活性化を支援する仕事に取り組みたいと考えています。
地域住民同士との交流が希薄化している都心だからこそ、コミュニティ支援を行うことで、より充実した生活が送れると思いました。
そしてその中でも、私は地域の活性化を通したコミュニティ支援に興味があります。
商店街の活性化や、地域イベントの開催を行うことで、地域の方同士のコミュニケーションの機会を増やし、コミュニティの結束力を高めていきたいと思っています。

受験生に対するメッセージ

「諦めずに継続すること」を大事にしてほしいと思います。
公務員試験は試験範囲が広いため、途中で自信を無くすことが何度もあると思います。
また、民間企業よりも面接の時期が遅いため、他の人と比べて焦ることもあると思います。
しかし、自分が今やっていることを信じて継続することで、成長できると思います。
そして継続するために大事なことは、自分に合った勉強スタイルを見つけることだと思います。
特にアガルートでは、好きな時間に動画を視聴できるので、自分ならではの勉強スタイルを確立しやすいと思います。
私は集中力が切れたら、すぐに違う科目の勉強をすることで、気持ちを切り替えていました。
また、友達と遊ぶ日も大切にすることで、勉強のリフレッシュになっていました。
人によって集中の仕方や休憩の仕方は様々だと思いますが、あまり勉強をストレスに感じることなく、続けることが一番大切だと思います。これから頑張ってください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

民間企業の就職活動もしていました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

不動産業界にてマンションの管理を提案するフロント職を志望していました。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

民間企業の企業研究をする時間があまり取れず、大変だと感じました。
また、民間企業の方が早い時期に内々定が決まるため、そのような状態でも、公務員の就職活動を続けるという意志の強さを持つことが大事だと思いました。
工夫したことは、業界や業種を絞ることです。
とにかく時間が足りないので、業界や業種を絞ることで、より効率的に民間企業の就職活動ができていたと思います。

使用していた教材とおすすめの使い方

アガルートの教材一式
→動画を視聴しながら大事なところに蛍光ペンを引いていました。
また、教材に直接書き込むことでノートやルーズリーフにまとめる時間は作らず、問題集に多くの時間を割いていました。

寺本康之の小論文バイブル2024
→答案を何度も読み各テーマの特徴を頭に入れていました。

使用していた文房具やツール

シャープペンシル、赤ペン、蛍光ペン、ラムネ