合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

藤井寺市役所

公務員をめざした理由・契機

友人が公務員になったことをきっかけに公務員を目指し、その公共性の高さや専門性・特殊性に魅了され、志望しました。公務員試験は、その扱う科目も広く、一つ一つの科目がボリューミーであることは友人から聞いていました。そのため、一歩踏み出す決心がなかなかつかずにいましたが、実際に国家公務員試験対策をすれば、地方公務員、裁判所、国立大学法人等グループなどの試験に対応出来ると知り、その汎用性が私の背中を押しました。実際、国家公務員の試験対策は他に比べてもハードルが高いのは事実です。しかしその分、その勉強を徹底的に行い、プラスアルファで付けたせば、知識や経験をそのまま引用することが出来るため、コスパの点では悪くないと感じています。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

以前、アガルートで社会保険労務士試験の講座を受講しており、ありがたいことに一発で合格することが出来ました。
それ以来、アガルートの講座の完成度やテキストの細部に渡る工夫、講師の皆様の圧倒的な指導力や説明力など、アガルートで勉強すれば間違いない!と身をもって体感できた要素が大きいと感じています。

勉強の方針と進め方

一番大切にしていたことは、勉強時間は少なくても、毎日テキストや問題に触れることだと感じています。前述のとおり、公務員試験の科目数やその内容は他に比しても広範です。
そのため、私は複数科目を毎日勉強することが何よりも大切であると感じています。数的処理や英文などは、問題数の多い教養問題は、勉強開始時において、頭を回転させるために行いました。
また、覚える事の多い専門科目は、教養科目と比べても知識の要素が大きいため、自分が覚えにくい点は付箋やマーカーで印をつけ、毎日確認をするようにしていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は数的処理が苦手であり、試験の最後まで得意であるという認識はありませんでした。一般的に数的処理が苦手な人は多いですが、私は数学が以前から苦手であったため、他の人よりも苦手な傾向にありました。勉強をする中では、苦手な科目は後回しにしたくなることも多くありました。
しかし、苦手な科目ほど毎日少しでも触れていくべきです。特に判断推理はその場のひらめきの要素が大きく、構造的な理解をするために、膨大な問題量に触れた気がします。数的推理は、公式を丁寧に覚え、大枠を掴みながら解くことを意識していました。
結果的には、苦手な人が多い数的処理を、得意なまでに持っていく必要はなく、人と同程度に解くことが出来れば十分であると感じました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

それぞれの科目において、丁寧に要点を教えてくれることが勉強のモチベーションに繋がりました。
知識系の社会科学や自然科学などは、試験対策上必要な知識に絞って下さり、勉強の効率が飛躍的に上がりました。また、数的処理はその問題ごと、試験種ごとに難易度を区別しているため、自分にあった進め方が出来る点に魅力を感じました。
総じて言えることですが、アガルートのテキスト、講座は無駄を省いているため、必要十分な知識を最短で獲得出来るという点は、忙しい皆さんのニーズに即していると思います。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

通信講座という特性上、面接の対策が不十分なのではと感じる方もいらっしゃると思います。しかしながらアガルートは、通信であることの、時間や場所を選ばない点に強みをもっており、面接対策も徹底して行って下さいました。
基本的な面接におけるルールや、想定問答、突飛な質問に対応する力など、面接を攻略するための経験は、アガルートの面接対策で必要十分だと感じました。実際に、アガルートの面接対策しかしていなかった私ですが、面接で落とされることはほとんどありませんでした。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

一日勉強することが出来るのであれば、丸一日勉強し、毎日少なくとも5時間以上は勉強時間にあてました。
特に、電車やバスでの待ち時間や乗車時間、ご飯までの隙間時間など、空白の時間を有効活用するように心がけていました。
しかし、リフレッシュすることも必要であるため、遊びに行くタイミングでは、少し早起きして勉強するなど、勉強と遊びのバランス感覚は重要だと思います。勉強のし過ぎで体を壊してしまっては元も子もないため、適度な勉強習慣を構築してほしいと思います。

直前期の過ごし方

私は、受験年度の前年9月から勉強を始めたため、他の人に比べると少し開始時期が遅かったですが、年内には過去問をひたすらに解き続け、直前期まで繰り返していました。それぞれの科目の過去問を毎日解くことに加え、実際の試験同様、時間を計って正確に解く練習も行っていました。
直前期は誰もが不安になる時期ですが、みんなそうだと言い聞かせ、過度な不安感に押しつぶされないようにと意識していました。また、その不安は勉強で払拭するしかないと考えていました。

試験期間中の過ごし方

試験を終え、解答速報で自己採点をする人が多いかと思いますが、私はどの試験でも自己採点は行いませんでした。私の場合、自己採点の結果で一喜一憂するのではなく、絶対に合格していると言い聞かせ、次の試験に挑む方がプラスのサイクルを回せるのではないかと考えていました。
その結果、すべての試験種で筆記試験、面接試験を突破出来たため、この考え方も有用なのではないかと思います。
また、筆記試験と並行して面接試験の対策も徹底して行うことも肝要です。

教養試験を受験した時の手ごたえ

苦手な数的処理の手ごたえがなく、得意な文章理解に自信を持っていました。特に判断推理はひらめきを得られない事もありましたが、冷静に問題を繰り返し読めば分かったような気がします。
時事問題はそのテストの運的な要素も大きいため、あまり気にしないようにしていました。社会科学や自然科学は知識の漏れを感じることもありましたが、なんとか対応できる程度の難易度でした。模擬試験と同様の点数を目指し、6~7割とれるように見直しは怠りませんでした。
見直しは、時間の許す限り何回も行うべきだと思います。

人物試験を受験した時の手ごたえ

面接後においては、手ごたえを感じた事はあまり多くありませんでした。面接官によって面接は左右されるのは事実であり、自分がうまくいったと感じても、実際は評価に繋がっていないこともよくあります。
そのため、面接後に聞かれた質問をメモし、次の面接に活かすようにしていました。そこから反省点を見出し、どうすれば評価に繋がるかを考える習慣が大切だと思います。
見直しと改善は、筆記試験と面接試験において共通して肝要であると感じました。

合格・内定した時の気持ち

飛び上がる思いでうれしかったです。合格を目指してはいたものの、まさか自分がと思うこともあり、現実味を感じないこともありました。合格を手に入れ、自分の今までの努力が報われたと感じた際には、勉強してきてよかったと心から思い、次の勉強へのインセンティブに繋がりました。
苦しいことがあっても、あきらめずに突き進むことの重要性を再確認することが出来ました。公務員は試験種が多いため、合格の可能性が広いことも実感しました。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

明確な目標を持ち続けることだと思います。
試験を受けるまでは長く、勉強がうまく進まないと、自分が何のために勉強をしているのかと自暴自棄になることもありました。
しかし、公務員として働く自分の姿を思い描き、目標を再確認すれば、くじけそうでもなんとか立ち上がれるのではないかと思います。この勉強は何のためにしているのか、どういった要件で重要視されているのかを意識し、問題や面接に挑み続けました。結果として、粘り強さやあきらめない心も重要であると思います。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

公共的な基盤のある公務員だからこそ、多角的な職務に携わることが出来るため、ジョブローテーションを通して、様々な経験を得たいと感じています。やはり、入職時は、窓口での来訪者の方と接する機会が多いため、実務的な知識や社会人としてのルールを身に着け、自分らしく働いていけるように吸収力を大切にしたいと考えています。
そして、その中で感じた組織の良さや改善点など、身を置いて初めて感じる点にどのようにアプローチ出来るのかを常に考え、失敗を恐れないように尽力したいと思います。
また、専門的な知識を蓄えるためにも、それぞれの階級に応じた研修や移動を経験し、スペシャリストであり、ゼネラリストとしても活躍していけたらと思います。

受験生に対するメッセージ

就職試験という性質上、資格試験と比べても、絶対にこの年で決めたい!と考える方が多いと思います。実際に私も、その他の試験に比べても不安になることはよくありました。
しかし、不安な気持ちは受験生の誰しもが抱いており、不安になることが悪い事ではありません。不安や心配な気持ちがあるということは、その試験対策に力を注いできたからこそであり、真剣に向き合ってきたからこそだと思います。その不安を継続的な勉強や熱意で吹き飛ばし、今まで自分が努力してきたことに自信をもってほしいと思います。
このハードルの高い公務員試験を目指すという時点で、皆さんは特別であり、合格の2文字を獲得するべき立場にあると考え、邁進して頂きたいと思います。