合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指すきっかけは、その安定性や知名度、給与が魅力的だったからです。
私の家はあまり裕福ではなかったため、幼少期にお金のことで何かと苦労することが多かったです。
そのような経験から、将来は安定した暮らしを送りたい、将来子供ができた時にお金のことで心配をかけたくないという思いが芽生えました。
また、私は元々地元で就職するつもりでした。
私の地元では大企業が少なく、公務員以外にあまり就職したいと思えるような企業がなかったというのも公務員を目指し始めたきっかけの一つです。
そのため、最初は地元の県庁を第一志望に置いていました。
しかし、就職活動を通して、考えが変わり、東京国税局を第一希望に置くようになりました。

アガルートをお選びいただいた理由

私がアガルートを選んだ理由は、講座料金の安さと内定時の返金制度があったからです。
私の家庭はそれほど裕福ではなかったため、講座の料金を私自身で捻出する必要がありました。
そこで、各予備校の料金を第一に比較しました。
アガルートより料金が安いところはありましたが、教養科目のみの対策しかできないなど、不十分なものでした。
一方で、アガルートは安い料金で教養科目と専門科目、記述、人物試験対策など公務員試験で必要な勉強を全てできるため選びました。
また、内定時の返金制度があることで、モチベーションの維持もできる、と考えたからです。
実際、公務員試験は1年以上勉強を継続する必要があったため、モチベーションを保つことはとても難しかったです。
しかし、内定後に20万円という大金を返金してもらえることは、やる気に繋がりました。

学習の方針と進め方

学習の進め方としては、まず一度講義を聞き、その後ひたすら過去問で問題演習をこなすという一連の流れで進めていきました。
過去問演習では、アガルートの教材だけでなく市販のものも活用しました。
方針は、国家総合職でも受かるくらい勉強時間を確保しよう、と考えていました。
勉強を開始した時点では、国税専門官が第一希望ではありましたが、その後どう気持ちが変わるか分からないので、どこにでも合格できるように実力をつけることを意識していました。
また、主要科目を完璧に仕上げようと思い、重点的に取り組みました

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

失敗経験としては勉強に集中できず、勉強時間が思うようにとれない、ということがありました。
それを乗り越えるために、周りの環境を変えました。
まず、家で勉強するとだらけてしまうので、大学の図書館で勉強するようにしました。
その際、スマホを家に置いて行き、強制的に勉強する環境を作りました。

また、長時間同じ場所で勉強していると飽きてしまうので、図書館内でも席の移動や、大学の空き教室、カフェなど定期的に勉強する環境を変えることで、集中した勉強を継続することができました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

アガルートの講座全てに言えることですが、一つ一つの動画時間が短いというのがとても良いな、と思いました。
隙間時間に見ることができるだけでなく、数分の動画だから今日はもう一つだけ頑張って見よう、という風な頑張りに繋げることができました。
また、教養試験では範囲を絞った学習が必要になると思います。
そのような時に動画が短いことで、自分が学習したい部分だけを切り取って見ることができるので、とても効率的に学習が進められると思います。

②専門試験対策

専門試験対策では、主に動画を見た後にすぐその分野の過去問を解くというサイクルで、少しずつ進めていきました。
また、憲法や行政法などの暗記分野はまず、最初に過去問に取り組んだ後、動画を見て理解を深めるという方法を取りました。
また、公務員試験では、過去問などから出るところを絞ることができます。
憲法など暗記をする範囲が膨大で最初は不安でしたが、先生の方で、重要な分野やあまり時間を費やす必要がない分野を教えてくれた上で授業をしてくれたので、効率的に勉強を進めることができました。

③人物試験対策

模擬面接などの人物試験対策は利用しませんでした。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は民間企業の就職活動もしていたので、隙間時間や一日中勉強に使える日は朝から夜まで勉強し、公務員専願の人に負けないくらいの学習時間を確保しようと考えました。
私は家だと集中できなかったため、毎日大学の図書館に通っていました。
また、スマホを家に置いていくことで、無理やり学習時間を確保しました。
アルバイトやスーパーに行く道中など、隙間時間に歩きながら憲法などの簡単な暗記も行っていました。
一日の流れとしては、9時頃に大学に行き、22時の閉館時間まで勉強していました。
途中、ご飯を食べるために帰宅することがあったので、10時間前後の学習時間を確保していたと思います。
3年生の4月から始めて、トータル1500〜2000時間ぐらいの勉強時間だったと思います。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

私は国税専門官が第一志望だったので、直前期は経営学、財政学、会計学など国税専門官での出題数が多い科目を集中的に勉強しました。
また、直前期まで触れてこなかった教養科目の暗記分野に取り組みました。
しかし、教養科目は一科目あたりの出題数が少なく傾斜的にそれほど重要度が高くなかったので、過去問の傾向から今年度に出題されそうな分野に絞って勉強しました。
直前期には、記述対策にも取り組みました。
覚える論点が少なく、国税専門官の専門試験でも出題数の多い会計学の勉強をしました。
結局、本番では会計学の問題が難しく、対策していなかった経済学を解いたので、もっと早めに記述の対策を始めた方が良かったなと思いました。

試験期間中の過ごし方

私は国税専門官のみの受験だったことに加え、民間企業の就職活動も進めていたので、試験期間中で大変な筆記と面接対策の同時進行などで、特に苦労することはありませんでした。
しかし、私の周りでは自分の強みや学生時代力をいれたことなど、試験後に一から考え始めるという方が多く、とても苦労していました。
そのことから、早め早めに少しずつでも、面接対策をすることが大切だと感じました。
また、試験期間中の心構えとして、試験の結果に一喜一憂しすぎない方がいいと思います。
特に6月は試験が続くと思うので、落ち込むことや、自分を甘やかすことなくストイックに勉強に取り組む必要があると思います。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験はあまり手応えがありませんでした。
なぜなら、自信を持って解答できた問題が少なかったからです。
特に、文章理解では、なんとなくこれ正解じゃないかな、という曖昧な解答ばかりでした。
また、暗記分野でも完璧に暗記できていた分野が少なかったので、ある程度選択肢を絞ることはできても、そこから正解を選ぶことは難しかったです。
曖昧な暗記だったため、人物とその人が成し遂げたことなどを入れ替えられた問題に苦労しました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門分野もあまり手応えがありませんでした。
直前期は出題数の多い、経営学、財政学、会計学を集中して勉強していたので、民法や憲法、行政法の問題演習が疎かになっていました。
結果的に集中的に勉強していた三科目は問題の難易度が低く、それほど勉強する必要がなかったと感じました。
その時間を憲法などに回していれ、もう少し点数が伸ばせたのではないか、と後悔しました。
また、自分で設定した目標が高すぎたために、実際の点数との落差で落ち込むことがあったので、合格点は取れているから大丈夫だ、と自分を落ち着かせました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験が終了した直後は、手応えを感じていました。
事前に用意していた想定質問からの質問もあったので、問題なく答えることができたからです。

しかし、しばらく時間が経ち、面接を思い返してみると、あそこでこういう風に答えれば良かった、あの返答はあまり良くなかったのではないか、というとても不安な気持ちになりました。
国税専門官の人物試験は、D判定以下が足切りという、他の試験より厳しいものだったので、余計不安な思いが募りました。

④合格・内定した時の気持ち

合格が決まった時はとても嬉しかったです。
合格発表日まで、面接での足切りやマークミスなど、考えれば考えるほど不安が募る一方だったので、合格した時はその不安から解放された気分でした。

また、内定をいただいた時は、一年以上頑張ってきた就職活動が終わるのだという嬉しさと、社会人として働き続けることへの不安を感じました。
さらに、内々定を当日言い渡されることもあると聞いていたので、当日内定をいただけなかったらどうしようという不安もありました。
しかし、当日に内々定をいただけたので、その分の喜びも感じました。

振り返ってみて合格の決め手

私が合格できた要因は、早い段階から本腰を入れた勉強に取り組んでいたからだと思います。
私は民間企業の就職活動も同時に進めていこうと考えていたので、周りの人より早めに勉強を始めようと考えました。

また、ダラダラ一年間勉強するのを防ぐために、ゲームアプリやYouTubeを消すことで、初期段階から本腰を入れた勉強ができました。
実際、友達よりも早い段階でスタートをきれたことで、学習をどんどん進めることができ、筆記試験に対する不安感があまりありませんでした。
また、早く始めたことで、面接対策にかけられる時間も、他の人より多く取れたことも、良かったと思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は国税専門官として、国家の財政基盤を、より強固なものにしたいと考えています。
私の家は貧乏で、幼少期にお金がないことで辛い経験をしました。
その経験から、お金がないことがどれだけ重大なことか、生活が不安定なことがどれだけ辛いかを痛感しました。
そして、国民にこのような思いをさせないために、国家財政の基盤を担う税金の重要性を強く感じて、自分も健全な国家財政を実現するために、貢献したいと考えています。
そのため、国税専門官として適切に税金を徴収し、再分配することで、国民が安心して暮らしていける社会を作りたいと考えています。
また、国税専門官は会計や税金など、様々なことを勉強し続ける必要があります。
そこで、スキルや知識の習得を怠らず、自主的な勉強に取り組んでいきたいと考えています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験はそこまで難しい問題が出るわけでもないので、100%の完成度を目指すのではなく、満遍なく穴の少ない完成度を目指すのが良いな、と私は感じました。
このように、私は試験後に勉強方法などで、後悔することが多かったです。
公務員試験は長期間に渡るので、勉強方法や進捗状況で不安になることが多々あると思います。
そのような時は、講師の方に相談して、なるべく早くその不安を取り除くことで、良い結果に近づくと思います。
また、インターンや試験で県外に出ることも多くなってくると思います。
その時は、旅行感覚で就職活動を楽しむことができます。
不安や辛いことばかりの就職活動ですが、楽しいことも待っていると思って頑張ってください。
おそらく、今後の人生でここまで勉強することはないと思いますので、勉強が嫌いな人も最後の頑張り時だと思って頑張ってください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

しました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

主に金融業界を志望していましたが、業種関係なく魅力的に思う企業を受けました。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

周りの人が筆記対策をしている中、ESや想定質問の作成、インターン、模擬面接などをこなすのが大変でした。