合格者の声|2度目のチャレンジ!団体の下調べを徹底し、国立大学法人に合格 井川 竜佑さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
内定先
国立大学法人 東京工業大学
公務員をめざした理由・契機
私は、以前銀行員として働いていました。職場環境や人間関係は良好でしたが、業務内容に対していまいちやりがいを見出せませんでした。民間企業にはノルマがつきものです。私の会社では、お客様のためになることよりもノルマを追うあまり、会社の利益を優先することが多く、お客様を騙しているような気持ちのまま仕事を続けていました。
思い切って両親に仕事を辞めようか迷っていることを伝えると、「自分の人生だから好きにしていいと思うよ、まだ若いからいろんなことに挑戦してみてもいいかもね。」ということを言ってくれて、転職を決めました。銀行員として働くうちに金銭面だけでなく、幅広い分野で人々のためになることがしたいと思い、公務員試験を受験することを決めました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけは、オンラインで受講できる所を探していたことです。私の住んでいるところは近くに公務員学校がなかったのでアガルートアカデミーの講座を受講することを決めました。
勉強の方針と進め方
まずは、受験したい団体の試験科目をしっかり調べ、どの分野が何問ほど出題されるかを把握しました。3月から勉強を始め、あまり時間がなかったので分野の取捨選択をして、いわゆる”捨て問”を作り、それ以外の勉強した分野で満点を取るようにしました。
また、私は仕事を辞めてから受験に専念していたので、1日中勉強できる環境でした。自分が集中できる時間帯が深夜帯だと分かったので、昼に寝て夜に勉強をしていました。また、集中できないときは「割り切って休む!」と決めて勉強していました。
失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫
実は、昨年にも公務員試験を受験していてどこの団体にも内定をもらえず、今年で2回目の受験でした。勉強には自信があったので、昨年は、受験先も本命と他1つのみの受験で「どこかには受かるだろう」と完全に油断していました。
しかし、結果は惨敗でとても後悔しました。今年こそは…と思い、しっかりと勉強の時間を作り、最後まで気を抜かず、油断せずに勉強や人物試験の対策に力を入れました。結果として、無事内定を頂くことができました。
教養試験対策講座のご感想・ご利用方法
教養試験は、数的、判断を中心に勉強をしました。解法を丁寧に分かりやすく解説してくださっている印象で、とても身に付きました。数的や判断は解法を知っていれば解ける問題が多いので、定期的に解法を忘れていないかチェックするためにテキストを何回も解いていました。
国語・英語は短期間では力がつかないかなと思い、国語・英語の勉強にはあまり時間を取りませんでした。また、他の科目は出題数が少ない団体が多いので、一度講座を受けて、試験前にテキストをさらっと見直すようにしていました。
人物試験対策講座のご感想・ご利用方法
人物試験は、一度講座を受講し、その後はひたすら質問に対するエピソードトークを用意し、そこから派生して聞かれそうな質問を考えました。
団体ごとに求めている人物像が違うので、それをしっかりと調べ、合致するようなエピソードを過去の経験などから準備し、一貫性を持たせることを意識していました。また、入退室の仕方は面接を受ける以前の問題なので、確認して自宅でも何度も実践して、自然とできるように体に染み込ませました。
学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?
前職を辞めてから公務員試験に専念していたので、勉強時間は多くありました。1日8時間は最低でも勉強することを決め、最初は昼に勉強をしていました。
しかし、あまり昼の時間には集中できることが少なく、「深夜に勉強してみよう!」と思い、夜から朝まで勉強することを試してみると、集中して勉強することができ、深夜帯に勉強時間を変更しました。また、集中できないときは思い切って「今日は勉強しない!」と決めていました。
直前期の過ごし方
私が受験する団体は関東圏が多く、私の自宅は九州にあるので、受験直前はホテルで過ごすことが多かったです。自宅とは違う雰囲気なので気持ちを切り替えて、いい緊張感を保てていたと思います。
受験直前は、時事問題を復習する程度で、あまり勉強の時間は取らずリラックスするようにしていました。試験への心構えは、緊張しすぎないように他のことを考えるようにしていました。
また、受験の日は早めに起きて、「よし、やるぞ」と声に出して気持ちを切り替えていました。
試験期間中の過ごし方
試験期間中は、今まで勉強した分野の復習に時間を充て、新しい分野の勉強はしていませんでした。特に暗記系の科目を中心に過去問を解いて復習をして、忘れている部分があれば、講座を見返して復習をしていました。
試験期間になるとどうしても試験のことが気になって不安になってしまうので、息抜きをしながら、今まで自分が勉強してきたノートやテキストを見返すことで「こんなに勉強したんだから大丈夫!」と自信を持って試験期間を過ごしていました。
教養試験を受験した時の手ごたえ
数的・判断は、重点的に勉強していたことや、もともと理系分野が得意で数字には強いこともあり、「満点をとれたな」という手ごたえがありました。国語も苦手意識はありましたが、ちゃんと文章を読んで要点をさらっていくことで得点できていたように感じます。
勉強に力を入れていた分野とそうでない分野で手ごたえは全く違いましたが、解き終わって見直しをしているときでも、自信のある問題だけで合格点以上は得点できているように感じていました。
人物試験を受験した時の手ごたえ
人物試験は、就職活動の時期にも行った経験があることや、公務員試験も2度目だったので、うまく話すことができたと感じました。
想定していなかった質問にもアドリブを利かせて、求める人材像にあったことを回答できていたと思います。笑顔で話すことを意識していたので面接官も笑顔で受け答えをしてくれる方が多く、いい印象で面接ができていました。前日に面接場所の下見を兼ねて伺っていたことを伝えると、良い反応をしていただけました。
合格・内定した時の気持ち
合格・内定した時の気持ちとしては、「今年こそは…」と思っていたのでとりあえずホッと安心しました。昨年は、どこにも内定をいただけず、苦しい時間を味わったので、今年は内定をいただけて、2年間頑張ってきて良かったなと、とても嬉しく思いました。
また、内定をいただいたことを家族に報告すると「やっとだね、良かったね」と言ってとても喜んでくれました。一人暮らしから実家に戻って公務員試験に挑戦していたので、たくさん迷惑はかけましたがこれから恩返しができると思っています。
いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?
合格の決め手は、やはり人物試験だと思います。昨年も筆記試験には合格していましたが、人物試験で不合格になってしまっていました。今年は、人物試験にも力を入れ、エピソードトークや受験する団体のことを調べてどのような人材を求めているかをしっかりと把握していました。
他には、一つのエピソードに対して深掘りして想定される質問をノートに書き、対策をしていました。面接時にも緊張せず笑顔で話し、しっかりと受け答えできていたと感じます。
公務員として実現したいこと,取り組みたいこと
公務員として実現したいこと,取り組みたいことは、新しいことに挑戦していくことです。新型コロナウイルスが蔓延し、民間企業や公務員の団体など、どの組織でも業務形態や組織の運営方針の変化が求められました。そのような未曽有の事態でも臨機応変に対応できるように、常に新しいことに挑戦し、従来の枠組みにとらわれないような方法で業務を行っていきたいと思っています。
幅広い分野で人々のためになるような社会貢献がしたいと思い、公務員を目指したので、大学職員としてこれからの日本や世界の常識を変えるような研究の推進やサポート、人材の育成など、学生や教員の方が今まで以上に活動しやすい環境を作ることを実現していきたいです。
受験生に対するメッセージ
受験生の皆さん、これから何十年と仕事をする上で今が一番大事な時期だとは思いますが、気を張りすぎず、しっかりと目的や目標を達成するまでの過程を大事にしていけばきっと合格できると思います。
昨今の公務員試験は人物試験が重要視されてきている傾向にあります。勉強に専念することも大事ですが、思いっきり遊ぶことや、ボランティア活動などいろいろな体験をすることや新しいことに挑戦してみて、その時に実際に感じたことを大事にしていってください。
受験をするにあたって不安や悩みなどたくさん出てくるかとは思いますが、家族や周りの人を存分に頼って、目標に向かって努力していってください。アガルートアカデミーの講師の方々もきっと力になってくれると思います。同じ職場で働けることをお待ちしています。