合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

1つ目は、医療系の専門職として働く中で、患者様のそもそもの生活環境づくりに興味を持ち始めたためです。
医療系の専門職として、1人1人の支援を行うことも有意義と考えていました。
しかし、実際に働いてみて、私のやりたいことは多くの対象を支援し、住民の生活環境の整備に携わることだと気づきました。

2つ目は、勤務形態や待遇面です。
シフト制や夜勤等、今後そのような生活を続けることに不安を感じました。
また、公務員の友人から、休暇の充実やプライベートのとの両立のしやすさについての話を聞きました。
これらを聞き、公務員ならば自分のやりたいことを叶え、充実した人生を送れると考えるようになりました。
このようなきっかけから、居住する自治体の公務員を漠然と意識し始めました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートさんは、他社と比較しても費用が安く抑えられていたためです。
加えて、最短合格を謳っていて、速習カリキュラムも用意されていて、信頼できると考えました。

また、人物試験対策が手厚いことも決め手になりました。
オンラインでの模擬面接や書類添削が回数無制限であることは、大きな魅力と感じました。

加えて、全てがオンラインで完結する点も、アガルートさんを選んだ理由だと考えています。
アルバイトをしながらの学習であったため、時間の調整が必要でした。
オンライン講座であれば、自分の好きな時間、好きな場所での学習が叶うと思いました。
「いつでも、どこでも学習できる」という点は、通学型にはない最大のメリットだと思います。

学習の方針と進め方

◆教養試験

教養試験に関しては、ほぼ独学のようなカタチでした。(講義で思考の仕方をインプットする方法が、自分には合わなかったため。)
出題数の多い①判断推理②数的推理③社会科学の3つの分野を重点的に対策しました。
①と②で使った参考書は、アガルートさんの数的・判断推理問題集と「スーパー過去問6数的推理・判断推理」を使っていました。
1~2周目は、なるべくすべての問題に触れることにウェイトを置いて演習しました。
3周目以降は、間違えた所、解法すら浮かばない問題、頻出マークのついた問題等、苦手な分野を意識しつつ演習しました。

特に、①判断推理については、勉強開始時~直前期まで“超”がつくほどの苦手科目でした。
時間があれば解ける問題もありました。
そのため演習を進めるうちに、“割り切り≒捨てる”ことも必要と考え始めました。

苦手分野を抱えていたため、②数的推理分野では完答を目指すようにしました。
加えて、単純な計算問題や解法パターンが決まっているこの分野では、解答スピードを意識した演習を行っていました。
具体的には、5分のタイマーを設定してひたすら解くようにしました。

慣れてきたら、スー過去の地方上級・国家系の頻出問題に絞って何度も解くようにしました。

本番2ヶ月前には、専門試験と重複する③社会科学分野の過去問演習を始めました。
アガルートさんの過去問集を2周しました。

本番では、社会科学→時事→自然科学等の暗記科目→数的推理→文章理解→判断推理の順番で解くようにしました。判断推理に時間を残す作戦を取りました。

専門試験

私は、専門試験に関しては、主要科目(憲法・民法・行政法・ミクロ経済学・マクロ経済学)+学系1つ(財政学)の対策をしました。
それ以外の科目は時間の制約から対策しませんでした。

最初は、主要科目(法・民法・行政法・ミクロ・マクロ)の問題集を1周することを目標にして、問題集と講義を利用していました。
特に、民法と行政法は全く触れたことのない科目であったため、過去問を見ても何も理解できない状況でした。
よって、講義動画を閲覧することで、法律用語に慣れるようにしていました。
単元や章ごとに、問題集を繰り返し解くようにしました。
また、憲法に関しては、最初から過去問に取り組みました。
中学高校時代になんとなくの前提知識があったため、あまり苦労せず問題を解くことができました。
憲法では直前期に、確認のために講義動画を見ていました。
小林先生の、体系的な暗記方法に救われました。
【憲法→民法・行政法】の順番が一般的と言われますが、本当だと感じました。
憲法は条文も少なく、読みやすいため、法律科目の初学者の導入としてはピッタリだと実感しました。

次に、経済学についてです。
マクロ経済学から学習しました。
計算が比較的少なく、取り組みやすいと思ったからです。
マクロが中盤になった頃、ミクロの学習を始めました。
そして、本番1~2ヶ月前から財政学の対策を始めました。
高校時代、数Ⅲまで学習していたため、そこはプラスに働いたと感じています。

学習したての頃は、アガルートさんの講義動画とテキストをもとに演習をしました。
基礎的な知識を、しっかりと学びました。
学習を進めるうちに、問題数をこなしたいと思い、スーパー過去問を購入しました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

主に初学の専門試験対策についてです。
法律科目では、過去問演習をする中で、細かな知識を疎かにする傾向が出てきました。
そのため、曖昧なところがあればテキストを読み返し、講義動画を見直すようにしていました。

経済学の学習で「立式はできるが、何が起こっているか分からない。理論の穴埋め問題が分からない」という壁にぶつかりました。
そのため、解法が分かる計算問題であっても、図を書いて説明できるようにしました。
これによって、本質的な理解が進み、点数の安定につながったと思います。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

数的推理・判断推理・資料解釈・社会科学の4分野の、過去問題集を使って演習をしました。
どのテキストも、頻出問題が掲載されていて、時間の制約がある状況でも取り組みやすいモノになっていると感じました。
私の場合は、過去問演習のみをしていました。
講義動画については、あまり視聴しませんでした。
とにかく問題数をこなすことで、慣れることが必要と考えていたからです。
Facebookの質問制度がありましたが、他の受講生の質問にも目を通すようにしました。
自分の疑問へのヒントになる、と思ったからです。

②専門試験対策

法律科目は、講義→過去問演習→講義のように、インプットとアウトプットの両方を行うようにしました。
過去問演習の後に講義を再視聴すると、バラバラの知識が集約されて、つながりを持つようになりました。
講義では、試験に出やすい項目が、図表を用いて簡潔にまとめられていました。

初学者でも取り組みやすい内容だと感じました。
経済学は、講義→テキスト問題で計算してみる→講義で理論的な理解をする、のような流れで学習しました。

③人物試験対策

主に、模擬面接を利用させて頂きました。
私は面接対策の初めの頃は、自分をうまく表現できず、苦労しました。
しかし、模擬面接で多くのアドバイスを頂き、自分を表現しやすくなったと思います。
具体的には、自分の経歴や発言から、根底にある考え方を引き出して頂きました。
このようなご指導があったおかげで、本番では本音ベースかつ、落ち着いて話すことができたと思います。
場所を選ばず、気軽に模擬面接に取り組めたのは、大きなメリットであったと感じています。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

スキマ時間を見つけて、知識のインプットを欠かさないように努めていました。
具体的には、移動中に講義動画を少しでも視聴するようにしました。
時には、家事のBGM代わりに講義動画を視聴しました。
こうしたことで、机に向かっている時間以外も、勉強時間として確保できていたと思います。

また、疲れたときは休むということを徹底しました。
どうしても集中できないときは、仮眠を取るようにしていました。
そして、“ノー勉強”の日も作りました。
これによって、脳がリフレッシュして、勉強を再開した時に知識が整理されやすかったと思います。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

教養試験では、社会科学と時事を重点的に学習しました。
憲法・民法・行政法で間違えた問題をひたすら解いていました。
特に、行政法は条文知識が細かいため、丁寧に覚えるようにしました。
経済学については、学者の名前を再確認し、学習した解法パターンをチェックするようにしました。

正直、学習した科目が少ないことに不安を感じました。
しかし、逆に言えば主要科目はしっかり対策してきたため、それらを落とさなければ大丈夫だろうと思い、試験当日を迎えました。

試験期間中の過ごし方

新しい知識には手を出さず、復習メインで勉強するようにしていました。
復習ポイントをまとめた、いわゆる「なんでもノート」を振り返っていました。

試験期間中は、それまで以上に規則正しい生活を心がけていました。
特に、夜の睡眠時間をしっかりと確保しました。

また、試験当日に焦ることがないように、受験票の準備等は早めから行いました。
最近は、国家系・地方の両方でプリントアウト式の受験票が主流となっています。
そのため、自分で準備する意識を持つことが必要だと思います。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

国家系を受験したときは、正直ボーダー点に到達できないだろうと思いました。
数的推理は、手応えがありました。
しかし、判断推理はあまり解けませんでした。
資料解釈は、初見でも誘導にのると解きやすい問題であったと思います。
国家系の後に地方を受験しましたが、問題の難易度が低くなったことを実感しました。
判断推理の問題も、解いてみると基礎的な問題が多く、国家系を受験したときよりも手応えを感じました。
また、地方の試験では、知識系の問題に選択問題があるため、自分の得意科目に合わせて選択できて安心しました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

国家一般職では、主要科目に加えて財政学と英語基礎を選択しました。
今年度は民法が難しく、落ち込みました。
しかし、他の科目や英語は自身を持って解答できました。
諦めずに解答を続けてよかったと思います。
地方の試験では、国家系よりも基礎的な問題が多い印象がありました。
また、10問は選択解答式のため、自分の得意な分野に合わせて問題を選択できました。
そのため、第1志望の試験では、それまで以上に手応えを感じていました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

私は、集団面接を含めて7回ほど面接を経験しました。
最初の頃は、自分のアピールポイントをうまく表現できず、手応えを感じていませんでした。
しかし、場数を踏むごとに、自分なりの良い表現を見つけることができました。
また、集団面接は個人的に好きでした。
なぜなら、他の受験生の技術を直接見て学ぶことができたからです。
比較して落ち込むのではなく、自分のスキルアップに活かすことができました。

ある市役所で、俗に言う圧迫面接に遭いました。
正直、半泣き状態でした。(本当にご縁がなかったのだとおもいます。)
しかし、そのような経験があったからこそ、第一志望の面接ではリラックスして話すことができました。
色々な所を併願し、面接を受けてみることはとても重要だと実感しました。

④合格・内定した時の気持ち

率直にとても嬉しかったです。
国家一般職の官庁訪問でも、希望した官庁から内定を貰えず、圧迫面接の市役所からも不合格の知らせを貰っていました。
そのような中での、第一志望の合格通知には驚きました。
6ヶ月間の勉強で合格できるとは夢にも思いませんでした。

私の場合は、第一志望の面接が併願先の中で最後の方でした。
そのおかげもあって、モチベーションを保ったまま面接日を迎えることができたのだと思います。
第一志望先をしっかりと持つことが、重要だと実感しました。

振り返ってみて合格の決め手

大きく分けて2つあると思います。
1つ目は、受験科目を絞ったことです。
時間の制約のため、学系の専門科目にはほぼ手を付けませんでした。
その分、ミクロ・マクロ経済学に多くの時間を費やしました。
今振り返ると、この作戦は成功したと思います。

経済学は、理系出身の方はもちろんのこと、文系出身の方でも、一度理解すると点数が安定しやすい科目であると思います。
よほど四則演算が苦手な人以外は、確実に得点源にしていい科目だと思います。

2つ目は、その街で働きたいという強い気持ちです。
根性論のようにも聞こえますが、やっぱり最後に響くのは、伴う気持ちの強さであると実感しました。

私の場合は、仙台市と国家一般職以外の進路はあまり考えていませんでした。
そして、最終合格についてもその2つのみでした。
強い気持ちは、面接でも必ず伝わるのだと思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は、地域に暮らす住民が孤立しないような、地域コミュニティを実現したいと考えています。
前職で医療に携わっていた経験から、住民のそもそもの生活環境の整備に携わりたいという思いが強くなりました。

住民との関わり合いや行政での業務を通して、良いコミュニティづくりについて、しっかりと考えていきたいと思います。
その際には、ICT技術も活用して物理的な距離をクリアできるようにしたいです。
加えて、地域コミュニティの存続も課題と捉えています。
そのため、若年層への地域コミュニティ参画を促し、持続的な発展ができるように支援したいと考えています。
大好きな街で働けることに誇りをもち、この街がさらに発展するように貢献していきたいと思います。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、膨大な勉強範囲に圧倒されてしまうと思います。
しかし、出題数を比較してみると、自ずと勉強するべき優先科目が見えてくると思います。
やみくもに勉強するのではなく、過去問を見て“学ぶ”ことが必要だと実感しました。
「敵を知る」ということが重要だと思います。

大学受験を経験された方なら、「過去問演習」をしたことがあると思います。
本当にそれと同様の方法です。
公務員試験の問題であるほど、値替え問題等が数多く出題されます。

また、理系出身の行政職受験についてです。
まず、法律科目がネックになると思います。
実際、自分もそこがネックでした。
でも、大丈夫です!小林先生の講義を受講すれば、ゼロからでも合格レベルまで達します。
加えて経済学については、理系出身者には大きなアドバンテージがあると思います。
登場するグラフや関数も1次式や2次式、√の微分程度のため、理解のベースは既習のものです。

私は医療系の資格を持っていながら、あえて行政職を受験しました。
でも、前職の経験は無駄なものではなかったと思います。
逆に、その経験があったからこそ、行政でやりたいことを見つけ、明確化できたのだと思います。

また、私は「ガクチカ」がアルバイトしかなく、とても苦労しました。
ですので、学生の方はボランティアやサークル活動等、やっておくと就活で役立つと思います。

そういう活動をすることで、自分の就活の軸・やりたいことを明確にできると思います。

最後になりますが、「諦めたらそこで試合終了だよ(cf.SLAM DUNK)」という言葉があります。
最後まで、粘り強く頑張ることが合格のカギだと思います。
悩むことも多いと思いますが、適度に遊びながら頑張ってください!