受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格された自治体

柏市役所

公務員をめざした理由・契機

もともと、将来やりたい仕事というものはなく、公務員を目指していたわけではなかったが、父親が公務員だったので、その仕事の安定性や長く働くことができる環境を魅力的だと感じるようになった。
父親に公務員のことについて尋ねると、もともと将来の夢が特にないような人がほとんどだから、愛佳が公務員になってくれたら嬉しいと言われて、決心がついた。
大学の友人が民間企業の就職に向けて、様々な企業説明会やインターンに言っていることを知って焦る気持ちもあったが、公務員に決めた以上は一本でいこうと考えていたため、民間の説明会に行ったことはなかった。
公務員は筆記試験に合格しないと、面接にすらいけないことから、もともと勉強は嫌いではなかったので、一生懸命頑張ってみようと思った。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

私は勉強をすることはむしろ好きな方だったが、幼いころから算数や数学系の科目にとても苦手意識を感じていた。
そこで、ウェブ講義を受ける際に、まず、数的処理を分かりやすく教えてくれる先生のもとで受講したいと思い、口コミや体験授業などでとても分かりやすく教えてくれた授業がアガルート受講のきっかけだった。

勉強の方針と進め方

数学系の科目が苦手だった私にとって、数的処理だけは何とかしなければならないと思っていた。そこで、どんなに忙しくても、数的処理には毎日触れて、解けない問題はなぜできなかったのか解説をじっくり読みながら考えていた。

また、アガルートではウェブサイト上で優先して進めるべき科目を列挙していたので、基本的にはそれに沿って、動画を視聴したり、過去問を解いたりしていた。また、私は朝方の生活が得意で夜型の生活に慣れていなかったため、勉強は朝早い時間からやっていた。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

数的処理はとても課題として残った。なぜ何度も解いた問題なのにできないのだろうとか、なぜ、初めて見る問題には全く解法がつかめないのだろうとか本当に悩んでいた。

しかし、アガルートのホームルームで、毎日一問でもやっていけば、成長するという趣旨の言葉を信じ、毎日毎日やり続けました。そのうちに気づいたこともたくさんあって、なぜできないのかということには大きく分けて二つの理由があった。
一つ目は解法が思いつかないパターンで、二つ目は計算力が足りないパターンだった。一つ目に関しては色々な問題に触れることしかないと思い、アガルートの講座以外にもユーチューブなどで勉強していた。二つ目に関してはどんなに複雑な計算でも、必ずできるまで解くということを続けていた。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

教養試験対策講座では、判断推理や数的処理がとても分かりやすく、数的処理系が苦手な人目線で授業を進めてくださったため、先生にもとても好感を持てた。他の科目では、現代文の授業も素晴らしかった。文章の読み方を解説してくださるので、選択肢が消去できる理由がはっきりとわかったし、先生のやり方を続けていると、現代文で正答ができないということがほとんどなくなった。
また、欲をいえば英語は現代文に比べると、SVOなどの文構造の解説が多く、長文の読み方ということに特化していなかったため、自主学習で済ませてしまうことも多かった。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

専門試験では、憲法、民法、行政法など単元も多く、暗記量も多い分野が大変だったが、先生が重要度別に分けながら説明してくださるため、単元に入る前のモチベーション向上にもつながった。また、とにかく過去問ということで、六周くらいはしたと思う。
ミクロ経済に関しては、とても分かりやすく、また興味を持って授業を聞くことができた。計算の簡単なやり方とかを伝えてくれるところや分かりやすい言葉に置き換えてくれるのが本当にうれしかったし、経済分野で点が取れそうと思わせてくれた。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

面接の直前期になってから動画を視聴したため、すべての動画を視聴したわけでは無いが、冊子の方ですべて目を通していた。動画では、良い例と悪い例の面接動画が短編であり、自分で面接官の視点になることができたため、気を付けるべきポイントがはっきりとわかった。
また、冊子の中に書かれているマナーや面接において重要な心構えなどはとても参考になった。今はネットでも面接の注意などを閲覧することができるが、公務員講座ということで信頼度もとても高かった。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

私は大学生だったので、通学の時間を利用して勉強していたことが多かった。通学中に動画を視聴する人もいるようだが、過去問や教科書を持ち歩いて勉強することが多かった。
しかし、コロナ禍になって学習の形態も変化した。通学の時間がなくなったため、朝早い時間から勉強ができる環境を整えることができた。大体大学で授業が始まるのが早くても9時のため、8時までは公務員試験の勉強をしてから大学の授業に参加するということもあった。

直前期の過ごし方

直前期には、今まで解いたことがなかった問題に手を付けてみることであったり、ユーチューブなどで新しい問題を探したりすることはしなかった。つまり、自分が普段解いてきた慣れ親しんだ問題集を使って、私でもできるという自信をつけることにしていた。

一番いけないことは、自信を無くすことだというのは大学受験の時に学んでいたため、いつも通りの勉強法で、いつも通りの時間に勉強していた。
そのため、直前期は苦手科目に時間をさくだけではなく、特異な科目にも積極的に解いていた。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、様々な自治体を受けるため、新しい問題に出会う機会がたくさんあった。しかし、問題を持ち帰ることはできないため、本命の市役所に向けて、できるだけ多くのほかの自治体で出た問題を覚えて、分からなかったものはネットで調べて次の試験に繋げるということをずっと繰り返していた。

そこで調べたものと全く同じ問題がでるということはなかったが、例えば、選挙関係といった問題のくくりは似ていることもあったため、役に立ったのではないかと思っている。

教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験は現代文と英語の手ごたえがあった。現代文は消去法も使うことができたし、両科目ともこれしかないだろうと思う選択肢を選ぶことができた。しかし、判断推理や数的処理は、やはり難しかった。アガルートで学んだ解法やこれまで解いてきたやり方をためすものの、回答にたどり着けなかったものもあった。
また、時事などの問題では、時事対策で勉強したこと以外にも、様々なところから聞かれたため、なかなか難しかったと思う。

専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験で一番手ごたえを感じたのは、経済系の科目である。経済系の科目はほとんどアガルートで勉強してきた内容を活かせるような問題になっていて、計算問題では答えもはっきりと出るため、自信をもって答えを選べたと感じている。
行政系の科目は、選択肢が5個あったとしたら、1~3個くらいはアガルートの過去問で学んだ内容もあったが、残りのきいたこともないような選択肢で迷わされることが多々あり、手ごたえとしては薄かった。

人物試験を受験した時の手ごたえ

人物受験は終わった瞬間から手ごたえを感じていた。ますは、集団面接だが、挙手性のある問いに対しては1~2番目には必ず答えるようにしていたため、積極性をアピールできたのではないかと感じていた。
また、個人面接では、面接官が和やかな雰囲気で聞いてくれたこともあり、落ち着いて話すことができたし、自分の伝えたいことをはっきりと伝えられたような気がしていた。
面接官も時折私のことをほめながら聞いてくれたため、悪い印象は持たれていないだろうと思っていた。

合格・内定した時の気持ち

最終試験に合格したときは本当にうれしかった。私事ではあるが、誕生日の日に内定通知をいただいたため、最高の誕生日プレゼントだと思ってしまったほどだ。また、これまで教養試験や専門試験などの一次試験の不合格続きで、両親がとても心配する中、最終合格をつかみ取ったことはこの上ない喜びだったし、両親も本当に喜んでいた。
また、同じ志望先を目指していた私の妹も内定通知が来たため、二人一緒に同じ場所で働くことができるということに感動していた。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

合格の決め手は、あきらめなかったことだったと思う。数的処理は本当に苦手だったし、勉強が大変だと感じることもたくさんあった。周りの友人が内定をもらう中、自分は試験を受けてる最中だったこともあり、不安な気持ちを抱えたこともあった。

しかし、たとえ、本命の市役所でなくても、受験するからには一生懸命にその自治体のことを調べたし、勉強もした。
また、いろんな試験を受けるからこそ新たな課題が見つかり、その解決に向けて頑張ったことが良かったのかなと感じている。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

働くということが初めてなので、その大切な機会を公務員という仕事で始められることを本当にうれしく思う。公務員として実現したいことは、現代の少子高齢化や感染症流行に伴い見えてきた課題などを行政の視点で見ることで、市民のために、今どのような政策が必要で、なにができるのかを考えながら仕事をしていきたいと考えている。
また、地元ではない柏市で働くことになるため、たくさんの人と交流を深めながら、新しいことに挑戦する姿勢を忘れずに、何事にも全力で取り組んでいきたい。
また、働くことは決して楽しいことばかりではないと両親や親戚の人から言われたが、本命の自治体のインターンシップに行ったときに、市長から自分のために働けば、それが巡り巡って市民のためになると伝えられたことがあるので、自分目線と市民目線の両方を大切にしていきたいと思う。

受験生に対するメッセージ

公務員試験に向けた勉強は、科目も多いので、特に自分が苦手だった科目と向き合う機会が多くなり、自信を無くしてしまうこともあると思うし、私もそうでした。そのようなときは、自分はこんなにできないんだと責めることなく、たくさん解いていれば、自然に身についていくだろうと将来の成長に対してポジティブな気持ちを持ってほしいです。
また、面接は言葉に詰まってしまったらどうしようとか、想定していた質問と全然違うことをいわれたらどうしようとかいろいろ考えてしまい、とても緊張すると思いますが、それはどの受験生も同じのような気がします。面接と意識してしまうと緊張してしまいますが、最後に思ったことは、面接というより、会話だったなということです。

自分の伝えたいことをはっきりと伝えることができたら、それはとても良い結果を生むと信じて頑張ってください。