合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

国税専門官

公務員をめざした理由・契機

私のとても仲の良かった先輩が4年前から公務員(税務職員)として働いており、漠然と就職先について考え出した時期にその先輩から話を聞いたことが、公務員に興味を持ち始めたきっかけでした。

最初は単純に、福利厚生がしっかりしていることと、世のために働きながらお金がもらえることに魅力を感じていました。

民間企業は、契約社員やアルバイトを増枠していき、正社員採用を増やさない傾向にあったり、リストラも多いと聞きます。将来を見据えた仕事としては民間企業では難しいと感じていました。その点、公務員の地位は法律で保証されており、民間企業と比べてはるかに安定しています。
また、民間企業は利潤追求が優先されますが、公務員は市民や社会の利益に直結した仕事ができ、身近な人たちの暮らしを便利で豊かにし、市民の安全と平和を守ることにより、国を動かし日本を良くできるという仕事を通じてのやりがいを実感できる仕事がしたいと思ったからです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

料金の安さと、内定特典の全額返金サービスに惹かれました。
また、自分の好きな時間にオンデマンドで受講できるというところも魅力的な点でした。
スマートフォンで手軽に見られるため、外出先でも解説を見ながら勉強を進めることができるのは非常に便利だと思いました。

勉強の方針と進め方          

本格的に勉強を始めた時期が12月頃と非常に遅く、時間がない中、公務員試験の出題範囲は非常に広いので、いかにして効率よく勉強をすることができるかを考えながら取り組みました。
まずは、配点の高い科目を優先して勉強しました。教養科目では出題数の多い数的処理、専門科目では憲法、民法から始めました。参考書をじっくり読んでいる時間がなかったので、まずはわからないながらも過去問に着手しました。過去問を意識しながら基礎問題の勉強を行うと、ただ参考書を読んでいるときよりも理解が深まります。
とにかくわからないところがあってもとりあえず次に進むという姿勢で、問題集を繰り返し解く中で少しづつでも覚えていくというやり方で進めていきました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

公務員試験は、広範囲の勉強を地道にコツコツと進めていかなければいけないのに、時間が足りず、もっと早くから勉強しておけばよかったと思いました。
また、公務員試験は民間就活よりも内定が出るのが遅いのが辛くて、内定が出るのが早い民間に乗り換え、公務員を途中で諦めようかと何度も思いました。最後までモチベーションを維持するのが辛く、何度も心が折れそうになりましたが、私の場合は何もせずに待っている方がかえって精神的に辛かったので、無理やり勉強したり息抜きに別の予定を入れたりして、なるべく何もしない時間を作らないよう心がけたりしました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

ほとんどの受験先で配点の高い数的処理に最も時間を割きましたが、テキストの問題を繰り返し解き、わからない部分は動画を見るというやり方で勉強しました。
文系だったので最初は数的処理には苦手意識がありました。 数学が苦手な私でも数的処理は楽しみながら受けることができました。
何度も講座を見ていくうちに暗記と反復練習が足りないだけど気づかせて頂きました。解き方のコツがわかり、最初はケアレスミスが多かったものの、最後は最も点が取れる得意科目に変わりました。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

専門試験対策講座では、特に力を入れたのは憲法、民法でした。
いつでもどこでも見られる上、倍速視聴が可能なため、時間がない中でも合間を縫って勉強できる点がとてもよかったです。
また内容も分かりやすく、もしわからないところがあればその部分の動画を何度でも見返すことができる点もありがたかったです。
スマートフォンで手軽に見られるため、外出先でも解説を見ながら勉強を進めることができるのは非常に便利だと思いました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

動画では実際に面接を受けている人の良い例、悪い例が収録されており、客観的に答え方を見ることができ、とても参考になりました。
何度も模擬面接を利用することができたこと、同時に面接カードの添削もしていただけたことはとても助かりました。個別に想定される面接の質問を投げてもらいながら面接カードを作成することができました。
模擬面接では2回ともうまく答えることができず、きびしいお言葉も頂きましたが、お陰様で本番では練習では考えられないくらい落ち着いて答えることができました。

学習時間をどのように確保し,1日をどのように過ごしていましたか?

大学の単位は大体取り終わっていたので、学習時間の確保は難しくはありませんでしたが、かえって時間があることでやる気が起きないこともありました。ただ心掛けていたのは勉強時間が0ということがないように、サークル活動で1日潰れた日でも、数的処理を1問でも問題を解いたり、専門記述論文を1テーマ書いてみたりということをするようにはしました。
睡眠不足になると何もできなくなるタイプなので、夜更かしせずに寝る時は寝るようにしたら、前日勉強した知識が定着しました。

直前期の過ごし方

受験先の試験制度に合わせた科目の勉強にしぼり勉強しました。
模試をやってもボーダーぎりぎりで不安な気持ちしかありませんでしたが、勉強に集中することでネガティブな気持ちを忘れるようにしました。
私は前半はサークル活動等に没頭し過ぎて勉強開始が人より遅かったため、人一倍努力が必要でしたので、サークルも休会し、アルバイトも辞め、公務員試験に全力を注ぎました。
公務員試験1か月前は本当に今までにしたことがないくらい勉強しました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中はただただ長く感じました。
結果がわからないので面接対策に重点を置いた方がいいのか、違う受験先の試験勉強に重点を置いた方がいいのか、わからないまま、結果が出るまでの1か月間は私にとってはただ不安な日々でした。
終わった試験についてはできる限りあまり考えすぎないようにしましたが、わからなかったり、間違えた問題に対しては再度学習したりして次回に備えるようにしました。
また、体調管理についてはいつも以上に気を付け、食事は偏りなくバランス良く、十分な睡眠を取るように心がけました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

試験時間は15分位余り、見直し時間が確保でき、教養試験を受験した直後の手ごたえは少しありました。何度か受けた公務員試験で慣れたからなのか、知識が上がってきたからなのか、難易度は今までより比較的低く感じました。
しかしながら、後で答え合わせをしてみたら思ったよりもできていなかったので少し焦りました。
数的・判断推理で点が稼げましたが、日本史や世界史が苦手だったので点数が取れませんでした。時事問題はもう少し見ておけば良かったです。

人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験に関しては練習の時とは打って変わって、大きい声も出せて、ストレス耐性や転勤について等、想定内の質問ばかりで答えに窮することもなく、面接官の方々の反応も良く、自分ではかなりの手ごたえを感じました。心掛けたことはいかにも準備した、用意したセリフにはならないよう、面接官の方と自然に対話をするということを心掛けながら話しました。
取り繕った答えや嘘はすぐに面接官にはわかります。素直に話すことは信頼も得られるのではないかと思います。

合格・内定した時の気持ち

決まるまでが長かったので、内定が決まった時は本当に安心しました。
民間就活をしている友人達が次々と内定を決めていく中、取り残されたような気持ちになり、何度民間就活に変えようかと考えたかわかりません。今となっては長い長い道のりでしたが、最後まで諦めずに本当に良かったです。
公務員試験は勉強するだけでも大変なのに、試験を受けてから合格発表までの時間が非常に長く、心身ともに本当に疲弊します。それだけに合格した時、内定を頂いた時の喜びはとても大きいです。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

時間がない中でもいかに効率よく勉強ができるかを考えながら勉強したことです。そしてあきらめなかったことです。
公務員試験勉強のスタートが遅かったので、たくさんある科目をただ闇雲に手を付けたのでは追いつかないと思いましたので、力を入れる科目とそうでない科目を振りわけました。
民間就活をしている周囲の友人たちが次々と内定が決まっていくにつれて、とても不安な気持ちにかられ、何度も挫折しそうになりましたが、自分にはこれしかない、と言い聞かせあきらめませんでした。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

  国税専門官として、不正な納税は絶対に許さない信念と正義感をもって取り組みたいと思います。税金を適正に徴収し、国の存立や国民の幸せのために役立っていると実感できる仕事だと思いますし、仕事の達成により、国や国民の安定に直接的につながることが、やりがいになると思っています。
また、様々な職種の納税者と接することにより、それぞれの価値観に触れられ、自分自身の視野を広め、成長していきたいと思います。
そして、国税専門官は税のスペシャリストとしての専門性に魅力を感じてましたが、将来的には税理士への道もありますので人生の選択肢を広げられると思っています。
正義感やプライドは持ちつつも、一人一人の納税者に寄りそうことのできる国税専門官になりたいと思います。

受験生に対するメッセージ

公務員試験はとても長丁場です。科目の多い受験勉強にも時間がかかりますが、それ以上に公務員試験を受験した後、合格発表、内定まで非常に時間がかかります。
民間就活の友人たちが次々と内定が決まっていく中、筆記試験や面接試験が不合格だったらどうしよう、このままどこにも内定をもらえなかったらどうしようと色々な不安や緊張が渦巻いていき、ネガティブな感情がどんどん湧いてきます。そういう時は1人で抱え込まないことです。色々と支援してくれる家族には悪くて言えないという思いは捨てて、思い切って不安や悩みを吐き出してみてください。やはりこうした時に頼れるのは家族だと気づくはずです。
そして勉強を根詰めすぎてやってもいつか力尽きてしまいます。適度に息抜きや気分転換をすることも大事です。
そしてたとえどんな結果であっても勉強したことは決して無駄にはなりません。
あきらめない気持ちがあればきっといつか実を結ぶ日がくると自分を信じて頑張って下さい。