合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

特別区(東京二十三区清掃一部事務組合)

公務員をめざした理由・契機

私が公務員を目指した理由は元々地元に恩返しをしたかったからです。高校生の頃からなんとなくその気持ちがあり、大学進学も公務員試験に有利になるかもしれないという思いで福祉系の学部に進学しました。 
その後、大学を卒業して北海道の地方公務員として3年間、身を粉にして働いていました。事務職での採用でしたが田舎ならではの役場というだけあって専門職の方々の仕事のお手伝いや蜂の巣の駆除や野犬討伐、住民の屋根の雪降ろし、火葬等の他の役所では経験できないことを経験することができました。
けれど、結婚を前提にお付き合いしている彼女と同棲することになり3年目で退職しました。
次の職場として特別区を選択した理由は前職での地方公務員の経験を活かしたいという思いと前の自治体よりも規模の大きい自治体で職務に携わりたいと考えたからです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

私がアガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけは学び直したいと考えたからです。
北海道の地方公務員に合格したとはいえ3年間のブランクがありましたし、東京の地方公務員と北海道の地方公務員とでは試験の難易度の差もあり合格できるか不安がありました。
当時の教材等もなく、環境が田舎で予備校もない、働きながらという状態で筆記試験、面接試験に合格するにはオンライン予備校のアガルートアカデミーを活用して学び直しをしなければと思いました。

勉強の方針と進め方

私は毎日僅かな時間でも勉強するようにしていました。働きながらの受験でしたので、時には残業で21時、22時に帰宅するときもよくありました。そのような状況下で毎日何時間は勉強するという方法では私は続かないと思いました。そのため少しの時間でも教材やオンライン講義を見て復習し、毎日学習するように心掛けて問題を解く力を積み重ねてきました。
また、私は多くの受験生と同様、数的処理が苦手でしたので問題を解く際、翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後と期間を空けて解き直しをすることで定着させました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私の失敗経験は気を張り過ぎたことです。毎日何時間勉強する、今日はここまではやる、いつまでにこの章は終わらせる等のこれらの目標を全て達成しようとしていた時期もありました。
けれど、働きながら長期的に勉強を続ける公務員試験ではこれらの目標を全て継続するのは困難でした。
そこで私はこれらの目標を全て達成しようとするのではなく、その都度、目標を変えるようにしました。変化をつけることによってその時々の自分や仕事の状況にも臨機応変に対応することが勉強を継続することができました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

非常に使いやすく、内容もわかりやすかったです。特に数的処理の講座が非常にわかりやすく良いと感じました。私は判断推理は得意でしたが、数的推理や図形、資料解釈の問題は苦手でした。
けれど、講座を受講してからは理解できる問題が格段に増え、以前は解けなかった問題や正解はできたけれど解くのに時間がかかってしまった問題等を減らすことができました。本番の試験では数的処理の問題を8割ほど正解することができました。
また、講座を受講する際、2倍速、3倍速で受講することができたことも効率よく学習を進める上で使いやすかったです。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

面接をする上で大切なことを学び直すことができました。
私は大学4年時、キャリアドバイザーの方々と何度も面接の練習をし、北海道の公務員試験に臨み合格しました。その経験から面接は慣れているつもりでした。
けれど、その時からかなりブランクが空いている状態で再度、大学のキャリアアドバイザーの方々に面接練習をして頂くとうまく対応することができませんでした。自分の考えをすぐに返答することや表情や声のトーンをうまく調整することの難しさを改めて実感しました。
人物試験対策講座の教材や模擬面接を通してできなかったことが再度できるようになり、面接にも慣れ自信がついた状態で面接試験に臨むことができました。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

私は社会人でしたので平日、休日で勉強スタイルを変えていました。平日は仕事に行く前、昼休み、仕事終わりに勉強時間を確保しました。1~2時間の時もあれば30分の時もありました。
また、休日は午前中は2~3時間、午後は3~4時間確保することが多かったです。普段は大体このペースで進め、忙しい時、体調が優れない時は普段の半分のペース、試験日から1ヶ月前、直前期は普段の2倍のペースで進められるように頑張りました。

直前期の過ごし方

私は直前期の頃、新たな市販のテキストには手をつけないで、これまでやってきたことの復習や過去に間違えた問題の解き直しに時間を使いました。テキストや講座で不安な部分を見直したり自治体の過去問題集を購入して解くなどして勉強しました。
試験に臨む時は努力してきた自分を信じて行きました。当時、自分なら合格すると思っていました。理由を裏付ける根拠として働きながら勉強を続けてきた実績と私のことを応援してくれた彼女や家族、親友の存在があったからです。

試験期間中の過ごし方

1次試験から合格発表までの間はとりあえず遊んで息抜きしました。決して油断はしていませんでしたが、いつまでも気を張っているといずれ切れてしまいベストなコンディションで面接に臨めないと思ったからです。1次試験の発表から2次試験まではひたすら面接練習をしました。鏡の前で自己PRの練習をしたり大学のキャリアアドバイザーの方々、アガルートアカデミーの講師の方々に面接の練習をして頂きました。
また面接数時間前にカラオケに行き1時間ほど歌うことで緊張がほぐれ発声練習にもなりベストなコンディションで面接に臨めました。2次試験の発表から区面接までの期間も同じように取り組むことで無事に合格することができました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験を受験し終えた時、手応えを感じることができました。文章読解や社会、人文、自然科学等の私の得意な分野はあまりミスすることなく得点することができました。
一方、私の苦手な数的処理の問題はわからない問題もありましたが優先順位をつけ解けそうな問題から取り組み、余った時間で後回しにしていた問題に取り組むことで効率的に解くことができました。結果、不安だった教養試験は8割近く得点することができ、手応えを感じました。

人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験を受験し終えた時、手応えを感じることができました。2次試験、区面接ともに圧迫面接ではなく感じの良い面接官でした。これまで大学のキャリアアドバイザーの方々やアガルートアカデミーの講師の方々の協力のもと面接スキルを磨いてきたので自信を持って臨むことができました。
面接時、3分プレゼンテーションや予想通りの質問などはうまく行うことができました。
一方、予想外の質問もいくつかありましたがこれまでの練習のおかげで毅然とした態度でうまく返答することができたと思います。

合格・内定した時の気持ち

合格、内定した時は安心しました。これまで公務員試験に費やしてきた時間、労力、お金などが全て無駄にならず報われました。
約1年近く、働きながらの公務員試験の勉強はとても大変でした。けれど、私の努力だけでは合格、内定することはできなかったと思われます。
多くの方々、大学のキャリアアドバイザー、アガルートアカデミーの講師の方々、彼女、家族、親友など多くの人たちの応援、協力がなければ合格、内定は不可能でした。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

合格の決め手は3つあります。
1つは孤独で頑張らなかったことです。前述の通り私の個人的な努力だけではなく、多くの人たちの応援があったからこそ努力を継続することができ、合格を勝ち取ることができたと考えます。
2つ目は忍耐力です。公務員試験に合格するという目標のもと困難や逆境など辛い状況でも屈することなく努力を続けて合格を手にしたからです。
3つ目は私の気持ちです。応援してくれた人たちに応えたいという思いと私のことを軽んじてきた人たちを見返してやるという思いを原動力に公務員試験に臨み、結果、合格に達したからです。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私が公務員として実現したいことは前職で唯一尊敬していた直属の上司の1人のように仕事のできる人間になることです。理不尽や不条理なことに直面しても不平不満を言わずに仕事に取り組み続ける姿勢が中々できることではないと思うので立派だと思いました。私もいつかその人に近づけるように精進していきたいです。
私が公務員として取り組みたいことは様々な仕事を経験して自分のできる業務を増やしていきたいです。公務員の仕事の特性上、1つの係は担当してから2、3年で異動、また希望の部署には必ず配属されるとは限らないという特徴があります。
この特徴に合わせて自分の取り組みたいことを考えた結果、ある1つの仕事に取り組みたいという考えではなく、与えられた仕事をまずはこなして異動の度、様々な業務に携わっていくことで地方公務員としての能力を高めていきたいと考えました。

受験生に対するメッセージ

情報を通じてたくさん知識を身に着け自分を確立して下さい。人によって目指す目標や置かれている状況は異なるので誰にでも有効な勉強方法はありません。合格者のやり方をそのまま真似してもうまくいく保証もありません。
インターネット上の情報や大学のキャリアアドバイザーや予備校講師、公務員試験に合格した友人、知人など探せば身の回りに参考にできる情報はたくさんあるかと思います。大切なことはそれらの情報を全て鵜呑みにするのではなく、自分で有益な情報、間違った情報を取捨選択することです。
また、常にテレビや新聞、ネットの記事などで情報を吸収しようとすることも大切です。それらで得た知識が筆記試験の時事問題や面接での返答に役立つと思います。
このように情報を得て精査していく中で自分の目標、自分に合った勉強方法を見つけて努力を継続して下さい。