合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私は大学時代から公務員の仕事に興味がありました。
最初に公務員の仕事に興味を持ったきっかけは、地元に戻り、地域に根ざした職場で働きたい、人の役に立てる仕事に就きたいと考えたからです。
そこで、公務員の仕事について調べる中で、国立大学法人職員になりたいという想いが芽生えました。
学生支援だけでなく、研究協力、地域貢献など、様々な業務を通して、大学とともに自分自身も成長することができるという点に非常に魅力を感じたからです。
当時は努力不足で夢が叶わず、大学卒業後は金融機関に勤めていました。
しかし、長い人生の中で、自分が元々興味のあった公務員の仕事に、もう一度本格的に挑戦してみたいと考え、公務員への転職を決意しました。

アガルートをお選びいただいた理由

独学での勉強に限界を感じ、公務員の塾を受講しようと考えました。
一番の決め手は、当時は在職中だったため、オンライン講座を中心に勉強したいと考えたからです。
様々な比較サイトや口コミを調べ、アガルートを知りました。
講義が15分以内のものが多く、隙間時間を活用して勉強できること、合格実績も多数あり面接指導など二次試験対策も充実していること、内定者特典があることなどに魅力を感じました。
また、私が塾を受講しようと考えたのが2月頃で、他の受験生よりかなり出遅れてしまったのですが、アガルートでは速習プログラムがあること、無料の受講相談があり、サンプルテキストを送っていただいたことで事前に講座内容を知ることができ、サポート体制も万全であるところも魅力を感じ、アガルートを受講することに決めました。

学習の方針と進め方

現職に限界を感じ、本格的に転職を考え勉強を始めたのは2月だったため、他の受験生よりかなり出遅れてしまいました。
しかし、大学時代にも公務員を目指しており、今まで仕事の合間に独学で勉強をしていました。
そのため自分の苦手分野、得意分野は分かっていたので、苦手な数的処理を重点的に勉強しました。
時間の余裕がなく、第一志望の国立大学法人は専門試験がなかったため、教養試験に絞って効率的に勉強するよう心がけました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

大学時代に公務員試験に合格できなかったことが、一番の挫折でした。
同級生が新入社員として頑張っている中、私は既卒枠で就職活動をしていました。
不合格だったのは、勉強不足、自己分析不足が原因だと分かっていたので、今の不利な状況を明るく前向きに捉えるように意識しました。
また、不安な気持ちを自分ひとりで抱え込みすぎるタイプだったので、合格した友人に相談しました。
そして、自己分析にも力を入れました。
その結果、既卒でも無事に内定をいただくことができました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

私は他の受験生よりかなり出遅れてしまったので、速習プログラムで受講していました。
数的処理と憲法は必ず毎日問題を解き、土日に時事や文章理解の問題を解きました。
自然科学系も苦手だったため、土日を使ってテキストを読み込み、問題を解くなどしていました。
また、平日の隙間時間に講義を見て、土日に問題を解くことが多かったです。
数的処理が一番苦手だったので、何度も繰り返し問題を解き、講義動画を繰り返し見ることで、徐々にコツが掴めて自信もつけることができました。

②専門試験対策

私の第一志望は国立大学法人職員で、専門試験は範囲外であったこと、勉強を始めたタイミングも遅かったので、専門試験対策は時間があればやろう!という感じで、焦りすぎず自分のペースで勉強しました。
経済原論と民法が特に苦手で、土日で余裕があれば問題を解いていました。
併願先の県庁や市役所は専門試験も対象だったため、試験一週間前に、経済原論や民法の苦手分野を集中して勉強しました。
しかし、教養試験に重点を置いていたので、専門試験の勉強には、ほとんど手をつけることができませんでした。

③人物試験対策

私は国立大学法人職員を目指していたため、自己分析に加えて各大学の特色や強みなど、機関研究にも力を入れました。
まずは自己分析や、業界研究をノート一冊使い切ることを目標に、人物試験対策をしました。
オンライン説明会に参加し、国立大学法人の公式YouTubeを見たり、大学職員試験対策のホームページも参考にしました。
大学教育業界についても自分なりに調べ、自分の意見を言えるようにして、大学の中期経営計画などにも目を通しました。
中期経営計画については、実際に面接で聞かれることはありませんでしたが、目を通すことで、大学の方向性も理解することができたと思います。
大学の学校案内も、大学の特色を知るのに活用できました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

平日は、昼休憩の隙間時間や、仕事終わりに短い時間で集中して苦手分野の勉強をしました。
寝る前に一問一答の動画を流すなどの工夫もしました。

土日は近所の図書館も活用して、集中が途切れないように意識しました。
私の場合、職場の資格試験の勉強もあったため、公務員試験の勉強は土日を使って行いました。
どうしてもやる気が出ない時は、一旦休憩してモチベーションを維持しました。
しかし、勉強を全くしない日を作らないように気を付け、勉強するリズムを整えていきました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

私は数的処理が非常に苦手だったため、数的処理で何度も間違えた問題を繰り返し解きました。
また、自然科学や人文科学も、この時期に集中してテキストを読み込むなど勉強しました。

心構えとしては、あまり気負いすぎないように気を付けました。
絶対合格する!という強い気持ちも大切ですが、プレッシャーを与えすぎると緊張してしまうタイプだったので、メンタルを整えることにも気を付けました。
私は6月末に退職し、後がない状態での受験だったため、「不合格だったらどうしよう」と考えすぎないようにも心がけました。

試験期間中の過ごし方

私は考えすぎて落ち込んでしまうタイプだったので、勉強と並行して自分の精神面にも気を付けるようにしました。
一度失敗を経験しているので、「不合格だったらどうしよう。」と不安になりすぎないように、勉強して不安を打ち消していました。
繰り返し問題を解くことで苦手な問題が解けるようになり、自信をつけてモチベーションを維持するようにしていました。
時間の余裕もなかったため、寝る前や朝の準備中に一問一答の動画を流すなど、あらゆる隙間時間を活用するよう工夫しました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

県庁や市役所、独立行政法人や私立大学事務など、様々な機関の教養試験を受験しました。
苦手分野である数的処理を中心に勉強してきたため、今年は今までで一番数的処理を自信を持って解くことができたと思います。
また、文章理解や自然科学の対策もしてきたため、教養試験の手ごたえは今年が一番ありました。
7月までに様々な試験を受けることができていたため、本命の国立大学法人の一次試験も、今までで一番焦らず問題が解けました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

最終合格を頂いた機関では、専門試験はありませんでした。
しかし、併願先である県庁や市役所の試験では専門試験が対象でした。
私は勉強を始めた時期もかなり遅く、準備不足だったため、専門試験の勉強にはほとんど手をつけることができませんでした。
そのため、本番の問題も、自信を持って解くことができませんでした。
もっと余裕を持って、計画的に勉強することが大切だと改めて感じました。
やはり、苦手分野である経済原論と民法の手ごたえがほとんどなかったため、時間があればもっと対策するべきだったと反省しています。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

二次試験の面接は手ごたえは全くなく、むしろ不合格だと落ち込んでいました。
自分の想いをしっかりと伝えることもできませんでした。
しかし、二次試験の合格をいただき、最終面接では、失敗を活かして、自分の熱意を真摯に伝えようとしました。
面接官の方に小論文を褒めていただき、自分の想いを伝えることができました。
小論文を褒めていただいたことで、自分はもしかしたら大学と方向性が同じだと面接官の方に思ってもらえているのではないか、と手ごたえを感じました。

④合格・内定した時の気持ち

本当に嬉しかったです。
やっと、何年もかかって国立大学法人職員になることができ、内定のお電話をいただいた後で涙が出ました。
家族や友人にも祝ってもらいました。
私は6月末に退職して後がない状態での受験だったので、本当に不安だったし、家族や友人にたくさん迷惑や心配をかけてしまいました。
至らない点ばかりですが、こんな私を選んでいただき、これからももっと頑張ろうと思いました。やっとスタートラインに立つことができました。

振り返ってみて合格の決め手

一番の決め手はどうして大学職員になりたいのか、自己分析をしていたことと、熱意を伝えることができたからではないかと考えます。
また、大学業界についての研究などにも力を入れ、自分のこれまでの経験や考え方など、面接で矛盾なく答えることができたので、そこも評価していただけたのではないかと考えます。
最近は様々な採用試験が増えているため、自分の志望先や併願先の採用試験方法も、こまめに情報収集することも必要だと感じました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

大学職員の仕事で、リカレント教育に特に興味があるため、リカレント教育に関する社会貢献事業に関わってみたいです。
少子高齢化による学生の減少で、いかに学生を確保していくかが、今後の大学の課題になってくると考えます。
学生だけでなく、卒業した社会人など、勉強し直したいと考える人に着目して、リカレント教育を展開していくことが今後の社会に必要になってくると考えます。
社会人が働きながら勉強することは、まだハードルが高いかもしれませんが、企業から見ても、社員が新たな知識やスキルを手に入れることで、長期的な組織のメリットにもなると考えます。
例えばビジネス英語やITリテラシーなどのオンライン講座を充実させ、土日の公開講座など、社会人が働きながら勉強できる環境を整備し、新たな知識、スキルを身につける手助けをしたいです。
そして、地域に根ざし、あらゆる人に開かれた学びの場づくりに携わっていきたいです。

受験生に対するメッセージ

受験期間中は、本当に不安な気持ちでいっぱいだと思います。
社会人や既卒で受験される方は、学生さんが多い中で、内定をいただけるのかも不安になると思います。
社会人の方は、自分の今までの経験やスキル、なぜ転職を考えたのか、志望動機を矛盾なく答えることができれば大丈夫だと思います。
社会人の方は、即戦力で働けることがアピールポイントになります。
既卒の方や、就業経験が短い方も、誠実さや熱意を伝えると大丈夫だと思います。
学生さんも、自分が大学で勉強してきたことや、熱意を伝えると良いと思います。
私は就業経験も3年と短く、目立ったスキルもないし、メンタルが弱いタイプですが、何とかなりました。
一生懸命勉強してきた皆さんなら、きっと大丈夫です!
今まで頑張ってきた自分に自信を持ってください!
緊張感も大切ですが、自分のペースで焦らず頑張りましょう!私も頑張ります!

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

私立大学事務や公立大学事務、独立行政法人の受験をしました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

大学業界の受験をしました。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

本命の公務員試験の勉強がおろそかにならないよう、気を付けました。
それぞれの大学の志望動機を考えることが、大変でした。